ドラゴンボールTH ~地球育ちのサイヤ人の幻想入り~   作:超野菜

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次回から妖々夢篇と言ったな、あれは嘘だ。


悟空のとある1日

 

 

 

 

紅霧異変から少しばかり月日が流れた。

あの[妖怪の人里襲撃事件]から何の問題もなく、幻想郷には平和な日々が続いた。

 

 

 

 

 

 

「う~~ん~~っ・・・よく寝たな・・・」

 

人里の外れ。ここには悟空の家がある。

以前助けてもらった礼も兼ねて、かなり大きい家になっている。

勿論、悟空の家に邪悪な妖怪は近づかない。

だが、人間に対し友好的な妖怪や妖精は悟空の優しさも知っており、

遊びに来る者も少なくはない。それは人里の人も同じだった。

悟空も歓迎しており、人里での悟空の評判は良かった。

 

 

「さてと、朝イチの修行でも始めっかぁ~!」

 

そんな悟空は規則正しい生活を送っている。

悟空は今までの修行や闘いで、実力をつけてきた。

だが、師匠である亀仙人の教えを今でも忘れてはいない。

よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む。

これをモットーとし、地道な修行を繰り返していた。

 

「・・・9998・・・9999・・・・10000っと!

 ふい~・・・朝の修行終わり! さぁメシにすっか~。」

 

指立て伏せを終わらし、悟空は朝食を食べに家に戻った。

基本的に食料は妖怪の山から取ってきており、

最近見つけた竹林でも食料を取ってきている。

たまに、人里の人からお裾分けを貰ったりしていた。

 

妖怪の山は部外者は立ち入り禁止なのだが、天狗の長は悟空の実力と、

手を出す気はないということを知り、射命丸の説得もあり特別に許可をした。

 

 

「・・・あ~美味かった! さてと、なにすっかな~・・・」

 

悟空は外で焼き魚を食べた。

このようなサバイバルの知識は、パオズ山で覚えていた。

朝食にしては食べ過ぎなのだが、悟空にとってはこれが普通なのだ。

 

 

「・・・たまには人里まで行ってみっか!」

 

基本的に悟空は修行しにどこかにいっているので、

普段、人が集まるような場所にはいない。勿論、家でも修行しているが。

そのせいで、人里に行ったことは少ない。

 

目的を決めた悟空は早速人里に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「寺子屋に行って慧音に会うか・・・鈴奈庵で小鈴に会うか・・・

 どっちにしよっかなぁ~・・・お! あいつは魔理沙じゃねえか?」

 

人里まで来たものの、はっきり目的が決まっていなかった悟空。

うろうろしていたが、見覚えのある金髪白黒を見つけた。

何やら誰かを探しているようだ。

 

 

「オッス! 魔理沙! どうしたんだ?」

 

 

「お! 悟空じゃないか! ちょうどお前を探していたんだぜ!」

 

どうやら魔理沙が探していた人物は悟空のようだった。

 

 

「悟空、お前に頼みたいことがあるんだが・・・

 ここじゃちょっとアレなんで・・・お前の家まで行っていいか?」

 

 

「ああ、いいぞ。んじゃ、オラについてきてくれ。」

 

悟空は人里に来たばかりなのに、家に引き返すことになった。

本人は全く気にしていないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐに悟空の家に着いた。

人里の外れといってもめちゃめちゃ離れた場所ではない。

飛んでいけばすぐにたどり着く。

 

 

「んで? オラに頼みたいことってなんだ? そんなに重要なことなんか?」

 

早速、本題に入る悟空。その一方、いきなりすぎて戸惑う魔理沙。

魔理沙はもう少し遠回しに言うつもりだったが、

もう面倒くさくなったのでさっさと言うことにした。

 

 

「まぁ、大したことないんだが・・・

 悟空、私の修行相手になってくれないか?」

 

 

「なんだ、そんなことか~。だったら別に人里で言えば良かったのによ~。」

 

あんまり深刻な問題ではなかったため、悟空は少しがっかりした。

 

 

「そんなことって言うな! 私にとっては重要なことだぜ!

 それに、あんまり他の奴に修行してるってバレたくないからな・・・

 そんで、答えはイエスなのか? ノーなのか?」

 

魔理沙は人知れず、努力を重ねている。

しかし、あまり他人に努力していることを知られたくないと思っている。

だが、圧倒的な強さを持っている悟空と修行すれば

実力はグッと伸びるはずだと思い、悟空に修行相手の相談を持ちかけたのだ。

 

 

「なに言ってんだ! 良いに決まってんだろ!

