和奏レイの兄が友希那のサポートをしている話(完結) 作:春はる
遅くなりましたが、やっと書けました。
小説の途中で、大和麻弥を出して一言だけ台詞を書きましたが、口調が全然違う感じになっていると思いますので、そこはご了承ください。並びに、小説の後半が雑な感じなってしまったので、そこもご了承してくださると助かります。
では、本編をどうぞ。
~ハル視点~
バンド練習やレイからの電話のやり取りをした日から、少し経ったある日。
そんなある日の今日もバンド練習だったが、俺はバイトだったので、俺だけ参加しなかった。
ただ、いつも録音をお願いをしているので俺か参加出来なかった時は、いつもそれを聞いて演奏のチェックをしていた。
そして、今日はいつも通りライブをやるので、その準備をしていた。
ハル「照明の明るさはどうですかー?」
出演者A「照明は大丈夫でーす。ただ、音をもうちょっと下げてもらってもいいですかー?」
ハル「分かりましたー」
と、出演者の人達と話をしながらステージでの調整をしていた。そういった準備をしていたが、グリグリだけまだきてなかった。
そろそろ本番が始まるのに来ないので、スタッフや他の出演バンドの皆が少しざわざわしていた。
それでも準備を止めるわけにはいかないので、準備を進めた。
そして本番になった。
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~本番~
スタッフA「え!まだグリグリ来てないの!?」
スタッフB「飛行機が台風の影響で遅れてると、連絡が来ました!」
グリグリが来ないまま、本番が始まった。ただ、始まってすぐに牛込さん達から連絡がきた。それが、スタッフが言った台風で飛行機が遅れてるという連絡だった。
俺はその連絡を聞いてすぐにオーナーにライブの進行の事で確認をした。
ハル「オーナー、とりあえずグリグリがいつ来るか分かりませんけど、来るまでの間ギリギリまで繋げられる様に出演者の皆さんに話してきますね」
オーナー「……ただ、それでも無理だったら場合は、分かってるかい?」
ハル「はい。その時は、そこでライブを終了させます。……お客さんを悲しませちゃいますが、"事情によりライブを終了します"と放送しますので」
オーナー「頼んだよ」
オーナーの言葉に俺は頷き、慌ててる他出演者やスタッフの皆に声をかけ始めた。
ハル「すみません!グリグリが遅れてるので、グリグリの出番を最後にします!それで、今から演奏できるバンドはいますか!?」
バンドA「うちだったら行けるよ!元々グリグリの次だったから!」
ハル「じゃあ、演奏をお願いします!MCも出来るだけ伸ばして、ライブで演奏できる曲は全部歌うつもりで!他のスタッフは、照明などの操作をお願いします!俺は、皆をまとめて指示出しますから!」
俺が伝えると、バンドの人とスタッフの皆は頷いて動き始めた。
香澄「りみりん!」
そんな中、一人の女子の声聞こえた。……が、俺は気にせず他のバンドの皆に確認をした。
ハル「その次は、皆さんに任せます!さっきのを聞いてたと思いますが、MCも出来るだけ伸ばして演奏できる曲は、全部歌うつもりで演奏してください!」
バンドB「了解です!」
ハル「グリグリが曲を歌える時間を確保した状態だと、次のバンドでライブを伸ばすのは限界です。なので、次のバンドが終わってもグリグリが来ていなかったら、もうこのライブは終了にします!」
香澄「そんな……!来るまで待つとかしないんですか……!?」
俺が言った言葉に一人の女子が反応してきた。それに俺が反応しようとすると、オーナーが手で制してきて"仕事に戻れ"という感じを出してきたので、俺は仕事に戻った。
オーナー「駄目だね。どんな事があろうとステージに立つ。客を悲しませるバンドは駄目だ。もし穴を空けたら、二度と敷居を跨がせないよ」
香澄「そんな……」
オーナー「……だからハル……さっきのスタッフは、その事を理解してあの言葉を言ったんだ」
オーナー達の会話を軽く聞きながら、ライブの仕事をしていた。
そして、全バンドの演奏が終わった。グリグリが歌えるように時間を残した状態だともう伸ばせないので、ライブ終了させようと俺を含めたスタッフが動こうとした時だった。
オーナーと話をしていた女子が、ステージに勝手に出てしまった。
それに全演奏が終わったのでステージの照明は消えるはずが消えずに、ライブ演奏中の照明のままになっていた。
俺も他スタッフも慌てて照明担当のスタッフに消してもらうと言いに行こうとした。
オーナー「待ちな……!」
ハル「オーナー……?」
オーナーに止められてしまった。他のスタッフも動きをやめた。
勝手にステージに立った猫耳型の髪をした女子と、途中から友人らしきツインテールの女子とベースを持った女子の三人がステージできらきら星を歌っていた。
スタッフA「……グ、グリグリが来ました……!!」
ハル「……じゃあ、演奏の準備をやりましょう!」
三人がステージに立って、しばらくしてグリグリがやっと来た。俺が声をかけて裏方の仕事を再開して、グリグリのライブをスタートさせたのだった。
