ドラゴンボールTH ~地球育ちのサイヤ人の幻想入り~   作:超野菜

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ありがとうございます!!
前回もこんな感じの前書きなのは気にしないで下さい!

注)前回からちょっとオリジナル要素が含まれます。



発動!![界王拳]!!

 

 

 

 

 

 

--おーい、魔理沙~!

--ん?誰かと思えば悟空じゃないか。何か用か?

--おめえに教えたい技があるんだけどよ、

--その前に一回見した方が良いじゃねえかと思ってな。

--本当か!?一体どんな技なんだ悟空!?

--大昔に界王様って人から教わった技だ。その名もーーー

 

 

「界王拳!!」

 

悟空を纏う気のオーラが赤く、そして大きくなっていく。

超サイヤ人程ではないが凄まじい闘気だ。

気を感じることが出来ない文も魔理沙も

ビリビリと伝わってくる悟空の気に驚きを隠せない。

 

 

「超サイヤ人とは別のパワーアップを残しているとは・・・

 流石は悟空さん。これも大スクープですが、

 正直、今は素直に喜ぶことは出来ませんよ。」

 

普段なら記事にすべく、すぐさま取材を申し込むのだが

今はこの状態の悟空との闘いの真っ只中。

今まで何千年も生きてきた文でも

悟空程底が知れない強さを持った者と闘ったことはない。

経験したことのない緊張感が文を襲っていた。

 

 

「文。界王拳のことは後で説明すっからよ。

 折角闘ってんだから、今はこの闘いに集中しようぜ!」

 

 

「そうですね。文々。新聞の為にもこの射命丸文、

 幻想郷最強の強さ、身を呈して記事にさせてもらいます!」

 

そこまで言うと、文は全力のスピードで悟空に突っ込む。

余りにも速いので、魔理沙にはその軌道しか認識できなかった。

 

しかし、悟空は文に対し構えもせずに立ち向かう。

そのまま文の攻撃が悟空に当たるかと思われたが、

文は直前で超スピードで悟空の背後に回り込み、

悟空の頭上に渾身の一撃を繰り出した。

 

完全に虚を突いた攻撃。

が、その攻撃は悟空の右腕により止められてしまった。

 

 

「なっ!?」  「っ・・・はああっ!!」  ブンッ!!

 

悟空は受け止めた文の手を強く引き、投げた。

縦に回転しながら大きく吹き飛んでいく文。

何とか態勢を整えた頃には既に悟空の次の攻撃が迫っていた。

 

 

「つえいっ!!」  シュバッ!!

 

悟空の掌から繰り出された気合砲。

文はギリギリ避けることが出来たが、軽く足に掠ってしまった。

掠ったとはいえ、悟空の気合砲の威力は並大抵ではなく、

文が足に受けた衝撃はかなり大きかった。

 

 

(まともに食らったら完全にアウトだった・・・

 それに、最初の攻撃は完全に虚を突いたはず・・・)

 

 

「余所見してんなーーーっ!!」

 

驚きを隠せない文に続けて追い打ちを仕掛ける悟空。

猛スピードで渾身の飛び蹴りを繰り出すが、

ギリギリ気が付いた文は紙一重で避ける。

が、攻撃を避けられても悟空はその勢いを止めることはなく

このチャンスを逃さずどんどん攻撃を続けていく。

 

 

(くっ・・・このままじゃ、不味い・・・

 一旦、態勢を立て直さないと・・・!)

 

「逆風[人間禁制の道!!]」

 

文がスペルカードを使うと、風に変化が現れ始める。

次第に悟空に向かって風が吹き始め、

その強さはどんどん大きくなっていった。

それでも悟空は文に向かって突撃していく。

 

そこで文は悟空に向かって弾幕を放つ。

最初こそ遅かったものの、弾幕は風に乗り、

凄まじいスピードと成り、悟空に襲いかかる。

悟空にとっては普通の弾幕はそこまで驚異ではないが、

今はこの風の中な上、弾幕は凄まじいスピードになっている。

悟空でもこの風に抗いながら弾幕を避けるのは難しい。

そう判断した悟空は一旦、文と距離を取った。

 