 オラも修行相手が欲しいなって思ってたんだ!」

 

今でも悟空は、修行は二人でやった方が効率がいいと思っている。

勿論、答えはイエスだった。

 

 

「やったぜ! んじゃ早速始めるか?」

 

 

「いつでもいいぞ! おっし! いっちょやってみっか!」

 

 

 

悟空も魔理沙も互いに準備は出来ている。二人は構えた。

しばらく、二人は向き合ったままだった。

 

 

 

「・・・こっちから行くぞ! 悟空っ!!」

 

先に動いたのは魔理沙だった。

愛用のほうきに乗り、悟空との距離をとる。

 

 

「全開パワーだぜ! はああああああっ!」

 

そして、魔理沙は魔方陣から弾幕を放つ。とは言え、相手は悟空。

一切容赦はしない。最初から全力の弾幕を放った。

 

 

「よっ! ほっ! やるじゃねえか魔理沙!腕を上げたな~!」

 

大量の星の弾幕が悟空に襲いかかるが、やはり当たらない。

同じ条件で闘っているが、戦闘経験の差が大きく現れている。

 

 

「ちっ! やっぱこの程度の弾幕じゃだめか・・・

 なら! 魔符[ミルキーウェイ]! [スターダストレヴァリエ]!」

 

 

「いっ!? マジかよ!」

 

スペルカードをさらに二つ使い、魔理沙の弾幕はさらに激しさを増した。

悟空は避けきれなくなり、弾幕を弾きながら、後退していく。

 

 

「後ろに逃げられちゃ、どうしようもないぜ・・・!

 だったら! 新技、光符[アースライトレイ]!」

 

魔理沙の魔方陣が増え、悟空を追った。

魔方陣は悟空に近づくと、レーザー風の弾幕を放った。

どうやら、このスペルカードはターゲットを追撃するらしい。

 

前後左右から弾幕を放たれ、悟空の逃げ場はなくなった。

 

 

「凄え弾幕だ・・・! 避けられねえ・・・!

 こうなったら仕方ねえ・・・はああああああっ!!」 ドンッ!!!

 

逃げ場なくなった悟空は気合いで弾幕を吹っ飛ばした。

弾幕は魔理沙自身が避けることになり、数弾被弾した。

だが、なんとか避けることは出来た。

 

 

「魔理沙! 油断しちゃいけねえぞ! 今度はオラの番だ!」

 

気が抜けていた魔理沙に悟空が追い討ちを仕掛ける。

以前闘った時よりもかなり弾幕らしくなっており、

よりいっそう激しさを増していた。

 

 

「くっ! まさか自分の弾幕を避けることになるとは思わなかったぜ。」

(ここまでやって、与えたダメージはゼロか・・・)

「やっぱとっておきの新技を使うしかないぜ!

 こいつで決めてやる! 儀符[オーレリーズサン]!」

 

魔理沙の周りに赤、青、黄、緑の玉が現れる。

四色の玉は魔理沙の周りをぐるぐると回っている。

 

 

「さぁ、第二ラウンド始めるぜ!」

 

弾幕を放つ魔理沙。今度は魔理沙自身が放つ弾幕の上に、

自動で[オーレリーズサン]が弾幕を放ってくる。

単純に考えると、いつもの四倍の弾幕が悟空を襲う。

 

 

「くっ! 流石に厄介だな・・・! 悪いけどその技は使わせねえぞ!」

 

弾幕を避けきり、魔理沙の背後に周りこむ悟空。

気を開放し、威力を上げた弾幕を魔理沙に当てる。がーーー

 

 

「へっ、残念だったな! これがこのスペルの真骨頂だぜ!

 このスペルはあらゆる攻撃を弾く! つまり無敵状態ってわけだ!

 その上、自動で攻撃をする! どうだ、悟空!」

 

あっさり弾かれてしまった。

悟空は多少驚いたものの、その表情は嬉しそうだった。

 

「おめえにそんなとっておきの新技があったなんてな!

 オラたまげちまったぞ! だけどーーー」

 

悟空は魔理沙にピースする。

魔理沙は意味がわからず、首をかしげる。

 

 

「・・・弱点を二つ、見つけた。この勝負はオラの勝ちだ。」

 

ニヤリと笑う悟空。

魔理沙は一瞬、動揺したものの、すぐに余裕の表情に戻った。

 

 

「はははははっ! 面白いこと言うじゃないか悟空!

 だけど、この技に弱点なんかないぜ。」

 

 

「・・・じゃ、まず一つ目。これだけ教えてやる。

 その技、体力の消耗が激しいんじゃねえか?

 その技を使ってから、おめえの気がだんだん減っている上に、

 最初の弾幕よりパワーが落ちているぞ・・・どうだ?」

 

 

「!!・・・バレちまったか。それは合ってるぜ。」

(あれだけのやり取りでそれを見破るとはな・・・)

「だが、それだけじゃ私の[オーレリーズサン]は敗れないぜ。」

 

 

「ああ、そうだな。だけど、問題は二つ目。

 これはオラが相手じゃなかったら大した問題じゃなかったと思うぞ。

 これは・・・闘いが終わってから教えてやる! 行くぞ!」

 

シュンッ!! 「でりゃっ!!」 ドガッ!!

 

悟空は魔理沙に一瞬で近づくと、上空に吹っ飛ばした。

吹き飛ばされながらも魔理沙は何とか体勢を立て直した。

 

 

「ぐっ!! ああ、決着をつけてやるよ! 私の勝ちでな!」

 

魔理沙はミニ八卦炉を取りだし、悟空に向ける。

 

 

「[マスタースパーク]は使わせねえぞ!

