例年の季節が戻ったかのように、爽涼とも言うべき空気がトレセン栗東寮を包んだ。夜になるともう新入生と呼ばれなくなった子ウマが、仲間内で集まって消灯までおしゃべりをすることも多く見られるようになった。その中をサイレンススズカは一人で部屋に向かっていた。
「最近、なんだか夜になるとでるらしいよ」
「出てきて何すんの?」
「レースさせられるんだって」
「なんかー追いつかれると、呪われるらしいよ。」
「あるわけないじゃん。」
「でも、見たって子がいるよ。ほら、あの声が変な子。」
「フクキタルの事?そういう話好きそうだもんね。」
「見てから体調悪くなって寝込んじゃったんだって。」
「マジ?怖すぎでしょ。」
スズカはこの学園でもトップチームのリギルに入っていた。同期で彼女に速さで勝てるものはなく、先輩を追い抜かしてしまうほどだった。彼女のさらなる躍進に期待がかかかるほど、同じだけ人が離れていってしまった。あまり自分から関われない性格も相まって、彼女は1人のことが多かった。けれども彼女は風貌からは計れない寂しがり屋だった。人数の関係でスズカは1人部屋だったが、いつも部屋でうずくまってはさめざめと泣いていた。
ひとしきり落ち着くと彼女のいつもの日課が始まる。ウェアを引っ張り出してきてから、寮を抜け出すのだ。首尾よく誰にも気づかれずに外に出ると今日は練習場に決めた。靴を履きアップをして、そして走るのだ。
学園に来たすぐの頃は毎日が楽しかった。ターフの上でどこまでも走ってよいのだ。しかしそれもチームに入るまでだった。ただ走りたいだけなのにしがらみがありすぎる。新しい走り方を覚えるの全く構わない。相手と競い合うのも構わない。目だ。周りを見る自分の目。羨望、期待、嫉妬。とにかく自分を見てくる全ての目が嫌だった。ただ走る。自分の望みはそれだけなのに。
「よし。」
そうして準備をして走り出す。自分のタイミングで飛び出し、夜空の星よりもスピードを上げて飛んで行く。風の感触と静かな世界。これが自分の求めるものなのだ。いつか誰に言われるまでもなく、自由に走る瞬間を昼間でも感じたい。そんな風に思いながら彼女は毎晩のように走り続けていたのだった。
しかし彼女の静謐な世界に突然ノイズが入った。彼女の栗毛の耳はそれをしっかり捉えていた。誰かが自分の後ろ追いかけてきたのだ。まさかと思った。そんなわけない、毎日走っているのにそんなこと一回もなかったのだ。
(怨、霊?)
とにかくスピードを上げた。捕まれば最後呪われるか、食べられてしまうなんて話も聞いた気がする。そんなわけないと思っていたが恐怖に体が反応して無茶苦茶に走った。
「ハッ、ハァ」
走っているためのもあるが、それ以上に恐怖で呼吸が上がっていった。とにかくスピードを上げた。誰なのか分からないがとにかく怖い。それだけで走っていった。その誰かはスズカのスピードにはついていけず、グングンと離されていった。何もコースに沿って走らなくてもよいのだが、本能でゴールまで駆け抜けていく。スタミナはそこまでではないスズカはゴール板を過ぎるとみるみるスピードが落ちていったが、その誰かはそのままの走った勢いでスズカに追いついていった。
「ハッ、フッ、ひっ、ひぐっ」
スズカへたり込みそのまま体を丸めて身を守った。暗闇の中で誰とも知れない相手に追いかけられ、疲れと恐怖でうずくまってしまったのだ。彼女を追いかけたその誰かはゆっくりと彼女に近づいていった。
「ハァ、た、助けて。私、私食べてもおいしくないし、ふうっ、呪ってもいいことないの。スンっ、お願い助けて許してお願いします……」
スズカは汗と涙と鼻水で顔を滅茶苦茶にしながら現れたウマ娘に懇願していた。
「すごく、速い。」
暗い中だったが耳と尻尾のシルエットが彼女をウマ娘だということを主張していた。彼女はそういうと踵を返していってしまった。目の前のウマ娘が怪物だか怨霊なのか?助かったのか、これから何かされるのか?安堵と緊張と恐怖で感情が玉突き事故を起こしていると、そのおそらくウマ娘であろう影はスズカの下へ戻ってきた。何をされるのか身構えてしまったがすぐに杞憂だとわかった。彼女がボトルとタオルのようなものを持っていたからである。
「あげる。」
「ありが、とう。あ、ま、待って。あの、あなたは……」
咳こんでしまいその二の句が出せなくなってしまった。意図を察したのかウマ娘は振り返って自身の名前を言った。
「サニーブライアン」
スズカはぼぉーっとしながら考え込んでいた。彼女一体何者なのか?
