ガルパンRTA風実況 ~黒森峰の悪魔~   作:ZK

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外伝でさやかちゃんにニックネームを付けるか否か(主にというか聖グロ編)で悩みながら電撃戦的に描きあげたので初投稿です。


大学選抜戦 その4

いよいよ最終戦だオルレアンな実況はーじまーるよー。

 

前回はカチューシャ殿について回って(語弊)M26パーシングの首をぶち抜いたところまで。

 

あ、ウサギさんチームがやられた。チャーフィー1両を始末したみたいっすね。(ちなみに片方はもう倒したのでドゥーチェ達も無事。)

 

あ、サンダースがミミミのジェットストリームアタック喰らってる。恐ろしく早い撃破、3両相手とは思えないんですがそれは。あ、ダージリン殿達がやられて遊兵化してる(かもしれない)ルクリリ殿発見伝!

 

「あなたも来なさい!センチュリオンと副官達が動いてるから止めにいくわよ。」

 

「了解。あ、黒森峰のIII号戦車、次は負けないぞ!」

 

ルクリリ殿、また背面にぶち込んでやるぜ。と、エリカ殿だ。おめぇどこ行ってたんだよ?

 

「さやかこそどこ行ってたのよ!?ちゃっかりやられてると思ったじゃない!」

 

あっ、すいません許して。ん?筋肉お化けアリクイさんチームとカメさんチームが交戦してますね。エースコンバットみたいに無線がたまに聞こえるので、結構断末魔で埋め尽くされます(愉悦部さんチーム)。

 

ここでの戦いにも近いのでカチューシャ殿やエリカ殿について行くルートはある意味危険が危ないです。

とはいえ裏を返せば両方撃破するなんていう本編崩壊モノの鬼神の如き活躍も・・・無理無理無理!

 

>前方にパーシングが3両いる。何かパーソナルマークがあるからには手練かエースだろうか?

 

「体当たりしてでもセンチュリオンとの合流を阻止するわよ!」

 

皆の衆、かかれー!!ここで少しミスると

 

「うっ!?くそっ!!」

 

と、ルクリリ殿の二の舞になります。機銃掃射で目くらまし(効果は不明)もやっておきま、オッブェ!?砲塔後ろの雑具箱持ってかれました。もう許さねぇからなぁ?(勝てるとはいってない。)

 

あれ、B1とドゥーチェ達が堕とすはずのパーシングの断末魔が来な・・・あっ⋯⋯(察し)。序盤で撃破したのあそこに出てくるパーシングだったんすね。

やったぜ(建前) ドゥーチェ達のはしゃぎ声が聞けなくて残念(本音)。

 

>こっちの一撃を躱したパーシング3両はそのまま離れていく。早く止めなければ合流されてしまう。ポルシェティーガーがスリップストリームとか言っている。エリカも困惑しているようだ。私もしている。

 

「す、スリップ?スリップするの?さやか、分かる?」

 

「相手をスリップさせて海の底に沈めるのかも?」

 

>エリカの問いかけにそう答えるが、とりあえず指示に従う。

 

レオポンさん!カチューシャ殿!エリカ殿!III号さん!ミミミ達にジェットストリームアタックをかけるぞ!

 

「そんなんじゃいつまでたっても追いつけないよノロマさん達。」

 

「エンジン規定はあるけど、モーターは無いもんね!」

 

「行け!音速の貴公子ッ!!」

 

「・・・あれ?」

 

イクゾー!エンジンブローを起こしたポルシェティーガーを躱して、カチューシャ殿がルミ殿に体当たりして、そこからエリカ殿のティーガーを狙う奴を狙います。そしてリロードが間に合えばエリカ殿がもう1両撃破してレオポンさんチームの損失だけで・・・。

 

>放った砲弾はエリカに向けられた砲身に風穴を開け、過貫通していった。命中するより一瞬早く放たれた90mm砲弾がエリカのティーガーを撃破した。

 

あ、やべ。アイツ器用にずらしやがった!?だがしかし!エリカ殿はやられたもののアズミ殿のパーシングの砲身になかなかのダメージを与えました。事実上無力化したのでここで予備チャー発動!カチューシャ殿だけでも助け・・・

 

>T-34を狙うパーシングに狙いを定めるが、横方向からの衝撃に襲われた。

 

おいゴルァ!降りろ!免許持ってんのか!?あ、エリカ殿のティーガー(撃破済)と無力化したはずのアズミ殿のパーシングに挟まれたッ!?

 

バフの解除には若干のタイムラグが・・・(前回より)

 

あぁ逃れられない!!

 

>ズレた砲弾は明後日の方角へ飛び、T-34を撃破したパーシングが砲身をこちらにピタリと向けた。装填が終わった瞬間、相手のマズルが光った。次に見えたのは、90mm弾の直撃でバラバラになった自車の砲身だった。

 

やっぱり、ダメだったよ。後はもう西住姉妹にお任せします。あれ、継続殿どこいった?

