〜後日/マリア&リア〜
リア「本当に入るつもりかい?」
マリア「えぇ。緒川さんが知った『真実』が
何なのかを突き止めなくちゃ」
マリアとリアは緒川が口封じされる理由になった
知ってしまった『真実』が なんなのか探ろうと
小車家に足を踏み入れようとしていた。
マリア「押すわよ…!」
マリアが意を決してインターホンを押そうとすると_
?「聞きに行ったところで無駄だぞ」
マリア「ッ!? 小車…!」
ホイール「ホイールって呼べ。本名やめろ」
リア「『無駄』ってのは どういう意味だい?」
ホイール「メモリーメモリで消した。
これで お前達は真実に辿り着けない」
マリア「まさか…自分の母親の記憶を…!?」
ホイール「あぁ。巻き込まないように
ジブンに関係する記憶は全部 消した。全部な」
リア「大事なところを2回 言った…って全部!?」
ホイール「そうだ。
もう あの人は自分に息子がいた事すら覚えてない。
いわばジブン達は赤の他人だ。だから もう
あの人に手を出すな」
マリア&リア「ッ!?」
落ち着いたトーンでありながらも殺気を込めた一言に
2人の脚は震えてしまう。
ホイール「全く、
ホントお前等S.O.N.G.は失望させるばっかりだな。
『調査など お手の物』とか言ってる癖に
やった事は女子高生を手錠で拘束して拉致って
奪い取った鞄から持ち物を漁っただけ、
そんな怠惰な連中で構成された組織だから
自分達が知らなきゃいけない事実や
相手の心の闇も分かんないんだよ」
リア「何が言いたいんだい?」
ホイール「プライバシーも何も あったもんじゃない。
お前等S.O.N.G.は控えめに言ってクズだなって話」
マリア「言ってくれるじゃない。
緒川さんを眠らせておいて」
ホイール「じゃなきゃ全部バラしてただろう?
ホント、あのタレコミが無かったら危なかった。
あの男の推理の方も9割方 正解だったし」
マリア「タレコミ?それに推理って_」
ホイール「これ以上の質問は受け付けない。
聞きたいのなら、それ相応の覚悟が必要になるぞ」
マリア「ッ…」
ホイールの言う『タレコミ』と『推理』とは
何の事なのかを聞こうとするマリア。しかし、
ホイールがアクセルドライバーを取り出したのを見て
これ以上は聞き出せないと察して引き下がる。
ホイール「バラルの呪詛の呪いを浴び続けたせいで
この世界は腐っている。だから人も腐るんだ」
マリア「何…?」
ホイール「正直 今この時点でも
ディケイドの力を持つホムラと手を組んで
この世界を跡形もなく滅ぼそうかとも悩んでいる。
そのくらいオレは この世界が大っ嫌いだ!」
それだけ言い残すとホイールはマリア達に背を向けて
その場を去って行った。
マリア「小車 輪回ッ!!」
ホイールの言葉を聞き逃す訳にはいかず
追いかけようとするマリアだが、端末に通信が入る。
調《マリア!!》
マリア「どうしたの調!?
まさか、ベルと交戦して_」
調《違う! 寧ろ今は共闘中!》
マリア「共闘?それは どういう…」
調《リディアンに翼さんが…
アナザーオーズが出たの!
それも大量のヤミーを連れて!》
マリア&リア「ッ!?」
それを聞きリアは すぐにオーロラを出して
マリアと共にリディアンに向かって行った。
ホイール「ん?」
すると今度はホイールに通信が入る。
弓美《メグル大変なの!!》
ホイール「お前の次のセリフは『リディアンに
アナザーオーズが来たから応援に来て』だ」
弓美《リディアンにアナザーオーズが来たから
応援に来て…ハッ!?》
創世《遊んでる場合か!》ベシッ!!
