全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪120

 

〜後日/S.O.N.G.〜

 

響「立花 響、今日から装者として復帰します!」

 

すっかり立ち直った響は

皆の前で いつもの明るく元気な姿を見せる。

 

あおい「もう大丈夫なの?」

 

響「はい!私は手を繋ぐ事を諦めない。

また暴走するかもしれないけど、

その時は また皆が止めてくれるって信じてるから!」

 

エルフナイン「根本的な解決はしてませんが…」

 

マリア「対策なんて動いてから考えればいい」

 

未来「今は響が元気になってくれたことが

1番の救いだよ」

 

調「それに暴走したマリアから

未来さんを守ろうとしてたし、

力を制御 出来るようになるのも時間の問題だと思う」

 

リア「なるほどね。じゃあ そう言っておこう」

 

_と言いつつリアは【ケータッチ(ディエンド)】を

取り出し、画面を操作して連絡を取ろうとしていた。

 

響「言うって誰に?」

 

リア「え?そりゃあ もちろんホムラに_」

 

マリア「いやいや待て待て、待ちなさい!」

 

リア「へ?」

 

マリア「なんで自然な流れで

敵に情報を流そうとしてるの!?」

 

リア「別に大した事は話さないよ。

『強くなったよ』とか『戦場から離れたよ』とか

そのくらいの事しか話さないさ。

 

ホムラの性格を考えたら作戦やら戦法やら教えると

『戦う楽しみが減るじゃねぇかぁ!』って

怒鳴ると思うよ?」

 

弦十郎「だが、それでも連絡するのは…」

 

リア「はぁ…分かった分かった。連絡はしないよ。

その証拠にコレは預けるから」

 

弦十郎「そこまでしなくてもいいぞ」

 

リア「ディエンドのパワーアップアイテムだけど、

僕のコアメダルが9枚 全部 揃ってなきゃ

その力を受け止めきれないと思うし、

通話機能あっても連絡ダメなら

今の僕が持ってたって無意味でしょ?」

 

弦十郎「そういうことなら…」

 

調「ところで、連絡と言えば

翼さんと緒川さんからは?」

 

エルフナイン「2人からの連絡は まだ着てません」

 

朔也「一応 昨日 仕入れた新しい情報は

メールして送りましたが返信は来てません」

 

マリア「まさか、ホムラ達に攫われた!?」

 

エルフナイン「だとしたら不味いですね。

こちらは 先日の一件で多くの職員が殉職。

司令は動けるようになりましたが

完治した訳では無いですし、

まだクリスさん、切歌さんも回復してません。

こちらの状況は最悪です」

 

リア「ホムラなら響と戦う為の呼び出し目的で

人質を取るかもだけど、

まだ響はディケイドの力に覚醒してないから

ホムラの仕業とは思えないね」

 

未来「じゃあ2人は何処に_」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緒川《 皆さん!

 

その時、本部に通信が入った。

噂をすれば影、相手は今 話していた緒川だった。

 

弦十郎「緒川!

昨日から連絡も寄越さずに どうしてた!」

 

緒川《すみません。少し調査をしてました》

 

響「調査?」

 

緒川《ノイズや仮面ライダーが出現してる間なら

ホムラ達も動いて警備が薄くなってると思いまして》

 

マリア「そこだけ聞くと泥棒みたいね」

 

緒川《ゲフンゲフン!…そこで、

この事件において1番 手掛かりが掴めそうな

小車家に行って来たのですが…

まだ翼さんは戻ってきてませんか?》

 

朔也「翼さん?」

 

緒川《はい。小車 輪回の母親から聞いた情報と

これまで得た情報を合わせてみた結果、

1つの可能性が生まれました。

 

もしも この推測 通りだとしたら…!》

 

エルフナイン「だとしたら?」

 

緒川《…出来れば この話は

まず最初に翼さんに会って直接 話したいんです》

 

あおい「あれから戻ってきてないけど…

真面目な緒川さんが司令よりも話したいだなんて」

 

リア「『大事な話があります。

後で私の所に来てください』は死亡フラグだよ?」

 

弦十郎「その掴んだ情報とやらに

翼が深く関係してると言う訳か」

 

緒川《申し訳ありません司令…

ですが、これは僕が翼さんに

直接 伝えなければならない事なんです》

 

弦十郎「…良いだろう。此方からも翼に連絡を取る。

だが、情報を掴んだ お前の身に何か あるとも限らん。

お前が翼に伝えるまでの間の警護に あたりたいから

現在位置を教えてくれ」

 

緒川《ッ…!ありがとうございます司令!

僕の現在地は_》

 

 

 

 

 

〜Aホムラ&翼〜

 

翼「…」

 

Aホムラ「おや?行かないのかい?」

 

留守録メッセージを聞いた翼は

行くかどうか迷っていた。

 

Aホムラ「緒川 慎次は

ホイールの親族から情報を手に入れた。

もしかしたら君の相棒

天羽 奏の無実を証明する情報かもしれない。

 

だが、隠していたということは その情報は

奴にとっては不都合なモノだということ。

 

それを知られた以上、

ホイールは緒川 慎次を どうすると思う?」

 

翼「…」

 

Aホムラ「やっぱり定番なのは口封じかな?

