全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪153

 

〜戦闘中〜

 

装者達「はぁ…はぁ…!」

 

シンフォギア装者達は戦闘により息を荒らげていた。

今にも息が切れそうな装者に対し、

相手は余裕ぶっている どころか

本物の余裕そのもの だった。その相手とは_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイズマン「どうしたの?」

 

スラッシュ「もう終わり?」

 

ポッピー「これくらいでピヨっちゃうなら」

 

ナーゴ「もうリタイアしたら?」

 

歌舞鬼「まだ抵抗するの?」

 

ザビー「なら不協和音 達に私達の完全調和を見せて…

いや、聞かせて上げようじゃない」

 

ワイズマン、スラッシュ、ポッピー、ナーゴ、

歌舞鬼、ザビー、そして_

 

サガ「王の判決を言い渡すとしよう…」

 

サガ。ベルが変身する全てのライダー達が

シンフォギア装者達の前に立ちはだかっていた。

 

何故こうなったのか?それは数時間前に遡る。

 

 

 

 

 

〜数時間前/リディアン〜

 

ベル「えぇ~1時限目を始める前に、

このクラス全体に伝えるべき事があります」

 

クラス全員が『なんだろう?』とザワついてる中、

ベルは深く息を吸い、落ち着いたトーンで語り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル「私、ベル先生こと木霊 紅鈴は

今日 限りで このリディアンから去ります」

 

響「えええええぇぇぇ!!!???

 

ベル「はーい立花さん静かにー」棒読み

 

響が叫びはクラス全体に響き渡り、

ベルは落ち着いた状態かつ棒読みで響を鎮める。

 

響「す、スイマセン…けど、なんで急に…!?」

 

ベル「元々 私は昏睡状態だった君達の担任の代わり。

さっき連絡が来てね、退院とリハビリが終わって

明日には復帰 出来るってさ。これで納得?」

 

未来「本当に それだけですか?」

 

ベル「これ以上は休み時間に。

それじゃあ授業を始めます」

 

そして時は流れて休み時間。響と未来は連絡して

クリスとザババ コンビにも来てもらい、

ベルを問い詰めに行った。

 

ベル「ヤァヤァヤァ装者の人達が揃い踏みで。

何?わざわざクラスの違う先輩後輩の人達も連れて

寄せ書きでも渡しに来てくれたの?」

 

未来「なんの用件で来たのか

分かって言ってますよね?」

 

ベル「はぁ…寄せ書き欲しかったなぁ。

結構 生徒から好かれてると思ってたのに…」

 

響「確かに『先生』としては好きでしたよ。

私が人助けで遅れたりしても注意が優しめだったり

前の先生よりも ずっと…ずっと…えーっと…?」

 

未来「『寛大』?」

 

響「そう、それそれ!」

 

ベル「けど もう1つの

『仮面ライダー』としての顔が好きじゃないと?」

 

クリス「そういうこったな」

 

ベル「じゃあ良いじゃん、私という嫌いな奴が

リディアンから出てってもさ」

 

調「そういう訳には…」

 

切歌「いかないのデース!」

 

ベル「そうは言われても、

元々 私はホイールに頼まれてリディアン生徒の

怪人化について調べてただけだからね。

 

ホイールも どうして怪人になるのか

薄々 感じてたみたいだけど、その推理を

確信に変える為に私を ここに入れた訳だし」

 

クリス「怪人化の理由がハッキリ分かって

それでいてコイツ等の担任が戻るから潮時ってか…

そんな勝手が許されないだけの事をしたのを

分かってて言ってるのか? あぁッ!?」

 

ベル「君達に言われたくは無いよ。

この世界で起きてる怪人化もライダー化も、

その理由は君達S.O.N.G.が人の命を軽く見て

人体実験のモルモットにして弄んだ結果でしょ?

 

本来は君達が自分で後処理をしなきゃいけないのに

年単位で放置してた汚い お尻を私達が拭ったのに

お礼も言われずコレですか?

 

あー残念、コレが貴方達S.O.N.G.の やり方ですか?

人間なのに人の枠を外れた司令の風鳴 弦十郎さん」

 

弦十郎《気づいていたか…》

 

実はクリスはベルがライダーに変身してないので

妨害電波が出てないのを いい事に

本部と通信を繋いだ状態でベルと話していた。

 

ベル「私、

自他共に認める音楽の天才だから耳が良いの。

 

相手が透明になったとしても見つけられるし、

相手が情報を引き出す為に通信したまま

話そうとしても すぐ分かるし、

隠れみの術で こっそり近づいてくる

マネージャー忍者さんの位置も心音で分かる!」

 

その一言で既にバレてると分かった緒川は

手錠を片手にベルを捕らえようとするが_

 

