全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪171

 

〜幻影ファルシオン VS 装者 達〜

 

クリス「クソッ! ウザってぇ…!!」

 

マリア「我慢してクリス。

 

リアの話だと、この形態のファルシオンは

能力に力を使ってる分、不死の力も無くなって

基本形態よりも純粋な腕っぷしは弱体化してるって」

 

調「それに このファルシオンは幻影。

だから、動きは単純…」

 

切歌「幻覚で出来た偽物だから今まで戦ってきた

仮面ライダーの中で簡単に倒せそう、デスッ!」

 

語尾とともに早速1体目を仕留めた切歌。

続いて他の装者 達も2体目、3体目、

そして4体 全てのファルシオンを倒した。

 

調「やったね、切ちゃん!」

 

切歌「暁 選手、華麗な鎌のスイングで

不死鳥を一刀両断デース!!」

 

クリス&マリア「…」

 

ザババ コンビは喜ぶが、クリスとマリアは

まだ警戒を解かずに構えていた。幻影とはいえ、

こうも あっさり倒せた事に呆気なさを感じて

逆に警戒心を強めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーン…キーン…キーン…キーン…キーン…

 

調「コレって…!」

 

切歌「ミラーワールドの音デス!」

 

マリア「カードデッキを持ってない私達に

この金切り音が聞こえるって事は、

ミラーモンスターが こっちの世界に…!?」

 

クリス「周りにある鏡や反射する物に気をつけろ!」

 

何処かの鏡からモンスターが来ると警戒していると

金切り音が止み、代わりに翅音が聞こえ始める。

 

クリス「この翅音…虫か?」

 

マリア「虫…ッ! 上よ!!」

 

上空を見上げると装者達が見たモノとは_

 

 

 

 

 

〜S.O.N.G.〜

 

奏の姿に戸惑う銃後の面々と記憶を消された翼。

報告では聞いていたものの実際こうして対面して

直接 自身の目で見るのは初めてだった。

 

リア「堂々と本部に来るなんてね。

でも、こうなる事を想定して留守番 役にと思って

何人か本部に残しておいて正解だった。

 

装者の人達は戦うのに躊躇ってしまうかもだけど、

ライダーシステムを扱うボクとエルと弦さん。

生身でも充分に戦える忍者の緒川さん。

装者とプロトタイプのエルを数に入れなくても3人。

 

いくら絶対に倒せないラスボスのオーディンだろうと

不死身の剣士のファルシオンに変身しようとも

絶対に勝てるって本気で思ってるのかい?」

 

奏「グローリア…だったか?

アンタは今までアタシが見てきた

時間軸には いなかったから分かんねぇが、

ダンナ達は遅かれ早かれアンタ等は死ぬ運命にある。

 

それが今日、アタシの手であったとしても

おかしくはねぇだろ」

 

エルフナイン「やはりリアさんの言う通り

オーディンのタイムベントのカードで

何度も時間を巻き戻して やり直していたんですね。

自分が満足 出来る結果になるまで…」

 

奏「そうだ。 もうアタシは…翼さえ救えれば

悪魔に魂を売るのも、この手で世界を滅ぼすのも、

なんだろうと やってやるよ」

 

翼「教えて奏…奏が見た未来って どんななの?」

 

奏「それは…

また記憶を取り戻すかもしれないのに言うとでも?」

 

弦十郎「それ以前に

この状況を切り抜けられるとでも?」

 

奏「分かってるさ、

いくらアタシでもダンナ達と戦うのは骨が折れる。

折れて再生して また砕かれてが繰り返されるってな。

 

だから…分断させる!」

 

組織内で警報が鳴り渡る。

カメラで確認するとS.O.N.G.内部に

ミラーワールドを通じて侵入した【シアゴースト】が

職員達を捕食しようと襲っていた。

 

奏「どうする? アタシ1人に構ってたら

ここの職員達がシアゴーストの餌になる。

言っておくがアタシは連れてきただけだから

アタシを捕まえてシアゴースト達に

やめさせるように命じても聞かないぞ?

 

それでも良いなら この場の戦える力を持った奴等

全員でアタシを捕らえてみせな」

 

リア「だから ここにある反射するもの

全部 処分しようって言ったじゃないか!」

 

弦十郎「グッ…」

 

朔也「大変です! マリアさん達がッ!」

 

弦十郎「どうした!?」

 

あおい「マリアさん達も

ミラーモンスターと交戦してます!

