超ゲムデウス「平行世界の住人でも邪魔するなら
お前も叩き潰す! 殺す!! 粉々にする!!!」
〈ズーット チェイサー!!〉
デウスファーブニルで喰らいつこうとするも
躱して超ゲムデウスの正面まで距離を詰め、
ブレイクガンナーをブレイクモードにして
超ゲムデウスに重たい一撃を与えた。
超ゲムデウス「この程度_ッ!?
身体が…重いッ!?」
チェイサー「殴った時に お前の周囲にだけ
超重加速を発生させて動きを鈍らせた。
これで俺と お前の圧倒的な力の差を埋める」
超ゲムデウス「クソッ…お前等!」
超重加速で動きを封じられた超ゲムデウスは、
動けない自分に変わってバグスター達に命じる。
バグスター達はケミー達を振り払って
目標をチェイサーに変えて相手する。
ソルティ「塩漬けだ!」
電撃を纏った左腕ソルティナックルを打つも
チェイサーは身体を反らして躱し、
ブレイクガンナーを握りしめたアッパーが
ソルティの顎にクリーンヒットした。
アランブラ「ならば我が魔法を喰らえ!シバール!」
チェイサー「…ッ!」
魔法陣から出たツタがチェイサーを拘束したが、
目のオープンドアイが光るとライドチェイサーに
収納されていた武器がツタを切って拘束から解放して
最終的にはチェイサーの手に収まった。
切歌「アレって斧デス?」
調「斧というより信号機?」
エルフナイン「アレはリアさんの言う通りなら
仮面ライダー チェイサーの専用武器。名前は確か_」
〈シンゴウアックス!〉
チェイサーの手に収まった
『ライダー専用』と書かれた信号機パーツが付いた
その斧の名は【シンゴウアックス】その見た目とは
裏腹に振るった時の その威力は_
ガットン「ウィーン…
ガシャンガシャン、ガッシャン!!」
チェイサー「フンッ!」
ガットン「ガッシャン!?」
一振りでガットンの右腕の強化アーム
ガットンスマッシャーを粉砕する程であった。
イドゥン「情報では知ってはいましたが
ガットンのロボットアームを一撃とは…!」
マリア「あの見た目は油断を誘う為の何かかしら?」
リア「いや、少なくとも原点たるドライブの世界では
デザインから必殺技チャージの待機音までの全部が
完全に制作者の趣味だよ」
クリス「…マジ?」
カイデン「隙ありぃ!」
チェイサーの目がガットンに向いてる隙に
カイデンは双剣のカイデンスウォード・双で
背中から斬り一撃必殺を狙おうとした。
チェイサー「フンッ!」
しかしチェイサーは背中のホイーラーダイナミクスで
防御してカイデンを弾き返したと同時に振り返り、
振り向きざまにシンゴウアックスで一振りして
カイデンスウォード・双の刀身を へし折った。
リボル「少しは やるな! ならば…フンッ!」
背中のロケット砲をチェイサーに向けて砲弾を発射。
爆風が晴れると そこにはチェイサーの姿は無かった。
リボル「フッハッハッハッ! これにて作戦_」
チェイサー「何処を見ている?」
声の方向を見ると飛行能力を備えたカートマシン
【ライドブースター ブルー】に乗ったチェイサーが。
リボル「た、高い所にッ!?」
自身の苦手とする『高所』にいるチェイサーに向けて
恐れながらも腕のマシンガンで乱射するが
狙いが定まっていないため当たらず、
逆にガンモードのブレイクガンナーで撃たれる。
アランブラ「ならば…モエール!」
魔方陣から炎を噴き出してライドブースターごと
チェイサーを燃やそうとするが、炎が届く前に
ライドブースターから飛び降りたチェイサーは
シンゴウアックスの一振りで炎を断ち切る。
アランブラ「なん…だと!?」
〈ズーット チェイサー!!〉
着地と同時に加速してすれ違いざまに
シンゴウアックスでアランブラを一閃。
レベル90まで上げられたバグスターでも