ベル「はぁ…『止まれ』!」

 

緒川「うぅっ…!? 動きが…!」

 

調「緒川さんの動きが…!?」

 

ベル「人間離れしたスペックを持つOTONAの

1人だって聞いてたけど、流石にホイールみたいな

精神攻撃の耐性を持つ特殊体質の持ち主じゃないか」

 

切歌「コレが『声で相手を操れる』能力デス!?」

 

ベル「凄いでしょう?人間から怪人になった時に

身についた私の特殊能力だよ。歌の力で戦う

君達シンフォギア装者には効かないみたいだけど。

 

他にも声・音・歌に関する能力をコピーして再現する

『耳コピ』能力とか持ってる。その気になれば

君達シンフォギアの技も真似れるよ?」

 

未来「前に『音楽の力で戦うなら私に勝つのは

無理な話だよ』って言ってたけど、コレは…」

 

響「ホムラさん程じゃないけど、

この人も この人で強さの次元が違う…!」

 

ベル「まぁ君達には助けて貰った時も あった訳だし、

少しだけチャンスを上げようかな?」

 

弦十郎《『チャンス』だと?》

 

ベル「今日の放課後、

シンフォギア装者7人と私で正々堂々と勝負しよう。

場所の指定は そっちで決めて良いよ。

 

ただし、負けたら二度と私達の邪魔をしないこと。

響ちゃんがディケイドの力に覚醒するまで

大人しくしてること。いいね?」

 

弦十郎《此方が勝ったら?》

 

ベル「大人しく捕まるとするよ」

 

そして放課後になり、

クラスの人達から寄せ書きを貰ったベルは

S.O.N.G.が指定した場所に行き、話は現在に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

そして現在、シンフォギア装者達7人に対抗する為に

ベルは魔法やワンダーライドブックの力を使って

自身も7人に分身して それぞれが違うライダーに

変身して装者達に挑んだ。その結果_

 

サガ「王の判決を言い渡すとしよう…」

 

分身したベル達のチームワークにより

今にも装者達が負けそうになっていた。

サガは止めを刺す前に1度 変身を解除して

キバットバットⅡ世を呼ぶ。

 

ベル「来い、蝙蝠もどき!!」

 

Ⅱ世「その呼び方は やめろと言っているだろう」

 

ベルは飛んできたⅡ世を掴んでダークキバに変身。

お色直しを終えたダークキバは片手にジャコーダー、

もう片手にザンバットソードを握り構える。

 

ダークキバ「喜べ!

キング自らが貴様等 敗者に相応しい

エンディング曲を奏でてやろう…!」

 

マリア「その曲を…黙って聞いてる私達じゃない!」

 

クリス「アタシ等がバッドエンドするルートの

エンディング曲なんて、聞いてられるかってんだ!」

 

翼「負ける訳には…いかない!!」

 

絶望的な状況の中でも諦めない装者達。

それを見たダークキバは何を想ったのか_

 

ダークキバ「いいねぇ…

じゃあサービスして上げよう。 ♪〜!!!」

 

突然 歌い出した。

 

調「コレって…!?」

 

未来「もしかして…!」

 

響「フォニックゲイン…!?」

 

切歌「デデデデース!?」

 

ダークキバ「フッフッフッ…」

 

急に笑い出したダークキバは

種明かしと言わんばかりに説明する。

 

ダークキバ「ホムラちゃんによって

怪人に生まれ変わった時、音楽の天才たる私は

『音・歌・音楽』に関する色々な能力を得た。

 

1つ目は『声を使った催眠や洗脳』

 

2つ目は『音技のコピー』

 

そして3つ目は この音楽がメインとなった

シンフォギアの世界で生まれた怪人だからか

『フォニックゲインを体内に溜め込む』能力!

フォニックゲインのまま溜め込むだけじゃなくて、

ライフエナジーや魔力に変換するのも可能。

 

この第三の能力で私は体内に溜め込んだ

フォニックゲインを周囲に放出した。

君達が絶唱ってのを使って最強フォームの

エクスドライブに成れるくらいの量をね!」

 

翼「何故 敵に塩を送るような真似を…!」

 

ダークキバ「ホムラちゃんなら こうすると思ってね。

全力の君達と挑み、勝つ事で

私の強さを証明 出来るってもんよ!」

 

クリス「腹立つなぁ…その余裕…」

 

調「じゃあ…」

 

切歌「お言葉に甘えるデス」

 

罠かもしれないが装者達は覚悟を決めて

命を燃やす諸刃の歌を歌った。

 

装者達「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

 

絶唱を歌い終えた装者達の身体が光り輝くと、

 

響「これがわたしたちの_」

 

装者達「絶唱だああああァァァァッ!!」

 

7人は天使にも見える姿。シンフォギアの限定が

解除されたモード【エクスドライブ】となった。

 

ダークキバ「そっちが自分達の『全て』で

私に挑むなら、私も自分の『全て』を晒そう」

 

装者達と同じように自分の『全て』を明かすと決め、

ダークキバは語り始める。

 

ダークキバ「私は仮面ライダー ダークキバ!

