恐るべしは糠漬(汗)
「お話と言うのは?」
アーサーさんとルフェイさんが来た翌日、くみお婆ちゃんが何かの打ち合わせをしているのと別に私とリアスはルフェイさんと一緒に客間で向き合っていた。リアスには何かの算段があるみたいと考えたけど?
「『ペンドラゴン家』の御方にお願いがあります」
『ペンドラゴン家』・・・・直球過ぎるけど、私にも何となくわかりましたわ!かのアーサー王の末裔、一説には竜(ドラゴン)の因子を持つと言われる・・・・真相はともかく、竜と来れば?
「赤龍帝さん絡みですか?」
言い当てられましたわ、リアスが何故か初対面の兄妹をペンドラゴン家の者と見抜いたかは後回しと考えながら返答を待ちました。恐らくはかなり探り合いが長引くと考えた辺りで?
「喜んで♪♪」
「あの?そんなにアッサリ・・・・?」
「実はですね?私は記録に残っていた『おっぱいドラゴン』の大ファンなんです!今の代の御方はどちらかと言うと兄様や実家のメイドさん寄りみたいですが、人間界で言えばバイクに乗らないお面の戦士をダークヒーロー染みた感じにして戦う事をしているギャップも中々興味深いですので、何かお近づきになれるキッカケになりそうなので是非♪♪」
両手を左頬の横に組んで、無邪気な顔の見本で言うルフェイさんだけど、否定は出来ませんでしたわね、現に私とリアスはそのように言われる感じに近いシオン君に助けられて・・・・。
「え、と・・・・お願い・・・・の件なのだけど?」
「あ、はい・・・・話戻しましょうね♪♪」
リアスが目が笑ってない顔で話を戻し出しましたわ、独占欲程度では・・・・アーシアちゃんの件で推測出来る限りでシオン君はルフェイさんのように素直なタイプには・・・・。
「あの、お二人共?目が笑ってない顔ですけど?」
「「気のせいです(わ)」」
「はい、では赤龍帝さん絡みの何を頼みたいのですか?」
「正確には龍についての知識を知る限りのから思い付く限りあるだけ欲しいのです。得になるのも勿論だけど?龍にとっては害になるのも、欲を言えば特に強力な龍・・・・例えば全盛期の赤龍帝や白龍皇を殺せるくらいのものについてを範囲に入れて!」
底冷えしてしまった。全盛期の赤龍帝や白龍皇?
つまり、リアスと出会う前のシオン君からビナー様ですら殺せるくらいのもの?
「意図は?」
「私達は、シオン・・・・つまり、今の赤龍帝に頼っている状況・・・・私が敵になったつもりで考えれば、言ったような有益なものを封じ、逆に龍の天敵になるようなものを用意出来るだけ用意して戦う事を選ぶ、だから先手を取られないように今の内から対策が必要なのです・・・・」
ビナー様の事を削った言い方、言っている事は尤もですが、私に言わせればリアスが・・・・『最後の手段』を使わない形で敵になったシオン君とビナーさんを無力化する手段を欲しているとも・・・・けれどルフェイさんはアッサリした顔で告げた。
「わかりました。確かに、おっぱいドラゴンみたいに覇龍の負荷やサマエルの毒でボロボロにされた末に、一部だけど『冥界に謀殺』されては目も当てられないですからね」
『冥界に謀殺』
聞き捨てがならない事ですわ!リアスも目を丸くしている・・・・そこから聞かされたのは、思わぬ誤算・・・・私達は、何代か前の赤龍帝についてを見落としていた。何故かリアスは、ガタッと立ち上がり飛び出したけど、部屋の外に出たところをアーサーさんにアッサリ無力化された。そして、状況を遅まきながらに悟った・・・・私達はまんまとシオン君から引き離され『軟禁』された・・・・せめて、極端な話でサイラオーグさんとの取り決めのような件で外へ出向く場合、済んだら直ぐに帰るようにリアスが告げておくべきだったと、そうすれば・・・・。
「それより・・・・これからどうするか考えるべきですよ」
「っ!?」
昏倒していたリアスが・・・・立ち上がりながら雰囲気が変わった?いえ、これはと考えた時に。
「成る程・・・・リアスさんに魂を奪われたのですね・・・・『シオン君』?」
「恥ずかしながら・・・・『冥界にいる俺に何かがあったようでこうなった』と思いますが・・・・何となく、それ以降の記憶が流れて来てますね」
いつの間にか背後から近付いていたくみお婆ちゃんは悲しげにリアスを・・・・いえ、違うわリアスの身体を『内部から乗っ取ったシオン君』に語りかけていました。ペンドラゴン姉弟もある程度事態を悟って言葉を無くしている。ですが、これでは大誤算とすら生温いと思った時。
「じゃあ、冥界に行きますから」
事も無げに言い切った。リアスには悪いけど、それについては賛成なのです。私達はビナー様の掌の上で握り潰されないのが幸いな図式にされているので・・・・でも、くみお婆ちゃん相手に・・・・。
「良いでしょう、但し?私から一本取ってからのお話ですよ?」
道場に移動して、改めてくみお婆ちゃんと向き合うシオン君?試合前の一礼をして、私達も何度もやられた無拍子からの接近がいきなり来てシオン君が背負い投げをされたと思った時、シオン君は空中で身を翻して着地・・・・敢えて投げられた?『あらあら?』と困った笑顔を浮かべるくみお婆ちゃんの額に指を当てた・・・・。
「相変わらず・・・・優しいですね、あまり刺激しないような投げ方になってたからこう出来ました」
「腕を上げましたわね・・・・」
「誉められた形じゃないです」
そして、私達はくみお婆ちゃんの家を後にする事になれるのですが・・・・不正どころではない形なので改めて、後日稽古を申し込まなければなりません、そして?