こういった世界じゃ『死人に口無し』は名言だし」

 

翼「…だが行ったところで、

戦う力を失った私じゃどうする事も_」

 

Aホムラ「その為の俺ちゃん なんじゃない。

君が契約に対して『YES』と答えれば彼は救える。

しかし『NO』と言えば…彼の命の保証は出来ない」

 

翼「…」

 

Aホムラ「どうするぅ?」

 

翼はAホムラが取り出した【ウォッチ】を

奪うように受け取ると、緒川の所まで走って行った。

 

Aホムラ「行ったか…さ・て・と♪」

 

翼が行ったのを確認したAホムラは

【飛電ライズフォン】を取り出して連絡する。

 

Aホムラ「もしもし?」

 

 

 

 

 

〜緒川〜

 

緒川「…ッ!」

 

廃工場で待っていた緒川。

すると出入り口に1つの影が見えた。

 

緒川「翼さん…!」

 

翼「…」

 

緒川「翼さん。僕は…

僕は貴方に伝えなければならない事があります。

酷な事ですが…落ち着いて覚悟して聞いて下さい」

 

翼「…」

 

緒川「翼さん。貴方は…!貴方は…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼?「お前の次のセリフは

『貴方は自分でも気づかない内に人を殺した』だ」

 

緒川「貴方は自分でも気づかない内に人を殺した_

 

ッ!?」

 

普段の緒川なら気づけただろうが、

今の緒川は焦りが出て違和感に気づけなかった。

目の前に いる翼が偽物だということに。

 

緒川「ッ!」

 

翼?「遅い!」

 

すぐさま距離を取ろうとする緒川。

だが、それよりも速く翼?がディケで突いて

緒川のボディに一発 入れる。

 

緒川「ガハッ!?そ、その錫杖は…!」

 

翼?「やっぱりリアから聞いてたみたいね」

 

ディケで地面をトンッと突くと

翼?の姿がリブラ・ゾディアーツに変わった。

 

緒川「ゴホッゴホッ!天秤座のリブラ…!

貴方がいるという事は…!」

 

〈アクセルベント〉

 

察した緒川に答えるかのように聞こえた音声。

その音声の正体、スラッシュダガーを片手に構える

オルタナティブ・ゼロの姿が見えた。

 

姿が見えたと同時に

緒川は足首が痛み出したので反射的に抑える。

抑えた手を退けて見ると

緒川の両足のアキレス腱が斬られていた。

 

ゼロ「これで逃げられないな」

 

ミラーワールドで待機してたオルタナティブ・ゼロは

隙を見て現実世界に飛び出し、

スラッシュダガー片手にアクセルベントで加速して

瞬時に緒川のアキレス腱を斬ったのだった。

 

緒川のアキレス腱を斬ったオルタナティブ・ゼロは

もう逃げられないと判断して変身を解き、

いつ拷問に変わるかも分からない質問を始めた。

 

ホイール「それで母さん…

ジブンの母に会ったというのは本当か?」

 

緒川「耳が早いですね」

 

リブラ「聞いちゃった訳ね。

あ〜んな話や、こんな話を」

 

緒川「えぇ。貴方の母親との接触により1つの答えと

1つの可能性が見つかりました」

 

ホイール&リブラ「…」

 

緒川「何故 貴方は事故のはずの友人の死因を

『S.O.N.G.に殺された』と言い続けたのか?

 

何故この事件の発端がS.O.N.G.だと思ったのか?

 

何故この世界で生まれた

自我の無い仮面ライダーは変身した瞬間に死に、

ノイズを召喚することが可能なのか?

 

その理由は_」

 

ホイールは黙って緒川の調査結果を聞いていた。

最初は予想通りといった つまらなそうな感じでいたが

新情報と合わせた緒川の推理を聞かされて

ホイールは狐につままれたような顔をしていた。

 

リブラ「記憶を消したのに

ここまで辿り着くなんて…!」

 

ホイール「お前には敵わないな」

 

緒川「という事は…!!」

 

ホイール「推理の方は大体 正解だ。

友達 殺しについては…」

 

ホイールはデザイアドライバーから

IDコアを抜き取り、緒川にIDコアを触れさせる。

 

緒川「ッ…!!」

 

ホイール「記憶は戻ったか?」

 

緒川「そうでした…!僕は あの時…!!」

 

ホイール「思い出したみたいだな。じゃあ_」

 

緒川はIDコアに触れたことで

以前メモリーメモリで消された記憶が蘇る。

 

緒川が記憶を取り戻したのを確認したホイールは

ゲーマドライバーを装着した。

 

ホイール「懺悔してもらおうか。

この世界にいるライダー全員に対して…それと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風鳴 翼が殺したジブンの友達にな

 

〈爆走バイク!〉

 

ホイール「変身」

 

〈ガシャット!

 

レッツゲーム!  メッチャゲーム!

 

ムッチャゲーム!  ワッチャネーム!?

 

アイム ア カメンライダー!〉

 

ガシャットを挿したホイールは

パネルに回し蹴りをするとレベル1のレーザーに変身。

レーザーはアキレス腱を斬られて動けない緒川に

ゆっくりと詰め寄るのだった。

 




次回の【全てを破壊する者 全てを繫ぐ者】は_





翼「緒川さぁぁぁぁぁん!!!!!

眠りについた緒川に悲しむ翼。

翼「契約する…
奴等を滅する力を私に寄越せぇぇぇ!!!

リア「そのウォッチは…!?使うなッ!!」

Aホムラ「お前の意見は求めん!」

力を求めて悪魔が可愛く見える程の
危険な存在の囁きに耳を傾け契約してしまった翼は_

リア「アナザーライダー…!!」

『偉業』を成し遂げた戦士から
歴史改変により誕生した
『異形』の戦士となってしまう。

Aホムラ「おめでとうございます!歴史が変わって、
今日から貴方は仮面ライダー◯◯◯です!」

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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