ドラゴンボールTH ~地球育ちのサイヤ人の幻想入り~ 作:超野菜
マジでリアルが忙しく、更新が大幅に遅れてしまい
大変、申し訳ありません m(_)m
ですが失踪する気はありません!
ちゃんと最後まで続けますので宜しくお願いします!
「ーーーで、いったいこれはどういう事かしら?
何があったのか、ちゃんと説明してよね魔理沙?」
場所は変わって紅魔館。
その内部にある大図書館には主であるパチュリーを始め、
魔理沙や文等、多くの人物が集まっていた。
その中には小さくなった悟空の姿もあった。
「ちょっと魔法の研究の最中に事故ってな。
この通り悟空が小さくなっちまったんだよ。
悟空は失敗した魔法でこうなったんだから、
同じ魔法使いのパチュリーなら何か解ると思って。
んで、悟空を元に戻す為にここに来たってこと。」
かなり大雑把な説明だがパチュリーには十分伝わった。
パチュリーは魔理沙の話を聞いてから暫くの間
目を瞑り黙りこんでいた。
そして数十秒後、パチュリーは目と同時に口を開いた。
「結構考えたけど、やっぱり駄目ね。
私が行ってきたどの魔法の効果にも一致しないわ。
魔法が成功したならきっと一致しただろうけど、
話を聞く限り、今回は失敗したんでしょ?
それじゃ流石に私でも見つけるのは難しいわよ。」
失敗した魔法の効果だけでは幾らパチュリーでも
悟空を元に戻す魔法を見つけるのは難しい。
やはり物事はそう上手くいかないものだ。
今度は魔理沙と文が頭を抱えて悩む。
「あっ! んじゃ私が使った材料が解ればいけるか?」
「それでも悟空を元に戻す魔法が完成するまでには
かなりの時間がかかってしまうけど・・・
悟空は今すぐ元に戻りたいと思っているの?」
「いや、別に暫くこの姿のままでもいいぞ。
その内戻るんだったらオラは大丈夫だ。」
悟空の軽い性格を理解していた三人は
当然この返事が返ってくることが分かっていた。
その上、悟空は仲間の命や地球のことは重く考えるが、
自分の身体や命のことは、あまり気にしない。
きっと悟空なら[一生元に戻らない。]と言われても
[別にいいぞ。]と言っていただろう。
「まぁ、悟空がそう言うなら時間をかけて
じっくりと研究させてもらうことにするわ。
魔理沙、貴方もちゃんと手伝いなさいよ。」
「そんなこと言われなくても分かってるぜ。
これでも責任感じているんだからよ。」
魔理沙にしては珍しく結構反省しているようだ。
魔理沙は申し訳なさそうに悟空を見つめるが、
当の本人は全く気にしていない様子で
「気にすんなって!」と魔理沙に笑顔を返した。
「でも修行はどうすんだ魔理沙?」
「出来れば今すぐやりたかったんだけど・・・
やっぱり今日はパチュリーと一緒に
悟空を元に戻す方法を探すことにするぜ。」
本当は今すぐにでも悟空と修行したい。
その気持ちは魔理沙の作り笑いによって消された。
「そっか・・・分かった。んじゃオラはーーー」
バンッ
「パチュリー、暇だから遊んで~」
と、そこにフランが現れた。
まるで寝起きのようなトロンとした眼で、
髪はぐちゃぐちゃ、身なりも悪い。
「・・・ってあれ? そこの小さいのって・・・」
「オッス、久しぶりだなフラン。
それにしても、だらしねえ格好だな~・・・」
小さくなっても言動は悟空の変わらない。
誰が見てもその独特な雰囲気や口調ですぐに分かる。
「その髪型、口調・・・やっぱり悟空だ!
けど悟空ってそんなに小さかったっけ?」
「ちょっと事故っちまってな。
別に小さくなっただけだから問題ねえぞ。」
ここで[魔理沙]と言わなかったのは
悟空なりの魔理沙への配慮だろう。
「フラン、この前貴方の遊びに付き合ったばかりでしょ?
