全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪142

 

〜ギーツ/過去〜

 

アナザー新1号が開けた穴から過去に移動した

ギーツ(パワードビルダー)は周りを見渡していた。

 

ギーツ「ここがオレの記憶から辿った過去か。

何処となく懐かしさを感じるような…っと、

感傷に浸ってる場合じゃなかったな。それじゃあ_」

 

〈GIGANT BLASTER

 

HYBRID GIGANT HAMMER

 

ALL MIGHT GIGANT SWORD

 

GIGANT ALL MIGHTY〉

 

パワードビルダーフォームのサブアームに

ギガントソード、ギガントハンマー、

ギーツ本体がギガントブラスターを掴む。

 

ギーツはギガントウェポン全てを装備した

パワードビルダーフォームの切り札、

【ギガントオールマイティ】を発動した。

 

ギーツ「まずは現代でも やったように、

こっちの方の空間の穴も閉じないよう

過去と現代を繋ぐ門を造らないとな。

 

【デザイアロワイヤル】でコラスとシーカーが

【空の裂け目】を永遠に開いた状態にする為に

【破滅の門】を建築しようとしたみたいに」

 

ギーツはギガントウェポンを駆使して門を建築すると

スパイダーフォンから通知が入る。

 

〈SECRET MISSION CLEAR〉

 

シークレットミッションクリア

 

現代と過去の出入り口を確保する

 

シークレットミッションをクリアした事により

ブーストバックルを手にしたギーツだが

この世界にもデザグラがあるのかと

謎が深まるばかりだった。

 

ギーツ「おーい!誰か見てたりしてるのかー!」

 

 

 

 

 

〜現代〜

 

ホムラ「察しがいいな」

 

未来「こっちを見てますけど

向こうからは見えてないんですよね?」

 

ホムラ「そうだが、あの男は視線に敏感だからな」

 

現代ではライダー達と装者達は狭いながらも

ソファがある部屋で寛ぎながら過去に移動した

ギーツの様子を見ていた。

 

響「それにしても、ここ何処ですか?」

 

ホムラ「異空間だ。

ちなみに内装は俺の趣味で【デザイアグランプリ】の

オーディエンスルームを模してみた。

 

折角だから雰囲気を出そうと思ってな。

ギーツの戦いを見るなら尚更な」

 

マリア「『尚更』って どういう意味よ?」

 

リア「ギーツの世界線では最後の1人まで

勝ち残った者に理想の世界を叶えられる

世界を救う命を賭けたゲーム

【デザイアグランプリ】が存在していた。

 

だが、その実態は未来人が様々な時代を舞台にした

リアリティライダーショーだったのさ」

 

切歌「えっと…何が言いたいんデス?」

 

ウォズ「つまり私達はオーディエンスとして

ここでギーツの戦いを応援してろという事だろうね」

 

ホムラ「好きに寛いでてくれ。

このタブレットで飲食物は出せるから」

 

調「貴方は何処に行くの?」

 

ホムラ「直接 見に行くのさ。

アイツに力を渡した以上『最後』まで…

いや、『最期』まで見届ける義務がある。

 

ギーツの生き様も、死に様もな」

 

クリス「悪趣味なヤローだ」

 

ホムラ「褒め言葉として受け取ろう」

 

響「あの!私も付いていって良いですか!」

 

調「私も…!」

 

未来&切歌「響!?/調!?」

 

響「『手を出すな』って言われましたけど

私も翼さんを助けたい!」

 

調「貴方が あの人に力を渡したように

私も調べた以上『最後』まで見届けないと」

 

未来&切歌「響/調が行くなら、私/アタシも!!」

 

食い気味の未来と切歌だが

それぞれには理由があった。

 

未来「(響を なるべく

この人(ホムラ)に近づけないようにしなきゃ!)」

 

切歌「(もし調がアイツ(ギーツ)に化かされてたとしたら

アタシが目を覚まさせるしかないのデス!)」

 

ホムラ「…まぁ別に何人 来てもいいが、

過去を変えるようなマネだけは するなよ。

後々 面倒だからな」

 

