響「いったい…私が いない間に何があったの?」
天羽 奏との一悶着の後に到着した響。
何故か重たい空気の理由が分からず首を傾げる。
調「響さん、実は_」
アクセル「アナザーライダーの変身が解除されたから
オレはチャンスだと思って風鳴 翼を殺そうとした。
それで口論になったってだけだ」
アクセル以外 全員「ッ!?」
響「翼さんを殺そうとしたって…どうして!」
アクセル「何故かだって?
いったい何がおかしいってんだ?」
アクセルは変身を解除して堂々と言った。
ホイール「相手は力を求めて人間を捨て、
その力に溺れて怪物となって人を襲い始めた。
人を襲う化け物を始末しようとしたんだぜ?
こいつは所謂、『正義』って奴だろ?」
その言葉を聞き響はホイールの胸ぐらを乱暴に掴む。
響「そんなのは『正義』じゃないッ!!」
ホイール「人々を脅かす存在を排除する事に
なんで否定的なんだ?オタク等シンフォギア装者が
ノイズを倒すのと たいして変わらないだろ?」
響「翼さんはライダーの力のせいで
おかしくなってるだけです!
身体に埋め込まれたっていうウォッチ?ってのを
取り除けば元に戻る…また手を繋げるはず!」
ホイール「『手を繋ぐ』か…
別に その やり方は否定しないが、
その相手と手を繋ぐまでの間に
ソイツは どれだけの被害、犠牲を出すと思う?」
響「それは…」
ホイール「ジブンは ただ聞いてるだけだ。
『目の前の少数の命』か『見えない多くの命』か。
もっと分かりやすく言うと
『欲望のままに暴れる化け物の風鳴 翼』か
『幸せや平和を小さく願う民間人』か」
響「命に…優先順位なんて付けられない!」
ホイール「…ま、『正義』の形は人それぞれだ。
ジブンの『正義』が間違えてると思うんなら、
さっさと向こうに逃げていった模造刀を…
アナザーオーズを何とかしろ」
響「ッ!」
響は胸ぐらを離すと
ホイールの指差す方へと走っていった。
ホイール「はぁ…呆れた。
お前等S.O.N.G.は秘密主義のウソつき集団だから
嫌いだが、こんな時に限って あの神殺しに
さっきの事をありのまま話そうとするなんて…
お前等、国連の人間なら情報の通達は
ちゃんと頭 使ってからにしろよな」
調「え?」
ホイール「真実を伝える事が正しいとは限らない…
真実が人の人生を狂わせる事だってあるんだよッ!」
この時、ホイールの脳裏に浮かんだのは
唯一無二の
『チェイスゥゥゥゥゥ!!!!!』
ホイール「…」
未来「小車さん?」
ホイール「ッ!…バルカンとバルキリーが
アナザーゼロワンを倒したケースがある。
そこのバースに任せれば模造刀に埋め込まれた
アナザーウォッチの破壊も可能だろう」
バース「まぁ、ボクに任せて貰えれば
チョチョイのチョイ。簡単な仕事さ」
ホイール「だが、それでもジブンは奴の体内に
ウォッチが ある限り、人に仇なす化け物として
始末する道を選ばせて貰う。以上!」
それだけ言うとホイールはドライバーとガシャットを
操作してベルトと瞳が無いバイクゲーマを召喚。
翼と響が向かった方向 目掛けてバイクを走らせる。
ベル「ありゃりゃ、コレは大変な事に…
とりあえず私はホムラちゃんにトモちゃんの事とか
報告しつつリディアンに戻って
生徒達の様子を見に行くけど、君等は どうするの?」
マリア「未来は響と一緒に翼を探しに行って。
私は本部に報告しに行くから。それと調」
調「?」
マリア「調は…」
『やっと奴を殺せるんだ…!
俺から全てを奪った あの女を!』
『オレは風鳴 翼を越える英雄になるんだ。
そうする事でしか、チェイサーの無念を晴らせない』
『黙れ!