今は魔法の研究で忙しいから、また今度にして。」
ため息を吐きながらフランの頼み事を
あっさりと拒否するパチュリー。
寝起きで機嫌の悪いフランのストレスが
徐々に増えているのが、その表情から窺える。
「まぁまぁそう怒んなよフラン~・・・
何ならオラが遊んでやろうか?」
悟空が「遊んでやろうか?」と言い終わる前に
フランは悟空に「本当!?」と言って詰め寄ってきた。
その眼は新しい玩具を欲しがる子供の様だった。
「遊ぶのは貴方達の勝手だけど、
お願いだから紅魔館を壊さないでよね。」
「大丈夫だって外で遊ぶから~・・・
って、まだ太陽が沈んでないか・・・
流石に日傘をさしながら闘うのは難しいな・・・」
フランは吸血鬼の為、太陽が上っている限り
日傘無しでは外で行動することはできない。
歩く、飛ぶ、といった日常の行動なら未だしも、
闘い、尚且つ悟空ととなればそうはいかない。
「なら、日が沈むまで一緒に行動しますか?」
と、ここでほとんど空気だった文が口を開いた。
「一緒に行くっつったって、何処に行くんだ?
オラ別に何処にも用事なんかねえぞ?」
「悟空さん、私が今日何の為に一緒に
行動しているのかもう忘れたんですか?
悟空さんの過去について取材しに来たんですよ!
まだ、私の目的は達成されてないんですよ!」
完全に当初の目的を忘れていた悟空に
流石に文も怒らざるを得なかった。
悟空に自分の取材帖である文花帖を突き出し、
まだ真っ白だということをアピールする。
「あ~・・・そうだったな。
慧音の奴が寝てたから後回しになったんだっけ。」
興味の無いことはすぐに忘れる悟空。
その事を理解している文は悟空の苦笑いに、
ため息とともに、ただ肩を落とすことしか出来なかった。
「それで、付いてくんのか、フラン?
でも、来てもあんまり面白くねえと思うぞ。」
「勿論、行くに決まっているでしょ!
こんな退屈な館には何の未練もない。
私にとっては、外に出れるだけで十分よ!」
フランは即答で付いて行くことをを選んだ。
「そうか・・・分かった。
んじゃ早速出かけるとすっか!
パチュリー、ちょっくらフラン連れてくかんな~」
「えっ!? ちょっ、待ちなさい悟空!
フランを勝手に外に出したらレミィが・・・!」
パチュリーの静止を一切聞かずに
悟空とフラン、文は大図書館を後にした。
「あ~あ・・・行っちゃった・・・
レミィにバレたら面倒だし、黙っておこう。
まぁ、連れてったの悟空だし、大丈夫・・・のはず。」
今から追ってもパチュリーの体力では絶対に追い付けない。
そう判断したパチュリーは魔理沙とともに
悟空を元に戻す方法を模索し始めた。
「ーーーで、魔理沙ん所に瞬間移動したら、
急に目の前が真っ白になって
気がついたら小さくなってたんだ。」
「その感じだと、ほとんど悟空が悪いね~
でも、私その姿も結構気に入ってるよ!
