ハイスクールD×D 見初められし『赤』   作:くまたいよう

118 / 177
ある意味でまとめと~~。


シトリー眷属の動向

(ビナー・レスザン・・・・と、パスワードを使うような手段すら頻繁に使えなくなるとは不便なものです)

 

黒歌さんの件でサーゼクスお義兄さんと連絡を取って映像と音声が特注の魔方陣から、後少してで繋がるようになってくれていた。

 

・・・・『お義兄さん』・・・・リアス様と被る呼び方を避けただけですが、それだけで喜ばれた時期が思えば懐かしいですよ。

 

昨日今日で他勢力やら世界等への移送や連絡すら一苦労になったので念入りに不備や妨害を想定した状況下でなければならない。リアス様達はまだ携帯やネットが一時的に日本の全国規模で不備を起こした事態に遭遇したくらいですがね。

 

・・・・余程の実力者や名門を除いた側が確実に安全と想定した基準は魔力だけにしても個人から道具を使った手段だけで人間界で言えば通話や移動に掛かる費用がいきなり数万倍にインフレしたようなもの程度ではなかった。これだけで各界はガタガタであろうと考えながら、万事安全と確認されるまで暫し待ち・・・・そう、動くなら今から数日当たりがギリギリですが・・・・はてさて?

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

ソーナ・シトリーは学校に泊まり掛けながらも生徒会に関する表向きの活動を題目に自分の眷属を集めたが、直球な発言が出された。

 

「か、会長?・・・・今、何と?」

 

「ですから、シオン君の契約者の正体は恐らく姉様だと言ったのです。考えてみれば都合が良すぎるから、わかりやす過ぎるからこその盲点だったのかもしれません」

 

「あり得ますね、確かに都合が良すぎました」

 

「けど、それなら何故こんなに深刻になっているのです?」

 

「そうですよ、良い機会だからセラフォルー様に助けを求めて・・」

 

「ストップ!良い機会の逆だ逆!だからこそ不味いんだよ!」

 

「え?元ちゃん?どうしてよ」

 

「元士郎?説明してもらえるか?」

 

ソーナは注目された匙に素直に関心した。最近は思慮深さがかなりの域になっているが、自分同様に情勢に考えを及ぼしたのだろう、そして自分の考えを代弁するようなやり取りが匙が語り出した事から始まった。

 

「そうだな、セラフォルー様が姉ヶ崎を近付けて俺達に協力させた・・・・そりゃ良いさ?じゃあさ?姉ヶ崎はセラフォルー様からしたらどれだけの立ち位置だと思うよ?」

 

「そりゃ、下手したら危険な赤龍帝なのに溺愛してる妹な会長に近付けたからには?少なくとも信頼はしていて、どれくらいかと考えてみたら会長の眷属な私達以上に気を許す存在で・・・・あ、ああっ!?」

 

「そうだよ。詳細はまだわからないけど、今迄の事だけでリアス部長が姉ヶ崎にやった事は相当なもんだったと考えた方が良い!としたら、リアス部長は殺されはしないけど、只じゃ済まされねえ展開が高確率で有り得るぞ!例えば、あのマンションを提供したのがセラフォルー様だとした場合だけど?」

 

匙の言葉に居合わせ者達は特に理解が早い、もしもではあるが?セラフォルーを知る自分達だからこそ理解出来た。彼女は身内や気を許した者への情が深い反面、害した者に対する怒りの度合いがあまりにも強い。

 

「ま、まさか・・・・先日のイングヴィルドさんを再現したものがリアス部長を叩きのめしたりしたのは」

 

「そうでしょうね、マンション自体も人避けの結界くらいならシオン君だけで出来る範囲でしたが、内部の結界からあのレアアイテムは提供主が用意したとしたら?その提供主が姉様として思考が幾らか影響される場合?辻褄は合います」

 

「しかし、シスコン仲間なサーゼクス様の妹でもあるし・・・・いえ、だからこそかえって不味いのかもしれませんね。セラフォルー様の複雑な心理の賜物だったとすれば簡単な話です」

 

そうだ。聞いた話で昔から妹自慢の喧嘩が絶えなかったある日、ヴェネラナに二人揃って雷を落とされてなければシスコン仲間と言うより強敵と書いて『とも』と呼ぶべき間柄になっていたであろうサーゼクスの妹として多少なら多目に見てくれるだろうが、仮にそれすら通用しない怒りを抱く事をリアスがやってしまったとしたらどうなるか?理解してくれる眷属達に感謝しながらソーナは次の要点に話題を移した。