 

「風を自由に使えるっちゅうのは、やっぱ強えな。

 あの風の中じゃ、オラの弾幕も届かねえだろうな。」

 

今のところ、悟空が闘った相手で

風を自由に扱える者はいなかった。

今まで闘ったことのない戦術に悟空はわくわくしていた。

 

 

「しかし、私に残っているスペルカードはもう一枚だけ。

 いずれにせよ、次の攻撃で最後です。決着を着けましょう。」

 

そう言うと、文は一枚のスペルカードを取り出す。

いつの間にか先程まで悟空を襲っていた風は消えていた。

 

 

「ーーー幻想風靡!!」

 

スペルカードを使った瞬間、悟空の視界から文は消えた。

正確には[文の姿は消えたが、その軌道は見えている]状態だ。

文は凄まじいスピードで悟空の周りを飛んでいる。

そして、その軌道からは次々と弾幕が放たれていく。

 

 

「成程、魔理沙の[ブレイジングスター]みてえな技だな。

 スピードは良いけどな、その技の弱点はもう解ってんだ!」

 

ーー気刃[スピリッツソード]ーー

 

高速で飛び回る文に弾幕を直撃させることは難しい。

だが、このスピードを維持するにはかなりの体力が必要だ。

文が放つ弾幕は数こそ多いが、威力は大したことはない。

そう考えた悟空は気の刃で辺り一面を一閃する。

 

悟空の思い通り、辺り一面の弾幕は消えた。

だが、文が飛び続けている限り、このスペルに終わりはない。

 

 

「これじゃ、キリがねえな・・・!

 さあて、どうすっかな・・・そうだっ!!」

 

何かを思い付いた悟空は一旦、気の刃を消すと

激しい光を放つ技、[太陽拳]を放った。

その強烈な光をまともに受けてしまい、

文は視力を一時的に失ってしまった。

 

悟空のように、気を感じることが出来る者には

すぐに感知される為、大した時間稼ぎにはならないが

幻想郷の住民には十分足止めをすることが出来る。

文の視力が戻る頃には悟空は既に遠くにいた。

 

 

「よし、これで文の弾幕は前からしか来ねえ!

 向こうが数なら、此方だって数で押してやる!」

 

ーー[待宵反射衛星斬]ーー

 

再び気の刃を発現させる悟空。

しかし、今度は周りを一閃するのではなく、

前方にいる文に向けて無数の斬撃を飛ばしていく。

これは前の異変で妖夢と闘った時に妖夢が使った技だ。

 

太陽拳を受けても動きを止めなかった為、

弾幕自体は減らなかったものの、

文の視力が戻る頃には既に文の弾幕は消され

悟空の斬撃は目前にまで迫ってきていた。

 

 

「くっ・・・ここまでですか・・・!」

 

もう、文にはスペルカードも残っていない。

避ける術を無くした文に斬撃が迫る。

しかし、その斬撃は文に当たる前に、

瞬間移動で現れた悟空に打ち消された。

 

 

「勝負あったな。良い闘いだったぜ、文!」

 

悟空vs文の闘いは悟空の勝利で幕を閉じた。

悟空との闘いで疲れ果てている文と比べ、

悟空には余裕を感じられ、笑って文に手を伸ばしている。

 

 

「やれやれ・・・こうなる事は分かっていても、

 やはりショックは大きいですね。

 此方は何千年も生きているっていうのにね。」

 

そう言いながら、文は差し出された悟空の手を握る。

そして「よいしょっと。」と言い、立ち上がった。

 

 

「さてと、そちらの条件は完了したようですし、

 今度は悟空さんが私の条件を果たす番ですよ。」

 

「ああ、分かってるって。

 だけど、その前にちょっと魔理沙と話してくっから

 先にオラの家で待っててくれねえか?

 さっきの闘いの礼に飯は奢ってやっからよ。」

 

悟空の頼みを了承した文は先に悟空の家に飛んでいった。

それと同時に魔理沙が悟空の近くに降りてきた。

 

 

「悟空! 文にも勝つなんてやっぱりお前凄いな!

 それよりも、あの赤いオーラを纏う技って何なんだ?

