ハイスクールD×D 見初められし『赤』   作:くまたいよう

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 イリナをリーダー?にしたパーティー、ついに?な回。


ドライグの奥の手

 戦力的にワースト争いな私が言えた義理じゃないけど、改めて戦力には数えるべきじゃない九重さんから強すぎて不安なイングヴィルドさんの図で不安要素だらけ、けどやるしかない。

 

 このまま行けば二条城の東大手門に辿り着くルートだけど、正直キリが無いわね。前衛任せてるイザベラさん達がいなければやられてたかもしれないくらいの数や種類のモンスターが出てきてる・・・・っ、今度は巨大な鬼みたいでゾンビみたいのが来た。

 

「ふん、教会の任務で見たような奴だな!」

 

 今度はゼノヴィアがデュランダルで一刀両断にしたわ。体力の温存しときたいから、時々前衛を交代してるのよ!とした時に、思わぬ誤算が起きた!

 

「~~~~~~~~~っ」

 

 イングヴィルドさんが魔力の水を出してロスヴァイセさんに飲ませて被せて、シオン君が背中を擦ってあげたり。とにかく、胃の中を空にしている。

 

 あのモンスター連れて来たのが言うには?ゼノヴィアが斬ったのは果実類を食べて育つのをゾンビタイプにした系統らしくて、たっぷり食べてたせいで体内でお酒みたいになってたみたいね、かなり昔の四コマ漫画でそんなのがあった・・・・ロスヴァイセさんが匂いだけで駄目な強さのにまでなってたのよ・・・・確かに匂いだけで駄目かもなくらいな下戸だったの忘れていたわねえ、九重さんも違和感を感じてる。

 

 同じようなのが来たから、今度はシオン君がアイテム使って凍結させた。アルコールはマイナス百十四・五度で凍結するから咄嗟にだけど、これなら焼いたりするよりはロスヴァイセさんに悪影響は無いハズな判断。シオン君やルーネスお姉ちゃんと一緒に見たアニメのお陰!因みに、その部分は編集された版じゃ省略されてた。

 

 途中倒したのが、曹操は本丸御殿で待っていると言ってたけど・・・・罠かもと考えて東大手門に着いたけど?

 

「普通に開いておるぞ、堂々と私達を招き入れる気なのか?」

 

 警戒しながら、確か?日本家屋台が並ぶ場に辿り着いたわ、夜なのに明かりが当てられてるわね。

 

「ようこそ、精々中位クラスでも禁手に至った者達が挑んだが意に介してないようだな?流石だよ」

 

 曹操が気配を感じさせずに現れた。不意討ちしないからにしても、こうも平然と近付かれるのは冷や汗ものよ!あちこちから来た新手も並じゃないわね。

 

「母上!」

 

 虚ろな目で立っている人が九重さんのお母さん?狐らしい耳や尾のある如何にも人間と似た姿な美人ね、けど娘の呼び掛けにも応じないから・・・・やっぱり、何かされてる。そして、曹操が槍の柄で地面を叩いたら。

 

「~~~~~~~~~~~っ」

 

 声にならない悲鳴を上げて、伝説に聞くような九尾の巨大な狐になったわ!金色で十メートルの見とれてしまうくらい完璧な造形。けど、こんなにしてどうしようってのよ。周りが何か異様な気を放出し始めてるし。

 

『グレート・レッドでも呼び出す気か?』

 

 シオン君の左腕が変化して、大きさ関係無く全員に聞こえるくらいな声が響いた。何の事を言ってるか知らないけど、そう言えば自分から来るのはかなりの事態のハズよね。

 

「ほう、伝説の赤龍帝だけあって察しが良い事だ。京都は地下の気脈は勿論、地理からして最適だしな?しかし、わざわざ表に出て・・・・宿主には教えていないのかな?」

 

『教えたところでどうにもならんしな、グレートレッドは神滅具になる前の俺より二回りは強い奴ですら対処に難儀しているからな、まあ呼び出しても勝てないからやめとけとか言って納得する程度なら取るに足りん、悪い意味で語るに値せんな』

 

「そうだ。俺もそんな程度の奴にはならんさ」

 

『では、交渉はやるまでもなくで決裂とやらだな。若い奴等には気の毒だが・・・・用意しといた『奥の手』を使わせてもらうとするぜ?』

 

「むっ?宿主に何をしたのだ?」

 

 その場の全員が・・・・イザベラさんにイングヴィルドさんも事態がわからないで見ている。暗い、本当に何もかもが暗くなるオーラがシオン君を包んだ?次の瞬間。

 

「あらあら、私が真っ先にねえ?以前ので女性贔屓になったの?」

 

 ウェーブのある金髪で、スレンダーな体にスリットが入ったドレス姿?ちょ、ちょっと何事よ!?