大きい悟空はカッコよかったけど、
今の悟空はかわいいって思うな~・・・」
「おめえな・・・笑ってんのバレバレだぞ。
かわいいって言われても、オラ全然嬉しくねえかんな。」
再び人里まで行く最中、
フランは悟空に何故小さくなったのか尋ねた。
その時のフランは紅霧異変の時の狂った様な表情は
微塵も感じさせない無邪気な笑い顔を見せていた。
そうこうしている内に、人里の寺子屋に着いた三人。
早速、玄関をノックもせずに開け、入っていく。
「むっ、何奴っ!!」
そこに慧音の投げたチョークが真っ直ぐ飛んできた。
恐らく、悟空達を不審者だと思い投げたのだろう。
ノックもせずに家に入ってきたら
誰でも不審者だと思うだろう。
慧音のこの対応は仕方のない事だ。
が、驚きながらも、それを二本の指で止める悟空。
「あ、危ねえな~・・・
お~い、慧音。オラ悟空だぞ~。」
「ん? 何だ悟空さんか・・・
全く、ノックもせずに入ってくるから不審者かとーーー
って、ええっ!? どうしたんだ悟空さん!?」
不審者ではなく悟空だと気がつき、安堵した慧音だが
今度は悟空の姿を見て驚愕する。
「まぁ、ちょっと事故っただけだから気にすんな。
そんなことよか、文がおめえに用があるってよ。」
最早、説明すら面倒になってきた悟空。
悟空自身が気にしなくても
周りは気になるに決まっているのだが。
「こんな時間に申し訳ありません。
先程も窺ったのですが、慧音さんが寝ていらしたんで。
それで、私の頼み事なのですが
慧音さんは歴史を隠したり、創ったり出来ますよね?」
「ああ、そうだな。
今はハクタクじゃないから隠す方しか出来ないが。」
「では・・・人の歴史は見れますか?」
「むう・・・不可能ではないが、何故そのような事を?
まさか、悟空さんの歴史を・・・!?」
にっこりとした笑顔で頷く文。
もう既に文花帖とペンを準備し、取材する気満々だ。
「面白そうな話ねえ。私も聞きたいわ悟空さんの歴史♪」
突然、部屋に響き渡る声。
だが、悟空と文にはその声に聞き覚えがあった。
そして空間に一本の線が入り、スキマが現れる。
そこから現れたのは、当然、スキマ妖怪だった。
「何となくおめえの気、感じてたけど、
成程な・・・紫、おめえスキマん中いたのか。」
「あら、バレてたのかしら? 流石ね。」
「完全に気を消してる訳じゃねえからな。
スキマん中からでも、オラ達を見てんなら
少しだけ気を感じれるんだ。
多分、勘が鋭い奴なら割とバレるんじゃねえかな。」
改めて、この男は格が違うと思わされた紫達。
事実、勘が鋭い霊夢等には案外気づかれる。
だが、紫のスキマの能力が他人に
ここまで適切に指摘されたのは初めてだった。
「・・・え~っと、話を戻しますが、
慧音さんが歴史を見ることが出来るのは分かりましが
その歴史、私達が見ることは出来ますか?」
「多分そっちは大丈夫だ。
だが、そっちは後回しだな。
一回私が悟空さんの歴史を見る必要があるからな。」
そう言うと悟空の頭に手を置く。
そして、眼を瞑り集中する。
だが慧音は難しい顔をした後、静かに眼を開いた。
「むう・・・おかしいな・・・
普段ならこれで歴史が見えるはずなのだが・・・」
これに対し、文は驚嘆と落胆で
思わず持っていたペンを落としてしまった。
だが、紫は難しい表情で黙りこんでいた。
そして少しの沈黙の後、再び口を開いた。
「・・・一つ、私に仮説があるわ。
悟空さん、一度力を抜いて下さりますか?」
「別に今もそんなに力入れてねえけど、
要するに気を消せば良いんだな。分かった。」
悟空はそう言うと自身の気、即ち気配を完全に消した。
これも気を完全にコントロール出来る様に
ならなければ到底真似出来ない芸当だ。
「慧音、もう一度やってみて。」
「何がしたかったのか解らんが・・・」
慧音はもう一度悟空の頭に手を置き、集中する。
しかし、今度は明らかに
慧音の反応が先程とは違っていた。
”ジャーン拳!! グーーーー!!”
”オラのすべてをこの拳にかける!!!
つらぬけーーーーっ!!!”
”界王拳・・・!! 4倍だぁーーーーっ!!!”
”オレは怒ったぞーーーーー!!!
フリーザーーーーーーーッ!!!”