 あれが悟空の言っていた私に教えたい技なのか?」

 

魔理沙の目はキラキラと輝いていた。

その目はまるで餌を待ちわびていた子犬の様だった。

 

 

「ああ。界王拳っちゅう技だ。

 大昔に界王様っちゅう偉え人に教わった技で、

 体の中の気を上手くコントロールして

 自分の気を何倍にも引き上げることが出来るんだ。」

 

悟空は界王拳について軽く説明するが、

魔理沙はあまり理解出来ていない様だった。

 

 

「まあ、詳しい事は飯食ってからにしようぜ。

 文もオラの家で飯食うけど、おめえも飯食いに来るか?」

 

「勿論!・・・と言いたい所だけど、

 まだ新しい魔法の研究が終わってないからな。

 もう少しで完成しそうだし、今回は遠慮させてもらうぜ。

 その界王拳っていう技を教えてもらう前に

 その新しい魔法を完成させておきたいからな。」

 

実は、魔理沙は新しい魔法の研究中だったのだが

突然現れた悟空に呼び出されて此処に来たのだ。

その魔法は魔理沙の家で放置されているので、

魔理沙は今すぐ家に戻る必要があったのだ。

だが、魔理沙は全く後悔していなかった。

 

 

「分かった。んじゃ飯食ったらおめえん家行くからな。」

 

そう言うと悟空は文の気を辿って瞬間移動した。

魔理沙も大急ぎで自分の家に向かって飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、んじゃ早速魔理沙ん家に行くとすっか!」

 

昼飯を済ませた悟空は早速、界王拳を教える為

瞬間移動で魔理沙の家に向かおうとする。

 

 

「ちょ、ちょっと待って貰えますか悟空さん・・・

 その前に寄って貰いたい場所があるのですが・・・」

 

それをお腹を抑えている文が止める。

文は悟空に出された昼食の量が多すぎた上に、

悟空に「遠慮すんなって!」と言われ

限界を超えて食べ過ぎたせいで吐きそうになっているのだ。

 

「寄って貰いたい場所?

 いってえ何処に用があるんだ?」

 

「人里の寺子屋、上白沢慧音さんに用があるのです。

 彼女には歴史を見る力も持ち合わせていたはず。

 そこで彼女の能力を使わせてもらい、

 悟空さんの歴史を見てもらうということです!」

 

悟空は慧音にそんな能力があった事に驚いた。

それもその筈、悟空は知らないのだ。

全ての幻想少女に必ず能力があるということを。

慧音とはもう何度も会っているが、

能力を行使している所は見たことがなかった。

 

 

「分かった。んじゃ、さっさと行こうぜ。」

 

 

悟空と文は人里の寺子屋に向かって歩いていった。

実は悟空が慧音から「瞬間移動は止めてくれ。」と

注意されていることを文は知らなかった。

 

(因みに、文は妖怪である天狗の為、

 何時もの格好ではなく人間に変装している。)

 

 

[ゴンゴン] 「慧音ー! 入るぞー!」 [ガラガラ]

 

寺子屋に着いた悟空は早速、中に入っていく。

気を感じるので中にはいるが、慧音からの返事はない。

だが、そんなのは気にせず慧音の気を辿っていく。

 

慧音は居間で寺子屋の宿題を製作していた。

しかし、今は疲れているのか製作途中の宿題が

風の影響で散らかっている中で熟睡している。

 

 

「どうやら疲れ果てて寝ているようですね。

 慧音さ~ん! こんな所で寝ちゃ、風邪引きますよ~!」

 

大きく揺さぶっても、結構大きな声で読んでも

慧音が起きる様子は全く見られなかった。

それでも文は慧音を起こそうとしている。

 

 

「こうなっちまったら、もう起きねえな。

 仕方ねえから、諦めて魔理沙ん家に行こうぜ。」

 

ここで無理矢理起こしても慧音に悪い上、

さっさと魔理沙の修行を始めたい悟空は

諦めた文の肩を掴み、瞬間移動しようとする。

 

 

「お前達、ここで何をしているんだ?

