何故か少し前の過去に戻った気分だ。
朝、起きて・・・・身体をストレッチしてと・・・・実はストレッチは得意だ。特に筋トレで鍛えるのとは違う『ズボラ筋』の訓練は『ある筋』で詳しい、そう思うキッカケは頭に過ると直ぐに振り払ってしまう俺、多分高校に入る前の生活からすら逃げたかったんだ・・・・何故なら、あまりにも居心地が良すぎたんだとわかってしまったからだ・・・・だからこそセラフォルー様の誘いに乗った。
そして、少し後にイングヴィルドと出合って保護を頼まれたマンションに着いた・・・・セラフォルー様、但し冥界から飛ばした思念体をアイテムで具現化したものから話が始められた・・・・魔力の瞑想に数えられるから鍛練にもなるとかでな・・・・規格外な話の割に、既視感がある?
話が終わった後に荷物の整理でもと思った俺は背後から抱き締められた・・・・何故か、何の真似ですか?と言う事も出来ない俺相手に暫く黙ってそのままでいてくれたな。後で目が赤くなっていた俺はその事に触れないでいてくれるセラフォルー様に感謝した。
・・・・・・・・。
そう言えば、近所のお姉さん・・・・。
・・・・?
・・・・・・・・?
・・・・?
思い出せない?
何だ?肝心な事が全然だ。思い出せるのは、名前と良く遊んだ辺り?
『シオン君!『股間』よ!『ルーネスお姉ちゃん』は股間が弱いわ!』
大声で股間言うな!相手は女性だ!それにバレたら意味が無い!
回想にまでツッコミは入れたくないわ!いや、流石にあの時はイリナは深い考えはない、こんなのは転生者故の不備だ!園児にあるまじき知識が・・・・そう言えば、あの嵐を呼ぶ園児の原作一話目は単行本にも収録されてないか、他に当て嵌めるのは身体が小さくなった高校生探偵とかか?
イリナと一緒に度々遊んだ事は思い出せるんだがな・・・・。
その日は幼稚園に遊びに来た『近所の紅髪のお姉さん』ルーネスさんは、園児に混じってサッカーをやっていた。
園児の遊びらしく?エリア外からPKやる場までなら、パスとかされるの含めてどう撃っても良いわなルールで何名かが順番にシュートをして、キーパーの私から点取れたら好きなお菓子奢ってあげる♪♪ケーキも可な流れになり、その最中にルーネスさんは不意に放たれたイリナの股抜きシュートに不意を突かれたから慌てて止めた。それを見たイリナはそこが弱点だと推測したようで、最後に控えた俺の番になった際に股間を狙うように声を掛けられた・・・・それだけでなく?
『ふふん♪♪やってみる?さあ、シオン君・・・・私の股間の奥深くに・・・・男らしい一発を決めてみなさい♪♪』
何故か、それらしい年齢に向ける口振りだが?イリナを始めとした園児達は意味がわからないもんだから。
『挑戦状だ!』
『いけぇ、シオン君!』
『あのお姉ちゃんの『股間から奥にあるゴールに』決めろ!』
『そうよ、股間をぶち抜くのよ!』
周りの声援にルーネスさんが更に悪戯っぽい微笑みを浮かべた事で確信犯だとわかった!
最低だ!・・・・園児達を使いやがりますか・・・・?意味がわからないのが羨ましいわい!幼稚園に来た実習や体験?なお姉さん数名は注意どころか勉強になってますな目を向けてやがる!その中で小柄なのと、不良っぽいけど真面目そうなのと、唯一の男子一名は引いてる・・・・確か、近くの高校から来たんだよな?俺はルーネスさんから意味がわかってそうね?と目で問いかけられとる!おのれ、何か『探り』を入れられてるとは感じてたが、こんな手段が来るとは!
とにかく俺はやるせなさを込めたシュートを撃ってやった!
フェイントも何もないエリア外からのストレート軌道だから、ルーネスさんは股の下を抜かせたと見せかけて後ろから伸ばした手でキャッチして余裕を見せようとした・・・・某鋼鉄の巨人みたいな流れだが?
『俺の勝ちだ』
ストンっと落ちたボールはワンバウンドして股間を抜き、ゴールに入った・・・・あの辺りで主人公が前の試合で自分の代名詞な技を力の掛け方を多少変える形だからこそ即座にラーニング出来たシュート使えばこうなったような展開だ。
呆然としたルーネスさんは抗議するように叫んだ!
『卑怯よシオン君!こういう場合は?男らしく堂々と抵抗なんか無意味にする一撃で私の股間の奥に凄いのを決めて打ち負かすべきじゃないの!?』
『そうよ!前から思ってたけど!?シオン君はここぞと言うところは小細工無しで堂々とした一撃を決めるべきよ!折角将来楽しみな良いもの持ってんだから!』
わかって言ったのが言うな!それから便乗すんなイリナ!それと、良いものってのは単純な身体能力とかか?
何故か一部しか覚醒出来ない意識の中で回想していた過去はアホな部分に塗り潰された。因みに楽しそうに間に入った実習?なお姉さん達にしょうもないやり取りを仲裁されたが、俺はドン引きしてた側から頑張れと言われた気がした。
・・・・・・・・。
私、ロスヴァイセは祖母とは正反対な素行での過去を楽しげに語るルネアス様にすっかりペースを握られてたのを感じていました。
「まあ、そんな感じで楽しい日々だったよ♪♪」
意味がわかってなかったのまで思い出してイリナさんは恥ずかしそうにしてますね。それと良いものとは一体?
「むう、確かにそこは小細工無しで堂々と股間を抜く一撃を見舞うべきだ!」
真面目に語らないで下さいよ意味がわかってないゼノヴィアさん!?と言いたくても言えません!説明するのが恥ずかし過ぎです!グリゼルダさんとグレイフィアさんも私と同意見ですねえ?知らぬが仏、言わぬが花とする気にもなれません。
グレイフィアさんの泊まった旅館に連行されて一通り絞られた後にルネアス様が目を覚ましてからすっかりペースを握られてしまいました。
グレイフィアさんは何かを察しているようですね、養父のジオティクス様の母キシス・グレモリー様は隠居していますが健在らしいので、察するに昔通りルーネスと名乗ったルネアス様に義理の祖母に近いものを感じて何処か踏み入れないようです。
・・・・先程に?
『まあ、良いじゃん?『捨て石』の次は『口封じ』だったかもしれないんでしょ?』
確かに、教会側が既に解決した聖剣絡みの事件でコカビエルが相手かもしれない場に新米二人を送るだけだったのは気にはなっていた。
正直、年期の桁が違うのでここは任せるのが正解のようです。
え?今日は僕が言うの?仕様がないなあ・・・・辞書とか読む以外にもやり方によっては興奮できちゃうのが多いって回だったね、以上。
真面目にやれやこらあっ!
※途中のゲスト?はご察しな連中。