(サニーブライアンさん)
聞いたことのない名前だった。学園には沢山のウマ娘がいるので初めて聞く名は別に珍しくもない。なのにとても彼女の存在に心が動かされていた。
『すごく、速い。』
ぶっきらぼうだけど、きちんと尊敬も感じる言葉だった。黙って渡されたボトルとタオルにも不器用な優しさを感じた。何よりも。
(すごい、真っ直ぐな人なんだろうな。)
走っているときは逃げるのに恐ろしくて、気づくことができなかったがとても素直な走りだと思っていた。また会って話がしたい、とにかく借りたタオルとボトルを返してあげたかった。だが今は夜勝手に抜け出した罰でトイレ掃除をやっている最中だった。彼女を探そうにも暇がない。ただ時間が過ぎるのみかと思ったが、果報は寝て待て言わんばかり向こうの方からやってきた。
「テメェ、コラァ!何やってんだ!」
寮の前でドスを聞かせて騒ぐウマ娘がいた。まばらに人だかりができていたその真ん中に仁王立ちする栗毛の体格のいい少女と気弱そうな黒鹿毛の少女とそれに……
(サニーブライアンさん!)
間違いなくあの鹿毛のウマ娘は昨日のサニーブライアンだ。しかしなぜあの乱暴者で有名なリヨンジャスティスに絡まれているのだろうか。彼女は素質があると思われていたがとんでもない不良で授業はサボる、出てもまともにやらずそこら中で喧嘩を吹っかける札付きなのだ。
「ジャス!違うの。私がぶつかっちゃっただけなの。この子は悪くないから!」
「ダンディー。いいから、おめぇは下がってな。」
ダンディーと呼ばれた黒鹿毛の少女が何とか止めようとしたが聞き入れようとしない。対するサニーブライアンは何を考えているのか黙ったまま2人を見ていた。
「んだコラ?何ガン飛ばしてんだォラァ!」
「ジャス、ダメだって!これ以上喧嘩したら停学になっちゃうよぉ!」
「はーい。もうお終い。これ以上は彼女の言う通り停学になっちゃうよ?」
ようやく寮長のフジキセキがやってきた。しかしまさにワルが服を着ている彼女がそんなことで止まるはずもなかった。
「うっせぇわ似非手品師!引っ込んでろ!」
「いーのかなー?もうブライアンが向かってるらしいけど?」
「な!?じょ、上等だ。やってやろーじゃねーか。」
「ね!もういいよ!ジャス!行こっ!」
そういってダンディーと呼ばれたウマ娘が引きずられるように寮へ戻って行ってしまった。その間も文句を言いながらも渋々といった感じでジャスティスは戻っていった。よほどナリタブライアンを恐れているらしかった。
「まったく……今年のポニーちゃん達はいけない子が多いね。ほら、みんなもうおしまいだよ。良い子は寮に入ってね。」
そうして突き倒されたサニーブライアンに近づき手を貸してあげた。しかし差し出された手を差し伸べて無視して自分で起き上がった。
「大丈夫かい?何があったのかな?」
「別に。」
「君は美浦寮の子だね?何か御用かな?」
「別に。」
栗東の寮長は腰を手に当て嘆息をついた。取り付く島もなく困っていたが、これはチャンスだと思いスズカは間に入った。
「あの!サニーブライアンさん、ですよね?」
「……」
「わ、私、スズカです。えっと昨日の……」
「おや、スズカの友達?」
「へ?あ、はい!」
咄嗟にそう答えてしなったがそういわれると微妙な気がする。まだ名前も名乗っていないし、なにせ鹿毛の少女はスズカのことをわかっているのかも分からない。しかし友達という響きに少しむず痒さを覚えてついそうだと言ってしまった。
(怒ってないかな?)
