全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪173

 

オーディン「お前達は…

全員 纏めて修正してやる! フンッ!」

 

金色の羽根を散らしながら瞬間移動(転移)する

オーディン。響と翼は背中合わせになって

何処から現れるのかと警戒していると_

 

ギーツ「金色の羽根は とにかく後ろを殴れ!!」

 

響「分かりました! ドリャァァァァァ!」

 

ギーツの忠告を聞いて響は咄嗟に後ろを殴ると

その拳は_

 

翼「グェッ!?」

 

_背中合わせで響の後ろにいた翼に直撃した。

 

響「ごめんなさぁぁぁい!!!」

 

ギーツ「すまん、悪気は…あったんだ」

 

翼「つまり『わざと』という訳か…貴様ァ!」

 

ギーツ「フッ…さて、悪ふざけ ここまでにして_」

 

首を横に曲げると、

そのタイミングでゴルトバイザーが通り過ぎる。

 

オーディン「何!?」

 

ギーツの背後に出現したオーディンは槍のように

ゴルトバイザーを突き出そうとするも、

今まで記憶してきたオーディンの攻撃パターンから

位置を予測して最小限の動きで攻撃を回避したのだ。

 

そのままバイザーを掴んで引っ張ると引き寄せられた

オーディンの顔面に肘を使ってカウンターを入れ、

オーディンの仮面にヒビを入れた。

 

オーディン「元とはいえ、アイドルの顔を…!」

 

ギーツ「そのヒビ割れた鏡みたいな面の方が

お前の内面とマッチしてて お似合いだと思うけど?」

 

オーディン「ッ! テメェ!!」

 

挑発に乗ったオーディンは羽根を使って攻撃するも、

ギーツはブラックホールを作り羽根を吸い込ませた。

 

オーディン「なんでもありかよ…! だったら_」

 

今度は無銘剣を片手に翼の正面に現れるオーディン。

 

翼「ッ!?」

 

オーディン「_ターゲットを変更するッ!!」

 

無銘剣を振り下ろすオーディン。

瞬時に現れたので今から回避しようにも

間に合わないので防ぐしか手が無い翼。

 

オーディン「(勝った!)」

 

聖剣である天羽々斬のアームドギアで防げば

無銘剣の力で無効化されてしまうので

オーディンは翼との勝負に勝ちを確信していた。

 

ガキンッ!

 

オーディン「なッ…!?なんで無効化されない!!」

 

翼「この剣は聖剣にあらず、

だから その剣では無に帰せない!!」

 

ブジンソードの専用武器【武刃】で防いだ事により

無銘剣に無効化されず、そのまま反撃に出る。

 

翼「ハァーッ!」

 

〈BUJIN SWORD STRIKE〉

 

常にサバイブ態で無銘剣を持っている

オーディンの方がスペックと装備は翼よりも上だが、

純粋な剣術による勝負では翼には勝てなかった。

 

オーディン「くっ…無銘剣が!」

 

無銘剣で無効化 出来なかった事により

一瞬 判断が鈍り、翼の剣術に対応 出来ず

武刃による一太刀で無銘剣が弾かれてしまった。

 

オーディン「こうなったら…!」

 

〈ソードベント〉

 

ゴルトセイバーを両手に構えたオーディンは

瞬間移動して翼の背後を取って斬りかかるも、

刀身を鏡 代わりにして翼は振り向くと同時に

攻撃を躱してゴルトセイバーを武刃で斬る。

 

翼「セイッ!」

 

オーディン「のわッ…!?

ゴルトセイバーまで…!!」

 

響「凄い…!」

 

ギーツ「模造刀は自分自身で言っていた、

『歌う事と(剣を使って)戦う事しか出来ない』と。

 

だから『斬る事に特化した形態』のブジンソードとは

Wのヒートトリガー並に相性が良すぎるらしい。

下手したら こっちにも斬撃が飛んできそうだ」

 

響「さっき私に殴らせましたし、やり返しに…

なんて翼さんがする訳ないか」

 

ギーツ「どうかな?アナザーオーズになってた時に

精神汚染されてたとはいえ やらかした事を考えたら

もしかしたら…」

 

翼「無駄口を叩くだけで何もする気が無いなら

さっさと この場から去れ!!」

 

ギーツ「響、言われてんぞ」

 

響「私だけ!?」

 

翼「何もする気が無いなら、

奏は私だけで対処するッ!」

 

オーディン「武器を奪ったからって…!」

 

無銘剣もゴルトセイバーも失ったオーディンだが、

それでも常時サバイブ態のオーディンは

素手でも充分に戦える。平手打ち、裏拳、手刀、

蹴りを入れてから瞬間移動(転移)で距離を取ると

腕を組み直して体制を立て直す。

 

響「翼さんッ!?」

 

翼「くっ…!」

 

オーディン「チッ…!