 

このライダーは唯一ディケイドを受け入れた

【ネガの世界】の支配者が変身した姿!

 

そして、その正体は同じように世界を破壊する

ディケイドの力を持っているホムラちゃんの存在を

受け入れる音楽の天才…いや、音楽の魔王(キング)

木霊 紅鈴ことベル!お姉ちゃんとして、

ホムラちゃんの幸せを守る為なら

この世界の支配者にだってなってみせようぞ!!」

 

Ⅱ世「行くぞ、ベル!」

 

ダークキバ「絶望せよ、戦姫達。

既に勝者が決まってる対バン(戦い)に挑むことを!!」

 

ベル達7人と限定解除された装者達7人の

第2ラウンドが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

〜ウォズ チーム〜

 

ウォズ達「…」

 

ベルと装者達の戦いを陰から見ていたウォズ達。

その光景を見て何か言いたかったが

全員 言えずにいたところを_

 

奏「なぁ、お前の幼馴染って

あんな喋り方だったか?」

 

奏が代弁してくれた。

 

ウォズ「恐らくダークキバはファンガイアのキング、

つまり魔族の王のみが着る事を許された鎧だから

『魔王』っぽく振る舞っているのでは無いかな?」

 

キャロル「なるほど…だが傍から見れば

あの振る舞いは…」

 

ウェル「ただの中二病ですね。いい歳して

まだ抜け出せて いない なんて可哀想に…」

 

セレナ「貴方も同類ですよ、ドクター」

 




☆ベル(本名:木霊(コダマ) 紅鈴(コウリン)



過去:ホムラと その姉の灯(ウォズ)と幼馴染み。
音楽方面全般の天才で音楽の世界で
あらゆる賞を総なめにする程の腕前の持ち主だった。

ベルというのは今ではコードネームとなっているが
ホムラと 灯に呼ばれた渾名で、
紅鈴の鈴でベルと呼んでいた。
(ゾーン・ドーパントの変身者と一緒)

ホムラ達が襲われてる場面を目撃しつつも
怯えて動けず、通報しようと警察に連絡するも
大切な人達が目の前で襲われたストレスで
声が出せなくなり隠れて見てるしか出来なかった。

勇気を出して直接 近くの交番にまで行って
どうにか警察を現場まで連れて行くと
その時点では もう既に手遅れで
ホムラの死体も、その姉の死体も、
襲っていた集団さえも何処にも いなかった。

声が出せなくなっても楽器の演奏は出来たが
もう自分の音を聞かせたい大切な人が
この世にいない為に やる気が出せず、
音楽の世界を引退して過去の人となった。

そして時が経ち、
死んだと思っていたホムラを見つけ、
ホムラの口から全てを知り今度こそ守ると誓う。

ホムラが人間でなくなったのを知り、
自身もホムラと同じように怪人に転生させてもらい、
ホムラから力を与えられて自分が得意とする
音楽に関連した仮面ライダーに変身する。

怪人化した時、ベルの音楽に対する強い思いから
固有能力として『声による催眠や洗脳』、
『音属性の技をコピーする耳コピ能力』、
『フォニックゲインを溜め込み、自身が必要とする
エネルギー(ライフエナジーや魔力)に変換』など、
声・音・歌に関係した能力に覚醒した。

音属性では最強の存在である。



人物像:ホムラ大好きウーマン。
ホムラが人間として死ぬ前の
お姉ちゃん子の男の娘だった時から知っているので
ベルもホムラを自分の『妹』のように接していた。

不治の病を患っていた灯から『アタシが死んだら
アタシの代わりにホムラの お姉ちゃんとして
ホムラの面倒を見て』と言われていたが、
彼が目の前で焼かれて死んだ時に何もせずに
見てる事しか出来なかった自分を呪い酷く後悔した。

別世界から帰ってきたホムラの姿を見て
『今度こそ お姉ちゃんとして守ってみせる』と誓う。

実は灯が慰み者にされてる場面を見てから
男性恐怖症になってしまったが、
ホムラの事は『妹(女)』として見てるので平気。
ホイールは出会った頃に風鳴 翼の事故死によって
亡くなった友人のチェイサーの話を聞かされて
『女に興味ない男(ゲイ)』と認識してるので
こちらも平気である。

生き物 以外に乗ると酔いやすいが、
ツーリングなどをしたい時は
ホイールに頼んでアクセルかレーザーに変身して
バイクモードになってもらってドライブする。

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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