ハイスクールD×D 見初められし『赤』   作:くまたいよう

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先ずはいきなり全面対決ではなくて前哨戦?からですが、メインはちゃんとやります。

グレイフィアVSビナー編開始!


グレイフィア、学園に来訪す

私はあの娘ともっと早く向き合うべきだったのかもしれません・・・・身内の中でサーゼクスとの仲を否定しないでいてくれたビナー。幼い頃に養子に出された私の双子の妹・・・・しかし、私は理由がわからないけど昔からビナーを避けていた。そのツケが回って来ているのかもしれませんね、そして、私は駒王学園の校門の前に立つ・・・・部活関連は最近の『表向きの情勢』で中止な上に日本ではゴールデンウィークなので、一般生徒は学園内にはいないハズですからとして・・・・門を潜りました。やはりと言うか、外からは様子がわからないよう結界が張られていましたね・・・・校舎の入り口から中間にある噴水の前に立つのは?

 

「お久し振りですね?」

 

「ビナー・・・・」

 

自分と瓜二つな容姿・・・・ですが、私よりは寛容で社交的とか言われた笑みを浮かべていますが?

 

「幻影でなく、直接来なさい」

 

「流石にわかりますか?どうやら、多少は見る目が上がったようですね」

 

敢えて聞き入れた。昔から互角と言われてはいましたが知力に関しては全ての分野では良くて互角が精々で特に物事を見透せる目という点は完全に負けていた。

 

「早速、本題です。貴女の知る事を全て話なさい」

 

「駄目」

 

「・・・・子供のおこづかい要求に対する駄目出しのようなノリな返答ですね?」

 

「待ち望んだ相手に自分達の不始末の産物を送り込んでくれた者達の下っ端に甘んじてる御方には相応しい対応と思いません?」

 

『自分達の不始末の産物』

 

ビナーの言う事の内容は理解出来る。自分に相応しい赤龍帝を待っていたと推測した場合、余計な負荷を掛けてしまった私達は本来は門前払いしたいだけの迷惑な者達なのでしょう・・・・しかし、私には?と考えたらいつの間にか姿が消えて横からわかりやすく近付く気配があった。

 

狩衣姿・・・・察するに陰陽師ですね、長いおさげで切れ長の線の細い身体付きですが、確か?

 

「初めまして、グレイフィア・ルキフグス様ですね・・・・」

 

「はい、貴女は二年生の『加茂忠海』さんですね?」

 

「はい・・・・僭越ながら、話が終わったら挑戦をして良いという約束なので、しかしスーツ姿ですか?グレモリー家で普段しているメイドコスチュームではないようですね?」

 

「?」

 

「いえ、知っている者が何故かそういうのも、ええと?わかりやすく言えば『セラフォルー・レヴィアタン』様に良く似合うような服装を好むせいで、其方で来ると思ってまして」

 

私は表情が険しくなっているのを自覚しましたね、先程のやり取りに加えてセラフォルーの名を出すとは・・・・彼女は一連の流れで『シオン君にリアスを近付けた側』にとっては・・・・しかし、気圧されるどころか彼方も戦意が高まっているのが見て取れた。

 

「ふむ、何故かは問いませんが?少なくとも真剣に私に戦いを挑みますか?」

 

「はい、細かい事は後にして?少なくとも魔王級の悪魔と戦える機会を得れると聞いて此処にいます!一手相手を願います!」

 

・・・・バトルマニアの目ですね、私の感情を逆撫でしてまで相手をさせようとしましたか、中々気概はありますね?ならば相手はしましょう。

 

 

 

・・・・・・・・その頃、校舎の最上階では?

 

 

 

校舎内、リアスさんのクラスで即席に・・・・そうですね、学園祭で喫茶店をやるような図にして私、ロイガンと木場君にギャスパー君がビナーさんに集められて『ティー・タイム』です。

 

「さて、何分もつか賭けますか?」

 

「呑気にティー・タイムとは・・・・」

 

「ギャスパー君は隅のダンボールに入ってますがね・・・・」

 

「・・・・」

 

「よいではないですか?私も・・・・『頭を冷やしておいてからにしたい』・・・・心境、なのですよ?」

 

ゾクッと来た。ある意味でこの御方の本音が出るかもしれないんでしょうね・・・・時間との戦いの意味が攻め込まれた側にあるのは、まあ珍しくはないんだけど・・・・この場合はどちらが有利になるのかしらね?

 

リアスさんを別の場所に閉じ込め・・・・じゃなくて修行させ始めたから、近い内に魔王級が乗り込んで来ますよとか言い出しのよ、確かにサーゼクス・ルシファーの妹とセラフォルー・レヴィアタンの妹が学園から離れた今は絶好のチャンスね・・・・冥界内では何か騒いでも上手く立ち回れそうなのが来るとしたら?な状況。

 

「おや、頑張りますね?」

 

映像では戦いが佳境に入った。確かに数分もつくらいだけど?

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

正直、感心していました。

 

多少痛い目に合わせる程度はやむを得ないとして剣と体術で相手をしましたが、単純なパワーやスピードでは驚きもしてない・・・・余程の実戦を経ていますね、札から放たれる五行・・・・各属性の攻撃も大したもの・・・・ですが?

 

「ぜえ~、ぜえ~・・・・」

 

実力差を埋める為の奮闘で体力を使い果たしていますね、無傷では済んでないので出血もかなりのもの・・・・ならば?

 

「うっ・・・・」

 

「良く頑張りました。魔王級と呼ばれた身として高評価をさせていただきますよ?」

 

血止めの急所を突いた後に鳩尾周辺を刺激させて貰いました。これで眠れば二日もあれば普通に動けますね・・・・。

 

「うっ・・・・く、それはどうも・・・・ですが、その状態、で・・・・ビナー様に・・・・勝てますか?」

 

「何を?・・・・っ!?」

 

手足が重い!これは・・・・っ!?

 

「ふふ、私なりの『勉強の成果』・・・・で、す」

 

私の両方の手足は加茂さんの返り血が触媒になった術が発動されて凄まじい負荷を掛けられていた。これは今すぐに解除したいのなら手足を切り落としても無理ですね・・・・何を考えていたかは知りませんが、ビナーの同陣営とした場合、他の勝利の為に自分の命を失いかねない戦いをするとは・・・・眠らせた加茂さんには評価どころか自分の負けを認めたい気分になった。

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

「・・・・見事っ!」

 

ビナーさんだけでなく、僕達も心底感嘆していた。あのグレイフィア様に不覚を取らせるなんて・・・・アレは陰陽師の術を知ってる漫画の知識を加えての応用である以上に手足からでも全身を悪魔祓いの力で蝕んで死に至らす程の効果を出せる危険なものだ!

グレイフィア様クラスでなければ手足の負荷程度では済まない、僕なら死に至るかもしれないくらいだ!シオン君から規格外の化物に挑み続ける凄い人と聞いていたけど・・・・っ!

 

「さあ、これは闘志を刺激されませんか?」

 

悪役そのものな言い分、だけどわかる。彼女の方が僕達より上だ!

 

一部除いて、冥界から部長の安全を保つには魔王級な詰問者が来た際に認めさせるくらいしかないから自分だけじゃなくて僕達みたいなのが戦って評価される必要があるとはビナーさんの談だけど・・・・それ以前に僕達には加茂さんみたいな闘志が無かったと痛感した。

 

なら!

 

「ふふ、行きますか?では・・・・」

 

一旦引かないで校舎に入るグレイフィアさんに向き合うべく、僕は次の相手になる事を志願した。




おぉ、天晴れぞ!

・・・・何故かバトルものっぽくして来たなあ。
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