ドラゴンボールTH ~地球育ちのサイヤ人の幻想入り~   作:超野菜

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テスト週間前に更新できました!
ですが、これからテスト週間にはいるので
1ヶ月ぐらい更新出来ないと思います。
ゆっくりとお待ち下さい。


魔法使い vs 吸血鬼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・なんだかヤバそうなやつが出てきたな・・・一体何者だ・・?」

 

突如現れた謎の少女。

見た目こそ幼い少女のようだが、

魔理沙でも分かるほど禍々しいオーラをまとい、

その瞳は狂気に満ちていた。

 

 

「フランドール・スカーレット。

 この紅魔館の主である、レミリア・スカーレットの妹よ。

 ここの地下に隔離していたけど、まさか出てくるとはね・・・」

 

パチュリーは珍しく冷静ではなくなっていた。

どう考えてもフランを倒すどころか、止めることもできない。

しかし、このまま放っていたら、なにをし始めるか分からない。

少なくとも、暴れ始めるのは目に見えている。

 

 

「キャハハハハ!!

 ねえ早く遊ぼうよ・・・簡単には壊れないでね・・!」

 

フランはいきなり攻撃を始めた。

何の準備もしていなかった魔理沙は、危なげなく避ける。

 

 

「わっ!!おいっ!まだ始まってないだろ!

 ーーったく、こいつは弾幕ごっこのルールも知らないのか!?」

 

 

「いや、知っているはずよ。でも、今のあの子には・・・」

 

その後の言葉は安易に想像できた。

とにかく今は勝てなくても、足止めするしかない。

 

 

「おい、パチュリー・・・だっけ?

 なんかいい方法ないのか?」

 

 

「・・・無いわね。はっきり言って。」

 

 

「マジかよ・・・参ったぜ・・・」

 

この状況で作戦が無いのはまずい。

フランは全く消耗していないが、

パチュリーと魔理沙はすでにヘトヘトだ。

 

 

(・・正直、勝てる見込みはない・・・

 けど、ここで逃げる訳にはいかない・・・!!)

 

「・・やっぱ、やるしかないな・・!」

 

魔理沙は再び戦闘体制に移る。

だが、弾幕を無駄に放つ余裕はなかった。

なので、確実に当てられるタイミングを待ち、

少しでもダメージを与えることにした。

 

そうこう考えている時も、次々とフランの攻撃が魔理沙を襲う。

パチュリーの弾幕をさらに上回る弾幕。

一撃でもくらう訳にはいかない。

フランの弾幕を避けながらも隙を窺う魔理沙だったが、

その凄まじい弾幕に、次第に追い込まれていった。

 

 

(こいつは本当に不味いな・・・

 さっきの弾幕ごっこで魔力をかなり消費しちまった・・・

 今の私じゃこいつを倒すのはキツい・・・!)

 

 

「もう終わりなの?まだまだワタシ遊べるよ?

 ・・・もっとワタシを楽しませてよ!」

 

 

「くっそ・・・!どうしたらいいんだ・・・!」

 

魔力を消費したせいで、スピードも落ちていた。

何とかして、ダメージを与えたいが近づくことすら出来ない魔理沙。

まさに絶体絶命だ。

 

今ままでは無駄に魔力を消耗してしまうので

魔理沙は一旦、パチュリーとともに本棚の後ろに隠れた。

魔法を使い、フランの視界を奪ったのでなんとか逃げ込めたようだ。

 

 

「・・・ねえ、貴方名前は?」

 

急にパチュリーが名前を尋ねてきた。

とても今の状況の理解した発言とは思えない。

 

 

「はあ!?今聞くことじゃないだろ!!

 ったく、・・・魔理沙。霧雨魔理沙だぜ。」

 

 

「そう、魔理沙ね。分かったわ。

 魔理沙。私、いい案を思いついたわ。」

 

 

「本当か!?なんだ!?」

 

 

「私の魔法で貴方の魔力を一時的に増幅させるわ。

 それで、貴方はフランに立ち向かえる。

 でも、効果がなくなったら私も貴方も魔力がほとんどなくなる。

 つまり、動けなくなるってこと。・・・それでもやる?」

 

リスクが高すぎる。

確かにダメージを与えることが出来るかもしれないが、

時間切れなったら直ぐにやられてしまう。

いくら魔力を通常時より上げても、

短時間で倒せるほどフランは弱くない。

それでも、今はこれしか方法がない。

 

 

「・・・やる!!やってやる!!

 このまま何も出来ずに終わるよりかはマシだぜ!!」

 

 

「・・フフ・・貴方ならそう言うと思った。

 時間がないわ・・・早速いくわよ・・・!」

 

パチュリーが何かを唱えると、魔理沙の下に

魔方陣が現れた。すると、魔理沙の魔力が

どんどん回復し、増幅していった。

 

 

「おお・・・!すげえ・・・!

