全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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〜調〜

 

調「ホイールについては何も知らない様子だった…

やっぱりマリアの言う通り、自分の母親なのに

記憶を消しちゃったんだね」

 

マリアの言う通りホイールの事を調べに来た調。

しかし小車家に尋ねても何も成果を得られなかった。

 

調「どうしよう…このままじゃあホイールに

お礼を言うのも、謝るのも出来ない。

どうしたら…う〜ん…_ッ!?」

 

目を閉じて悩む調が再び目を開くと、

調は いつの間にか【赤い部屋】に移動していた。

 

調「ここって…!?」

 

サジタリウス「ここは本来

覚醒した選ばれし者、ホロスコープスが

私との謁見が許される赤い部屋だ」

 

調「ッ! サジタリウス…! なんで私を ここに?」

 

サジタリウス「彼を止めて欲しい。

それに君もホイール…

メグルについて知りたいのだろう?」

 

調「…教えてくれるの?」

 

サジタリウス「彼は私との約束を破った。

助けられる可能性が ある人間を殺そうとしたんだ。

秘密にしている過去をバラしても

彼も文句は言えないだろう。

 

但し、聞けば君は これから自分が所属する

組織に対して見る目が変わり、

疑問を抱く事になるだろう。それでも聞くか?」

 

調「…お願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サジタリウス「_これが彼の過去だ」

 

調「そんな…

でも それなら翼さんに執着する理由も納得 出来る」

 

サジタリウス「信じるのか?

私の言葉を…彼の過去を」

 

調「翼さん達が そんな事をしたなんて

信じたくはないです…けど、

あの人も…ホイールの事も信じてみたい」

 

ホイールの過去を話したサジタリウス。

調がホイールについての話を信じる様子を見て

ヴァルゴにチェンジしS.O.N.G.の治療室に転移する。

 

調「ここって…!」

 

切歌「調!」

 

調「切ちゃん!」

 

クリス「星座野郎…何しに来やがった!」

 

ヴァルゴ「彼を信じようとしている この娘に

少しサービスをして上げようと思ってね」

 

そう言うと今度はアクエリアスにチェンジし、

未だにハザードフォームのビルドとの戦闘で

怪我が完治してない2人に両肩の水瓶から

治癒の水を浴びせて回復させる。

 

クリス「怪我が…!?」

 

切歌「元気百倍、デース!!」

 

アクエリアス「その台詞は君よりも

アンパンのキャラが言った方が似合うと思うよ?」

 

アクエリアスはクリスの事をジッと見ると

切歌と調のザババコンビも『確かに』と言いたげに

クリスをジーッと見始める。

 

クリス「ちょっと待て、

確かにアンパンは好きだが何か?

お前等の中でアタシ(雪音 クリス)=アンパンなのか?」

 

アクエリアス&きりしら「うんうん」

 

クリス「お前等(切歌と調)まで頷くなぁぁぁ!」

 

病室で騒ぐクリス。その声に反応して弦十郎や

本部に戻っていたマリア達が駆けつける。

 

マリア「クリス! どうし_ッ!?」

 

弦十郎「アクエリアス・ゾディアーツ!?

何故ここに!?」

 

アクエリアス「貴方達にはメグルを…

ホイールを止めてほしいからね。

コレ(治療)は その為のサービスですよ」

 

それだけ言うとアクエリアスは撤退。

撤退するとタイミングが良いのか悪いのか

基地内に警報が鳴り渡る。

 

弦十郎「どうした!?」

 

朔也「アナザーオーズの反応を検知!」

 

あおい「響ちゃんと未来ちゃん…

アクセルも交戦中!」

 

調「アクセル…ってことはホイールが!」

 

マリア「その様子…何か分かったのね?」

 

調「うん…」

 

マリア「なら行きましょう!」

 

現場に向かって走って行くマリアと調。

その様子を見てクリスと切歌も慌てて追いかける。

 

クリス「あ、おい待てよ!」

 

切歌「アタシ達も行くデース!」

 

エルフナイン「待って下さい!」

 

今まで出番が無かった分、目立つ活躍をしようと

意気込んでいたクリスと切歌。だが以外にも

エルフナインからのストップが入る。

 

クリス「なんだよ、

今まで動けなくて身体がなまってんだよ!」

 

