「うっ、うぅぅ・・・・ヒドい!ヒドいぃぃっ」
ロスヴァイセさん号泣ね。
冥界のグレモリー本家に届いた伝聞で、先程にグレイフィアさんに事情を伝える為にも来た内容は?
『このオーディンの付き人ヴァルキリーが、所用先の不手際が元で、一旦世話になっていた赤龍帝が滞在するマンション内で爆破事故を起こして倒壊させる事態を招いてしまったのは申し訳ないとしか言いようが無い、日程を定めて謝罪に行くのでそれまでは寛大な処置をお願いしたい、尚?下手人である娘は行方不明のようだが発見次第に引き渡しに行く。先に其方が発見した場合は煮るなり焼くなり好きにして良いので、勢力間の平穏を崩さぬよう、北欧の主神として謹んでお願い申し上げる』
とんだ濡れ衣だわ!
主神オーディン様はシオン君のマンションはロスヴァイセさんが爆破しちゃったで話を進めてる!真相も何故知ってるかも不明なのに!
にしても・・・・なんかおかしいわねえ?展開が早いから、それなりどこじゃない『裏』がありそうだけど。表向きロスヴァイセさんが不祥事起こして、自分のキャリア汚した堕ちたヴァルキリーとして世間から見られるのは変わらないのよねえ。そんなロスヴァイセさんにルーネスお姉ちゃんは?
「え~と、この場合は・・・・一応はあの辺りの管轄者のリアスちゃんに裁断を任せるべき?」
「はい、ですがリアスは修行中ですから?一旦は学園に預けつつ自宅を爆破された形になるシオン君の意見を交えて処分を検討する機会を得なければなりません」
「幾らなんでも強引・・・・いひゃひゃっ・・・・シスター?頬を摘ままんでくれっ!」
「貴女が言いますか?連れ帰りたくても、そのロスヴァイセさんと共闘した以上は貴女も火種になります!」
「正しくですね、単純な話で爆破した後にシオン君のところに仲良く飛ばされたくらいなら時間稼ぎになるから良かったのですが」
益々ロスヴァイセさんを泣かせる会話内容。
でも、私達に関してはその通りね・・・・どうしたものかしら?私もこのまま体よく帰ったり出来ないし・・・・多分ルーネスお姉ちゃんは?
『時間が長くない』
このまま、おバカなだけの娘としてロスヴァイセさん以上な目に遇わされたら・・・・せめて、シオン君に泣きつきに日本に来たとかな、ら・・・・っ!
『シオン君のとこ』?
『マンション』?
それから、日本ではもう・・・・?
「名案だわ!」
周りが私に注目した。この際毒を喰らわばなんとやらよ!
「おい、イリナ?今度は何を考えた?」
「決まってるわよ!要するに、火種になりたくないなら顔が広いののとこに行ってと言うより『行っちゃって』相談してました状態にしちゃえば良いのよ!ロスヴァイセさんも来れば、話題に出たように時間稼ぎにはなります」
「『顔が広いの』・・・・誰だ?」
「決まってるわ!シオン君よ!今直ぐにくらいのタイミングで合流しちゃえば良い!それなら時間も誤魔化せるわ!」
「体よく利用し過ぎなのは関心しませんが?」
「構いません、要は最悪の展開に繋がらなければ良いんですよ!今すぐに冥界にいるシオン君のとこに飛んじゃったになれば周りを誤魔化せます!」
「そんな都合良く・・・・」
「大丈夫!考えが正しければ、シオン君のマンションにその都合良いのがあるわ!」
我ながら、正に悪ガキの思考・・・・紫乃お母さんの件で用心深さと割り切りの大切さについて学び直したと言える部分があるにしてもね、シスター・グリゼルダすら本音では自分達を始末させたくはないと見て取った私の次なる作戦開始よ!
