全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪167

 

〜リディアン/セレナ&装者達〜

 

セレナ「_以上が、Aホムラの正体についてです」

 

響「死んだ肉体に新しい魂が宿った…!?」

 

切歌「そんな事って あり得るデス!?」

 

リディアンのシンフォギア装者達も

セレナからAホムラの正体を聞かされ、

その衝撃的な事実に困惑していた。

 

マリア「…確かに信じ難い話だけど、

信じない事には話が先に進まないわね」

 

セレナ「流石マリア姉さん、話が早くて助かります。

 

ちなみに本人は気づいてないようですが

ホムラは現在 肉体を持っていません。

精神生命体…とでも言うべきでしょうか?

 

本当なら攻撃されてもダメージすら受けないのですが

そこは人間と同じプラシーボ効果、思い込みにより

精神が影響して傷つかないはずの仮初めの肉体に

ダメージが入ってしまうのでしょう」

 

クリス「アレか?

事前に熱したアイロンを見せつけた後で

相手に目隠しをさせて『アイロンを当てる』と言って

別の物を肌に当てたら火傷したっていう…」

 

セレナ「そんな感じです。

 

ホムラは魂というエネルギーだけの存在で

受肉は していない。

 

対してAホムラは肉体を持っている。

 

肉体の有無、コレがホムラとAホムラが

同じディケイドの力を使っていながらも

引き出せる力に差がある理由です」

 

未来「ホムラとAホムラの関係性は分かりました。

次は貴方達が生き返った理由と、この世界で起きてる

怪人化とライダー化の原因について聞いても?」

 

切歌「やっぱりAホムラが関わってるデス?」

 

セレナ「Aホムラはホムラが死んだ時に生まれた存在。

つまり『生と死』の狭間に誕生した存在。

それによりAホムラは『生と死』…言い方を変えると

『創造と破壊』を司る存在となりました。

 

彼は自分と自分の姉を迫害してきた人達を

死体すら残さず破壊…

つまり殺して純粋なエネルギーに変えて

新たな生命を生み出す創造する力と変えた。

 

死んだ私達が生き返ったのは、

その創造の力によるものです」

 

クリス「『生と死』、『創造と破壊』を司る…

また面倒な力を持った奴が敵になったな」

 

切歌「じゃ、じゃあ! 怪人化とライダー化は!?

なんでリディアン生徒とライブ生存者の人達だけが

ライダー怪人や仮面ライダーに変身するデス!?」

 

セレナ「コレは私達も推測の領域を出てないのですが

恐らく死の間際にライダーの記憶が流れてきた

ホムラの肉体が仮面ライダーの力の源、

【クロス・オブ・ファイア】として機能していて

この世界を仮面ライダー ウィザードの

魔法石の世界に近い形に変えたのかもしれないと」

 

未来「ライダーに倒された怪人達の楽園でしたっけ?

それと なんの関係が?」

 

セレナ「ホムラの頭に

仮面ライダーに関する記憶だけでは無いんです。

この世界に流れて込んできたのは」

 

マリア「どういうこと?」

 

セレナ「この世界には

ライダーや怪人の魂も流れて来たんです」

 

装者達「ッ!?」

 

セレナ「死んだホムラの遺体に残っていた

『何故 自分だけが こんな目に』という

残留思念に影響されたのか、自分と同じ二課によって

人体実験の被験体にされた人達の悪意や負の感情が

ピークに達したり、生きる希望を失った時、

別の世界のライダーや怪人達が その人達を依代にして

この世界に新たな肉体を得て変身する…

それが怪人化とライダー化の真実です」

 

マリア「そんな…!?」

 

響「えっと先生…私には言ってること、

全然 分かりませんでした…でも、

どうにか それを止める方法は無いんですか!?」

 

セレナ「Aホムラを倒す。それ以外の道は ありません。

Aホムラが…厳密に言えばホムラの肉体が

怪人とライダーを この世界に呼び寄せてるんです。

ですが、倒すにはAホムラと同じディケイドの力と

ガングニールと融合した肉体が必要不可欠。

 

貴方とホムラが手を取り合い、合体して1つとなれば

すぐに この事態は解決するでしょう…ですが

彼は『独り』である事に拘っています。

 