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~ライブ終了後~
ゆり「オーナー、すみませんでした」
機材などを片付けるために楽屋の前を通った時に、グリグリのギターボーカルをしている牛込ゆり先輩が、オーナーに謝っているのが見えた。
ハル(オーナーの事だから、許すだろうな……)
と、思いながら片付けを続けるために、ステージから行ったり来たりしていた。
しばらくしていると、ステージ横で片付けをしている時だった。
ゆり「ハルくん。色々と迷惑をかけてごめんなさい」
と、牛込さんから言われてた。それを聞いた俺は内心驚いてしまっていた。
オーナーに謝っていたから、それで済んでるはずだと思ってたからだ。
ハル「最終的になんとかなったので、別に謝らなくても大丈夫です」
ゆり「そう言ってもらえると助かるよ……。それと色々と動いてくれてありがとう」
ハル「スタッフとして当たり前の事しただけです」
と、牛込さんの言葉にそう返した。その後に気になったことを一つ聞いた。
ハル「……それより、何で下の名前知ってるんですか?名字は名札を付けてるから分かると思いますけど、名前はスペースの出演バンドには教えてないはずですけど……」
ゆり「それは簡単よ。ライブを見に来てくれるお客さんが君の名前を呼んでいた事。それと、ついさっきオーナーに謝った時に、君の事を言ってたからだよ」
ハル「オーナーが?」
ゆり「うん。オーナーに謝った後に、"ハルにも声をかけて謝りな"って、指を指しながら言ってたの。"スタッフの中で、一番動いてたのがハルだったから"って名前で呼んでたんだ」
ハル「そうなんだ……」
ゆり「うん、だから、知ってたんだよ。……ひとまず、今日はありがとう」
ハル「どういたしまして……。でも次は注意してくださいよ、牛込さん。またこんな風に対処するのは大変なんですから」
ゆり「……気を付けます」
牛込さんとの会話を終えたあと、グリグリの皆は帰る準備を始めたので、俺も途中だったステージ横の片付けに戻った。
ステージ横の片付けや他の所の片付けが終わり、オーナーに声をかけた。
ハル「オーナー、片付け終わりました」
オーナー「そうかい。じゃあ、今日はもう上がりな。それと今日は助かった。ご苦労様」
ハル「……はい、お疲れ様でした」
と、オーナーの言葉にそう伝えて、更衣室に向かった。
帰る支度を済ませて、花園さんや他スタッフに挨拶してから、スペースを出た。
そして家に帰ってる間に、あこから俺や友希那達のバンドメンバーのグループトークに、メッセージが届いていたので内容を見てみた。
あこ【キーボード出来る人、見つかったよ!!】
というメッセージだった。
このメッセージに皆それぞれ反応していたが、とりあえずオーディションはいつやるのかというやり取りになってたので、俺もやり取りに入った。
最終的に、明日の放課後サークルでやるということになった。
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~翌日~
ハル「おはよー」
鋼「ハル、おはよう。……そういえばキーボードが出来る人は見つかったか?」
ハル「うん、見つかったよ。昨日、バイト終わりにあこから見つかったってメッセージが来てたから」
朝、教室に入り鋼に"おはよう"と言うと、キーボードメンバーの事を聞いてきたので、見つかったことを伝えた。
鋼「お、マジか。良かったじゃん」
ハル「まぁね。でも正式にメンバーになるかどうかは分からないけど……」
鋼「オーディションするんだっけ?」
ハル「うん、あこもリサもそうだったからね。それで、今日の放課後に集まるから、そこで判断する感じだよ」
鋼「なるほど。ドラムの子が薦めるぐらいは実力あるって事か?」
ハル「多分ね。絶対大丈夫ってメッセージを送ってきてたから」
鋼「そっか」
麻弥「鋼さーん。ちょっと演劇部の手伝いに来てほしいんですが、いいですかー?あ、ハルさん。おはようございます」
鋼とバンドの話をしていると、鋼の幼馴染みで恋人の大和麻弥が教室のドアの所から、鋼に手伝いのお願いと俺に"おはよう"と挨拶してきた。
ハル「大和、おはよー」
鋼「分かったー。……ちょっと行ってくるわ」
と、俺に言ってから、鋼は大和の所に向かっていった。俺は自分の机に向かい、授業の準備を始めた。
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~放課後~
放課後になり、あことキーボードが出来る人が来るまで、俺と友希那とリサと紗夜はサークル横にあるカフェテリアで待っていた。
紗夜「和奏さんは、どういったバイトをしているんですか?」
皆でカフェテリアで待ってる時に、紗夜が俺がしているバイトの事を聞いてきた。
ハル「どうしたの?いきなりバイトの事を聞いてきて……」
紗夜「いえ……かなりの頻度でバイトのシフトを入れているみたいですので、どういった場所なのか気になってしまっただけです。昨日もバイトと言っていたので……」