オレを裏の世界でしか生きていけないようにしたのは
誰でも無いお前等 特機部二だろ!』
『真実を伝える事が正しいとは限らない…
真実が人の人生を狂わせる事だってあるんだよッ!』
マリア「…改めて、小車 輪回について調べてきて」
調「…分かった。
翼さんを殺そうとしたのは納得してないけど、
前にマリアを助けてくれた お礼と、
オーディンが奏さんだって正直に話してくれたのに
信じなかった事については謝りたいって思ってる」
マリア「そう…」
バース「ボクも本部に戻るよ。
翼さんが見つかったら連絡よろしく」
未来「リアは本部に戻って どうするの?」
バース「もう1人のホムラが
わざわざ此方が対処 出来る
アナザーライダーを生み出したって事は
何かしら対策してるか邪魔する可能性があるからね。
だから こっちも助っ人を呼びたい」
〜ホムラ VS Aホムラ〜
2人のホムラはオーロラカーテンを くぐり抜けて
場所を変えて仕切り直し、
それぞれカリスとアークゼロに変身。
カリスアローからフォースアローを射つも
アークゼロは数億通りの予測により難なく躱し、
アークゼロもビームエクイッパーから生成した
【アタッシュアロー】から矢を射って反撃に出る。
〈チャージライズ! カバンシュート!〉
カリス「グッ…!」
矢が掠り受けた場所を抑えるカリス。
しかしアークゼロは攻めの手を緩めず
大量のショットライザーを空中に生成すると
一斉掃射+アタッシュアローからの一矢。
〈REFLECT〉
カリスは避けきれないと判断して
【モスリフレクト】を発動。
全ての攻撃をアークゼロに跳ね返すも、
煙が晴れた時にはアークゼロは何処にも いなかった。
カリス「いない!?」
アークゼロ「結論は既に出ている」
カリス「何処だ!?」
アークゼロ「この一撃でカリスは滅ぶ」
カリス「なッ、正面!? いつの間_」
〈チャージライズ! カバンスラッシュ!〉
いつの間にか正面まで接近していたアークゼロは
アタッシュアローの刃の部分で一閃。
カリス「グワッ…まだまだ!」
〈RECOVER〉
斬られたカリスは【キャメルリカバー】で回復するも
『このままじゃあ此方が負ける』と本能で理解する。
カリス「(ここは一発、
大技で無理矢理 押し通すしか…!)」
〈DRILL TORNADO〉
アークゼロ「(_と、奴は考えているのだろう。
だが、その結論は予測済みだ)」
〈SPINNING ATTACK〉
〈オールエクスティンクション〉
カリスの回転キックに悪意のエネルギー弾を放つ
アークゼロ。技と技の中心で爆発が起きると
遠距離攻撃だったアークゼロは無傷なのに対し
捨て身で挑んだカリスはダメージが大きかった。
カリス「ヤバい、もう後が…!」
アークゼロ「お前が望む結論は予測 出来ている。
『目の前に自分と同じ姿をした存在は
生き返った姉について何か知っている可能性が高い。
出来れば殺さず生け捕りにしたい』という
心が透けて見えるぞ」
カリス「ッ!?
…そうか。俺は無意識に加減してたって訳か。
そういう事なら…本気で行かせてもらう!」
〈EVOLUTION〉
13体のハートのアンデッドと融合した
【ワイルドカリス】
カリスは両腿のホルスターに収められている
【醒鎌ワイルドスラッシャー】を取り出し展開して
アークゼロに斬りかかる。
カリスのワイルドスラッシャーを
アークゼロはアタッシュアローで防ぐも、
捌ききれず弾かれる。
カリス「今だ!」
丸腰になったアークゼロを見てチャンスと思い、
カリスはカリスアローとワイルドスラッシャーを
合体させて13枚のハートのカード1つに融合させた
【ワイルド】のカードをラウズする。
〈WILD〉
アークゼロ「13体のアンデッドの力…
その力、貰うぞ!」
〈ジャックライズ!〉
カリスの【ワイルドサイクロン】をアークゼロは
サウザンドジャッカーで吸収しようとするが、
ここでアークゼロの予測を越える事態が発生する。
ピキッ
アークゼロ「なんだとッ!?」
ワイルドサイクロンを吸収しきれなかったのか
サウザンドジャッカーに罅が入る。
アークゼロ「馬鹿な…!?