 

恐らく該当するのはシアゴーストが成長した進化態、

【レイドラグーン】と【ハイドラグーン】かと!」

 

奏「さぁ、どうする?」

 

ご丁寧に この部屋から出る為の道を開ける奏。

弦十郎は苦虫を噛み潰したような表情をするも_

 

響「行って下さい師匠!」

 

弦十郎「響 君!? しかし…」

 

響「奏さんは死にかけてた私を命懸けで救って

『生きるのを諦めるな!』って言ってくれました。

けど絶唱を歌うしかなくて死んじゃって…

でも今度の奏さんは最初から死ぬ気で戦おうしてる。

 

そんなのは間違ってる!

だから…そんな奏さんを止めてみせます!

この手を握って拳にして、ぶん殴ってでも!!」

 

翼「立花、私も…奏を止めてみせる」

 

奏「へぇ〜言うじゃん」

 

リア「じゃあオーロラカーテンで

君達を何処かしらに飛ばすから そこで戦って。

ここで戦ったら とんでもない損害が出るからね」

 

奏「アタシは それでいいぜ。

例え罠で行き先に誰かしら待ち構えてたとしても

その時は全てを『無』に還すだけだからな」

 

リア「それじゃあ適当に

周りに被害が出なさそうな場所に飛ばすね」

 

未来「響…」

 

響「未来…ちょっと行ってくるね」

 

未来「止めようとしても行くんでしょ?

出来るだけ怪我しないで必ず戻ってきてね」

 

響「うん、いってきます!」

 

未来「いってらっしゃい」

 

挨拶を済ませてオーロラで飛ばされる響、翼、奏。

 

弦十郎「…行ったか。では此方も」

 

未来「行きましょうか、弦十郎さん」

 

〈バレット!〉

 

弦十郎「ぐぬぬぬ…フンッ!」パキンッ!

 

〈オーソライズ!

Kamen Rider. Kamen Rider.〉

 

弦十郎「変身!」

 

〈ショットライズ! シューティングウルフ!

The elevation increases as the bullet is fired.〉

 

未来「Rei shen shou jing rei zizzl」

 

響 達を見届けた未来と弦十郎は

職員 達を襲うシアゴーストの対処に向かった。

 

 

 

 

 

〜輪回〜

 

創世「なんだかヤバい状況に なってない!?」

 

弓美「助けに行_こうとは思うけど、

やっぱりメグルの事が心配だし…!」

 

詩織「スコーピオンになって解毒しても、

アクエリアスで回復させても、アリエスで生体活動を

活性化させても起きないだなんて…!」

 

闇 弓美「起きて また活躍したかと思ったら

また眠っちゃったの!?」

 

助けに行きたいが また昏睡状態になった輪回を

置いていってもいいのかと心配になり動けずにいる

三人娘+α。そんな中、眠ってる輪回はというと_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輪回「ここは…地獄か?」

 

生気のない表情をした死装束を着た人達。

所々 燃えていて、三途の川や針の山など

明らかに地獄としか言いようがない場所に いた。

 

輪回「…まぁ、地獄に堕ちても仕方ないか。

自分が死なない為に、生きていく為に、

逃げた先の裏の世界で汚れ仕事をしまくったからな。

 

まさか死因が友達を怒らせて毒殺されるって

オレも随分 腕が鈍ったな」

 

地獄だというのに冷静に自身の行いに反省して

辺りを見回す輪回。

 

輪回「さて…鬼とか死神とか、

地獄の案内人みたいな人は いないのか?」

 

?「死神から逃れようとする奴は大勢いたが、

自分から死神を探す奴は初めて見た」

 

声の方を向くと、

そこには仮面ライダードライブの世界の死神。

【魔進チェイサー】が武器 兼 変身アイテム

【ブレイクガンナー】を片手に輪回を見ていた。

 

輪回「驚いた…

地獄の死神が魔進チェイサーだなんて。

ここでもライダーの世界の歴史と融合してるのか」

 

魔進チェイサー「地獄に堕ちてここまで冷静とはな…

最期に会った時より成長したな『ホイール』」

 

輪回「ッ!? その渾名…まさか、お前は…!?」

 

 

 

 

 

〜響&翼 VS 奏〜

 

奏「ふ〜ん?