”・・・やっぱどう考えてもこれしか・・・
地球が助かる道は思い浮かばなかった・・・”
”バイバイみんな・・・”
”・・・おめえはすげえよ、よく頑張った
・・・たったひとりで・・・
今度はいいヤツに生まれ変われよ・・・
一対一で勝負してえ・・・待ってるからな・・・
オラももっともっとウデをあげて・・・またな!”
”はあっ!!!!!”
”破壊を楽しんでんじゃねえぞーーーーーっ!!!”
慧音の頭の中に次々と入ってくる悟空の歴史。
それは慧音の想像を遥かに上回っており、
想像を絶する歴史に慧音は立ちくらんでしまった。
それを見た文は慧音に駆け寄る。
「慧音さん! 大丈夫ですか!?」
「ああ、大丈夫だ。
思ったより凄まじい歴史だったから
ちょっとフラついただけさ。」
(慧音さんが倒れかける程の歴史・・・
悟空さんはどんな世界で生きてきたんだ・・・)
とりあえず、慧音の身に問題はなかった。
だが、慧音程の博識な人物が倒れかけた歴史に
文は思わずゴクッと息を飲んだ。
「まあ、何とかオラの歴史見えたみてえだな。
んじゃ、ちょっくら修行してくる。
フラン、おめえも来てくれねえか?
二人でやった方が良い修行になるしよ。」
「悟空と弾幕ごっこできるの!?
絶対行く!! 今度は敗けないよ!!」
そう言うと悟空とフランは立ち上がった。
しかし、その話を聞いた紫が引き止める。
「ちょっと待って悟空さん。
貴方に渡したい物があるの。」
そして紫は一枚のスペルカードを悟空に渡した。
悟空は不思議そうにスペカを見つめる。
「それは私が作った簡易結界を展開できるスペルよ。
簡易結界だから、そのスペカに
力を込めるだけで結界を展開できるわ。
悟空さんが力を込めれば込める程
より強力な結界が展開できるわよ。」
「おおーー! そいつはありがてえや!
サンキューな紫! 行くぞフラン!」
「結界展開しても手加減はしてよね悟空!」
悟空とフランは寺子屋を出て、空へ飛んでいった。
今は子供の姿になっている為、
二人の姿は無邪気な子供の様に見えた。
「しかし、先程まで見えなかった歴史が
何故急に見えるようになったんだ?」
慧音が紫に説明を求める。
紫は少し咳払いをした後、説明を始めた。
「前の異変で悟空さんが超サイヤ人になった時
私は悟空さんの力の境界を弄ろうとしたの。
そうしなければ、私達に勝ち目はなかったから。
でも、超サイヤ人の悟空さんに能力を使っても
効果は全く無し、私の能力は通じなかったのよ。
それで仕方なく、西行妖の力を借りたのよ。」
「紫さんの能力ってそんな事も出来るんですね。
でも、何故悟空さんに紫さんの能力が
全く効かなかったのでしょう?」
「それを確かめる為にさっき悟空さんに
わざと力を抜いて貰ったのよ。
おかげさまで仮説が確信に変わったわ。」
紫は瞑っていた眼を開いた。
そして大きく深呼吸した後、口を開いた。
「悟空さんには[あらゆる能力が効かない]。
まあ[力の差が大きすぎた場合]限定だけど。」
紫の発言に二人は口が開きっぱなしになっていた。
寺子屋には暫くの間、完全な静寂が続いた。
「久しぶりに来たけど、変わんないね~幻想郷。
さぁーて、天狗か河童でも探そうかな~?」
そして、幻想郷に現れた一つの影。
だが、先程まであった二つの角を持つ影の場所には
今はただ霧が発生しているだけだった。
ーーー幻想郷に、新たな異変の風が吹くーーー
皆様はゼノバース2は予約しましたか?
プレイヤーネームも超☆野菜(super☆yasai)なので
出会ったら宜しくお願いします!
(もしかしたら(super☆yasai59)かも)
「次回も見ていってくれよな!」