やっぱり常時サバイブ態だと手加減が難し過ぎる!」

 

響「だったら翼さんと戦うのを やめてください!」

 

奏を止める為に戦う道を選んだ響はガントレットから

ジェット噴射してオーディンに向けて拳を放つ。

 

〈ガードベント〉

 

オーディン「無駄だ!

この盾は どんな矛でも貫けない!」

 

響「だとてしても!」

 

オーディンはファイナルベントを含む

他の仮面ライダーの あらゆる技を無効化する

ゴルトシールドを装備して響の拳を防ごうとしたが、

今の響はファンタジーの力も加わっている。

 

そのファンタジーの能力とは_

 

オーディン「なッ!? すり抜け_ハグゥッ!!」

 

ゴルトシールドの防御を すり抜けて

オーディンの顔面に拳を入れる響。

どんな攻撃も防げる堅牢な防御 性能を持った盾でも

ファンタジーの透過 能力の前では無意味。

 

今この瞬間、

矛(ガングニール)と盾(ゴルトシールド)の勝負で

如何なる矛をも防ぐ事が出来る盾に、矛が勝利した。

 

オーディン「透過 能力とか そんなのアリかよ!?

そんなチート能力…消してやる!」

 

デッキからコンファインベントを引いて

響が身に纏うファンタジーの透過 能力を

無効化しようとしたオーディンだが、

デッキから引いた瞬間にカードは撃ち抜かれた。

 

〈ギーツバスターQB9〉

 

ギーツ Ⅸの最強フォーム専用武器

【ギーツバスターQB9】による狙撃で

オーディンのカードを撃ち抜いた。

 

ギーツ「お前の そのカードだってチートだからな?

使わせるつもりは毛頭ない」

 

オーディン「クソ!」

 

翼「助力に感謝するぞ小車…いや、輪回!」

 

〈BUJIN SWORD VICTORY〉

 

オーディン「させるかよ!」

 

〈スチールベント〉

 

翼「ッ! まだだ!」

 

〈BUJIN SWORD VICTORY〉

 

回転 斬撃を飛ばそうとするもスチールベントで

オーディンに武刃を奪われた翼。しかし諦めずに

緑色のエネルギーを纏ったキックを放つ。

 

オーディンは常時サバイブの力で

翼のキックを平手打ちで軽く振り払おうとしたが

またもやギーツに撃たれて体制が崩れ

その隙に翼のキックが直撃してしまい、

折角 奪った武刃を手放してしまう。

 

ギーツ「ギーツ Ⅸのデビュー戦をするのも有りだが、

今回は お前等の願いを叶える為に

サポーターとして動いてやる。

 

だから己の手で理想の世界を掴み取る為に戦え!」

 

響「ハイ!」

 

オーディン「どいつもこいつも…!」

 

〈アドベント〉

 

召喚されたゴルトフェニックスが向かってくるも_

 

響「え〜っと…なんとかなれ〜!」

 

響がファンタジーの力で空中に剣を生み出して

ゴルトフェニックスを地面に串刺しにする。

 

オーディン「翼を救いたいだけなのに…

アタシの邪魔ばっかりしやがってぇぇぇぇぇ!!!」

 

いつの間にか翼に弾かれたはずの無銘剣を片手に

ギーツの正面に瞬間移動(転移)して

剣を振り下ろそうとしていたが_

 

ギーツ「シーッ…

そんなに騒がしいと奇襲にならないぞ」

 

〈BLADE〉

 

ギーツバスターをブレードモードにして振るい

無銘剣を弾いてガラ空きになった胴体に蹴りを入れて

壁に叩きつけると同時に瞬時に壁を修復して

オーディンを壁に埋め込む。

 

オーディン「ク○イジー・ダ○ヤモンドかよッ!?」

 

〈RAIL GUN〉

 

拘束されたオーディンに向けてギーツバスターを

ガンモードにして連射していると、

オーディンは力ずくで抜け出そうとするのを見て

再びギーツバスターをブレードモードにして

レバーを引いて必殺技を発動する為に構える。

 

〈BOOST CHARGE〉

 

オーディン「ッ!」

 

それを察しオーディンは再びゴルトシールドを装備。

先程のファンタジーの力を持った響と違い

透過 能力が無ければ この盾を貫く事は出来ない。

そう思いオーディンは防御の構えを取るが_

 

〈BOOST TACTICAL VICTORY〉

 

オーディン「おいおいおいおい…!?」

 

ギーツが振るったギーツバスターが

ゴルトシールドをスッパリと斬り裂いた。

 

オーディン「なんでだッ!?