 力がみなぎってくるぜ・・・!」

 

魔理沙はパチュリーと闘う前よりも魔力が

上がっていた。

 

 

「ぜえ・・・ぜえ・・・これで・・・フランと

 対等に闘えるはずよ・・・」

 

だが反対に、パチュリーは著しく魔力、体力を消耗していた。

もう浮く力も残っていない。

 

 

「おい!!大丈夫か!?」

 

 

「ええ・・・それよりも早くフランを・・・!」

 

パチュリーが魔理沙の魔力を上げている時も、

フランの破壊行為は続いていた。

本棚を手当たり次第壊し、不気味に笑っていた。

 

 

「ああ、分かってる・・・行ってくるぜ。」

 

魔理沙は再びフランの前に姿を現す。

フランも魔理沙に気付き、魔理沙と向き合う。

 

 

「キャハハハハ!!逃げたのかと思ったわ・・・

 まだワタシと遊んでくれるの?」

 

 

「・・・今度はさっきのようにはいかないぜ。」

 

 

「やったー!!遊んでくれるのね!!

 今度は絶対に逃がさないからね・・・!」

 

フランは魔理沙に向かってさっきよりも

さらに威力の増した弾幕を放つ。

だが、魔力を回復した魔理沙に当たる訳がなかった。

流石は幻想郷の住民のなかでも

トップクラスのスピードの持ち主だ。

そのスピードを生かし魔理沙は次々と弾幕を避けながら、

確実にフランの隙を逃さず、攻撃していく。

だが、フランに決定的なダメージを与えることは出来ずにいた。

 

 

「その程度のパワーで、このワタシを倒せると思っているのか?」

 

 

「・・・それなら、こいつを受けてみろ!!

 黒魔[イベントホライズン]!!」

 

沢山の星の形をした弾幕が現れ、フランに襲いかかる。

まだ弾幕ごっこに慣れていないせいか、フランはかなり被弾した。

 

 

「よし!!これなら・・・!」

 

 

「アハハハハ!!そんなの効かないよ!!」

 

しかし、フランにはあまり効いていなかった。

普通の弾幕よりかはダメージを与えることが出来るものの、

やはり今一つ決定力に欠けていた。

 

 

「くそ・・・これでもダメかよ・・・!」

(生半可な攻撃じゃダメか・・・

 なら、全魔力を消費して・・・次で決める!!)

 

魔理沙は地面に向かって弾幕を放ち、煙を発生させる。

当然、煙はフランの視界を奪う。

 

 

「また逃げるの・・・?

 でもね・・・もうその手は通用しないよ!!

 禁忌[レーヴァティン]」

 

フランの持っていた杖から赤い炎の剣が現れた。

その剣の禍々しさから、ただの炎の剣ではないと分かった。

まるで魔理沙を呪い殺そうとしているようだ。

現れたレーヴァティンをフランが魔理沙のいた場所に向け振ると、

煙は消えていった。そして煙がなくなり、

人のシルエットが見えてきた。きっと魔理沙だろう。

 

 

「見つけた・・・!」

 

魔理沙のシルエットに、レーヴァティンを向け、フランは突撃する。

魔理沙のシルエットは動かない。この勝負はフランの勝利ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーかと思われた。

 

「そうくると思っていたぜ!!くらえ!!

 魔砲[ファイナルスパーク]!!」

 

魔理沙はずっと魔力をチャージし、フランが

突撃して来るのを待っていたのだ。

そして、フランに向け最大パワーのファイナルスパークを放った。

速度も威力も高い。

フランは避けられず、ファイナルスパークを受け止める。

 

 

「くっ・・・!!こんなもの・・・!!」

 

必死に受け止めるものの、どんどん押されてしまう。

レーヴァティンがなかったらあっという間にやられてしまっただろう。

それほどファイナルスパークの威力は高かった。

しかし、フランも必死に抵抗しているので

次第にファイナルスパークを押し返していた。

 

 

(ちぃっ!!もう魔力が・・!!)

 

魔理沙の魔力はファイナルスパークでほとんど使ってしまった。

この攻撃でダメなら、もう勝ち目はない。

 

 

(まだだ・・・もう少しパワーを・・・!!)

 

魔理沙は最後の力を振り絞る。

全ての魔力をこの攻撃に込めた。

 

「いっけえええええーーーーーっ!!!!」

 

さらに威力の増したファイナルスパーク。

今までの技の中でも、これ程の威力の技は出したことがない。

まさに全てを賭けた一撃だ。

 

「う・・・うぐぐぐ・・・!!