1人じゃ何も出来ないくせに数で集団になった途端に

イキりだした人達に迫害され姉を殺された。

それが許せず彼は常に『独り』で戦う道を選んだ」

 

響「じゃあ あの人から見れば、手を取り合おうとする

私も迫害してきた人達と同じに見えるんですね…」

 

セレナ「だから私達は

ホムラから力を奪う方向で行動してきました。

 

ガングニール装者だった奏さんを融合症例にして

これまで捕獲した数多の種族の怪人のデータを

奏さんの身体にインストールして2つの力を扱える

器に変えました。そしてホムラによって

怪人となったベルを捕らえた事により

そのデータは充分 集まりました。

 

これにより奏さんはディケイドとガングニールの力を

両方とも扱える身体になりました。あとは…」

 

今回の事態の原因、自分達が復活した理由、

真の敵であるAホムラの倒し方、

その全てを話し終えたセレナは響に近づき手を出す。

 

響「えっ…?」

 

セレナ「残されたパーツは

ホムラのディケイドライバーと貴方のガングニール…

この2つでパーツは揃います。

 

今ここで貴方がギアを渡してくれれば、

少なくとも私達は貴方と争わずに解決します。

貴方のギアを大人しく渡して貰えませんか?」

 

響「…」

 

響はギアのペンダントを握りしめた。

渡すべきか否か迷っていた響。すると_

 

マリア「渡しちゃ駄目よ響」

 

セレナ「姉さん? どうして止めるんですか?」

 

マリア「前(♪158)に

ゲンムが言っていた事を思い出して。

『天羽 奏が器となり、2つの力を使ってAホムラを

討ち取ったとしても彼女が生き残れる可能性は低い』

つまり天羽 奏は相打ち覚悟なんじゃないの?」

 

切歌「た、確かに言ってたデス!!」

 

セレナ「…強大な力を1人の身体に集中させるんです。

肉体はファルシオンの不死の力で耐えられても、

『天羽 奏』としての自我が…精神が…心が…

生き残れる可能性は…無いに等しいです」

 

クリス「だから不死鳥は先輩から自分の記憶を…!」

 

響「どういう理由であれ、折角 生き返ったのに

また奏さんに死ねって言うんですか!?

そういう事なら…ガングニールは渡せません!!」

 

セレナ「…折角 話し合いで解決 出来るというのに、

貴方が望む解決法だと言うのに それを拒みますか?」

 

響「…私に合わせて話してくれた事は嬉しいです。

でも、だからって奏さんが死ぬ事に目を瞑れだなんて

私には出来ません!!」

 

セレナ「いいのですか?貴方の身体も少しずつですが

ガングニールと融合しています。

このまま使い続ければ心臓に刺さっている時と違って

死のリスクは ありませんが、

それでも人間を辞める事になりますよ」

 

響「だとしても…!」

 

セレナ「貴方は普通の人間だった時から

同じ人間からも迫害を受けています。

人間の良いところも知っていれば

悪いところも知っているでしょう?

 

それで人間を辞めてしまえば自分達が護った人間達に

ライブの時とは比べ物にならないくらいの

酷い仕打ちを受ける事になるかもしれませんよ?」

 

響「だとしても…ッ!!」

 

過去のトラウマを抉る脅しも効かない。

ならば今度は響の信条としてる『相互理解』で

揺さぶりをかけようとする。

 

セレナ「私達と争う道を選ぶ事になっても?」

 

ドライバーとロックシードを見せつけるセレナ。

しかし響は_

 

響「だとしてもッ!!!