 

今回はサバイブのカードを1枚も失ってないのに!

 

バイザーにカードが3枚 全部 揃ってれば

ライダーバトルが無限に続くのと同じように

オーディンも無限の存在になるはずなのに!

 

なのに…! なのに…!! なのに…!!!

お前がディケイドに関わってイレギュラーな

存在になったせいで翼の為に動いてきた

アタシの全てが無意味なものに変わっていく!!!」

 

ギーツ「諦めろ、天羽 奏。

もう残ってるカードも少ないはずだ。

契約モンスターのゴルトフェニックスは動けず、

武器は無銘剣 虚無だけ。

 

そんな息切れ状態で逆転するのは

物語の主人公ポジションなら ともかく、

悪役ポジションだと無理だ」

 

オーディン「…ハハ…ハハハ…

ハーッハッハッハッ!!!!!」

 

翼「か、奏!?」

 

響「どうしたんですか!?」

 

ギーツ「時間の逆転と死と再生を繰り返して

精神が…心が折れて死んだか?」

 

オーディン「どんなに説明しても…

どんなに戦っても…どんなに繰り返しても…

全部が『無』になる…なら いっそ…」

 

オーディンは ゆっくりと時計のカードを取り出す。

今まで話では『何度も使っていた』と聞いていたが

実際に見るのは初めてだった。そのカードの正体は_

 

ギーツ「タイムベント!?

 

おいッ!世界から見て異物の存在である

ディケイドの力を持つホムラがいる状態で

世界全体の時間を巻き戻したら

この時空が崩壊する恐れが あったから、今の今まで

そのカードを使わなかったんじゃなかったのか!?」

 

オーディン「いいんだよ。翼が救えないなら

こんな時空…いっそ滅んじまえッ!!!」

 

ギーツ「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

〈タイムベント〉

 

タイムベントのカードを入れて

ゴルトバイザーを閉じると世界の時間が逆転する。

 

オーディン「ハハハハハッ…ハハハハハッ…

アッハハハハハハハハハハッ!!!!!」

 

時間が巻き戻り時空が崩れるかもしれないというのに

ヤケになったオーディンは狂ったように笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴーン!

 

ギーツ「知ってるか?

神様には『時間』なんて、関係ないんだぜ?」

 

オーディン「なんだと_グハァッ!?」

 

驚く暇もなく刻の支配から逃れたギーツに

ギーツバスターで斬り裂かれるオーディン。

 

さらにギーツの創世の力により、

時間の逆転により戻るはずだったアドベントカードも

響がファンタジーの力で生み出された

幻想の剣で串刺しにされていたゴルトフェニックスも

オーディンに関する全てが戻らずにいた。

 

オーディン「そんな…!?

アタシの最後の切り札が…!!」

 

ギーツ「悪いが、コレで終わらせる!」

 

〈DYNAMITE BOOST TIME〉

 

オーディン「このまま負けてたまるかぁぁぁ!!!」

 

〈ストレンジベント〉

 

ライダーキックを放つギーツを前にオーディンは

デッキから僅かに残っていたアドベントカード、

ストレンジベントを引いて使用すると

ストレンジのカードは他のカードに変化する。

最後の一発 逆転を狙ってオーディンは運に任せた。

 

オーディン「ッ! よし、大当たりだ!」

 

〈ファイナルベント〉

 

オーディンは即座にバイザーを閉じて変化したカード

ファイナルベントを使用すると刺されていた

ゴルトフェニックスの身体が さらに黄金に光り輝き、

ファンタジーで生成された幻想の剣から脱した。

 

剣から抜け出したゴルトフェニックスは瞬間移動で

オーディンの前に転移して身体を光り輝かせると

エネルギー纏ったゴルトフェニックスが突撃する

必殺技【エターナルカオス】が発動された。

 

オーディンの契約モンスター、

ゴルトフェニックスが突撃する

ファイナルベント【エターナルカオス】と

ギーツの青いオーラを纏ったライダーキック

【ブーストナインビクトリー】が衝突。

 

オーディン「アタシは負けない!

他の全てを犠牲にしてでも翼が安心して生きていける

未来の世界に連れてく為にも!!