「さあ、シオン君?腕をお上げなさい♪♪」
「はい・・・・」
リアスの身体=女性の身体なので着替えるのが一苦労だと思ったので私がお手伝いしていますわ。イングヴィルドさんの件を含めても他はともかくブラを嵌められないかもしれない予感は当たったので、私が付けてあげました。女性にノーブラは厳禁なのですな力説を赤面して聞きながら学園の制服に着替えるリアスの姿をしたシオン君?・・・・可愛いですわね・・・・うふふ、これが役得と言うものかしら?
「高校生になって、お着替えを手伝ってもらうのは新鮮でしょう?お望みなら、毎日学園のネクタイくらいなら結んであげますわよ?シオン君は何気に無難なやり方しかしてませんから」
「まあ、それなら練習しておきますよ」
予想通りの返答で嬉しいくらいですわね、シオン君のネクタイを結んであげたり可愛い格好させて遊んでみるような将来を所望したいのですけど、今踏み込むのは公平でありませんね。
「ある程度、事情を知っているようですけど?部長は暫く目を覚まさないハズですが・・・・何かあった時には後を頼みます」
「はい、お姉様♪♪」
「・・・・何でです?」
「あら?こう見えても二大お姉様として、実際はどちらが立場が上かは一部話題に上っていたのですが興味はありませんでしたか?」
「ありません」
「では、一応は目的地に進む最中には普段のリアスのように優雅に歩みなさい?リアスの姿で照れ隠し出来ない顔で歩んでは違和感を持たれますわよ?」
「善処します・・・・っ?あの、先輩?」
意地悪はやはり意に介されないのは気になりませんけど・・・・私はリアスの身体だけど、父様の内面世界でしたように真っ直ぐに視線を向けた。問わなければならない事を
「私、貴方の『前世』・・・・少し推測しました」
「はい・・・・」
「驚きも怒りもしないのですか?」
「俺は・・・・別に良いんです『両親』が・・・・無事ならそれ、だ・・・・?」
「その先は言うのは、お止めなさい?口に指当てるだけではなく、お尻をつねりますわよ?・・・・貴方は元の自分に戻る事を考えなさい?・・・・その弾みで、私達の事、忘・・・・そう・・・・たとして、も・・・・ね?」
「・・・・先輩?俺・・・・まだ学園でも、やる事ありますから」
『学園でも』
そう、私達はまだシオン君の中で大きな存在ではないからこその言い方・・・・だから、まだそうとしか・・・・と考えたらリアスのだけどハンカチを渡してくれた。私はシオン君を求めているから・・・・言い切れなかった。私達を忘れても良い等・・・・そう考えたら背を向けてくれたので、ハンカチで目と頬を拭かせてもらいましたわ。
・・・・・・・・。
「では、参りましょう!」
ルフェイさんが同行する事になってしまいましたけど、やむを得ませんね・・・・くみお婆ちゃんが隠さずに口を開いたのは、見ただけでわかったのを理解したから、今の状況で冥界に向かう際には問題が多いので、それに対しては心強い味方が必要ですわ。幸い、リアスには『駒』が空いているので候補としている程度に話は合わせられる。
「リアス・グレモリー・・・・いや、赤龍帝?妹を宜しく頼む」
「承知しました」
お互い少し堅苦しい口調、ルフェイさんが言うにはアーサーさんも居合わせてしまっただけなのですが、先程の手合わを目の当たりにしたせいで戸惑いながらも元に戻ったシオン君との手合わせを熱望したようです。
「では・・・・『ビナー様』には気をつけるのですよ」
敢えてその名を告げたくみお婆ちゃんに一礼をして私達は歩み出した。情けない形ですけど漸く何かの流れに近付けそうでしたわ。
中に入れたもんに乗っ取られるとは・・・・ぽんぽ痛い程度で済ませられんのかい。
半年後に世界崩壊になるような展開の時みたいなノリは不吉だからやめい!
※
原作木場みたいな女体化じゃないけどな展開開始?(笑)