ひびみくきりしら「了解!!」

 

ホムラ「それじゃあ行ってくるからベル、

ソイツ(鳴滝)が逃げないように しっかり見張ってろよな」

 

ベル「アイアイサー!」

 

鳴滝「おのれディケイドォォォォォ!!!」

 

鎖で拘束されながらも叫ぶ鳴滝を無視して

ホムラはオーロラでギーツがいる時間まで移動した。

 

 

 

 

 

〜過去〜

 

輪回「それにしても…瞬間記憶能力で

色んな事が印象に残ってるが この日に来るとはなぁ…

出来れば他の時間にしてほしかった。

 

初めてホムラ達と出会ってライダーになった日とか

弓美達と仲間になった日とか…

なんで よりにもよって この日なんだよ…」

 

輪回はブツクサと文句を言っているが

本当は自分でも分かっていた。

何故この時間の記憶が1番 印象に残っていたのかを。

 

輪回「…(そりゃ毎晩『アイツ』の死に顔

夢に出るくらいだからな、ここに来て当然か)」

 

?「ホイール?」

 

輪回「ッ!?」

 

その声と呼ばれ方から懐かしさを感じて振り返ると

現代では亡くなっているが過去だからこそ生きていて

今も こうして対面して出会う事が出来た人物だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輪回「チェイ…サー…?」

 

三郎「こんな夜分遅くにどうした?

俺と同じように買い出しが長引いた…いや、

手ぶら なのを見るに その可能性は無い_ぐおっ!?」

 

輪回は嘗て目の前で亡くなった友人(ダチ)

知栄 三郎(チェイサー)を目の前にして衝動的に抱きついた。

 

三郎「ホイール?」

 

輪回「…悪い。しばらく会えてなかったから

このままの状態でいさせてくれ」

 

三郎「彼女か…?まぁ、今の状況的に俺に会うのは

お前にも危害が及ぶ可能性が高いからな」

 

輪回「悪い、ずっと会えなくて。実は…」

 

三郎「『実は』?」

 

輪回「…(これ以上は過去を変えるかもしれない。

コイツにウソを つくのは心苦しいが…仕方ない)

 

実は…過度なストレスが原因で

多重人格になってしまったと診断されてな、

その人格が危険人物らしいから隔離されてたんだ」

 

三郎「多重人格…確かに今まで辛い目に合っていた

お前なら なっても仕方ないが、その人格は

隔離される程の危険な存在なのか?」

 

輪回「そうだ。その人格が色んな奴を傷つけた。

だから もし お前の前で その人格が出て来たら

迷わず全力で逃げろ。俺は お前を傷つけたくない」

 

三郎「分かった」

 

輪回「じゃあオレは用事が あるから ここで_」

 

三郎「ホイール!」

 

アナザー新1号の捜索に戻ろうとするも

輪回は三郎に呼び止められる。

 

三郎「明日、久しぶりに何処かに遊びに行かないか?

今の状況を考えて人気のないような穴場でも探して…

どうだろうか?」

 

輪回「…あぁ!じゃあ、また『明日』な!」

 

三郎「分かった。では、また明日」

 

輪回は三郎と別れて少し離れると涙を堪えていた。

 

輪回「ごめんなチェイス…

お前に…お前に『明日』は来ないんだ…」

 

 

 

 

 

戦闘員「イーッ!」

 

屑ヤミー「アァ…!」

 

悲しんでる輪回の空気も読まずに現れたのは

ショッカー戦闘員と屑ヤミーの軍団だった。

 

恐らくアナザー新1号が この時間の輪回を探して

消す為に放った刺客なのだろう。

 

輪回「…ちょうどいいな、

この悲しみを紛らわすには…変身!」

 

〈GET READY FOR BOOST & MAGNUM

 

READY FIGHT〉

 

 

 

 

 

〜特異災害対策機動部二課(過去)〜

 

朔也「高エネルギー反応 検知!」

 

あおい「映像…が、出ない!?」

 

弦十郎「なんだとッ…!?」

 