 

ホイールさんよ、お前も言ってたよな?

『多くを救う為に1つを犠牲にする勇気』って。

だったら翼の幸せの為に、ここで滅びろ!!!」

 

ギーツ「確かに地獄でオレのダチも言ってたよ。

この世には幸せの総量は決まっているし、

時には誰かを犠牲にしなければいけない時がある。

 

それ自体は間違ってる訳じゃない。

けど、オレは もう例え早期解決の道だとしても、

誰かを犠牲にする道を積極的に選んだりはしない!」

 

オーディン「なんだとッ!?」

 

ギーツ「この力はオレのダチの魂が合わさった力!

その力で誰かの幸せを奪うような真似は したくない!

オレが裏切って死なせてしまったチェイサーへの

償いの分も含めて誰もが幸せになれる…

そんな世界を創る為にオレは この力を使う!!」

 

互角だったはずの勝負がいつの間にか

ギーツに押されているゴルトフェニックス。

それ程までにギーツの強い感情、強い想いが

力を底上げしているというのが見て分かる。

 

オーディン「不味い! このままじゃ押し切られ_」

 

〈BOOST Ⅸ VICTORY〉

 

ギーツ「ダァァァァァ!!!!!

 

ギーツに押し切られゴルトフェニックスが貫通すると

その背後にいたオーディンにも直撃。

変身が解除された奏の姿は満身創痍だった。

 

ギーツ「お前は負けた。お前の運命は ここまでだ」

 

奏「こんなはずじゃあ無かった…!

ディケイドが…ホムラが いなければ…

お前がアタシ等の前に立ち塞がる事も無かった…!

こんなの勝負…認められるかぁぁぁぁぁ!!!!!

 

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァ!!!

 

翼「奏…」

 

響「奏さん…」

 

発狂しだす奏。

それもそのはず、今まで翼を救う為に

時間を巻き戻してまでしてきた事の全てが

ギーツに負けた事によって『無意味だった』と

言われてる気がしてならなかったからだ。

 

そんな奏を哀れむように見る響と翼。

とにかく落ち着かせようと2人は奏に近づくが

一足 早く奏に近づいた者が現れ、その者を見た瞬間

2人は足を止め、ギーツも再び警戒して構えていた。

 

その人物とは_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aホムラ「その通りだ。

俺ちゃんも こんな終わり方は認められないね」

 

響「『俺ちゃん』…

その一人称なら黒い方のホムラさん?」

 

翼「Aホムラか…よくも私の身体を散々いじって

玩具にしてくれたな!」

 

Aホムラ「え〜? でもでもぉ〜Aオーズの契約の時は

ちゃんと話したよね?」

 

翼「地の帝王とやらに変身させた時は無許可だ。

よくも寝ている私の身体に人間が使えば

灰になって死ぬベルトを…!」

 

ギーツ「いったい何しに来た?」

 

Aホムラ「言ったでしょう?

『こんな終わり方は認められない』って。

だってオーディンはラスボスのライダーだよ?

それなのに君達は まるで分かっていない。

ゲームで『ラスボスを倒す』という事の意味を…」

 

Aホムラはバグヴァイザーを取り出して

発狂する奏にウイルスを注入すると、

奏は突然 苦しみだす。

 

奏「ウッ…ウグゥッ…!?」

 

響「奏さんッ!?」

 

翼「貴様、奏に何をしたッ!!」

 

Aホムラ「コレも俺ちゃん宛のスパチャさ。

それにしても流石 人間をやめた身だね。

 

あらゆる仮面ライダーの力を扱う

ディケイドの力の器になろうと、

そのライダーの力の源である あらゆるライダー怪人の

データがインプットされただけの事はある。

ウイルスの一部ではなく【ゲムデウス】の本体を

そのまま注入されて生きているとは…

檀 正宗でも人としては一度 死んだというのに」

 

ギーツ「ゲムデウス!?

エグゼイドの世界の怪人のラスボスを_ッ!

おい…『ラスボスを倒す』って、まさか…!?」

 

そう。ギーツが危惧していた通り、

その『まさか』である。

 

Aホムラ「真のラスボスとは、一度 倒され、

最強の進化を遂げる…それがゲームと言うものだ!」

 

Aホムラの言葉に反応してか、

タイミングを合わせたかのように

奏は【超ゲムデウス】に変身した。

 

Aホムラ「人類よ、心ゆくまで楽しむがいい」

 

超ゲムデウス「エンディングが存在しない」

 

Aホムラ&超ゲムデウス「永遠なるゲームを!」

 

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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