そんなこんなでシオン君のマンション。確かに倒壊してるけど周りには被害が無いし、結界のせいで認知すらされてはいないのに大人達すら驚いていたわね。念の為に周りに監視の目が無いかを確認してもらった。ロイガンさんの眷属がいるだろうけど、この際は全面的に信用よ!グレイフィアさんも私達がいない方が『都合良い』!近くのマンホールから地下に入った私達が目の当たりにしたのは?
「ビンゴよ!」
グレイフィアさんすら目を丸くしているわ!解析した結果で。
『行き先が九割方は自由な転送特化型の使い捨て?魔法陣』!
しかも、定員『三名』・・・・多分だけど、シオン君にイングヴィルドさんに・・・・誰か協力者が一名いる?って状況?それを踏まえてイザって時の為に残したのね!
「まあ、これで時間を多少誤魔化せば三名はマンションが何故か倒壊した時にこれで赤龍帝のとこに行ったには出来ますが、戦士イリナ?聞きたくありませんが、何故貴女はこんなのが予想出来るのです?」
ルーネスお姉ちゃんの方を必死に見まいとしてシスターが顔をひきつらせてるわね。まあ、半分はルーネスお姉ちゃんのお陰だけど、もう半分は?
「ふふ、伊達に『あの』シオン君と張り合ってはいなかったですよん♪♪じゃ行きますので、ゼノヴィア、ロスヴァイセさんを支えてて、まだ脱け殻手前だし」
そんなワケで、転送を開始した。都合良く地下室に緊急用物資がたんまりあったから頂いていくわね!待っててねシオン君!考えが正しければ?
『護衛くらいはやれる!』
・・・・・・・・。
「サーゼクスみたいなのとは違いますが、大したフリーダムさと言うか、ナチュラルな強さとやらですかね?」
凄まじい性能、失伝魔法に近いものでイリナさん達は転移しました。あれなら最近の各界にある妨害や不備等は恐るるに足りない。
「いや、想像以上だったわ」
イリナさん達を何故か事前に紫乃さんに会わせてシオン君達のところに送る算段でしたが、此方の用意した手段が無意味になりました。
ル・・・・そう、ルーネスさんも感心してますね、若手が自分達の上を行くのは悪い事ではありませんが?
「何でつくづくつくづく、普段がああなれないのか・・・・」
グリゼルダさんが嘆いてますね・・・・確かに、イザと言う時に強いのは良いのですが、それ以外が問題過多なのはと考えると・・・・ご愁傷様です。春日部とやらの無駄遣い以外は見習いたい主婦の心境のようです。まあ、アレはヤンチャ成分過多ですが、明らかに思春期パワーですね、自分優位から対等に拘りたい・・・・良く言えば?意中な相手と同じレベルでありたい向上心があって結構、とにかくイリナさんの野生?には称賛送ります・・・・さて、リアスが離れてた場で修行だから良い機会。
「・・・・」
「行くの?」
「ええ、私も正解を出さなければならない時が来たようです」
「でもね、君じゃ?その妹ちゃん・・・・『白龍皇』には勝てないよ?」
「でしょうね」
聞かされた事ですが、私的な事もですがビナーが何故か白龍皇になった謎も解かなければなりません。リアスとシオン君をどうする気なのか知らないといけませんからね、多分力づくでない限りは無理なら?やむを得ません、ロスヴァイセさんのように体よくな言い分、此方は姉妹喧嘩程度に片付けられるからこその図・・・・。
「ご武運を」
「・・・・死ぬんじゃないよ」
お二人には悪いですが黙って進むしか無いですね、シオン君を万一の時には手に掛ける覚悟以上が必要な相手の妹がいる駒王学園に向けて歩を進めた。
ついに、過去の謎と対峙するべき時。
次回、駒王学園最後の日!
銀色の殲滅女王VS全てを知りし白龍皇!
・・・・えぇと、何でこんな真面目なんですか、詐欺じゃないですよね?・・・・もしもし?もしも~し?