 

表情1つ変えずにいた。

『私の答えと覚悟は変わらない』という事らしい。

 

セレナ「…そうですか。

では此処だと狭いので表に出るとしま_」

 

言い切る前に爆発音と生徒達の叫び声が響き渡る。

 

切歌「な、何事デス!?」

 

マリア「まさか…司令が倒されて、

ホムラがリディアンに乗り込んだんじゃ!?」

 

セレナ「はぁ…名残惜しいですね。

ここでの教師生活も今日で終わりなんて…

せめてベルさん みたいに寄せ書き欲しかったなぁ」

 

持っていたリンゴ ロックシードを解錠したセレナは

クラックを開いてヘルヘイムの森に入っていった。

 

セレナ「それじゃあ響さん、マリア姉さん、

また会いましょう。今度は…戦場で敵として」

 

クラックが閉じたのを確認すると装者達は

急いで現場に向かって走り出した。すると_

 

?「you must perish」

 

未来「アレって…ホムラじゃない!?」

 

クリス「どうなってやがる!」

 

紫色の仮面ライダーがリディアンで暴れていた。

その仮面ライダーは今まで確認されていなかったのと

英語で喋っていたことでホムラでないと察した。

 

マリア「いったい どんなライダーなの…ッ!?

本部と繋がらない!?」

 

切歌「じゃあ やっぱり、アレはホムラの…!?」

 

響「こういう時は確か…」

 

装者達は もしもという時に想定して

カンドロイドを渡されていたので

プルタブスターターを引いて起動すると

バッタカンドロイドのアニマルモードを起動。

本部に連絡するも応答したのは

声だけで慌ててるのが分かるエルフナインだった。

 

エルフナイン《どどど、どうしたんでしょうか!?》

 

響「そっちこそ どうしたの!?

なんか慌ててる感じだけど…!?」

 

朔也《また本部にAホムラが現れた!》

 

あおい《しかも眠ってる翼さんをオーガっていう

仮面ライダーに変身させて暴れさせてるの!

今リアちゃんと緒川さんが応戦してる!》

 

響「師匠の方は!?」

 

エルフナイン《現在 深手を負った状態でありながら

人間が使えば多大な負荷がかかるフォーム、

アサルトウルフのバルカンに変身してます!

このままだと決着よりも先に司令の命が…!》

 

響「ッ!? 助けに…でも目の前の仮面ライダーも

放っておけないし…どうしたら…!!」

 

〈ウェザー!/ズー!〉

 

最近 出番が無くて忘れかけてた音声が聞こえて

まさかと思い見てみると輪回の仲間である

三人娘の創世と詩織が変身したドーパント、

ウェザーとズーの2人が現れた。

 

未来「ウェザーとズー…!」

 

ウェザー「そう警戒しないでもらいたい。

それよりも君達は行くべき場所があるのでしょう?」

 

切歌「それは そうデスけど…」

 

ズー「選択肢は2つに1つ。

大事な人を見捨てるか、助けに行くか」

 

マリア「…行くわよ!」

 

響「リディアンの皆を、お願いします!」

 

半信半疑だったがウェザーとズーに託して

装者達はバルカンの援護に向かった。

 

ズー「確かアレは

【仮面ライダー 滅亡迅雷】だったね。

リディアンに出たって事はビッキーみたいに

ライブ生存者が生徒としていたのかな?」

 

ウェザー「もしくはAホムラが何かしたのか…」

 

滅亡迅雷「you guys can't beat me」

 

ウェザー「随分な自信ですわね。

それなら…本気でいかせてもらいましょう」

 

〈ウェザー! アップグレード!〉

 

ズー「それじゃあ私もグルグルから貰ったコレで…」

 

ウェザーとズーは変身を維持したままメモリを外し、

ウェザーはガイアメモリ強化アダプターを取り出して

メモリに装着して再び挿し込み、

ズーは【ガイアドライバーrex】を腰に装着して

スロット部分にメモリを挿し込む。

 

ウェザーは【ウェザー 強化態】に進化。

 

ズーは姿は変わらないが ただでさえ能力の幅が広い

ズーを基本のメモリにしていながら、短時間だけ

もう一つガイアメモリの能力をレイズ出来る

ガイアドライバーrexを装着した。

 

ウェザー「人類を絶滅させようとした滅亡迅雷と

人類が絶滅しないように人間を進化させる目的で

造られたガイアメモリを使った超人ドーパント」

 

ズー「滅亡と進化…勝つのは どっちかな?」

 




現在の戦闘状況を分かりやすく表にしました。

バルカン VS バッファ

オーガ VS リア&緒川

ウェザー&ズー VS 滅亡迅雷

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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