弓美《イッタァ〜!》
詩織《そのツッコミ、ナイスです!》
弓美《アニメのネタ入れたのはメグルなのに
なんでアタシがスリッパで叩かれてるの!?》
創世《あ、確かに…ゴメン》
ホイール「脱線してるぞー」
弓美《そうだった!それで応援に_》
ホイール「いや、ジブンは行かない。
お前等も避難誘導だけで変身はするな」
三人娘《えッ!?》
ホイール「驚いてるところ悪いが
ちゃんとした理由は ある。まず あの模造刀が
リディアンに乗り込んで襲いかかったという事は、
奴の狙いは『ジブン達を誘き出す事』に他ならない。
アイツの狙い通り出て仕留められなかった場合、
奴は何度もリディアンを襲撃するだろう。
そして その分 周りの生徒達も被害に合う。
ここは装者やベル達に任せよう」
詩織《…確かに理に適ってますわ。ですが_》
ホイール「ディケイドのホムラにも連絡を入れる。
模造刀がアナザーオーズになって暴れてる以上、
アークライダーのホムラも何処かで監視してるはず。
適当に『お前の偽物が好き勝手してる』とでも言えば
奴も戦いに出るだろう。それでいいだろう?」
弓美《…分かった。じゃあ せめて、
避難誘導にダスタードは使わせて!》
ホイール「…はぁ、仕方ないか。OK、許可する」
ホイールは三人娘との通信を切ると
今度はホムラにAホムラの事をメールで伝え、
召喚したブーストライカーを走らせて
リディアンに向かって行った。
〜リディアン〜
Aオーズ「そこだイケ! 私のモルモット共!」
リディアンに現れたアナザーオーズは
屑ヤミー達を使役して生徒達を襲わせていた。
Aオーズ「どうした? もっとやれ!」
ホイールを捕まえる為にリディアンの生徒を襲って
ホロスコープスを誘き出し、
捕まえて人質にしようと考えていたのだが、
いつまでも現れない事に苛立つアナザーオーズ。
Aオーズ「早く出て来い十二使徒…
私を焦らすなぁ!」
調「いた!」
ホロスコープスを待っていたアナザーオーズだが、
現れたのは3人の学生装者とベルだった。
ベル「あちゃーこりゃ酷い有様…コレはアレだね。
『ゴメンで済むなら警察は いらない』ってやつ?
こんな大勢に迷惑かけて、
謝るだけじゃ許されないよ?」
Aオーズ「『謝る』?
私は謝罪をするようなことなど…した覚えがない」
響「えッ!?」
未来「本気ですか…?
本気で言ってるんですか?人を襲わせてるのに…
現在進行形で罪を犯してるのに!!」
Aオーズ「罪を犯してるのは お前達の方だ!!」
装者達&ベル「ッ!?」
Aオーズ「私は神をも越えた『王』だッ!
私こそが『法』であり、この『世界』そのものだ!
私に意見し、邪魔をする事こそが罪!
それ即ち…万死に値する」
激昂したアナザーオーズは またメダルを ばら撒く。
しかし今回 生まれたのは屑ヤミーでは なく、
鳥類、昆虫、猫、水棲、重量、絶滅種の
各属性1体ずつで計6体のヤミーを生み出した。
ホムラ「ハハハッ、ヤミーが いっぱいだな」
ベル「ホムラちゃん!?どうして ここに…!」
ホムラ「ホイールから連絡があってな、俺の偽物が
アナザーライダーを生み出して暴れさせてるから
ソイツと戦えば その偽物も現れるって」
Aオーズ「来たか破壊者のホムラ…!」
ホムラ「俺を待ってたような口振り だな」
Aオーズ「もう1人の貴様との契約なのでな。
この力を与える代わりに偽物の自分を倒せとな」
ホムラ「俺が偽物?じゃあ他人に戦わせといて
自分の手は汚さない奴が本物だってのか?