スペック差やレベル差も関係なくズタボロになり、
ラスボスである超ゲムデウスを含めたバグスター達を
チェイサーは完全に圧倒していた。
アランブラ「こうなれば もう一度、
我が伝説の魔法クダケチールで…!」
チェイサー「させるか!」
〈ヒッサツ!〉
アランブラが大技を出そうとするのを見て
一足先にシンゴウアックスのスロットに
シグナルチェイサーをセットする。
アランブラ「なッ…!! まさか、
また魔法を使う前に殺られてしまうのか!?」
ソルティ「アイツに しょっぱい事される前に
早く呪文を唱えろ!」
リボル「このままだと作戦が失敗に…!」
そしてチェイサーはシンゴウアックスの押しボタンを
押した事で誰もが必殺技を発動するかに思えたが_
〈マッテローヨ!〉
この時シンゴウアックスのシステムを知らない者達は
誰もが『え…?』や『…ハァ!?』など思った。
だが そんな事は関係ないと『ピッピッピッピー』と
『マッテローヨ』と待機音を流すシンゴウアックス。
〈マッテローヨ!〉
アランブラ「お、驚かせてくれたな…!
時間が掛かるなら、その間に伝説の魔法を…!」
〈シフトカー!!
タイヤコウカン!! ハヤーイ!!〉
【シフトスピード プロトタイプ】を用いて
タイヤコウカンしたチェイサーは近くにいたギーツに
チャージ中のシンゴウアックスを渡す。
〈マッテローヨ!〉
チェイサー「チャージが完了するまでの間、
お前はコレをモッテローヨ」
ギーツ「モ、『モッテローヨ』!?」
アランブラ「クダケ_」
〈トテモ ハヤーイ!!〉
『モッテローヨ』と言われて渡されたギーツは
何かしらのツッコミの1つでも言いたかったが
アランブラが魔法を唱えようとしていたので
チェイサーは詠唱前に高速移動してバグスター達に
目にも止まらぬ速さでラッシュを浴びせる。
アランブラ「グハァッ!? ま、また詠唱前に…!」
〈イッテイーヨ!〉
チャージが終わって赤信号から青に変わり、
『ピッポー♪ ピッポー♪』と待機音が鳴っていた。
ギーツ「チャージ完了したぞ! イッテイーヨ!」
ズー「アンタまで言うんかいッ!」
悪ノリするギーツに『なにしてんねん』と書かれた
スリッパで叩いてツッコミを入れようとするズーに
『ちょ、ちょっと、マッテローヨ!』と言って
止めようと試みるギーツだが、火に油を注いでしまい
結局スリッパで叩かれるのであった。
チェイサー「助かったぞ!」
ギーツ「どういたしまして」
ウェザー「持ってただけですわよね?」
ギーツ「…行ってこい、チェイサー!」
ジェミニ「誤魔化した…」
アランブラ「今度こそ…クダケ_」
〈フルスロットル!!〉
エネルギーをチャージして やっと放つ事が出来る
シンゴウアックスの必殺技【アクロスブレイカー】で
装者、ライダー、怪人、ケミー達が手子摺っていた
バグスター達を横薙ぎに一閃して仕留めた。
未来「勝ったの…?」
響「いや、まだ終わってない。
ラスボスになった奏さんが残っている」
超ゲムデウス「その通りだ!」
超重加速への抗体が出来たのか
いつの間にか普通に動けている超ゲムデウス。
チェイサーはオープンドアイで超ゲムデウスの
内部構造を分析すると どういう状況か理解した。
チェイサー「…なるほど。まずは何かに融合してる
人間を分離させなければならないのか」
翼「だがバグスターを分離させるには
エグゼイドという仮面ライダーの世界の
ライダーシステムでなければ出来ないらしい…」
チェイサー「いや、問題ない」
超ゲムデウス「何が『問題ない』のか
見せてもらおうか!!」
超ゲムデウスはデウスファーブニルを縮めて収納して
剣の形になりデウスカリバーで圧し潰そうとしたが_
〈スーパーエグゼキューション!