確かに、ここなら鏡も無ければ水気も無い。

アドベントで契約してるゴルトフェニックスなら

召喚 出来てもガルド達を増援に呼べないな」

 

翼「お願い奏…今からでも遅くないよ、考え直して。

私達が戦うのも、奏が死ぬ理由なんて_」

 

奏「あるんだよ。

だって、何回も見たからな…翼、アンタの死を」

 

翼「私は、どんな死に方をしたの?」

 

奏「何回 時間を巻き戻したかは忘れたけど

それだけは忘れてない。最初に翼が死んだのは…

アタシが原因だ。アタシが翼を殺した…この手でな」

 

響「なんで…!?」

 

奏「元々アタシはAホムラの遊び半分で

ライダーの力を与えられて蘇生させられた手駒だ。

そこに自我も何も無かった。

 

その最初の時間での翼はアタシを救おうとした。

アタシは自分を取り戻したけど、

その代償として翼は自分の命を…」

 

響&翼「…」

 

奏「意識を取り戻したアタシはオーディンの力、

タイムベントを使って時間を巻き戻した。

 

過去に戻ったアタシは前の時間と違って

意識もあったし、身体も自分の意志で動かせた。

前の時間と同じ事にならないように色々と試した。

ウォズ達と手を組んでる理由も色々 試した結果だ。

けど結局…誰も救えなかった!

 

何度 繰り返しても…何度も、何度も、何度も、

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

なんどもなんどもなんどもなんどもなんども

ナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモ!!!

 

何度やっても、救えなかった…だから_」

 

響「_だから翼さん さえ救えれば

他の人が どうなってもいいと?」

 

奏「そうだ…

あの時(♪126)は お前達は いなかったから

もう一度 言うぞ。アタシは翼を救えるってんなら、

翼の命と引き換えに この世界を滅ぼしても構わない。

そうとさえ思ってる…この想いは変わらない」

 

翼「そんな…私は そんな事されてまで

生きたいだなんて思わないよ奏!

 

誰かを犠牲にしなくても良い

他の道や方法も きっと何処かに_」

 

奏「そんな道は無い!

確かに響とホムラが手を繋いで

1つの存在として合体すれば全員がハッピーエンドで

誰も死なずに済む可能性は有る…でもホムラは

あのライブを生き残った事で迫害による魔女狩りで

『集団』や『多数』を嫌い、『独り』の道を選んだ。

だから実質 他の方法なんて無い!

 

人間を辞めて怪人になったアタシが器になって

ガングニールとディケイドの力を集中させる…

この道 以外に世界を…お前()を救えないんだよッ!!」

 

響「それだと奏さんが死んじゃうんですよ!?

奏さん私に言ってくれましたよね?

『生きるのを諦めるな!』って!!」

 

奏「確かに言ったよ、ガングニールの破片が刺さった

お前を死なせたくなくて…けど、

もう そんな事 言ってる程の余裕がねぇんだよッ!!

 

ホムラが来たせいで もうタイムベントで

時間を巻き戻して やり直す事が出来ない…

世界にとって異物とも言えるディケイドの力を持つ

ホムラが2人もいる状態で世界全体の時間を戻したら

この時空が崩壊するかもしれない…

コレが最後…ラスト チャンスなんだよ!」

 

響&翼「…」

 

奏の必死さが伝わり何も言えなくなってしまった2人。

ここまで追い込まれた奏を説得するのは

無理だと思った2人はペンダントを握りしめ、

その様子を見た奏はカードデッキを構える。

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

奏「変身!」

 

ガングニールと天羽々斬を纏う装者と

鏡なしで金色のVバックルを出現させて

カードデッキを嵌めてオーディンに変身する奏。

 

響と翼は いつも通り拳と剣を構え、

オーディンは片手には無銘剣 虚無を持ち、

もう片方の手にはゴルトバイザーを

槍のように持って構えていた。

 

響&翼&オーディン「…」

 

無言のまま構えている3人。

何が動き出す合図となるか分からず

互いに睨み合っていると_『バサバサッ』と

鳥が飛び立って羽撃く音が聞こえると全員が動く。

 

一番槍の響は先手を取って拳を突き出すも

オーディンは瞬間移動(転移)で躱しつつ

後ろを取ってバイザーで突く。

 

続けて瞬間移動(高速移動)で翼の正面に立って

無銘剣 虚無を振るうオーディン。

翼は剣で防ぐが聖剣である天羽々斬は無銘剣 虚無の

『聖剣の力を無効化する』能力で剣は消滅し、

翼が怯んだところをバイザーを展開して

サバイブ 疾風を出して突風を起こして吹き飛ばす。

 

翼「グッ…グワァァァァァ!!!」

 

響「翼さんッ!」

 

オーディン「どうだ?