 

と言ってる間、エリカ殿よりも身長が高いからかカチューシャ殿がさやかちゃんの肩に乗ってます。

体力を大して鍛えなかったので少しフラフラしつつもエリカ殿に支えられてるさやかちゃんを眺めましょう。

 

「エリカ!」

 

その声と共に繰り出された砲弾は、パーシングから一瞬早く放たれた砲弾の通ったばかりの砲身を割いた。私はパーシングの砲撃で撃破されたが、キューポラから外を伺うと、さやかのIII号戦車が諦めずにプラウダの隊長を狙うパーシングに狙いを定めた。しかし、

 

「外した!?」

 

さやかに砲身を割られたパーシングが、ドリフトの勢いで旋回して、さやかのIII号戦車に体当たりした。砲弾は明後日の方へ飛び、プラウダの隊長を撃破したもう1両が、ティーガーとパーシングに挟まれたIII号戦車に狙いをつけた。

 

「分からんか、分からんか!3万人だよ!ふふふフハハハアハハハハハハハ!!」

 

そして撃破されるのと同時に無線が壊れたのかその音声がプツリと切れた。

 

 

 

「いやー、勝てなかったよ。」

 

砲身に撃ち込まれたからか煤を吐きながら苦笑いして出てきたさやかの顔と、さっきの迫真の無線のギャップにも少し慣れてきた。

 

「サヤーシャ!ノンナの代わりに肩車しなさい!」

 

プラウダの隊長にそう言われ、

 

「あっハイ。」

 

と肩車した。確かに私より高いから適任かもしれない。

 

「う、意外と重・・・」

 

「なっ!?良くも言ったわね!?」

 

「ぎゃー!痛い!痛い!痛い!」

 

だが結局髪を引っ張られていた。

 

中継の画面に目を移すと、隊長とあの子・・・みほが、さやかが砲身を壊したパーシングが精度を補うため近付いたところをトンネルで連携して撃破。

もう1両も隊長が遊具のバイキングを利用して撃破した。

 

「・・・ふふっ。隊長もみほさんも、私には出来ないことを平然とやってのける。やっぱり凄いや。」

 

そうさやかが言ったのを聞いて、隊長も、あの子も越えられない。という念が込み上げた。

 

「あ、もちろんエリカもだよ!私は砲撃しかできないし。」

 

私の顔色を察したのかさやかが付け足すが、

違 う そ う じ ゃ な い 。いや嬉しいけど。

 

「でも、私は抵抗するよ?実力で。2人の横に並ぶのに相応しい技量になってみせる。」

 

そう呟いたさやかの言葉で、私もめげてはいられないと思った。

 

一方、小梅の方を見ると目を輝かせて中継を見ている。

 

「隊長とみほさんが、また共に戦っている・・・。」

 

と小梅がボソリとこぼした言葉を聞いて、どこかで隊長とあの子の共闘を喜ぶ私がいるのを感じた。あの子がまだいた、あの頃を思い出した。

 

そして決着が着いた。隊長のティーガーの空砲で勢いをつけたIV号戦車が、最後の車両、センチュリオンと相打ちに持ち込んだ。双方撃破判定がされたが、隊長のティーガーが残った。

 

「大洗女子学園の勝利!」

 

私たちの勝利だ。

 

 

 

勝ったぞー!皆の者、勝鬨を挙げよー!!と同時にカチューシャ殿によってバランスを崩しかけてるさやかちゃんを他所にリザルトへイクゾー!

 

>敵30両中4両を撃破した!砲手として成長している気がする!

 

>試合に勝利したことで仲間からの信頼を得た気がする!

 

>試合で活躍した!人々から《黒森峰の狼》と噂されているようだ!

 

えー現在のバージョンだとここまでです。最終章に合わせたアップデートも予定されているらしいので、じゃけん皆も戦車動かす燃料と弾薬を用意して待ちましょねー。(迫真戦車兵並感)

 

感想した完走は、

さ や か ち ゃ ん が 幸 せそ う な の で O K で す。

後は本走の方見て、どうぞ。

 

あ、でももう1つありました。調べてみたのですが、救済云々はどうも西住殿を庇う以外にも、精神値が()()()であるのも条件らしいです。多分序盤の方でIII号さんにドッキリ仕掛けられた時の増加分でその値になったのかと思います。

 

そして最後に。私がここまでやり遂げられたのは、間違いなく視聴者兄貴姉貴殿達のお陰です。感想や評価で幾度となくモチベーションが救済されました。本当にありがとうございました(語録無視)。

そして同時に、自分にガルパンを知るきっかけを与え、走るきっかけとなった先駆者、真夏のヒーロー殿に感謝致します。

 

それでは、ご視聴ありがとうございました。

 

