ハイスクールD×D 見初められし『赤』   作:くまたいよう

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乗り込んで来た側のリアス達への処遇は?

内◯名の対応回。


リアスと朱乃の修行

『私達は子供が欲しかった』

 

 紫乃さんが語った事。

 

 シオンが産まれる前・・・・何度も流産を繰り返して、仮に次に無事に産まれてくれても・・・・これまでに流産を繰り返した事でボロボロになっていた身体に更なる負荷が出る確率が極めて高いという医師の言葉すら受け入れたのだと。

 

 一縷の望みを掛けて、新たに自分の中に宿った子を無事に産むまでに毎日祈るべき対象に祈り続けたと。

 

 そうして、漸く無事に産む事が出来た子は医師達が不安になるほどに泣く事すら少ない未熟児に近い男の子だったけど、紫乃さんは夫と一緒に『詩音』と名付けた子に心から感謝を・・・・自分達の子として産まれてくれた事に泣きながら感謝をしたのだと。

 

 正直、物心がついた時期からあまりにも大人びていたのは不安だったらしい・・・・けど、イリナさんと関わり出して以来は吹き出す事もあるくらいに珍事件と珍騒動の絶えない毎日・・・・その中にルーネスさんが加わって以来はおさんどんすら難なくこなしながら詩音が周りに馴染んだのは素直に喜んだとのだと。

 

 流石に脳天ダンクされた後に皆の前でイリナさんに首絞めをしちゃったシオンは勿論。

 

 ファッションに疎いシオンに女の子の格好させて街中を一緒に歩いたルーネスさん。

 

 近所のガキ大将を倒した後にペナルティとしてルーネスさんに眉毛を剃ってもらう際に言い間違えて両方を剃らさせちゃったイリナさん。 

 

 他にも、まるで某嵐を呼ぶ園児達にガキ大将として加わった主人公の叔母のような図になる騒がしい日々、度が過ぎた事には雷を落として反省文を書かせてたりはしたけど、騒がしくも楽しい毎日だったらしい。

 

 イリナさんが外国に行き、ルーネスさんは地元に帰った後だったらしい・・・・シオンが時々一人で遅くまで帰って来なくなった事が続いた以外は平穏だったけど、程無く紫乃さんが倒れて徐々に今の状態に繋がった。

 

 くみお婆ちゃんがどこまで把握しているかは知らないけど、紫乃さんの赤く光る目を見た私の中では全て繋がった。

 

 紫乃さんにはシオンとの繋がりがある・・・・シオンが赤龍帝の力を発現させて間もない時期に普通の人間では耐えられないエネルギーが紫乃さんに流れたりしたのだろう、それで身体を壊してしまった・・・・一般人からしたら、医師が予想した影響が出たのだとしている。

 

 似ている・・・・これでは私が見たものといずれ同じになる。

 

『シオンの前世』と。

 

 私は小猫から聞いた話を思い出して『シオンの契約者』に感謝した。考えが正しければ、駒王町に来る前に紫乃さんの近くで魔力を全力で戦ったりしたらいけない結論を出し、才能任せな戦いをやらないようにしたのだろう。

 

 特に『炎』はいけない・・・・シオンの使う各属性の力は私達とは異なり、自分の中の全てを周囲と同調させて放つ類い・・・・『今の人間界』で、もしシオンが紫乃さんの近くでバラキエルさんに使おうとした技を撃ったとしたら・・・・。

 

 恐らく、私達は核心には迫っている・・・・けど紫乃さん・・・・つまり、私が出会う前のシオンの事を把握しようとすら出来なかった事で、実は私はそれ程に他より優位性がなかったと理解したわ、自分が元凶である事から悪い意味での勘違いをしていた。

 

 まだ迂闊に断定しない方が良いけどと考えた辺りで、もしも・・・・もしも性急に事を進められるのが『私以外に可能』になるとしたら。

 

 

 

 

 

 

 

ズダンっ

 

 

 

 

 

 道場に響く音。

 

 私と朱乃はくみお婆ちゃんに代わる代わる向き合って組み手をしては数秒で投げられて録に受け身を取る事も出来ずに道場の床に背中から落とされていた。

 

 柔道着を着て、念の為に受け身の練習をした後にくみお婆ちゃんに魔力を使わず素手なら何でも良い条件で稽古を付けて貰いなさいとルーネスさんに告げられた。

 

 紫乃さんと話したいけど、それに関しては? 