 

「それから、敢えて皆が避けていたであろう点がありますね」

 

自分の次に出す言葉に皆が注目したのを見計らってソーナは危険な話題を切り出した。

 

「シオン君がイングヴィルドさんを保護していた。それを姉様がどう関与しているのか?説明不用ですが、姉様がシオン君の契約者でなかったとしても正当な魔王と人間の混血等、新魔王の一角で特にレヴィアタンである姉様にとっては毒にも薬にもなる存在です。これはシオン君と一年も交流があった私達にも言えますが」

 

「そうですね、それに?もしもイングヴィルドさんが純血の悪魔だとしたら・・・・セラフォルー様の立場が危うくなります」

 

言葉に出し辛い話題、確かに現政権を揺るがすにはかなりのレベルだ。

 

『赤龍帝』と『正当なる魔王の血筋』

 

冥界にはこの二つだけで、今すぐに二人に刺客を送りかねない確執がある。篭絡しろと言われても一枚岩な意図なのか疑わざるを得ない。これは現魔王の身内云々程度で片付けられる話題ではないとして、ソーナは次に移った。

 

「そして、私なりに姉様の心情を考えた場合に出た推測の内、一番突拍子も無い事があり得ます」

 

「それは?」

 

「他にも言えますが、姉様は魔王としては成り行きでなったから上手く情勢が安定したら有望な相手に地位を継がせたがるような気配がありました・・・・但し、下手なのに継がせる程にいい加減ではありません」

 

それは現魔王を知る者達からしたら同意する内容だ。個性的ではあるが、決して後を考えないような者達ではないと確信している。

 

「そこで?例えば、姉様が後釜を考える場合?冥界の悪魔から純血や転生の括りを無くした暁には・・・・シオン君とイングヴィルドさんのどちらかに、次のレヴィアタンを継がせ魔王の一角にする。私が学校を作ろうとしている目的の先にある到達点に数えられる展開になりますね、それを見越して便宜を図っている可能性があります」

 

夢物語だ・・・・そう思ってしまう事だが、少なくともこれは悪い事なのか?と聞かれたら一切否定出来ない・・・・ソーナが言うように自分達も同意する学校作りから始まる夢の先の先にある到達点と出来るだろう。自分達よりスケールが大き過ぎるから直ぐにはそう思えなかった。それに?セラフォルーならやりかねない理由になる心当たりはある。

 

「当て付けとは違いますが、姉様なら私の目的の更に上を整えたがる思考になりかねませんからね」

 

尤もだ。ソーナの眷属程度としても悪い意味でもお姉ちゃんぶりたがるセラフォルーを何度か目の当たりにした側としては、有り得るとしか言いようが無い。

 

「まあ、あくまでも推測・・・・第一に?現魔王の方々はそう簡単に・・・・は」

 

『簡単に』

 

真羅は自分の話を一旦落ち着かせようと発した言葉にソーナが目を光らせて『それですよ』と無言で告げたのを感じた。簡単には退いたりはしない・・・・但し。それが有り得るとしたら?もしも、セラフォルーが明日を知れない事態を想定しているのだとしたら?

 

実は真羅はそれについて、少々だが心当たりがあるが今は黙っている事にした。

 

「では、私の結論を述べましょう・・・・丁度明日の土日からゴールデンウィークですから・・・・それを名目にして、私は『冥界に行きます』」

 

「え・・・・っ?会長、待って下さい!最近は人間界から他の世界に行くのは危険なんじゃないっスか!?少し前から徐々に連絡すら怪しいかもしれない状況ですし」

 

「えぇ、だから今行くのですよ?更に危険な状況になってからでは機会が無くなるし、それに下手人がいるとすれば『裏の裏の更に裏以降』を掛ける事になるでしょう」

 

『裏の裏の更に裏以降』

 

一理ある。確かに今は動けないとした場合の事を想定した場合が有り得る・・・・今のビナーに頼る以外はジリ貧と言える状況を打破する為に敢えて都合が良い存在を頼る事でも裏になる。リアスには悪い言い方になる事を含め、シトリー眷属は動かざるを得ないのだと理解した。




敢えて火中に飛込みおるか、ウサギみたいにならぬよう祈るしかないか。

とんでもねえ例えを出すな!俺等の元ネタ関連にしてもやり過ぎや!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。