こんな結論は ありえない!?」
カリス「知らないのか。
『想い』はテクノロジーを超える、らしいぞ。
本当に強いのは、人の『想い』だ!」
アークゼロ「ありえない…
ありえないありえないありえないありえない…」
カリス「オレァクサムヲムッコロス!」
アークゼロ「アリエナイィィィィィ!!!」
身体を貫かれたアークゼロは爆散。
煙が晴れてから辺りを見回すも、
もう1人のホムラもベルトの残骸もなく
逃げられたと察して変身を解く。
ホムラ「アイツは…いったい何者だったんだ?」
〜リア/S.O.N.G.〜
リア「やぁ、調子どう?エル」
エルフナイン「あ、リアさん。
以前から頼まれていたモノ、出来てますよ」
そう言うとエルフナインは布をバッと剥ぎ取ると
そこには自動販売機が置かれていた。
リア「おぉ!ということは中身も?」
エルフナイン「この通り!」
エルフナインがケースを開けると
数種類の缶が並べられていた。
リア「全種類 揃ってる!」
エルフナイン「当然です!なんたって
このボクがギュインギュインのズドドドドで
完成させたんですから!」
リア「擬音ばっかり…ありがたいけど
今回 来た理由は他にもあるんだ」
エルフナイン「他ですか?」
リア「そう。エル、前に君に
試作品の方のバースドライバー渡したよね?」
エルフナイン「はい。
『コアメダルの代わり』という理由で」
リア「ボクにとってセルメダルは
人間の血液みたいなものだから採血として
1、2枚くらい渡しても良いけど…
コアメダルは内臓みたいなものだよ?
君は『調べたい』って理由だけで
相手に『内臓を抉り出して』って言うつもり?」
エルフナイン「それを言われると…」
リア「渡して調べさせて上げるから、代わりに
その渡した試作品のバースドライバーでぇ…
ゴニョゴニョ」
エルフナイン「_ボ、ボクがですが!?」
リア「錬金術 関連なら君が1番 使いこなせる、
そう思ってね。それに知ってるんだよ?
君が夜な夜な こっそり変身して
トレーニングルームで戦ってるのを」
エルフナイン「知ってたんですか!?」
リア「分かっただろう?ボクが君に頼んだ理由」
エルフナイン「…やってみます。
ボクに…何処まで出来るか分からないけど」
〜逃げた者達〜
響「翼さ〜ん!!何処ですか〜!!」
未来「早くウォッチを取り除かないと、
ホイールに命を狙われ続けますよー!!」
翼「はぁ…はぁ…ゴホッ!ゴホッ!」
逃げて来た翼は路地裏で壁に背を付けて
呼吸を整えていた。
翼「あの男…!」
Aホムラ「ハハハッ…君も やられたみたいだね」
翼「貴様も人の事を言えない状態ではないか」
オーロラカーテンを使って
命からがらカリスから逃げて来たAホムラは
自分と同じくボロボロになってる翼を見て
自分の事を棚に上げて嘲笑う。
翼「…もう1人のホムラ、1つ聞かせてもらおう。
あのオーディンは本当に奏では無いのだな?」
Aホムラ「そんな事を聞くって事は つまり、
君は俺ちゃんよりホイールの言葉を信じるのね」
翼「私が…あの化け狐の言葉を信じているだと!?
そんな事…あってなるものか!!」
Aホムラ「だったら…」
翼「ヴゥッ…!?」
Aホムラは翼の体内からアナザーオーズのウォッチを
抜き取り、再び起動して翼の体内に突っ込む。
Aホムラ「行動で示すんだな」
〈 オーズ! 〉
Aオーズ「ヴェハハハハハッ!!
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
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