 

『じゃあ、どっちでも良いから?くみお婆ちゃんから一本取ってからにしなよ、但し一本取られたら私達は紫乃さん連れて退散する。体調相談は引き継ぐよ』

 

 グレイフィア義姉様がいるのもあるけど、私達は抗えなかった。それで向き合って何の殺気も感じないお婆ちゃんがいつの間にか目の前に来て投げられていた。

 

『はい決まり、レンタル自転車は私達が途中で返しておくよ』

 

 そう言って、紫乃さんを連れてルーネスさん達は去っていった。グレイフィア義姉様も口を挟まずにルーネスさんに従うまま・・・・一本取れさえすれば行き先を教えてあげると言われたので取ろうとしたけど、やはり向き合っても殺気一つ感じさせず。ニコニコしている以外は何の気配も無いくみお婆ちゃんが、音もなく目の前に現れてたと思ったら、目の前の景色が反転して気付いたら投げられてを延々と繰り返していた。

 

「未熟・・・・これでは小学生の時のシオン君にすら勝てませんわね」

 

 どこまで把握しているかはわからないけど、流石に小学生の時のシオン以下と呼ばれて憤りを隠せずにくみお婆ちゃんに再度向かって行って襟辺りを取りながら組み合おうとしたけど、視界から消えたと思ったら背負い投げで投げ落とされたと薄れ行く意識で理解した・・・・そして、私は思い当たったわ・・・・投げ飛ばすか落とすかの細かい違い以外は擬似的なイングヴィルドさんの動きと同じ・・・・恐らく、シオンが伝授していた・・・・だから、ああも鮮やかに投げ飛ばされたのね・・・・。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 私、グレイフィアはワゴン車にしては性能が高い車の運転をしています。

 

 リアスと朱乃さんは『彼処に軟禁』・・・・いえ、留めさせて修行をさせておくとする案には賛成だからですが?

 

「どれくらい掛かると思います?」

 

「くみさんが病気にでもなんないと一生無理」

 

 バッサリ言い放ちましたね、ルーネスさんと名乗るこの御方は・・・・まあ、私から見てもあの悪魔顔負けな不老の女性は恐らくヴァスコ・ストラーダとは違った形で人間の到達点、人間界に来る直前に手合わせした時のシオン君の強さの秘密があの御方に小学生の頃に鍛えて貰ったからと聞いた時、私が奥様に聞いた状態になってからの戦いで不覚を取らないでいた事への疑問は大半が解けました。正直、手合わせした時は良くも悪くも『柳の葉』でしたから冷や汗ものです。

 

 しかし?もしも、くみさんが悪魔等に関わって大戦に参加するような事になっていたらと思って身震いした。

 

 サーゼクス・・・・貴方の奔放さに辟易していた時に?『世界は広いんだよ』と言っていたのを思い出したわ。確かに、魔王としての立ち位置より、あのような御方と出会える事で得られるものの貴重さを求めたのは一理あると認めざるを得ない部分はありました・・・・せめて、リアスをシオン君と同じように、小学生に入った辺りの時期にあの御方に会わせるような事が出来ていれば・・・・いえ、今からでも遅くありません。少なくとも冥界にいた時のままよりはずっと良い、シオン君や紫乃さんには面目無い事になってしまいましたが。

 

 さて、リアス達は暫くあのままとして、後ろの席に座るイリナさん達が算段通りに行くかですね。

 

 そして、紫乃さんを見た時にビナーの意図も状況も私なりに読めた!万が一の時はやむを得ませんね・・・・出来れば?『義弟』として迎え入れたかった。これまでとは違うタイプですから最適とも考えましたが、これは私が最悪の事態を防ぐべき・・・・そう、もしもの時は?

 

 

(私がシオン君を殺します!)




知らない世界に転生して、問題と課題多々あれど?それなりに平凡にやってたハズが、いつの間にか個性的なのに囲まれたり目を掛けられたりしながら生死をかけたドキドキスクールライフ!?予想できない展開ばかりでハートが危険に動かない日が無い日々に突入で俺の学園生活どうなるの?


ハイスクールD×D 赤き龍へのマーダ-ライセンス


明かされてないの部分をネタバレせんようにまとめるとこんな感じか?・・・・良いのう♪♪主役昇格した辺りから死にかけて出番ほぼ無しのオリ赤龍帝は知らぬ間にどきどきなラブコメ主人公っぽくなれて幸せやのう♪♪

くう・・・・出番激減をバカにしとるんか?って、言いたくても・・・・にしてもこいつはぁぁっ!?
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