フルブレイク! ライノ!!〉
ブレイクガンナーに装填した
ライノスーパーバイラルコアのブレード部分を射出。
超ゲムデウス「のわッ!?」
攻撃に怯んで体制を崩したのを見逃さずチェイサーは
シンゴウアックスからシグナルチェイサーを
マッハドライバー炎のパネルに戻して再び開閉した。
〈ヒッサツ!!
フルスロットル!! チェイサー!!〉
必殺のライダーキック【チェイサーエンド】が
直撃した超ゲムデウスは爆発したと同時に爆炎から
分離されたゲムデウスと気絶してる奏が出て来た。
Aホムラ「バカな…分離した、だとッ…!?」
ウォズ「…なるほど、そういう事か」
サジタリウス「ドライブのライダーシステムにも
人間と融合したロイミュードを分離する機能がある。
それと同じように
バグスターと人間との融合も分離 出来たって訳ね」
Aホムラ「だ、だが!
まだ分離しただけでゲムデウスは残っている!
やってしまえ、ゲムデウス!!」
チェイサー「ならばソイツも_」
ギーツ「はいはい、ちょっと待って、チェイサー…
じゃなくて、ちょっとマッテローヨ、チェイサー」
チェイサー「なんだ? わざわざ言い直して」
ギーツ「遠い平行世界から来てもらった挙げ句、
分離まで手伝ってもらって説得力なんて全然 無いが
この世界の問題なのに それを全部 人に任せて
自分達は何もしないなんてのは良くない」
翼「奏の後始末は私が付けよう。
天羽 奏の相棒…ツヴァイウィングの片翼として!」
ウォズ「嘗ての相棒が動くというのであれば
私も動こうじゃないか。組織のリーダーとして」
チェイサー「…いいだろう。所詮 俺は他所者だ。
ここから先、俺は終わるまで ただ見物だけしてよう」
チェイサーは変身解除してライドチェイサーに跨り、
真顔のままギーツ達を『ジーッ…』と見ていた。
翼「あの男は人間か?それともオートスコーラーか?
表情を変えるどころか、瞬きも あまりしていない…」
ギーツ「例え言動がロボットっぽくても
立派な人間に見えるぞ。少なくとも お前と比べれば」
翼「そうか…ん? ちょっと待て、
今の言葉は どういう意味なのか説明 願おうか?
『私に人間っぽさが無い』と、そう言いたいのか?」
ギーツ「胸に手を当てて考えろ。
後輩のと見比べて嫉妬したりガッカリする
その小さめな自分の胸に手を当ててな」
翼「小さくなどない普通だッ!
奏に雪音にマリアとか、周りが大き過ぎるから
小さく見えてしまうだけで私は普通だッ!!」
ギーツ「…フッw」
翼「〜〜〜ッ!!!」
鼻で笑うギーツに堪忍袋の緒が切れた翼は
武刃で斬りかかろうとする。
響「落ち着いて下さい翼さん!!!」
響に抑えられる翼だが、その抑えられてる時に_
むにゅ!
翼「〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
響「暴れないで!!!!!」
翼の背中に響の胸が当たっていたので、
翼の怒りの火に油を注いでしまい余計に暴れ、
さらに響が抑え込もうと密着したので さらに暴れる。
さらに翼が、さらに響がと、翼と響による
謎の怒りの永久機関が完成してしまった。
ウォズ「さてと、ラスボス以前にウイルスと戦うなら
感染予防も含めて私も最大火力で挑むとしよう」
〈タイヨウ!〉
そんな永久機関を無視してウォズはゲムデウスという
『ウイルス』に対抗するべく『熱』で挑もうと
ギンガミライドウォッチを切り替えて準備していた。
〈投影! ファイナリータイム!