絶対に勝てないように設定された

ラスボスのライダーの力は?

 

このままアタシが勝つ八百長試合を続けるか?

それとも響はガングニールを渡して

翼はアタシの記憶を消すか?」

 

響「いくら奏さん本人から『返して』って言われても

それが自分が死ぬ為なら…返せません!!」

 

翼「私も…奏の事を忘れたくない!!」

 

オーディン「…そうか。なら諦めるまで

死なない程度に痛めつけるまでだ!!」

 

 

 

 

 

〜S.O.N.G./未来&バルカン〜

 

未来「響…」

 

バルカン「未来 君、後ろだ!!」

 

未来「ッ!?」

 

戦闘中に離れた響を心配して隙を作ってしまい

シアゴーストの吐く糸に首を締められてしまう未来。

 

未来「アァッ…グッ…!」

 

バルカン「未来 君、

今 助けに_クッ…邪魔をするな!!」

 

助けに行こうにも

大量のシアゴースト達がバルカンの行手を阻み、

未来が捕食されそうになった その時_

 

〈ジャッキングブレイク!〉

 

突然シアゴーストの身体が発火した事により

未来は糸の拘束から救われ、火の元を見ると

サウザンドジャッカーを構えるサウザーの姿が。

 

未来「サウザー…って事は!?」

 

バルカン「キャロル…だとッ!? 何故 此処に…!?

それに、このミラーモンスター達は

お前達の手下では無かったのか!?」

 

サウザー「確かにハッキングして

警報を鳴らしたりしたのはオレ達だが、

天羽 奏が ここまで やらかして大事にするとは

思って無かったのでな、あと始末をしている。

 

それにガルド達にボコられて私怨も混ざっていたが

ウォズからも止めるように指示が あったのも理由だ」

 

未来「このモンスター達は そっちも想定外って事?」

 

イドゥン「そういう事です。

最早 奏さんの行動は暴走の領域、

このままだと味方である私達の首も締めかねないので

手伝わせていただきます」

 

バルカン「イドゥンまで…協力してくれて助かるが、

出来れば ここよりも奏と戦ってる2人や

トンボ達に応戦してるクリス君 達の所の方が_」

 

サウザー「立花 響と風鳴 翼は ともかく、

ドラグーンの方は1000%安心しろ。既に_」

 

 

 

 

 

〜クリス達がいる現場〜

 

〈水金地火木土天海!

 

宇宙にゃこんなにあるんかい!

 

ワクワク! ワクセイ! ギンガワクセイ!〉

 

ゲンム「コズミック クロニクル、起動!」

 

【ギンガ ワクセイ】にフォームチェンジしたウォズと

コズミック クロニクルを起動したレベル10億(ビリオン)

ゴッドマキシマムのゲンム。2人は宇宙の力を使って

隕石を降らせてドラグーンの群れを殲滅していた。

 

さらに討漏らしをゾンビクロニクルで召喚した

ゾンビゲーマーのゲンム達に処理させていた。

 

マリア「大量の隕石を降らして

高速で飛行してるトンボ達を落とし、

倒しそこねて地上に落下したのを

不死身のゾンビを操ってトドメを刺す。

しかもゾンビは不死身だから

フレンドリーファイアも関係ないって訳ね…」

 

クリス「なんでもありかよ…」

 

調「今は…味方として見て良いのかな?」

 

切歌「どうデスかねぇ?」

 

やる事が無くなった装者 達。

この場をウォズ達に任せてS.O.N.G.に戻るか

響と翼の所に行くかとも考えたが、輪回 達と違って

ウォズ達を信用して残して いいのか分からず、

この場に待機して ただ見ている事しか出来なかった。

 

ウォズ「やはり そのライダーはチートだね。

不死身と増殖のゾンビ、99の命を兼ね備えた無の力、

現実世界をゲームに変えるゲームマスター()

時を停める事で あらゆる相手を無双する悪意の戦士」

 

ゲンム「んっん〜、

確かに無双ゲーマーはアークライダーですが、

『悪意の戦士』というのは少し違いますね。

 

無双ゲーマーがポーズを使えるのは檀 黎斗と檀 正宗が

和解した事によって使用が可能となった…そう!

