鳥人族(超人族)の行く!IS開発?   作:プリズ魔X

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バレずに裏方は辛いよ

「大変だよちーちゃん!」

 

「なんだ束……急にどうした?」

 

でかいたんこぶをつくって倒れているローゲルドがいる中本を読んでいた千冬の部屋にドタドタと束が慌てて入る。

 

「世界各国の軍事施設が何名かにハッキングされて合計2300発以上のミサイルが発射されたんだよ!そしてそれらの目標は……ここ日本!」

 

「なんだって!?本当か!」

 

「お願いちーちゃん!間違いなく日本単独の迎撃じゃ間に合わない! 白騎士で迎撃して!」

 

「私は構わん……だがそんな事をしたら束の夢が……」

 

「束さんだって嫌だよ、そんなの。でも沢山の人の命を犠牲にしてまで自分の夢を叶えたいと思うほど、束さんは腐っていないよ」

 

「束……分かった、直ぐに白騎士を用意してくれ」

 

「白騎士の整備はバッチリ! いつでも行けるよ!」

 

「千冬……危ないからやめておいた方が……」

 

「これくらいの事が出来なくて、ローさんに追いつくことなんてできませんから!」

 

「……分かっああああああああぁぁぁ!!」

 

「なんか失礼な事考えてそうだったので」

 

「そんな事アッーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

洞窟の中、千冬が白騎士を纏い簡易カタパルトの上に乗る。

 

「システムオールグリーン!問題なしだよ!」

 

「白騎士……出る!」

 

洞窟から人知れず白騎士が飛び立ち……ヤングバードが岩陰にある地下に繋がっている隠し戸から、ローゲルドが束の家に繋がっているテレポータルから出てきた。

 

「大丈夫なんですか?掲…仲間の報告で駆けつけましたが彼女1人でミサイル迎撃なんて……」

 

「イテテ……大丈夫ですよヤングバードさん。彼女なら出来ます。……最近は私でも負けそうですし、彼女の事です。今頃ミサイルを一度に纏めて叩き切ってますよ」

 

「……そんな成長してたんですか? 千冬さん、私が機体の調整に打ち込んでいる間にローゲルドさんと互角だなんてどんな勢いでの成長なんですか……」

 

「……そろそろミサイルと接触するよ! ちーちゃん、1発でも撃ち漏らしがあったらこっちで対処するからとにかく数を減らすのに専念して!」

 

『了解だ。メガブレード!』

 

「メガブレード……転送!」

 

白騎士には多大な武装に見合うだけの拡張領域を確保出来ず、基本装備以外の武装は収納不可にしてあるため、他の武装は洞窟の格納庫から白騎士の両肩に装着されている小型テレポータルによって直接転送させている。

 

今回呼び出されたメガブレードは全長5メートルにも及ぶもので、地上で振るのはまず不可能な得物だ。

 

いくらISによるサポートがあるとはいえ、5メートルもの武器を振り回そうとすれば大抵は武器に振り回されるが、千冬の高い技量により完全に操れている。

 

『すまない! 1発逃してしまった!』

 

流石の千冬でも3000発以上のミサイルを捌ききれずに一部のミサイルの移動を許してしまう。

 

「それは束さん達に任せて!ロー君!」

 

「了解です。……ローゲルド、出撃します!」

 

ローゲルドがヤングバードの手によって専用装備として調整したパワードスーツを纏い取り逃したミサイルの迎撃に向かう。

ローゲルドが着ているスーツはファントムクロークが常時発動している特殊仕様なのでそうそうバレることは無いだろう。

 

ミサイルが全て撃墜された直後、軍隊が白騎士の捕獲作戦を実行したが、結果は惨敗。こちらの攻撃は全て回避されるかシールドバリアにより阻まれ、お返しと言わんばかりに航空兵器は翼を切られ、水上兵器は動力と砲門を潰されたが、1人も死者は出なかった。

最終的に戦闘機207機、巡洋艦7隻、空母5隻、監視衛星8基を行動不能まで破壊した白騎士はテレポートによって消えた……

 

後に白騎士事件と呼ばれるこの出来事はISの秘める可能性が凄まじいものとして世間に周知される……

 

 

 

数日後、ISを開発した束博士による記者会見が行われる。

白騎士の操縦者は性別以外は秘密とされ、世界でのISの運用に関しては『ISの軍事利用を禁止する条約の締結』と、『ISの宇宙進出部門の設立』を条件にISコアを条約の加盟国へ配布するということになった。

その条件に則って『アラスカ条約』が結ばれ、世界各国で宇宙進出部門の設立と共にISの研究が始まった……

 

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