あと2両。1両はポルシェティーガー。もう1両はIV号戦車。みほさんは良い人だ。周りやエリカについていけずに内心困っていた私を勇気付けてくれた。エリカもみほさんも、私を友人だと認めてくれた。1年前のはその恩返しのつもりだったけど、でも失敗。そしてこれは関係ないかもしれないだろうけど、私はIV号戦車が好きだ。軍馬と呼ばれ、ドイツ陸軍を開戦から終戦まで支えた万能屋。その75mm砲は長さを変え、車台は各種自走砲になって、力不足になりつつも最後まで味方を支えた。
私もそんなふうに『必要とされている』という安心感が欲しかった。期待、好意に報いたかった。
みほさんは戦車道からの救済を必要としている。エリカはみほさんとの仲直りを必要としている。・・・だよね?
*
ホントにホントな頂上決戦な実況はーじまーるよー。
前回、M3で味方多数を行動不能にする赤い彗星ムーヴをかまして、レオポンさんチームに西住姉妹最終決戦の乱入チケットをもらいに行くところまで。
さて、移動中なのでレオポンさんチームの本チャートでの攻略法でも説明しましょう。
原作ではアハトアハトやパンター砲の数と試行回数の暴力でぶちのめしていました。が、III号戦車は非力なので接射でもしない限り倒せません。しかし彼女らは昼飯の角度を取った上に横に先遣隊のパンターとラングがいて横付けしての接射ができません。なので通常は最後までまほ隊長をエスコートして2対1にするか、レオポンさんチームへ向かう先遣隊として横付けする等が必要ですが、今回の攻略法は少し無理くりの裏技のようなものを使います。と、見えてきましたよ。
>ポルシェティーガーが入口を塞いでいる。両側には撃破された味方。横付けでの接射は不可能。何があるか。どうすれば倒せるか。
そういえばIII号さん達倒したのはレオポンさんチームだってどっかの誰かさんが言ってましたね。
アハトアハト怖すぎィ!こっちを狙ってるぜ!?
>何発かダメ元で撃ち込むと、跳弾のみでこちらを脅威では無いと見たのかポルシェティーガーのアハトアハトが別の方向を向いた。
はい。基本多数が相手の場合、乗員にもよりますが自車の装甲を貫通できないとふむと無視することがあります。確かにこちらは装甲厚、貫通力、角度、ポジションの関係で貫通させられません。
が、撃破できない訳ではありません。どういうことだってばよという兄貴姉貴。これからやるので見てろよ見てろよー?
>よく見ると、ポルシェティーガーは建物の下にいる。照準を上へ向けて撃つ。
はい。これで落とした瓦礫をぶち当てます。劇場版のカール自走臼砲の護衛のようにはいきませんが、相手は足回りの信頼性に不安が残るポルシェティーガー。大きめの破片がエンジンルームに落ちれば何かしらのモジュールをもっていかれてくれます。そしてこれでも撃破数にはいるの気持ち良すぎだろ!
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「ここから先は行かせないよー?」
ポルシェティーガーを駆るレオポンさんチームは、パンターとラングを撃破し、他の敵からの砲撃も辛うじて耐えている。が、III号戦車は貫通できないことに気付いて囮となろうとしたのか機銃と砲を乱射してくる。
「何やってんだろ?」
「さぁ?」
が、次の瞬間上から衝撃がくる。この時III号戦車はポルシェティーガーの真上の天井を撃っていた。入口を守る以上、退避は無理である。しかし、その装甲によって、車両自体が潰されることも無い。が、エンジンを守る上部装甲は、橋でのIII号戦車からの砲撃で損傷していた。
数発の砲弾と、雨のように撃ち込まれた機銃弾に抉られて崩れた瓦礫の中で一際大きな瓦礫が、そこに落下してエンジンルームに飛び込んだ。
「あー、これはヤバいかも。」
直後、瓦礫がエンジンのどこかを傷付けたからか、出火した。準決勝直前のレストア中に事故で中破し、構造が複雑な為修理に時間がかかり、部品も少ない中で他の車両の修理と並行して突貫工事で終わらせたことが響いた。一応は応急処置をしてだましだまし使っていたが、点検ハッチとエンジングリルの破損という一見支障なさそうな損傷で、撃破に追い込まれるとは誰も想像出来なかった。ポルシェティーガーの命運が尽きたのは誰の目にも明らかだった。
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>ポルシェティーガーが火を噴いた。自分でもよく思い付いたなと思いながら次の手を考える。
よっしゃ前進だオルァン!散らかした瓦礫があるのでティーガーIIより小さいIII号戦車でも無理くり登れます。ただしポルシェティーガーのエンジンが燃えてるので上でもたつくとファラリスの雄牛になってしまいます(2敗)
アッー!アーツィ!アーツ!アーツェ!アツゥイ!
ここで操縦をミスると履帯が切れて脱出せざるを得なくなるのでリセです。全ては操縦手ちゃんにかかってます。オーライ、オーライ。
>エンジンが炎上しているポルシェティーガーに瓦礫を踏み台に無理くり登る。後続のティーガーIIのキューポラからエリカが出てきて何か言ってる。玉突き事故をさせたのは申し訳ないと思ってる。
ファッ!?逸見殿早すぎィ!?もしかしてあれで破損しなかったとかまずいですよ!このままだと逸見殿とまほ殿との早撃ち三つ巴勝負になっちゃーう!