腹ただしい…巫山戯るのも大概にしろ」
Aオーズ「そんな事は どうでもいい。
貴様さえ倒せば この世界は救われる。
あの二枚舌の男も 怯えて戦意喪失するはずだ。
なにせ奴は狐、破壊者の力を持つホムラという
虎の威を借る狐に過ぎないのだからな」
ホムラ「アイツは そんな奴じゃないさ。
ライダーの力を手にして調子に乗ってるみたいだが、
相手の実力も見抜けられないような雑魚が
狐狩りを成し遂げようだなんて夢のまた夢だな」
Aオーズ「貴様ァ…!」
アナザーオーズはバッタの脚で跳び、
間合いに入り虎の爪で引き裂こうとするが、
ホムラはアナザーオーズの跳躍の勢いを利用して
ディーペストハープーンで突いてカウンターを放つ。
Aオーズ「くっ…!」
ホムラ「やっぱりアナザーライダーなら
同じ系統のライダーの力には弱いか。
でも安心しな、今回は倒さないでおいてやるよ。
お前には俺の偽物を誘き出す餌になってもらう」
Aオーズ「何…?」
ホムラ「さて、そっちがアナザーオーズなら
こっちも『アナザー』の名を持つライダーになるか。
スゥ〜ッ…変身!」
アナザーアギト(仮面ライダー)に変身したホムラは
瞬時にアナザーオーズの懐に入って拳を叩き込んだ。
未来「倒すつもりは無いみたいだし、
ホムラが翼さんの相手をしてる内に」
響「うん!ヤミーを倒しましょう!」
調「けど、こっちは4人で あっちは6体…」
ベル「なら私の魔法で増や_」
〈エラー!〉
ベル「_したかったけど…
ホムラちゃんを増やした時の魔力、
まだ完全に回復してないみたい…」
響「そんなッ!?」
足りない2人分を魔法で増やそうと
ワイズドライバーに指輪を翳すも
魔力切れでエラー音が鳴り、『どうしよう…』と
汗をダラ〜っと流して装者達を見るベル。
その隙にアナザーオーズに生み出された猫系ヤミー
【ネコヤミー】がタックルして襲いかかる。
ベル「アダッ!」
響「大丈夫ですか先生!?」
ベル「よくもやったね…
豚みたいに太ってるデブ猫の癖に…『豚』?
そうだ!この手なら_」
未来「また来ますよ!」
ベル「大丈夫!変身!」
続けて【サメヤミー】が口から水爆弾を発射するも、
ベルはスラッシュに変身して水爆弾を防ぐ。
スラッシュ「ホムラちゃんが言っていた。
『ライダーの変身時は無敵の状態』だって!
そして人数の問題は、これで解決する!」
〈こぶた3兄弟! 錫音音読撃! イエーイ!〉
【こぶた3兄弟ワンダーライドブック】の力で
3人に分身したスラッシュ。
三匹の子豚だけに
スラッシュは それだけでは飽き足らず、
2人のスラッシュに別々のベルトを渡す。
〈ガッチャーン!〉
〈ENTRY〉
分身体スラッシュ「「変身!」」
〈乙女は いつも ときめきクライシス♪〉
〈BEAT〉
分身体は それぞれポッピーとナーゴに変身。
その光景に装者達は驚きの連続だった。
未来「分身したと思ったら…」
調「別のライダーに変身した…!」
響「もうピプペポパニックだよ〜!!」
ポッピー「ちょっと! それ私の台詞!」
ナーゴ「それは置いといて…これで6対6だね!」
各して、アナザーオーズ VS アナザーアギト。
装者&音楽系ライダー VS 全属性のヤミーの戦いが
始まったのだった。
鳴滝「いいぞ風鳴 翼…!
その力でディケイドを排除するんだ!」
その様子をディケイドの存在を憎む男、
鳴滝が【♪7】ぶりに現れて陰から眺めていた。
鳴滝「君がホムラを倒してくれると言うのなら、
私も全力でサポートをしよう…
もしもの為に取っておいた
このメダルを手放してでも…!」
そう言うと鳴滝は懐から
黒い鷲のマークのコアメダルを取り出すのだった。
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
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書かなくていい