 うっ・・・きゃあああああーーーー!!!」

 

フランは受け止めきれず、ついに吹き飛ばされてしまった。

そして図書館の壁には、ぽっかりと穴が空いていた。

 

 

「はあ・・はあ・・やった・・やったぜ・・!」

 

力を使い果たした魔理沙は、その場に倒れた。

もう、動く力も残っていない。

 

(とりあえず、ここで一休みしてから悟空達と合流しよう

 はあ・・・もうクタクタだぜ・・・)

 

魔理沙もパチュリーも一安心していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・今のは、凄かったよ・・・!」

 

しかし、フランは倒れていなかった。

ダメージは負ったものの、致命的なダメージではなかった。

 

 

「そんな・・・!あれでもダメなのか・・・!」

 

魔理沙は驚愕した。

自分の全てを賭けた一撃でもフランは倒れなかった。

全力を出しきった上での敗北。ショックは大きかった。

 

「でも、あれで終わりなのね・・・

 じゃあ、これで壊してあげる・・・!」

 

フランは再びレーヴァティンを魔理沙に向ける。

逃げようとする魔理沙だが、体が動かなかった。

 

 

「魔理沙っ!!逃げなさいっ!!」

 

パチュリーが必死で叫ぶ。しかし

パチュリーも動くことは出来なかった。

 

 

「・・・じゃあね・・・人間の玩具・・・」

 

レーヴァティンが魔理沙に降り下ろされる。

 

 

「・・・ちぃ・・・ここまでか・・・!」

 

 

「あ~あ、面白かったけど終わっちゃったな。

 次はどの玩具で遊ぼうかな♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あれ!?当たってない・・・?」

 

だが、レーヴァティンが魔理沙に当たることはなかった。

いや、当たる訳がなかった。

 

「ふい~~間に合った~~

 危なかったな、魔理沙。

 あと一歩遅かったらあれをまともにくらってたぞ~」

 

いつの間にか悟空が現れ、魔理沙は悟空に助けられた。

フランはこの事に気づいていない。

 

 

「悟空!お前、いつの間に・・・一体どうやって・・・?」

 

 

「瞬間移動したんだ。もっと早くこっちに来れたんだけど、

 途中で妖精っぽい奴らが邪魔してな。

 すっげえ弱かったんだけど、

 数が多くて、少し遅くなっちまった。」

 

 

「お前やっぱ反則並の強さだな・・・」

 

悟空は普通そうに話しているものの、

その内容は明らかに常識はずれだ。

 

「でも魔理沙。おめえもすげえ気だったぞ~

 オラたまげちまったぞ!」

 

 

「ああ、それはな・・・あ!パチュリー!!」

 

魔理沙はパチュリーのことを忘れていた。

パチュリーの方を見ると、力を使い果たし、ぐったりと倒れている。

 

 

「あいつは敵じゃねえんか?」

 

 

「ああ、実はな・・・・・」

 

 

「喋らなくていい。探らせてくれ。」

 

悟空は魔理沙の頭に手を置いた。

 

 

「・・・?なにしてんだ悟空?

 私、疲れてるけど別に熱はないぜ?」

 

不思議に思う魔理沙。だが、何故だか体が

楽になり、軽くなっていく感じがした。

 

 

「いろいろと分かったぞ。

 おめえがこの部屋に入った理由や、あの二人のこと。

 事情はどうあれ、おめえはあいつに助けられたみてえだな。

 それと、おめえかなり気が減ってたからオラの気を分けといたぞ。」

 

 

「な!?お前そんなことも出来たのか!?」

 

見事に当てられ、おまけに自分の体力まで回復し、

つくづく悟空には驚かされる、と魔理沙は思った。

 

 

「あいつのにも気を分けといてやんなきゃな。魔理沙!

 あいつの所に行くからオラの手を握ったまま離さないでくれ!」

 

訳が分からなかったが、

とりあえず魔理沙は悟空の言われた通り、手を握った。

すると次の瞬間、パチュリーの所にワープした。

 

 

「すげえ・・!本当に瞬間移動した・・!」

 

今まで体験したこともない出来事に魔理沙は

非常事態にも関わらず、笑っていた。

 

 

「こいつもかなり気が減っている・・・

 え~~と・・・こんぐれえかな?」

 

悟空はパチュリーに向かって気を放つ。

攻撃に使うような気ではなく、優しく、強さを

感じさせる気だった。

 

 

「よし!これで大丈夫だ。

 しばらくしたら目を覚ますだろう。

 魔理沙もこいつもよく頑張ってくれたな。

 後はオラに任せてくれ。なんとかあいつを止めてみせる。」

 

悟空の言葉には安心感がある。

悟空の強さを知っている魔理沙の答えは一つだった。

 

 

「・・・分かった。任せたぜ悟空。」

 

悟空に任せること。

今の魔理沙ではただの足手まとい。邪魔になるだけだ。

 

 

「・・・でも、連れて行ってくれないか?

 悟空の闘いをこの目でもう一度見てみたいんだ。

 邪魔にならないようにするから、連れて行ってくれ!」

 

 

「・・・分かった。んじゃ、早速行くぞ!」

 

悟空と魔理沙はフランの所に瞬間移動した。

そして、魔理沙は知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー孫悟空の実力を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




フランvs悟空は次回に持ち越しです。
楽しみにしていた方々、申し訳ありません!
それでは!



「次回も見ていってくれよな!」
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