 はああああああ・・・・・!! だだだだだだァーーーーっ!!」

 

悟空は手に気を溜め、一気に魔理沙に向かって大量の弾幕を放つ。

高威力の弾幕だったが、魔理沙を一発も狙っていない。

 

 

「それで終わりか悟空! ならこれでもーーーん?」

 

魔理沙は様子がおかしいことに気づいた。

悟空が放った弾幕が全部、空中で止まっている。

 

 

「もう逃げ場はねえぞ! くらえ![悟空包囲弾]!!」 ババッ!!

 

 

「なっ!?」 ズドオオオオンッ!!

 

悟空が合図を送ると止まっていた弾幕が一気に動き出し、一瞬で魔理沙に命中した。

この技は、悟空の仲間であり、神様と融合したピッコロの技だ。

あまりの威力に魔理沙の[オーレリーズサン]は破壊された。

[オーレリーズサン]を破壊され、体力もなくなった魔理沙は負けを認めた。

 

 

「私の負けだな・・・これで駄目じゃ、勝ち目はないぜ。

 あっ、悟空。二つ目の弱点を教えてくれないか?」

 

 

「分かった。確かにこの技はある程度の攻撃耐えられるし、ほぼ無敵だ。

 だけど、一気に威力の高え攻撃を耐えられる訳じゃねえ。

 基本的に相手の攻撃は避けた方がいい。防御が甘くなっちまうからな。」

 

 

「・・・確かに、悟空の言う通りだな・・・

 勉強になったぜ悟空。また弾幕ごっこやろうな!」

 

 

「おう! オラはいつでも相手になってやっぞ!」

 

魔理沙は悟空に挨拶をして霧雨魔法店に帰っていった。

次はさらに魔法の研究をして強くなって来るに違いない。

 

 

「さーて、オラも修行しに行くかな。」

 

魔理沙に負けじと悟空も修行しに出かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、行ったよ悟空って人。今がチャンスよ!」

 

「いいのサニー? あの人新聞で吸血鬼相手に圧倒したって書いてあったわよ。」

 

「ルナの言う通りよ! 流石に危険すぎるよ!」

 

悟空の出かけた後、妖精が三人姿を現した。

この妖精三人組は[三月精]。今までずっと居たのだが、

サニーミルクの[光の屈折の能力]によって姿を、

ルナチャイルドの[消音の能力]によって音を消していたのだ。

 

 

「いいの! ちょっと中を見るだけだから!」

 

中を見ると言っているのはサニーミルク。

それを止めているのはルナチャイルド、スターサファイアだ。

 

 

「もう、何を言っても無駄ね・・・スター、悟空って人の場所は?」

 

 

「多分、大丈夫。かなり離れたところにいるから。」

 

スターサファイアは[レーダーの能力]を持っている。

悟空居場所は分かっていた。

 

 

「なら、さっさと行こう! 早くしないと帰ってきちゃうよ!」

 

スターとルナを急かすサニー。もう悟空の家の扉を開けている。

 

 

「はぁ・・・仕方ないわね・・・行きましょ、スター。」

 

仕方ないと言いながらも心の中では楽しんでいるルナだった。

それはスターも同じだった。

 

三人は中に入った。家の中にはいろんな食料が沢山あった。

あとは日常生活に必要なものがあるだけだった。

 

 

「ねえ、ちょっと位食べてもいいんじゃない?」

 

サニーがまた悪巧みを考えついた。

スター、ルナの二人はまずいと思いながらも、

”もうすでに不法侵入しているのでいい”。という考えになった。

その結果、三人とも少し食料を奪うことにした。がーーー

 

 

「おめえ達オラの家で何やってんだ?」

 

悟空が現れた。三人は一瞬、時が止まり固まった。

 

 

(ちょっと、どうなってるの!? スター!

 あんたさっき遠くにいるから大丈夫って言ったじゃない!)

 

(さっきまで遠くにいたよ! でも一瞬でここに・・・!)

 

(今はそんなことどうでもいいわよ!どうすんのサニー、スター!

 私達がどう頑張っても勝てる相手じゃないわよ!)

 

ひそひそ話でこれからどうするか慌てて相談する三月精。

 

 

「何してんだ? オラん家には何もねえぞ。何か用でもあんのか?」

 

一方、素性も知らない者が不法侵入しているにも関わらず、能天気に尋ねる悟空。

 

 

「い、いえ・・・あのーお、お腹が減ってしまって・・・ははは・・・」

 

サニーが適当に嘘をつく。間違っても”イタズラしに来た”とは言えない。

 

 

「なんだ、そうだったんか~! んじゃ、飯食っていくか?」

 

あっさり信じた悟空。純粋というか、バカというか、単純だ。

 

 

「あ、そ、それじゃ、お言葉に甘えて・・・ははは・・・」

 

結局、悟空の家で夕飯を食べることになった三月精。

そして、三月精は思った。

 

 

(((あれ、別に全然いい人だな。)))

 

 

 

 

 




シュワット!!
次回更新まで! 次回更新までお待ちください!!
次回から妖々夢篇に入るハズです!
もうしばらくお時間を・・・!! D O O R!?


「次回も見ていってくれよな!」
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