この時間の特機部二(S.O.N.G.)が高エネルギーを検知しつつも

輪回が事前にライダーシステムに組み込んでいた

変身中の妨害電波を発生する装置によって

銃後のメンバーはギーツの姿も戦闘員達の姿も

確認 出来ずに困惑していた。

 

弦十郎「ノイズの反応は出てないが、

万が一を考えて翼に出動してもらおう」

 

緒川「待って下さい!翼さんは まだ奏さんの死から

立ち直ってないんです!様子を見るだけなら僕が_」

 

翼「その反応が検知された場所は何処ですか?」

 

緒川「翼さん!?ですが…!」

 

翼「大丈夫です緒川さん。

私は防人、防人なのだから…!」

 

 

 

 

 

〜ギーツ〜

 

〈REVOLVE ON〉

 

ギーツ「ハアッ!」

 

ギーツはリボルブオンしてブーストマグナムになり、

近づいてきた屑ヤミーを上半身のブーストの

マフラーから炎を噴射して勢いをつけて殴る。

 

その様子に警戒して距離を取った戦闘員達だが、

ギーツは下半身のマグナムの脚に収納されている

アーマードガンを展開して回し蹴りをしながら

弾丸を放ち、戦闘員達を掃射する。

 

翼「戦闘員達が知らせに来たから

この時間の小車を見つけたかと思えば…

変身しているという事は…貴様は現代の小車か!」

 

ギーツ「やっと出て来たな

模造刀…じゃなくて風鳴 翼」

 

翼「ここまで追ってくるとは…

どうしても私と戦って敗れる死に方を望むか」

 

翼はアナザーウォッチを起動して

自身の体内にウォッチを埋め込んで

アナザー新1号となると同時に怪人達を召喚した。

 

【ガラガランダ】

 

【イカデビル】

 

【ヒルカメレオン】

 

【アポロガイスト】

 

ギーツ「昭和のライダー怪人の中では

結構 有名な奴等が出て来たな。

結局1人で戦ってジブンに負けるのが怖いのか?」

 

A新1号「黙れ!勝った者が正義なのだ!!」

 

?「ならソイツ等を倒せば、俺達が正義だな」

 

声が聞こえて振り返るとホムラが装者達を連れて

オーロラから出て来た。

 

ギーツ「お前等…!?

手を借りるつもりはないと言ったはずだが?」

 

ホムラ「それは あくまで

『アナザー新1号を倒すのは自分』って だけで

それ以外の取り巻きはノーカンだろ?それに…

ここ(過去)に来たのは俺達だけじゃないみたいだぞ?」

 

ギーツ「何?」

 

ギーツと装者はホムラが向けてる視線の方を見ると

何も無いかと思われてた空間にが発生。

その泡が全て割れると同時に出現したのは_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャンサー「バレちゃったか」

 

ギーツ「キャンサー!?まさか俺が造った門を通って

ここまで来たのか!!」

 

キャンサー「そゆこと。

アンタが また無茶な事するんじゃないかと思って

こっそり ついてきたのよ」

 

ギーツ「…ちなみにだが、どの場面から見てた?」

 

キャンサー「死に別れた友達に抱きついて

『…悪い。しばらく会えてなかったから

このままの状態でいさせてくれ』ってところから_」

 

ギーツ「ほぼ最初!?というか

そもそもの話、なんで来たんだ!!」

 

キャンサー「アンタを助ける為なら、

過去だろうと未来だろうと駆けつけてやるわ!」

 

ギーツ「もう…お前等は本ッ当に馬鹿ばっかりだ!

けど…悪くないな」

 

A新1号「貴様等…私の邪魔ばかりして、

いったい何様のつもりだ!!」

 

ホムラ「通りすがりの_」

 

ギーツ「理想の世界を叶える為に戦う_」

 

ホムラ&ギーツ「【仮面ライダー】だ!!」

 




次回

アナザー新1号 VS ギーツ新フォーム

ガラガランダ VS ホムラ

イカデビル VS きりしら

ヒルカメレオン VS ひびみく

アポロガイスト VS ホロスコープス

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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