サニーブライアンの方を見ると何も言わずスズカの顔をじっと見てていた。
「スズカに用があるなら、後は任せたよ。」
寮長は行ってしまい、二人きりになってしまった。お互いに自分から話しかける性格ではなかった。スズカにとって気まずい雰囲気が流れていた。そこではっとした。もしかしてボトルとタオルを返してもらいに来たのでないかと考えた。
「あの、ボトルとタオル……?」
「ん。」
「あ、待っててください。すぐ持ってきますね。」
急いで部屋に戻って綺麗に洗ったボトルとタオルを大切に抱えてまたすぐに戻っていった。ものの貸し借りをする相手なんて久しぶりだった。少しだけスキップしたくなるような気持ちを抑えて、サニーブライアンの下に戻っていった。
「どうぞ。本当にありがとうございます。」
「来るの?」
「え?」
「今日、夜。」
受け取った瞬間、彼女はスズカに言葉少なく聞いてきた。一瞬なんのことを言っているか分からなかったが、今日夜に練習をしに来るのかの確認だと察した。これは一緒に練習することを誘われていたのだ。
「……いけないんです。抜け出してる事がばれてしまって。」
「そう……行きたいの?」
スズカは黙ってうなずいた。そう、と一言言うとスズカから視線をそらしていた。何か考えているようだった。黙り込み寮を見ると閃いたかのように耳をぴくっと動かした。
「部屋、どれ?」
「えっと、あそこです……二階の……」
「ん……夜の11時。部屋で待ってて。」
「待ってる?どういうことですか?」
彼女はそれ以上は何も言わず行ってしまった。呆気に取られていると、向こうから寮長が微笑みながら見つめていた。とりあえずスズカは罰掃除に戻ることにした。その夜取りあえずスズカは行く準備だけして、ドキドキしながら待っていた。時を少し過ぎたくらいに部屋の窓が叩かれた。まさかと思い窓を見るとサニーブライアンだった。なんとサニーはどこから持ってきたのか梯子もって上ってきたのだ。
「サ、サニーブライアンさん!?」
「黙って。」
「準備は?」
「うん。でもこんなことしたらまずくないかな。」
「まずいよ。」
「ええっ。」
「だから二人だけの秘密。」
そういった声は少しだけ笑っていた。会ってから間もないが、無口な彼女がいたずらっぽく笑うなんて思ってもみなかったのでドキッとしてしまった。暗闇でその表情が見れないことは残念でもあるが、自分の赤くなった顔が見られなくて済んだ。2人で梯子を担いで素早く逃げていった。誰かと一緒にいたずらをすることが、こんなにも気持ちがいいなんて思ってもみなかったスズカは自然と笑ってしまっていた。
「笑ってるの?」
「だって、こんな事するの初めてで。」
「そう。」
「今日も練習場にする?」
「ん。別の場所にする。」
「そうですか……」
「名前なんだっけ?」
「あ……ごめんなさい。私サイレンススズカ。よろしくね。」
「そう。スズカでいい?」
「うん!じゃあ私はサニーでいい?」
スズカはもうたまらなく嬉しかった。名前で呼び合い、一緒に走るそんな仲いいの子ができるとは思ってもみなかった。その日はいつも以上に気合を入れて走りまくり、サニーとの併走を何回もぶっちぎってしまった。
その日からサニーとの夜の密会ともいえる時間が増えた。毎日抜け出すわけにはいかないので週に3回くらい彼女との併走を2人きりで行っていた。普段はクラスが違い日中会うこともない。二人だけの密会を1か月ほど続けてスズカは気づいた事があった。
(サニーってトレーナーがついてるのだろうか?)