まぁ最悪あんこうチームのラストシューティングに間に合えば勝てるので大丈夫です。流石にニュータイプの西住殿とあんこうチームと言えどもドリフト中は操作ができないので、ここが救済措置となってます。ちょっと早めの到着の様なので運試しにまほ隊長の金魚のフンになって撃破を狙ってみます。RTAは早い方が良いからね。仕方ないね。
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「良いよ!敵戦力が失われていく!完成していく!!」
残り1両。大洗女子学園は残存戦力1両のみ。隊長のティーガーIを狙いに来る。合流して、機銃を乱射しながら隊長が作った行き止まりに追い込む。
「撃破数がピースとなって、パズルが組み上がっていく!!」
最後の1両はみほさん。手が届かない私にも、手を差し伸べてくれた人。彼女が指揮するIV号戦車が隊長のティーガーIに体当たりして砲撃を躱した。
「戦車道という檻の中で獄死する友人を私が救うんだ!」
狙いを定めるは戦車道を辞めたはずの人。でも今は敵として立っている。辞めたはずなのに。また戦車に乗っている。
「私が戦った1年間!それ以外を忍耐と言うことは私が赦さない!」
みほさんは戦車道が好きだった。もし、私の
「恐れるな!恐怖は寮裏手に置いてきたはず!」
自らを鼓舞しつつ隊長のティーガーIを回避し再度攻撃しようとするが、上手く抜け出したIV号戦車の砲身が向いていた。
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ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!
な、何をするだァーッ!!砲身が持っていかれたッ!
綺麗にぱっくり割れてますね。バカヤロー、五十鈴殿、何を撃ってる!ふざけるなァ!!
砲身が破損すると発砲した時確率で砲身が爆裂して被撃破判定、そうでなくても大抵明後日の方向に飛んで行きます。ハッキリ言ってリセ案件です。
ここまで来てリセできるかァッ!!1発は撃てる可能性が残ってる。精度が無くても近付けば必中だ!!という訳で近接戦闘です。なるたけ近付いてゼロ距離射撃を叩き込みます。ゴールはもうそこにあるッ!!
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「な、何が・・・!?」
「砲身が破損した!もうマトモに撃てないぞ!?」
車長からの報告に、ハッチから身を乗り出し確認する。根元は辛うじて残っているが、それより先は75mm砲弾で見事に引き裂かれ花開き、先端には不発なのか砲弾が挟み込まれている。
「大洗女子のあんこうマークは、凶事なり!」
飛び出してまだ熱の残ったまま砲身に突き刺さっていた75mm砲弾を蹴り飛ばし、砲手席に滑り込む。
「全速前進!!おもいッきりみほさんに突っ込んで!!」
「でも砲身が・・・」
「それで砲の精度を補うッ!・・・フハハッ」
反論をねじ伏せ、前進させると体がゾクゾクして、笑いがこみ上げてくる。もうどちらにせよここまできて止められない。ここで負ければ、西住流らしからぬインファイトを繰り返した私たちは爪弾きにされる口実にされる。
「退路は無い!生き残るには、相手の勝利を奪うしか無いんだ!」
隊長とティーガーIと同航戦で撃ち合うみほさんに断続的に体当たりからの接射を試みるが、全て躱される。砲身がダメで、弾薬爆裂の可能性も踏まえると、装填されていた1発が今の私の全てだ。私の今の取り柄が砲術であるように。
*
はい。何回やっても接射できません。これはラストシューティングに賭けるしかありません。という訳で乱入してきたワニ娘の前に出て時間を稼ぎます。まるで煽り運転だぁ(良い兄貴姉貴達はやらないように。)
>偶然見つけたエリカのティーガーIIの前に出る。邪魔されてはたまらない。確かにエリカもみほさんの友達だがこれは私からみほさんへの救済だ。
しかしこのエリカスが来るということは実はもうラストシューティング直前です。今回は少し早かったので射線に入る可能性があります。だから煽り運転で遅滞させる必要があったんですね。(例の構文)
あとはさやかスを突っ込ませて接射して西住殿をショックでケツからゴディバをブリュッセル(各方面にケンカを売る愚の骨頂)させて閉廷です。
ドリフトのあの音です。もう始まってます。かっ飛ばせー。っと!?
>履帯が切れる音と共に視界が回る。
アイエエエ!?履帯ナンデ!?
(マウス戦で履帯破損+ポルシェティーガーに無理くり登る=酷使しまくった状態の足回り)
あっ、これかぁ!!じゃなくて、もうこれはニュータイプの可能性を信じて、フォイヤー!!
『フラッグ車行動不能。黒森峰女学園の勝利!!』
ちょっとトーレス艦長が薄れてしまった感じがありますが、その、まぁ・・・許してヒヤシンス。
次回はエンディングと完走した感想となります。正直タイムはどれくらいか考えてないガバがありますがなるたけ早く投稿します。
最後に、外伝は不定期の行き詰まった時に描くのであしからず。優先順位は本編>大団円ルート>外伝って感じでおなしゃす。