イングヴィルド、シオンに出遭う
【何かが、おかしかった】
私は百数年前にイングヴィルドという名で海辺の近くで平和に過ごしていたハズだった。何故こうなったか思い出していた。
ーーーーー。
「貴女は【レヴィアタン】の血筋なのです」
私が凄く強い魔王の血を隔世遺伝って類で目覚めさせたのは何となく聞こえた。だけど、眠たかったから良くわからなかった。そして?
「龍・・・・の、天敵!この女を上手く使えば。この女を!」
何となくわかった。つまり、私は凄い力を持っていて・・・・特に【龍】に関わる何かがあるから周りに悪魔とかが集まったの。けど・・・・そんな事より、そんな・・・・事より!
「お父さん、お母さん・・・・は?」
何となく目が覚めたら、私の住んでいた場は死体の山になっていた。近くの川も、そのせいで流れが止まっていた。悪魔って言われてる人達が私みたいな【混じりもの】が悪いからって、それを聞いた瞬間、私の中で何かが崩れ落ちた。気付いたら、それは始まっていた。やり方がわかったから海から龍を出した。
【ハイドラ、ワイバーン、昇竜、三つ首】
見たり聞いたりした事ある龍は全部出した。私が出した龍に踏み潰されたり、食べられたり。とにかく半分いなくなった辺りで、向こうからも龍が来たから・・・・【歌った】・・・・それで苦しんで、私の味方になった龍が悪魔達を全員殺した後に龍達が頭を破裂させたりして死んだ。後に残ったのは【赤いシミ】ばかり。
疲れたから眠ってしまった。もう家族もご近所さんも赤いシミを出すしかないのだから。
そして、知らない場所で私は白いドレスを着て歌っていた。
こんな場所知らないけど、何も考えたくないとしていた時。
【赤い龍が来た】
私より幼い顔立ちで男なのに細くて綺麗。青や水色で紫、薄いアヤメのような色の髪をした赤い龍さんが来たの。そうしたら、悪魔が来た。私の村をあんなにした悪魔達みたいのがとしたら待ったを掛けられたの。そうしたら赤い鎧を着ていた龍は悪魔達を凄い早さで、素手で斬り刻んでいた。けど怖くなかった・・・・だって。
【綺麗だから】
返り血着いたから、浄化の魔力で私の服や顔を綺麗にしてくれたの。けど私は・・・・私はこの龍さんを。
【殺さないと駄目】
そして、いつの間にか違う場所にいて数日経ったと理解した時に。誰かとすれ違ったりしたけど赤い龍さんのいる場所に向かったの。
「♪ーーーーー♪ー♪ー♪」
こうすれば、あの龍さんは無力化出来ると理解して歌っていたの・・・・だけど?
「おい、一般人に聞こえたら面倒だから歌を中止しろ」
全然効いていない。
【終わる緑翠海(ネレイス・キリエ)】
龍を無力化して、使役出来るくらいなのに全然効いていない。私はこれで悪い人達やっつけたのに・・・・やっつけ・・・・たの、に・・・・?
意識が無くなって来た。駄目・・・・私は、負けたら。だ、め・・・・だけど。私はいつの間にか、お姫様抱っこでどこかに連れてかれ、た。良くわからない建物の前に連れられて、龍さんが何かを耳に当てて話していた時。
「あれ、姉ヶ崎じゃん?」
「おい、何で此処にこれた?」
確かに、私も何となくわかるけど。この辺りは普通の人間には入り込めない何かが張られているわ。龍さん、姉ヶ崎って人が驚くのも同然よとした時だった。
「は〜い、プリティー・マイエンジュエルなシオン君。近くにいたから速攻来たよ〜♪♪アレ、何よその三つ編み眼鏡、こっちの紫髪な娘が見つけたって娘なの、は・・・・」
「・・・・貴女、貴女が・・・・【レヴィアタン】・・・・貴女の、貴女のせいで・・・・私はああっ!」
理解して、ありったけの魔力弾を放ったけど、シオンって龍さんが間に入って全部中和した。全部、私に似た水の魔力だったけど、何故か全然違う。
「セラフォルー様、桐生を頼みます!」
「そこを・・・・どき、なさいぃぃっ!」
魔力の衝撃波を飛ばすけど、今度は上空に打ち上げる程度は効いた。追撃の魔力弾をありったけに撃ち込んだけど・・・・負けたとわかった。シオンって人の身体が無数に分裂して魔力弾を突っ切りながら私に急降下しながらのキックを放って来たけど結界が最後の一人を阻めずに左肩を蹴られて激痛で私は崩れ落ちた・・・・けど?
「痛く、なくなって、る・・・・」
「詳細は秘密、だけど。あの人はレヴィアタンだけどレヴィアタンじゃないんだ。一先ず話聞いてくれ」
全身の半分を血塗れにした身体でそう言ってくれた。色白な肌にラズベリーみたいに鮮やかに映える【赤】を気にしない龍さんが綺麗で慌てるの声が私には気にもならなかった。
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「へ、ヘビーね。姉ヶ崎が小学生くらいな時にそんな目に遭ってたのも驚いたけど・・・・」
「ど、ドン引きなのはわかるんだけど。私だって反省したもん。だからシオン君に駒王学園紹介して住処の便宜図りまくったんだもん!」
「いや、痛い目に遭わされて負けを認めたにしても。小学生を半殺しにするくらいな力技な勧誘やらかしたんでしょ。とにかく冥界の成り立ちも少しは理解したし、イングヴィルドがレヴィアタンだからってセラフォルー様に襲い掛かるのもやむ無しなんだけど・・・・」
「お、おい。なんかベタベタしすぎだ」
桐生さんが言うには無機質なマンションの一番上の階にある部屋だった。私はシオンの怪我した部分をお湯で濡らしたタオルで拭いてから乾いた布で水分拭き取って、薬草入りの絆創膏付けたり包帯を巻いたりした。三人に謝って、シオンの手当て・・・・何だろう、お肌も何も凄く温かいの。けど・・・・私はさっきまでシオンを殺さないといけないとしてたのに、手当てが終わって、気になる事についてセラフォルー様が述べた。
「良いイングヴィルドちゃん、先ず私だったから良かったけど。短気は控えなさい、それと桐生ちゃんだったね。はっきり言うけど、君は私の監視下に入りなさい。この辺りに張られた人避けの結界やイングヴィルドちゃんが無意識にやった隠形は上級悪魔でも簡単に破れないよ、君はハッキリ言ってバレたら拉致られる逸材だ」
「はあ、まあ良いや・・・・噂の【隠れた良心】絡みで面白そうだしね。とにかく宜しく」
「それから、イングヴィルドちゃん。君は人間とレヴィアタンの血筋のハーフなんてとんでもない爆弾だから一旦私が冥界に『駄目です』・・・・え、何、で・・・・」
シオンの顔色がおかしかった。さっきまでの頼もしさが無いし泣きそうな表情。駄目・・・・そんな表情しないで欲しいとしたら、シオンが凄く思い声色で説明を始めた。
「イングヴィルド、良く聞いてくれ。お前が冥界に行ったら最悪だ。俺にはわかった・・・・眠りの病以前からの力の酷使。その影響は甘くない、お前は後、数日で・・・・自分で歩くのもままならない身体になる・・・・実例を知ってるんだ。俺の母さんがそうだった」
血を吐くような声色。それは真実だと直ぐに実証された。
改変の結果を踏まえて原作よりアグレッシブなイングヴィルドだったな回。