鳥人族(超人族)の行く!IS開発?   作:プリズ魔X

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かくれんぼは意外と大変

私の名は篠ノ乃 箒。篠ノ之 束の妹だ。

最近、姉の様子がおかしい。……よく考えればいつもおかしい気もするが、とにかくおかしいのだ。いつもの姉じゃない。

 

つい最近までこの世の終わりのような表情だったのに、数日して出かけると言って帰った頃にはこの世の全てに感謝しているのではと思うほど希望に満ち溢れた顔をしていた。

 

ちょっと前によく分からない石ころ?を持ち帰ったら部屋にこもりきり。

 

そして最も摩訶不思議な事がある。夜な夜な話し声が姉の部屋からするのだ。具体的には、夜11時頃。

 

偶々その日は寝つきが悪く目覚めてしまい、トイレに行って用を足そうとしたのだ。

 

その時だ。途切れ途切れではあるが、独特な声をした人が姉と話していた。「……ぜん……IS…い…」「PI……ダメ……」

 

聞こえるのは何かの専門用語だろうか。だが、ここで気になるのは話し相手だ。家族の線は無い。姉は私以外の家族には無関心だ。次に千冬さん。話し声からして千冬さんではない。一夏。論外。こんな夜中に一夏は来ないし、千冬さんが止める。では私の知らない人物?

 

……! もしや、か、か、彼……彼氏なのでは!?

 

聞いた事があるぞ!このような場面は不純異性交友とやらに当てはまるのだと!

 

そうと決まれば実行だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、夜11時に私は立ち入り禁止と書かれた張り紙を無視して勢いよくガチャリと扉を開ける。

 

「姉さん!不純異性交友とやらはいけないと……あれ?」

 

「ど、どうしたの箒ちゃん! 扉にしっかり立ち入り禁止って書いてあるでしょ!?」

 

「でも!夜な夜な誰かと話しているではないか!」

 

「話してないって!きっと箒ちゃんが寝ぼけてるんでしょ?」

 

「でも気配がする! そこに隠れているのだろう!姉さんのか、か、彼氏が!」

 

「彼氏ィィ!?まだ私は彼氏なんていないし、(少なくとも今は)必要ないもん! 箒ちゃんの勘違いでしょ!」

 

私は何かがいるような気がする大きめのダンボールを指さすと、姉さんは素っ頓狂な声を上げる。

 

「だ、だけど! その怪しげなダンボールから異彩を放つ気配があるのだ! 調べさせてもらうぞ!」

 

「あぁーーー!!ダメダメダメダメダメダメ!!」

 

姉さんが何やら喚いているが知ったことか。私は逆さまになっているダンボールをひっくり返す。

 

「これは……この前の石ころ?」

 

「石ころじゃないもん!タイムクリスタルっていう超超超重要なパーツの素材なの!おさわり厳禁!」

 

姉さんは私が手に持っていたタイムクリスタルという石を大切そうに回収した。あれにそこまでの価値があるのか……?

 

「そ、そうか……ん?」

 

私の視界にマゼンタ色の不思議な形状をしたボール?が転がっていた……

 

「姉さん、これは?これは明らかに石ではないだろう。なんなんだ?これから気配がする」

 

私が奇妙なボールの事をボールを指さしながら話すと姉さんの額から少し汗が垂れた。

 

「それはね……お、驚かないでね?ISコアの試作品なんだ!」

 

「ISコア?……あぁ、最近姉さんが発表したインフィニット・ストラトスの部品か。……まさか人の脳ミソとかは使ってないよね?」

 

「使ってないよ!? さすがに束さんだって墓荒らしとかはしてないから!(宇宙人には出会ってるケド)」

 

「墓荒らしとか……は? つまり他にいかがわしい事を……!」

 

「してないってば! とにかく! ISの部品はまだ試作品だから不用意に触られて壊されるとお金が足りなくなるの! これはいくら箒ちゃんでもダメなものはダメ! ほら、出てった出てった!」

 

「わわわっ!」

 

結局はぐらかされたような感じで私は部屋を追い出されてしまった……くそぅ、いつか姉さんの秘密を暴いてやるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「……危なかったですね。ISコアと言い張ったのはいい機転でした。モーフボールがちょうど似通った大きさだったのが救いですね」

 

「バレちゃダメとはいえ箒ちゃんにあんな事言っちゃった……もうマジでムリ。絶対嫌われてる……」

 

「こういう時は……?」

 

「掲示板?……明日にする。オヤスミ」

 

「おやすみなさい束博士。では私はテレポータルで離れておきます」

 

束はベッドにどさりと倒れ込み、ヤングバードは周囲への情報漏洩の危険性を考慮して、その日は安全に資材運搬をする為に設置したテレポータルで洞窟に移動してそこで野宿した……

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