 

私が言うのもなんだけど、安心した。砲手は今も逸見隊長の横で、彼女を支えてる。戦いの発想法はとても西住流とは思えないほど、待ち伏せからのインファイトを多用するようで、西住流と全く違う。今は模擬戦でアグレッサーを務めるのが多くなっている。奇襲や待ち伏せ、撹乱の対抗策を考えさせる為に一役買っている。と逸見隊長は言ってた。

 

大洗女子学園にも結構遊びに行ってる。みほさん以外にも友人が見つかって、大喜びして逸見隊長に話していたのは覚えてるし、この前は多少強引にだけど隊長も連れていった。

 

「想像するの砲手諸君。1発で何人もが救われる!」

 

砲手のそこは今も変わらないが、もう慣れた。・・・1年前のことは謝った。通信手に操縦手、装填手と一緒に。砲手は困惑しつつも許してくれた。皆も砲手と上手くやっている。

 

大洗女子学園は廃校を逃れた。各校から短期入学で参戦した増援もあり、『大学選抜チームを打ち破れれば廃校を撤回する』という結果を掴み取った。

 

一方、その中で奮闘して4両を撃破した黒森峰のIII号戦車は、全国大会の戦果も手伝い脚光を浴びるが、それも一時的なものだった。

 

彼女は元来目立ちたらず、更に全国大会で西住流のドクトリンを無視したことも少なからず働いていたという。

 

しかし彼女はその後も黒森峰の砲手として活躍し、全国のIII号戦車乗りに希望を与えた。現在は後輩の教育も行いつつ、自衛隊の戦車乗りを目指しているという。

 

そんな彼女は今日も砲を撃っている。

 

フレーバーテキスト

火筒さやかは護衛艦の砲術長である父と元黒森峰生で砲手だった母の間に生まれた。何の因果か理数科は苦手だったが、砲手としての才能はあった。小学校時代に逸見エリカと知り合い、同じ黒森峰女学園へ進む。修正射撃であれば得意であったが、戦車道では悠長に修正射撃ができる距離での砲戦は起こらない。しかし歴史を覚えるように弾道を覚えることでそれを補うことを考えつく。西住みほという新たな友人も見つけ、これから表舞台へ躍り出ようとした。しかしその矢先に事件は起きた。

 

彼女は人付き合いをする人間では無かった。戦車の知識と、砲術のみを身に付けて生きてきた。だから解決方法も知らず、ただ我武者羅に躍り出た。結果暴力にさらされ、守ると決意した親友が黒森峰を去った。

 

頭部をぶつけてから今までの記憶を忘れ、ただ無造作に撃破数を伸ばした。そのままレギュラーに昇格し、黒森峰で有名な戦車乗りとなった。

 

抽選会で記憶を取り戻し、去った親友を今度こそ戦車道から救い出すと決めた。全ては幼なじみと親友と3人でまた話したかったから。

 

決勝戦まで相手校をなぎ倒し、黒森峰で屈指の知名度と技量を得た。決勝戦ではあと一歩届かなかったが、逆に誤解が解け、親友と再び手をとった。

 

親友の危機に幼なじみと共に現れた。親友の新たな道を守る為戦い、ささやかだが好機を遺した。

 

決勝戦では負けた。しかし彼女はまた幼なじみと親友と笑って過ごせるならと喜び、今も砲術を磨いている。

 

「1発の砲弾が多数の味方を救う。」

 

それが彼女のモットーだ。

 

 

 

 

 

 

実績:砲手

砲手を務める

 

実績:エースの1歩

5両撃破する

 

実績:大エース

20両以上撃破する

 

実績:その名はエリカ

逸見エリカと幼なじみだった

 

実績:みぽりん

西住みほと親友になった

 

実績:アヒャ笑いの友人達

III号戦車の乗員達と友達だった

 

実績:ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!

秋山優花里と戦車の話をして仲良くなった

 

実績:因縁?

みほを庇った

 

実績:後ろだ!?

ルクリリを後ろから撃破する

 

実績:おやりになるわね

ダージリンに警戒される

 

実績:救済

救済思想を入手する

 

実績:大学選抜の悪夢

大学選抜チームを3両以上撃破する

 

実績:後悔なんて、あるわけない

火筒さやかでトゥルーエンドをむかえた

 

 




最後は少々惰性で進んだ感じかもですが、これにて大団円ルートも完走!ひとえに皆さんのお陰です。初めてのRTA小説で拙い小説でしたが本当にありがとうございました。

そして自分にガルパンを知るきっかけと、本RTAを走るきっかけにもなった先駆者、真夏のヒーロー殿に感謝致します。

追走者が現れることを願う。ガルパンRTA流行らせコラ!

最後に、完結記念(?)としてキャラメイクのページに自分の中でのさやかちゃんのイラストをご用意いたしました。

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