アンツィオ高校編
今回は、箸休めとしてアンツィオ高校編です。あ、そこ!誤魔化してるとか言わない!
所属校をアンツィオ高校に変えて、イクゾー!
私は火筒さやか。他の名は無い。
「・・・は?」
黒森峰の高校に進むのを辞めると打ち明けた時、エリカが珍しくキョトンとした顔を見せた。正直、私は黒森峰に入った同級生の多くに埋もれていた。それに、鈍重なティーガーやフェルディナンド達に合わせての行動も性にあわないと思ったからだ。そう伝えると、エリカはため息をついて、聞いてきた。
「じゃあ、何処に行く気なの?」
「アンツィオ高校。」
そう答えると、エリカは顔を真っ赤にして、止めに入るみほさんをそっちのけで、何のために一緒に黒森峰に入ったのかだの、隊長にはどう言うのかだの、そして最後に・・・意気地無しと言われた。頭に血がのぼって、思わず口に出した。
「・・・エリカも、みほさんも、まほ隊長も、同級生の皆も!私にとっては越えられない壁なの。III号戦車の50mm砲でティーガーの装甲を撃ち抜けないみたいに!・・・2人は私より上手で、一緒にいる私はあまり上手くない。媚びているだの、腰巾着だの、言われるのは疲れたし、2人を巻き込みたく無いの。」
「さやかさん・・・。」
「・・・。」
2人が目線を落とす。空気が重くなっていくのを感じつつ、そうはさせまいと口を開く。
「壁から逃げる為じゃない。超える為に、助走をつけるために私はアンツィオ高校に行く。そして、壁を越える。エリカも、みほさんも、まほ隊長・・・は難しいかもしれないけど。」
「そこは言い切りなさいよ!」
エリカにツッコミを入れられるも、全国大会での対戦を約束して、2人の協力もあり、私はアンツィオ高校を受験し、合格した。
「はえー、すっごい・・・。」
初めてやって来たアンツィオ高校の学園艦を見回し、思わず感嘆の声を漏らす。まるで異国の地と言わんばかりの街並み、そこかしこにある屋台。そして陽気な生徒。
「やぁ!君が黒森峰から来てくれた新入生か!」
大きなドリルを2つぶら下げたような髪型で、ドゥーチェと呼ばれていると聞いていた人に話しかけられた。
「え?あ、はい。」
「そうか!いやー、最近我がアンツィオ高校の戦車道は盛り返していてだな。君みたいな経験者が入ってくれるととてもありがたい!」
怖そうな見た目だったが、案外明るくて良い人だ。少ないとはいえ、戦車道の新入生全員にこういった一言を考えていたらしい。
そして新入生全員で鉄板ナポリタンをご馳走になった。下手な飲食店のモノより美味しく、仰天した。
「私のことはアンチョビと呼んでくれ。とりあえず、皆のニックネームを決めたいと思う!」
ドゥーチェや、他の生徒の提案で、次々とニックネームが決まっていく。
「君のニックネームは・・・。」
その時から、私の新たな戦車道が始まった。
私の名前は火筒さやか。またの名を・・・
おまけ
「ドゥーチェ、お金も人員も足りてないのは分かってました。そしてイタリア陸軍の主力がカルロ・ベローチェだったのも知ってます。
ですが機銃しかついてないっていうのはどういう事なんですかーッ!?
8mm機銃で戦車が撃破できますか!?こんなの絶対おかしいですよォ~ッ!!せめて対戦車ライフル型を下さい!!クソォ~~ッ!!!」
ーー火筒さやか、アンツィオ高校入学後に初めてコロッセウムにて叫んだ言葉ーー(月刊戦車道アンツィオ高校特集「注目選手」の項より)
黒森峰中等部からアンツィオ高校に進学し、高校1年生の時の事件に巻き込まれない世界線の綺麗なさやかちゃんのニックネームと明日はどっちかな?(想像に任せていくスタイル。)
ちなみにhoi4はチュートリアルでエチオピアに港取られて増援が送れなくてリセしました。(なおその次の世界線ではスペイン義勇軍が包囲されて八つ裂きにされた模様)hoi4は死にゲーだった?(困惑)