 

「どうも、自己紹介しとこうかしら?私の名は『エルシャ』・・・・こう見えても女性じゃ歴代最強なんて言われた赤龍帝よ?」

 

 皆、呆気に取られている。歴代最強の女性赤龍帝?いや問題は、そんな事じゃなくて・・・・シオン君!シオン君は・・・・とした時。

 

「説明は後でね?先ず、この危険な気脈は・・・・『中和』させてもらうわ」

 

 そう言って、何かの宝玉を取り出したら周囲に赤主体の様々な色のオーラが発散した。そうしたら、私達に感知出来なかった気が飛び出して来て・・・・全て浄化されている。

 

「じゃあ、後は宜しくね?私はこの場からは動けないみたい」

 

「ちょ、そんなのさらって言う事ですか?」

 

「まあ、見たとこバレてるわよ。九重さんは私から離れないでいれば安全よ?どのみち、私には力技で触れられてもその隙を狙われたらアウトだし」

 

「確かに、ならば他を倒して力を使い切ったところを狙うしかないな?」

 

 曹操が合図すると、八坂さんが襲いか掛かってきたけど?想定内よ、操られて危険な状況に持ち込まれるのはこの類いの鉄板だしね。

 

「合成・・・・、八龍っ!」

 

 自分の身体を中心に水龍を八体出したイングヴィルドさん、その内にヒュドラやオロチみたいに象られたオーラを形成して、絡み合ったりぶつかり合いながら上空に飛んで抑え込んでいる。所々赤いオーラが出てる理由を勘づかれない内が勝負!

 

「これはこれは・・・・あれが噂の『イングヴィルド・レヴィアタン』か・・・・確かに現魔王級かもしれんな、正面から戦っても八坂を倒せるのではないか?」

 

「そうはさせませんよ!細かい事は後にして、あの酒造樽紛いのモンスターのせいでみっともない姿を見せたお礼をさせてもらいます!」

 

「ふむ?北欧のヴァルキリーが先陣か・・・・残念だが、勝負は決まった」

 

 ズシュッ!

 

「あ、ぐっ!」

 

「ろ、ロスヴァイセさん!」

 

 何かの枝みたいのから伸びた陰の刃がロスヴァイセさんの左肩を貫いていた。激痛を堪えながら立っていた彼女の前に、悪そうな顔をしたのが現れた?

 

「くくくくっ!見付けたぞぉ!舐めた真似をしてくれた礼をしに来たぞロスヴァイセぇぇ!」

 

「ろ、ロキ?あなたが何故ここにっ!」

 

「シラを切る気か?貴様が私毎、赤龍帝のマンションを爆破したのだろうがっ!」

 

「はい?」

 

 何か噛み合ってない、ロキって言えば北欧の悪神なんて言われて凄く強くて結構偉いんじゃないの?聖書の神を毛嫌いしてるから、私みたいのからは天敵なハズがロスヴァイセさんに何か恨みがあって顔も何も歪んでる?

 

「ま、まさか?貴方、シオン君のマンションに潜入していたのですか?」

 

「そうだ・・・・あの後に貴様を追い掛け、見つけ出した先で思わぬ相手に不覚を取ったが、密かに逃げ出したのだ・・・・先ずは貴様が何をしたのか吐かせて恨み、を・・・・っ?」

 

「ふ、ふふふふふ・・・・ここで会ったが百年目ですよ!」

 

 ロスヴァイセさんから何かのオーラが吹き出した?肩の傷が塞がってると言うより、オーラが張り付いて出血を止めてるけど?何だろ、以前に酔っぱらってシオン君に絡み酒した時のような・・・・嗚呼、さっきのがまだ効いてるのね。それにロキをシオン君のマンション爆破犯とみなしてる?まあ、潜入してる内におかしな反発招いたとしたら有り得るわね。

 

「くそじじいに振り回され、してやられて年下の子に世話になり、環境が良すぎて逆に怖いから努力してたのに、何やら事故が起きて犯人扱い・・・・」

 

 あの~?イングヴィルドさんに気圧されたのに近い圧力感じますけど、内容が単なる愚痴なのでは?

 

「若い頃から、勉学に勤しみ!ヴァルキリーになれたらなれたで彼氏も出来ずに先輩達の合コンに付き合わされたら、何か気付いたら酒飲まされて失敗したらしく、婆ちゃんに怒られて、始末書の山に埋もれ」

 

 あ~、才女だけど寂しい貧しいな青春街道をまっしぐらな人生を堂々と語ってるわね。時間が絶てば経つ程にズレてるけど、やっぱり凄いオーラ、強さだけならロキってのすら気圧されてるから真面目に戦ったら私くらいじゃ歯が立たないわ、その分チグハグさが加速してる。

 

「しかし、貴方が来たのは始めてな幸せかもしれません!冤罪なマンション一つ爆破からの公的な場の指名手配での賠償金や借金にまみれた人生を歩ませられるところだった私の無罪放免の為に、貴方を倒してあげます!」

 

 出してるオーラは、真面目に見てイングヴィルドさんに負けないくらいだけど、何ていうか空気変わったわ。曹操も微妙な笑みを浮かべている・・・・まあ、頑張ろう・・・・同じ釜の飯を食べた仲だから、せめて灰色な青春からは抜け出せるように冤罪や濡れ衣だけは防いであげよう。何故かここにいるロキを倒して突き出せばマシにはなるハズ。




 詳細は後でにしても。ドライグ、何もしてなかったワケじゃないな回でした。
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