切歌「速く調の所に行きたいのデス!」

 

リア「エルが作戦があるってさ。

だから聞いてよネーサン達」

 

クリス「『ネーサン』は やめろ!」

 

 

 

 

 

〜現場〜

 

アクセル「欲望の力に取り憑かれた哀れな女め…

このオレが始末してやる!」

 

Aオーズ「まだ罪を犯す気か?」

 

〈エンジン! ジェット!〉

 

アナザーオーズは頭部に鬣を生やして

その先端からトゲを発射すると

アクセルはエンジンブレードの先端から

エネルギー弾を発射させて撃ち落とす。

 

響「やめて下さい!」

 

アクセル「邪魔をするな!」

 

未来「翼さんの命を奪わなくても、

アナザーウォッチを取り除けば済む話でしょう!」

 

アクセル「それじゃあ甘いんだよ!」

 

Aオーズ「下等な愚民どもがぁ…

私に逆らうなぁぁぁ!!!」

 

アナザーオーズは口論してる響達を

重力操作で叩きつける。

 

アクセル「やっぱり…コイツは始末するしかない!」

 

響「そんな…!」

 

Aオーズ「このままトドメを_グワッ!?

なんだと…!?」

 

撃たれたアナザーオーズ。

いったい誰がと周りを見渡すと

バースバスターを構えるバースがいた。

 

Aオーズ「貴様も私に逆らうのか…?」

 

バース「そう言うこと。ボクが相手をするから

そこのバイクに変形するメカメカしい見た目だけど

肉体変化型のアクセルを抑えてて!」

 

ひびみく「分かりました!」

 

響と未来はアクセルを抑えながら連れて行くと

バースはアナザーオーズと対峙する。

 

Aオーズ「神をも越えた王となった私に敵うとでも?」

 

バース「悪いけど最初っからクライマックス、

とっておきの全部のせ で行かせてもらうよ!」

 

〈カポーン!

 

カッターウイング! ショベルアーム!

 

キャタピラレッグ! クレーンアーム!

 

ドリルアーム! ブレストキャノン!〉

 

Aオーズ「全武装だとッ!?」

 

CLAWsユニット全てを装備したバースの姿に

アナザーオーズは驚きを隠せずにいた。

 

バース「これが現状ボクがなれるバースの最強形態

【バース・デイ】の誕生だ!ハッピーバースデー!」

 

Aオーズ「だが、そんな姿になったところで…!」

 

バース「バース・デイになる為に使った

セルメダル6枚分は稼がせて貰うよ!」

 

バース・デイ VS アナザーオーズが始まると

その様子を陰で確認しながら

コソコソと動く者達がいた。

 

エルフナイン「ありがとうございます司令。

まだ身体が万全の状態じゃないのに

【ライドベンダー】を ここまで運んでもらって」

 

弦十郎「このくらいは大丈夫だ。

しかし、この作戦は上手くいくのか?」

 

エルフナイン「ボクも不安ですが、

司令に そう言われた時の伝言を

リアさんから預かってます」

 

クリス「伝言だぁ?」

 

弦十郎「それで、リア君は なんと?」

 

エルフナイン「『思いつきを

数字を語れるものかよッ!!』…だそうです」

 

切歌「あの人…だんだん染まってきてるデス」

 

エルフナインはバースの援護をするべく

陰で準備をしていた。

 

力自慢の弦十郎が荷物持ちとなり、

クリスと切歌が護衛といった役割だ。

 

エルフナイン「では、そろそろ始めましょう」 

 

エルフナインはリアから預かっていた

試作品のバースドライバーを腰に巻き、

 

エルフナイン「変身!」

 

〈カポーン!〉

 

セルメダルをベルトに投入してハンドルを回すと

正規品と違いデータ収集用の赤いラインが入った

【バース・プロトタイプ】に変身した。

 

切歌「おぉ~!ホントに変身したデス!」

 

クリス「というか背、伸びてねぇか?」

 

プロトバース「このバースのスーツ内では

キャロルのように一時的に大人の姿になってます。

 

バースのシステムは肉体変化型の変身では無いので、

ボクにフィットするように調整するの大変でしたよ」

 

弦十郎「まさか既に そこまでしていたとは…」

 