 返答によっちゃ、只では済まさないぞ。」

 

が、いつの間にか悟空達の後ろに少女が立っていた。

炎の様に赤い瞳、足下まで届く長い白髪。

赤いもんぺには札が沢山貼り付いている。

その少女は明らかに悟空達に敵意を剥き出している。

 

 

「い、いや~別に悪い事はしていませんよ?

 私達はちょっと慧音さんに用事がありまして・・・」

 

文の愛想笑いが余計に怪しい。

少女は今にも飛び付きそうな感じだ。

 

「文の言っている事は本当だぞ。

 別に怪しい事してる訳じゃねえ。

 オラ達は慧音にオラの歴史を見てもらおうとしただけだ。」

 

「そうです! 悟空さんの言う通りです!」

 

悟空がフォローしたが、まだ怪しまれている様だ。

しかし、文の口から出たある言葉が彼女の気を引いた。

 

 

「待て、今[悟空]って言ったか?」

 

文が頷くと、少女は敵意を無くした。

むしろ、友好的になって話しかけてきた。

 

 

「いやぁ、済まなかった。

 てっきり慧音を襲った不審者かと思ってな。

 まさか貴方が悟空さんだとは思わなかったんだ。」

 

「オラの事知ってんのか?

 おめえいってえ何者なんだ?」

 

「おっと、自己紹介がまだだったな。私は藤原妹紅。

 普段は迷いの竹林の道案内をしている。

 悟空さんのことは慧音から聞いていたんだ。」

 

そこまで言うと妹紅は悟空に握手を求めてきた。

悟空もそれに応じ、妹紅の手をグッと握り締めた。

 

「オラは悟空、孫悟空だ。ヨロシクな妹紅。

 それにしても、おめえ強そうだなぁ~!

 また今度でいいからさ、オラと闘ってくれねえか?」

 

「ふっ・・・噂通りの戦闘狂だな。

 長い間、弾幕ごっこも妖怪退治もしてないし、

 久しぶりに此方も体を動かしたいと思ってた所だ。

 今は無理だけど、その時は宜しく頼むよ。」

 

ちゃっかり闘う約束を交わす事に成功した悟空は

嬉しさの余り顔が笑っていしまっていた。

 

 

「それよりも、妹紅さん慧音さんの知り合いですよね?

 だったら、慧音さんを起こす方法教えてくれませんか?」

 

何とか話を本題に戻したい文が会話に割って入る。

妹紅が最後の希望だが、妹紅は首を横に振った。

 

「こうなった慧音は全然起きないよ。

 勿論、私でもこの慧音を起こすことは出来ない。」

 

文は「そんなぁ~・・・」と言いガックリと肩を落とす。

悟空はそんな文を何とか励まそうとした。

 

 

「まぁ、そんな事また今度でいいじゃねえか。

 それよりも、さっさと魔理沙ん家に行こうぜ。

 飯食ったら行くっつたのに、もう随分時間が過ぎちまった。

 そんじゃ、またな妹紅! 闘う約束忘れんじゃねえぞ!」

 

悟空は文の肩を掴み、瞬間移動した。

それを見た妹紅は多少驚きながらも

悟空との闘いを密かにある決意を固めた。

 

「さてと、私も少しは修行しておこうかな。

 悟空との闘いは良い経験になる。

 ・・・[アイツ]との殺し合いにも役に立つ筈だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、魔理沙! 随分待たせtーーー「うわっ!?」」

 

悟空と文が瞬間移動した先には

魔理沙がまだ新しい魔法の研究をしている最中だった。

突然現れた悟空に驚いた魔理沙は悟空にぶつかり

大量に抱えていた謎の物質を全て落としてしまった。

 

そして、悟空の足下に落ちた物質は煙を発生させた。

何とか回避した魔理沙と文が見た[モノ]はーーー

 

 

「いってててて・・・大丈夫かおめえ達。

 あれ? 何かおめえ達急に大きくなってねえか?」

 

 

ーーー小さくなった悟空の姿だった。

 

 

 




小さくなっても服は来ているので心配なく。
因みに悟空はGTの服も持ってます。
理由はまた今度本編で。

「次回も見ていってくれよな!」
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