リサ「ハルがシフトを結構入れてるのは、一人暮らししてるのもあるよね」
ハル「まぁね。……えっと、バイト先はライブハウス・スペースだよ。そこのスタッフとして働いてるんだ」
リサの言葉に答えながら、紗夜にバイト先を教えた。
紗夜「スペース……、ガールズバンドの聖地と言われている場所ですね」
ハル「あ、知ってるんだ」
紗夜「当然です。……いくら合わなかったとはいえ、湊さんのバンドに入る前にもバンドに所属してましたので、話だけは知っています」
ハル「そうなんだ。……じゃあ「遅くなりましたー!」」
俺のバイト先を教えた後に、オーナーの事も知ってるかどうか聞こうとした時に、あこの声がした。その為、話すのやめてあこの声がした方を見た。
あこのすぐ後ろを黒髪のロングヘアーのおとなしい感じの女子がいた。
ハル(あの黒髪ロングの女子が、あこが言ってたキーボードが弾けるって子か……)
と思っていると、友希那が近くに来たあこに質問をした。
友希那「あこ。隣にいる人が、キーボードが弾ける人なの?」
あこ「はい!りんりん、ピアノ経験者でキーボードも出来るって言ってたんです。……ね!りんりん」
燐子「う、うん」
紗夜「白金さん……でしたよね?確か、ピアノコンクールで賞を取った事もあるんでしたよね」
燐子「は、はい。……で、でもそれは小さい頃……の話ですけど……」
ハル「ひとまず、スタジオに行こう」
と、話をしていた三人にそう伝えて、サークルの中に入った。スタジオに向かう間と、スタジオに入ってからお互いに自己紹介を済ませた。
その後に演奏準備も済ませてから演奏を開始した。
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~演奏終了後~
燐子のオーディションは、あことリサの時と同じくこれ以上ない演奏だった。
友希那「ハル……これは」
ハル「うん。あことリサの時と同じだ」
友希那「えぇ、その通りね。燐子、メンバーに入ってくれたら、もっと高みに行けるわね」
リサ「でも、まだライブが決まってないよね」
燐子「え……?ライブ……?」
リサが言った一言で燐子が何故か固まってしまった。固まる前にライブと呟いていたけど……。
皆も同じことを思ったみたいで、リサが即座に聞いてくれた。
燐子曰く、ライブを出たりする話はあこから全く聞いてなかったみたいだった。そして人前で立つことすら緊張してしまうので、演奏なんて想像するだけで……という感じで、燐子が教えてくれた。その後に"ライブなんて……"と、燐子が言った時だった。
友希那「なら、帰っていいわ」
あこ「ゆ、友希那さん……!?」
友希那は、一刀両断みたいにズバッ!と燐子にそう伝えて、それを見たあこが驚いていた。
友希那がそう言うことに、俺は驚かなかった。友希那は頂点を目指すのに妥協はしない。その為、厳しい言い方をするのは当然だった。
燐子「……たい!」
しばらく静かになっていた燐子が、何かを呟いたのに気がついた。
燐子「私……やりたいです!!……がんばり……ます!お願い……します!!」
友希那「そう……。これからメンバーとして一緒に頑張りましょう。よろしく」
と、燐子の言葉に、友希那はそう返事をした。
そうして燐子がバンドに入ったことで、やっとメンバーが揃った。
ライブはまだなので探しながらだけど、本格的に練習が出来るようになった。
そして、今日はとりあえず家に帰ることになったので、解散となった。
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~翌日・放課後~
燐子がメンバーなった日から翌日の放課後。
サークルで集まった際に燐子が弟の凛を連れてきた。
友希那が連れてきていいと、許可を出したみたいだったから連れてきたみたい。けど、なぜか俺ばかり質問されてしまった。凛とやり取りして分かった事は、かなりのシスコンだと分かった。
凛からの質問の殆どが、姉の燐子の事が心配してるような事だったからだ。例えば、燐子に悪い虫が付かせたくない感じなのか、俺の性格とか聞いてきたり"姉と付き合いたくて近づいて来たのかどうか"とかだったからだ。
そういったのに答えていたら、どこか満足した顔になった凛は家に帰って言った。
そのあと、練習を終え皆がスタジオを先に出て、俺は最終確認をしてから最後にスタジオを退出した。そして、サークルの受付前に着いた時だった。
まりな「そういえば、友希那ちゃん。バンドを結成してしばらく経つけどライブって出た?」
友希那「いえ、まだ練習のみでライブには出てないですが、そろそろ出たいと思ってますけど……」
まりな「今度ライブがあるんだけど、それに出てみない?」
受付にいたまりなさんが、友希那にそう言っていたのだった。
前書きにも書きましたが、パスパレの大和麻弥の口調が違う感じになってしまいました。それと、後半が雑になってしまい、申し訳ございません。
今回も次話は出来てませんので、投稿まで時間がかかると思います。