プロトバース「フゥ~…それでは、行きます!」

 

〈カポーン! ブレストキャノン!〉

 

 

 

 

 

〜少し前〜

 

リア「作戦は至ってシンプル。

バースに変身したボクが全力を出して

アナザーオーズに翼さんに挑む。以上!」

 

クリス「それだけかよ!お前 巫山戯てる場合じゃ_」

 

エルフナイン「待って下さい。

今リアさんが話したのは【プランA】です」

 

切歌「ってことは、【プランB】も あるデスか?」

 

リア「そう。もう1人のホムラが翼さんを

クウガとかじゃなくて わざわざボク達で対処 出来る

アナザーライダーにした。

 

それはつまり、

倒されないように何かしら対策してるのか

邪魔をする気なのか…どちらにせよ、

確かめる為にはアナザーオーズを倒せる存在が

もう1人 欲しい。そこで…」

 

エルフナイン「もしも もう1人のホムラが

介入してきた場合リアさんには その相手を任せて

ボクがリアさんから預かった

このプロトタイプのバースドライバーで変身します。

 

ボクが陰でブレストキャノンを装備して

出力を最大にしたセルバーストを

アナザーオーズに撃ち込み、

翼さんのアナザーウォッチを破壊します」

 

リア「ネーサン達にはエネルギーチャージしてる

エルの護衛をしてほしいって訳」

 

エルフナイン「それと司令には運んで欲しい物が…」

 

弦十郎「うむ、分かった」

 

切歌「了解デース!」

 

クリス「はぁ…分かったよ。

けどな『ネーサン』は やめろ!」

 

 

 

 

 

〜アクセル〜

 

響「聞いて下さい!」

 

未来「リアに任せれば翼さんを助けられ_」

 

アクセル「いい加減にしろ!何度も…何度も…!

自分達がした事が分かっているのか!!」

 

響と未来はアクセルに説得を試みるも、

アクセルは聞く耳を持たずで

エンジンブレードを振り回していて

響と未来は それを回避するのに手一杯だった。

 

そこにやって来た救いの手は_

 

調「2人共!」

 

救いの手の主は調。それとオマケのマリア。

 

マリア「『オマケ』って何よ!?」

 

調「その人を止めるなら私の方が向いてます!」

 

響「分かった! あとは お願い!」

 

未来「気をつけて!」

 

調「Various shul shagana tron」

 

調はシュルシャガナを纏い、アクセルが振り回す

エンジンブレードを回避してヨーヨーで縛り付ける。

 

マリア「動きを封じた!」

 

調「冷静さを欠いてるから、

攻撃パターンを記憶してるはずの

私の動きに対応 出来ないんですよ。

落ち着いて下さい小車 輪回さん!」

 

アクセル「何故 邪魔をする…!

オレは人間の自由を守る戦士、仮面ライダーとして

当然の『正義』を行っているだけだ!」

 

調「貴方の行っている事は『正義』じゃない。

個人的な…『復讐』だ!」

 

アクセル「ッ!? 調べたのか…!」

 

調「親切なケンタウロスさんが教えてくれました。

『約束を破ったペナルティ』だって」

 

アクセル「アイツ…!」

 

アクセルは調から離れると変身を解き、

シンフォギアの面々もギアを解除した。

 

マリア「『復讐』ですって?」

 

調「そう。マリアに言われて貴方の事を調べてた時に

サジタリウスが現れて貴方の過去を話してくれた。

 

何処までが本当か分からなかったけど、

貴方の態度を見て確信した」

 

マリア「『確信した』って、何を…?」

 

調「彼の友達は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼さんに殺されている

 

ひびみくマリ「ッ!?」

 

ホイールは調に近づき胸ぐらを掴む。

 

ホイール「…何が分かる?

あの日から始まった地獄が どれだけ分かると言うんだ

この偽善者 嫌いのテロリストが!オレの心の叫びまで

その名の通り調べる事が出来るのかッ!!」

 

調「…いや、私に そんな能力は無い。

だからこそ貴方の口から聞かせて。

貴方の身に何が起こったかを」

 

ホイール「何故 言わなきゃならん」

 

調「だって、貴方の事も信じたいって思ったから」

 

ホイール「…」

 

観念したホイールは…否、小車 輪回は話す事にした。

 




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完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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