灼熱バーニング! 激熱ファイティング!
ヘイヨー! タイヨウ! ギンガタイヨウ!〉
ウォズ「ウイルスは高熱に弱い。例えラスボスでも、
太陽レベルの高熱で死滅しない訳が無い!」
サジタリウス「凄い…膨大なコズミックエナジー…!
この宇宙のエネルギーに満ちた今の状況なら…!!
超…新…星!!!」
ギンガ タイヨウの力によってウォズの身体から
周囲に溢れ出たコズミックエナジーを吸収して
サジタリウスは超新星の力を会得して覚醒した。
超新星により燃え盛る太陽をバックにサジタリウスの
全身の装甲が弾け飛び、太陽のように紅く染まった
サジタリウスの究極進化形態。
孤高を貫き真実を射抜く矢【サジタリウス・ノヴァ】
サジタリウス「太陽の力が、私の手の中に…!」
ギーツ「お前は何処ぞのタコ博士か」
ズー「凄いじゃん!
やっとサジタリウス・ノヴァに覚醒 出来たんだ!」
ウェザー「この決着という雰囲気が出てる場面での
超新星によるパワーアップ展開…ナイスです!」
サジタリウス「そ、そうかな〜? (*´σー`)エヘヘ
でも ちょっと覚醒するまで遅すぎたんじゃない?」
ジェミニ「そんな卑下しなくてもいいって、
なんたってアンタはアメイジングなんだから!」
ギーツ「お前もか…」
サウザー「アイツ等も蜘蛛男の映画を見たのか?
全く、何を こんな時に巫山戯ているのだか…」
イドゥン「そうは言いますがキャロルさん。
この場には
あちら には
この状況は あながち間違いでは無いのでは?」
ゲンム「それだと この後タコ博士とトカゲ、
電気と砂男、さらにはグライダーに乗った
緑の小鬼まで出るのですか…それは嫌だなぁ」
イドゥン「ドクター、
黒くてネバネバとしたエイリアンを忘れてますよ」
ゲンム「あぁ、そうでした。
あとサイのスーツ着たロシア人も」
サウザー「ソイツは うっすらとしか出て来てない」
クロスウィザード「…?
あの人達は なんの話をしてるんだろう?」
エルフナイン「え〜っと…さぁ…?」
ウォズ勢力のメンバーが映画の話をしている間に
ギーツ、サジタリウス・ノヴァ、翼、ウォズと
ゲムデウス攻略のパーティーメンバーが完成した。
翼「この怒り、全部 貴様に ぶつけてくれる!」
ギーツ「八つ当たりとかサイテー」棒読み
サジタリウス「そりゃあ気にしてる事を
あれだけ言われたら誰だって怒るでしょ?
アンタ、デリカシーってもんを学んだら?」
ギーツ「だったら今度お前さんが教えてくれ。
教えてくれたら報酬として…飲むと発育が良くなる
ムサシノ牛乳とかで どうだ?」
サジタリウス「超ブチ殺しますが
よろしいですか よろしいですね 超殺す!」
ギーツ「中の人ネタを入れるな。
それに お前が欲しいのは身長だろ?」
サジタリウス「…一応 警告しとくけど
アタシの胸までイジったら、脳天に矢を射ち込む」
ギーツ「本気で殺られそうで怖い。
というか、さっきジブンを毒殺したのに遠慮がねぇ」
翼「ハァァァッ!」
分離とワクチンで完全に弱っているゲムデウス。
だが それでも相手はラスボス、弱体化しても
一瞬の油断が命取りになると翼は気を引き締めて
ブジンソードの武刃と天羽々斬のアームドギアの
二天一流でゲムデウスと互角に渡り合っていた。
ゲムデウス「超絶奥義【紅蓮爆龍剣】!!!」
翼「セイヤーッ!」
ゲムデウスも負けじと宝剣【デウスラッシャー】から
グラファイトの超絶奥義【紅蓮爆龍剣】を繰り出すも
真正面から迫る技を翼は2つの剣で斬り裂いた。
翼「まだまだぁ!」
ゲムデウスは止まらない翼の猛攻を逆に利用して
カウンターを入れようとカイデンの剣術による
居合斬りの構えを取るも、翼の方が押し切って
ゲムデウスのデウスラッシャーを粉砕した。
ウォズ「よくやった! そして次は私だ!」
〈ファイナリービヨンドザタイム!
