狂いし龍は巡りの刃   作:戦魔王ゼロ

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オリキャラ登場回です。


戮刃のトウカ

 

魔王セラフォルー・レヴィアタンとの密談から数日が経過した。

 

ヤイバは、今後の日本と悪魔勢力の関係について、自身の見解を交えながらセラフォルーと語った。

 

そして、日本が極秘裏に掴んでいるテロ組織の情報をセラフォルーに伝えた。

 

そのテロ組織の名は【禍の団(カオス・ブリゲード)

 

三大勢力の離反者を中心に各神話や異能勢力の危険思想を持った者たちが集まってできた組織で、その組織の首領は世界最強のドラゴン1体である【無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)】オーフィス

 

 

世界最強のドラゴンが、テロ組織の首領として君臨している。

 

その事実は、三大勢力に大きな影響を与えるだろう。

 

 

 

 

 

「久しぶりの本家かーーー」

 

あと、数日で行われる三大勢力の会談を控えているヤイバは、某県の山中にある巡家の本家跡地ーー通称【巡の里】と呼ばれている施設に向かっていた。

 

何故、本家に戻ることとなったのか?

 

 

「ーー師匠め。戻ってくるなら、こんな寂れた山中じゃなくて、駒王町周辺にしろよ」

 

ヤイバの師匠から、手紙で呼び出されたからである。

 

 

手紙には、こう書かれていたーーー

 

「久しぶりに日本に帰る。場所は、巡本家跡地ーー武装して来い。いつもの事だか、説明が足りねえよ!せめて、戻ってくる理由と、ここで何が行われるのか手紙に書けよ!!」

 

そう言って、持ってきた手紙を地面に叩きつけて、師匠にキレるヤイバ。

 

会談が迫っていて、忙しい中での呼び出しをくらったため、再会したときには、師匠に思い切りドロップキックをお見舞いしてやろうと心の中で決意した。

 

 

 

「ーーー何だ、この気配!ここには、師匠以外は居ないはずだがーーー」

 

本家に到着するなり、自身や師匠とは違う気配を感知するヤイバ

 

既に、この跡地は当主となったヤイバの方針で、日本政府の管理下に置かれている。

 

そのため、一族の殆どは退去しており、ほぼ無人となっている。

 

呼び出した師匠以外はいる筈がない。

 

それにーーー

 

「禍太刀の気配。しかも、肉眼でも分かるほどの、おぞましい呪詛ーーーかなり融合が進んでいるーーーまさか、禍津神!!」

 

禍太刀によって、完全に身体が乗っ取られ異形と化した存在

 

その名は、禍津神

 

その強さは、上級悪魔すらも一撃で致命傷を負う程に強くーーー

 

 

「もし、優れた剣士が禍津神となれば魔王に匹敵すると言われているーーー」

 

そう呟き、ヤイバは後ろに跳ぶ。

 

すると、ヤイバが居た位置に禍々しい呪詛に覆われた黒い刃の一閃が放たれる。

 

それを察知したヤイバは、すぐに自身の身に刻まれた術式を開放する。

 

「我が身は既に鬼神なりーー刃鬼鎧装!!」

 

セラフォルーに見せた巡家当主専用の甲冑【刃鬼】

 

それを即座に纏うと、その腰に装備されている二刀の禍太刀を抜いて、手を交叉させた状態で構える。

 

「何者だ。返答次第では、貴様を斬る」

 

 

するとーーー呪詛が霧のように集まり始め、人の形を取る。

 

 

そして、人の形を取り始めた呪詛は、ヤイバと同じく全身に鎧を纏った異形となる。

 

『よ、ようやく、見つけたーーー私を殺してくれる人が!!』

 

異形は、女の声を発した。その後、異形の顔の右半分が、霧のように消失する。

 

消失したところから、赤い、血のように赤い眼を有した黒髪の少女の顔が見えた。

 

ーー少女の眼から、赤い眼と同じくらい赤い血のような涙が流れている。

 

『私の名は・・・トウカ。お願い!私を・・・殺してーーー』

 

少女の名はトウカ。奇しくも、数日前にセラフォルーが語った【戮刃(ジェノサイド・エッジ)】と呼ばれるはぐれ悪魔、本人だった。

 





次回はトウカとの戦闘回です。ヤイバの力もドンドン明かしていきます。

お楽しみに!
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