サニーのこの状況は珍しくもないが、友人として彼女の今の状態は心配であった。何とかしてあげたくて推薦してみるのどうかとも思った。しかし彼女の走りを見てもリギルが実施している選抜レースで勝ちの目は少ない。どうしたらいいのか悶々と考えていた。
「また回ってる。」
「え?あ、ごめん。」
そういってスズカははたと気づきその場で止まった。最近の彼女の癖だった。回ると言って結構な速さで何回も回るものだから、彼女の周りには土が盛り上がって土俵のようになるほどであった。
「サニーは、トレーナーはついてるの?」
「いない。」
「じゃあ、早く決めないと。」
「分かってる。」
「自分からトレーナーを探したらどうかな……その、私も手伝うから」
「なんで?」
「えっと、友達だから助けたいなって……」
「いい。」
そう言われてしまうと何も言えなくなってしまう。うつむいて静かになってしまったスズカを見て、何か思うところがあったのかサニーはスズカを気遣っていた。言葉数は少ないがそれだけ相手の事をよく見ていた。
「でも、ありがとう。」
「う、うん!」
スズカは喜んでうなずいた。気を使ってもらったことも嬉しかったが、何より勇気を出して友達といった事を受け入れてもらえたように感じられたのが余計に嬉しかった。しかし何か打開策があるわけではなかった。少女二人が思いつくことや実際にできることは限られていた。
「どうするの?」
「えーっと、誰かに聞いてみる……とか?」
「誰に?」
「そういえばサニーは選抜レースに出たことあるの?」
「ない。」
「な、なんで!?」
「良く、知らない。」
唖然とするスズカだったが取り敢えずやることは決まったのだった。調べてみるとなんとレースは来週になっていた。やり方を全く知らない二人は何とか届けを出し、サニーブライアンの初出走が決まったのである。
レース当日、サニーは見たことがある相手が目の前にいた。先日サニーに絡んできたリヨンジャスティスだった。相も変わらず喧嘩腰な彼女だが今のところは大人しかった。
「あーこの前のか。」
「そう。」
「なんだお前、喋れんのか。」
サニーの言葉の少なさにジャスティスは完全に機嫌を悪くした。その雰囲気を察知したのか黒鹿毛の少女が声を掛けてきた。ジャスティスにいつもくっついている子だった。
「ジャ、ジャス……」
「ダンディー、心配すんなって喧嘩じゃねえよ。」
「でも、この前の……」
「あぁそうだよ。こいつ、口がきけねぇんだ。」
「えっと、今日は頑張ろうね。」
「ん。」
「その、私エクセルダンディーっていうの。この前は、ごめんね。」
「サニーブライアン。」
そうして挨拶をする二人をリヨンジャスティスはあきれた様子で眺めていた。腰が低くおどおどした彼女に対してもサニーは全く態度を変えなかった。
「お前さ、もうちょっと言うことねぇのか?」
「ない。」
「……ほんっと癪に障んな。」
「あ、あ、その、目標とかあるの?ほら、ここに来てからのとか。」
これ以上問題を起こしてほしくないダンディーは、多少無理があるが話をそらそうとした。サニーとしては相も変わらず無表情だがこの問いにはっきりと答えたのだった。
「ダービー。」
「え?」
「私はダービーをとる。」
その瞬間、ジャスティス大笑いし始めた。ゲートを思いっきり叩いて完全にツボにはまったようだった。ダンディーも呆けていた。とてつもなく大きな目標を何の気なしにさらりと言ってのけるのは、彼女にとって驚きしかなかった。
「うっそだろ、お前!」