バーニングサンエクスプロージョン!〉
ギンガタイヨウになったウォズが放つ灼熱の炎を
宝盾【デウスランパート】で防ごうとするが
太陽の如き熱量を前にデウスランパートは溶け、
ゲムデウスは丸腰になってしまった。
ウォズ「ゲームクリアは目前、
フィニッシュを決めるんだ!」
ギーツ「盛大に打ち上げだ!」
サジタリウス「月面の塵と消えろ…!」
〈BOOST Ⅸ STRIKE〉
ギーツのライダーキックとサジタリウスが全身を
コズミックエナジーで覆い自身を矢として放つ
必殺キック。装備も失い弱体化してるゲムデウスは
為す術なく2人の必殺キックを受け爆散したのだった。
〈GAME CLEAR!〉
ギーツ&サジタリウス「イエーイ!!」
ゲームクリアした事で喜びの最高潮に達したのか
ハイタッチするギーツとサジタリウス。
するとハイタッチのタイミングでクリア報酬なのか
ミッションボックスとは違うファンタジーもので
よく見るタイプの宝箱が出現した。
サジタリウス「…なんか最近 見た
エルフが主人公のアニメに出てくる宝箱に似てる…
まさかだけどミミックだったりしない?」
ギーツ「あからさまな感じもする…ここは慎重に_」
リア「_どんな お宝か気になるッ!」
クリス「少しは警戒しろバカ妹ッ!」
世界の壁を越えてまで お宝を求める仮面ライダー
ディエンドの力を持つものの
罠の可能性も有りながら宝箱を開けるリア。
「ッ!?」
爆発系か魔物系かと反射的に目を瞑り警戒するが
悲鳴も爆発音も聞こえず血の匂いもしないので
少しずつ瞼を開いていくと開けた宝箱を前に
フリーズしているリアの姿が。
リア「こ、これは…!」
調「な、何…!?」
切歌「どんな お宝が入ってたデス!」
そ〜っと覗き込むと いくつかアイテムが入っていた。
音撃武器、デモンズドライバー、サイドバッシャー、
カブトボマー、ディスクアニマル、大量のIDコア、
ヴァルバラッシャー、カイザギア、変身一発、
ライドビルダー、プロトガシャット全種などなど
バイクなどが入ってる事から分かるように
明らかに宝箱の内部の空間がバグってなければ
入る事の無い様々なアイテムが詰まっていた。
ギーツ「なんだ?