つまり無双ゲーマーは_」

 

ウォズ「_『の戦士』とでも言いたげだね」

 

ゲンム「僕の台詞を取らないで もらいたい…」

 

ウォズ「先手を打たせてもらったよ。

『なぜ そこで愛ッ!?』って

ツッコミ入れるのも面倒だから」

 

 

 

 

 

〜響&翼 VS オーディン〜

 

オーディン「味わいな、無の牢獄を…

終葬(ついそう) 5.S.D.(ファイブセンスダウン)】!」

 

翼「アガッ…!?」

 

響「翼さん、大丈…アレ?何処も斬れて…ない?」

 

オーディンの持つ無銘剣で喉を斬られた翼。

心配した響が駆けつけると翼の喉には傷は無かったが

代わりに色が失っていた。

 

翼「アァ…カ…ハ…」

 

響「翼さん、もしかして声が…!?」

 

オーディン「この技は相手の五感を徐々に奪い、

最終的には相手を無に還す技だ。

 

無銘剣は本来 聖剣しか無力化 出来ないが、

天羽々斬…聖剣のシンフォギアを纏う翼が相手なら

あらゆるモノを『無』にする事が可能だ。

アームドギアだろうと、五感だろうとな。

 

今の翼はシンフォギア装者が戦う為に

そして歌い続けるのに必要な『声』を奪われた。

もう戦闘の続行は無理だ、諦めな。

そうしたら消すのは記憶だけにして声は戻してやる」

 

響「翼さんが無理でも、私は まだ_」

 

オーディン「『諦めない』とでも言いたげだな?

それならコレ見て まだ そんな口を叩けるかな?」

 

〈ファイナルベント!〉

 

ゴルトフェニックスと合体して上昇すると

神々しい光を放ちながら輝くオーディン。

しかし それは希望の光では無く、

相手の戦意を喪失させて絶望に叩き込む光。

オーディンの【エターナルカオス】が

響と翼に目掛けて放たれた。

 

響「タイミングを合わせてギリギリのところで

避けましょう翼さ_翼さんッ!?」

 

何故か目を抑えてフラついていた翼。

その瞳を見ると喉と同じように色が失われていた。

 

響「今度は視覚を…!?」

 

先程までは突進してくるオーディンの攻撃は

二手に別れて避ければ追って来ないと考えていた響。

しかし視覚を奪われてしまったのなら

翼を抱えて避けるしかないが、

それだと一方向にしか避けられない為に

攻撃の進路を変更されて追撃されてしまう。

 

響「だったら…!」

 

避ける為に背を向ければ、その無防備な背中に

必殺技が直撃して重傷は免れない。

だったら その圧倒的な力の差を利用して

カウンターを狙えないかと構える響。

無謀な賭けだが、もう この手しか残っていなかった。

 

オーディン「ゲームセットだぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

響「絶対に諦めない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「そうだ。諦めない限りチャンスは あるからな」

 

ゴーン! ゴーン! ゴーン!

 

翼「ッ!?(この鐘の音は…!!)」

 

まだ聴覚を消されてなかった翼は

この鐘の音に聞き覚えが あった。

 

以前アナザー新1号になっていた翼が

輪回ことギーツを倒そうとした瞬間、

宇宙から降ってきた4つのブーストバックルが

ギーツの手に持っていたバックルと融合して

ブーストマークIIレイズバックルを生み出した時に

突如として この鐘の音が鳴り渡ったのだ。

 

翼「この鐘の音は まさか…ッ!? 目が…見える!?

声も出せる…いったい どうして…!?」

 

オーディン「どういう事だ…!?

 

アタシは さっきまで

ファイナルベントを発動してたはず…!?」

 

響「今の声って、もしかして_」

 

輪回「まさか、が天敵といってもいい

神殺しを助けるなんてな…響、大丈夫か?」

 

響「輪回さん!」

 

翼「小車…」

 

響と翼のピンチに現れたのはスコーピオンの毒で

地獄に堕ちたと思われていた輪回だった。

 

オーディン「さっきの鐘の音、

この状況、それに『神』だと?

まさか お前…『創世(ソウセイ)の力』を手に入れたのか!?」

 

輪回「フフンッ♪」ドヤァ

 

ドヤ顔の輪回。彼は地獄で何があったのか?

どうやって地獄から戻ってきたのか?

その話は次回に続く。

 

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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