「ジャ、ジャス……」
「ったくよー、ダービーってお前……。あー、まったく久しぶりに笑ったわ。ま、頑張れや。」
ジャスティスは気の抜けた返事をし、ひらひらと手を振ってゲートに入った。ダンディーはサニーにペコリとお辞儀をしてその後に続いていってしまった。
「サニー?どうしたの?あの子この前の……」
「スズカ、気にしなくていい。」
後から来たスズカにそういってサニーもゲートに向かった。不穏な空気を感じて心配してきたのだが杞憂だった。ゲートの中で緊張したり嫌がったりする子がいる中で、サニーはすんなりとゲートに収まった。
「おや、代理殿が見に来ているようですねぇ。」
「ホンマや、サボりちゃいますか?」
「伸一さん……聞こえちゃいますよ。あ、スタートですね。」
スタートの旗がおろされゲートが開いた。一斉に飛び出しウマ娘が飛びだしていった。サニーは好位置につけ出方を伺い、ダンディーは後方の位置から差し込む作戦をとった。
「おやおや……」
「いやー……とんでもないですね。」
「はっ、おもろいなぁあいつ。」
ジャスティスはスタートに出遅れた、というよりわざとゆっくりと走り、最後方から行っていた。さらに言うと外側へと斜行していった上、まるでジョギングでもしているかのような様子だった。非難に意に返すこともなく彼女の自分のペースを守っていた。
前は熾烈な位置争いをしているなか、サニーといえばかなり冷静な対応をしていた。だが、妙に速度が出ていなかった。
(サニーどうしたんだろう?あんなに苦しそうに……)
最後のコーナーを曲がって、集団が崩れる頃ダンディーも外から強襲する頃にさらにか後ろから飛んでいく影が出てきた。
「……さーてと。邪魔するぜー。」
「……ぐっ。」
「じゃ、ジャス?!そんな……無理やり!」
ジャスティスが大外からコーナーを曲がり、内側に切れ込んでいった。詰まった場所から無理やり体をねじ込み、そのまま相手に体をぶつけながら先頭に立った。
「はい、いっちょーあがりー。らくしょーだな。」
見ているトレーナー達は無茶なレースにほとんどが唖然としてた。ダンディーは4着、サニーブライアンは5着だった。両手を膝について肩で息をしているサニーに、しゃがみこんでジャスティスは顔を合わせてきた。
「よぉ。気分はどうだ?」
「……。」
「ま、ものが違うってやつだよ。この程度で差しきられるんじゃ、才能ねぇ―んだお前は。これでわかったろ。諦めて家に帰んな。ダービーバカ。」
唾を地面に吐いてジャスティスは行ってしまった。サニーはその姿を睨めつけていると入れ替わりでダンディーが声を掛けてきた。
「お疲れ様。サニーさんはすごいね。すごく落ち着いてた。」
「……でも負けた。あなたにも。」
「あ、その、しょうがないよ。ジャスはね、すごいから。あの子は才能あるから」
「そう。」
「私もねクラシックは獲りたいの。体は細くて小さくても、それでも狙えるのなら。でも、ジャスを見ると自信がなくなるの。才能あるのはあんな人なんだなって。だから……」
「関係ない。」
手を下で組んで自信なさげに話していたダンディーは顔を上げた。
「相手が誰でどうであろうと、私はダービーをとる。何も変わらない。」
「ど、どうして……そんな、言い切れるの?」
「私がそうと決めたから。」
唖然とするダンディーをおいて、サニーは踵を返してスズカの下に言った。もう彼女は次にやることが見えていたのだ。
「スズカ。」
「サニー?」
「今日も付き合って。」
「……うん」