色々と入ってるが統一性が無いような…」
リア「コレは恐らく、
今までオーディエンスが贈ってくれたスパチャだろう。
けど出すタイミングが分からず、
頭の足りない作者なりに試行錯誤した結果
ラスボスを倒したゲームクリアの報酬という形で
一遍に出す事しか出来なかったんだろうね」
サジタリウス「取り敢えず
このクリア報酬は全員で山分け_」
ウォズ「いや、私達は いい。
代わりに この場から退散させて貰おうか」
翼「待て! 奏だけは置いていけ!!」
意識を失ってる奏を抱きかかえてマフラーを使った
転移をしようとしているウォズを追いかけようとする
翼だが、距離もあった為 逃げられてしまった。
それに よく見るとパンデミックを起こそうとした
Aホムラも いつの間にか いなくなっていた。
翼「くそっ…!」
ギーツ「…まぁ そう落ち込むな。
諦めない限り願いが叶うチャンスは いくらでもある」
悔しがる翼だが珍しく慰めるギーツの姿を見て、
『熱でもあるの?』『まさか偽物!?』といった感じで
周りはギーツの翼への対応に困惑していたが
そんな事を気にしない者が1人だけいた。
三郎「もういいか?」
彼は超ゲムデウスを奏とゲムデウスに分離してから
ギーツ達がゲムデウスを倒し終えるまで間
律儀に待っていたのだった。
ギーツ「あぁ…その…悪いな。
平行世界から来て手伝ってもらっておいて
長い間 待たせてしまってな」
三郎「別に問題ない。
しかし平行世界か…確かに俺の世界の知人もいるが
髪型や印象など違ったところが多い。
その時 進んだ道や選んだ選択肢が1つ違う。
それだけで同じ人物でも ここまで違うものなのか…」
何故か調と切歌のザババきりしらコンビを見て
三郎は『うんうん』と世界の違いを感じていた。
三郎「終わったのなら帰らせてもらうぞ」
ギーツ「あ、ちょ、マッテローヨ_じゃなくて、
ちょっと待ってくれチェイサー!」
三郎「なんだ?」
ギーツ「えっと…その…あの…」
咄嗟に呼び止めてしまったが
しどろもどろ に なってしまうギーツ。
それもそのはず、目の前にいるのは並行同位体、
『平行世界の
ハッキリと言ってしまえば今 目の前にいるのは
『小車 輪回にとっての最高のダチ』などではなく
『よく似た赤の他人』だ。
ギーツ「…」
三郎「用件が無いなら帰らせてもらうが?」
それでも もう少しだけでいいから話したい。
出来る事なら このまま帰したくない。
そんな気持ちで いっぱい だったが、
このまま無言の時間が続けば彼は帰ってしまう。
『どうすれば』と心の中で考えていると
意外な人物が助け船を出してくれた。
翼「生真面目な性格で効率重視、
まるで機械人形にしか見えない。
貴方、友達いないでしょ?」
三郎「ッ!? なんで そんな事が分かる!?」
翼「私が友達になって上げる。
今回 貴方には色々と助けられたから
今度お礼も兼ねて貴方の世界に遊びに行ってあげる。
その時は そこの九尾の狐もオマケで付いてくるけど」
ギーツ「ッ!
(コイツ、オレとチェイサーが会える口実を…)」
三郎「意味が分からない。別にダチなど必要ない」
響「そんな事ないよッ!
分かり合って相手と手を繋ぐ事で人は強くなれる!」
サジタリウス「人との絆が…人を強くする!」
翼「だから友達に…ダチになってくれないか?
私が受け入れられないなら、せめて…彼だけでも」
ギーツ「ッ!
(そう言う事か。コイツはオレとチェイサーの
仲を取り持つ為の引き立て役になろうと
最初に悪印象を与えるような発言を…)
なら『友情の鬼』とまで呼ばれた男、
【仮面ライダー フォーゼ】の【如月 弦太朗】式の
【友情の証】を交わそう」
三郎「? それは どういう やり方だ?」
サジタリウス「こうするの」
ギーツとサジタリウスが握手したあと拳を作って
ぶつけ合うのを見て やり方を理解した三郎。
その後は一度 見ただけとは思えないくらいスムーズに
ギーツと友情の証を交わした。
ギーツ「飲み込みが早いな、こんなスムーズに…
兎に角これでジブン達はダチだ。困った事があったら
世界の壁を越えてまで助けに行くからな」
チェイサー「それは助かる。
では、俺は そろそろ元の世界に_」
?「大変デス! 大変デース!!」
友情の証を交わし終えたと同時に
ナインテイルが作り出したゲートから
新たな人物が この世界に現れた。
切歌?「大変デスよチェイサー!!」
響「えぇッ!? アレって…!?」
未来「もしかしなくても平行世界の…」
調「切ちゃん!?」
切歌「デース!?」
マリア「けど所々ロボットっぽいような…?」
現れたのは平行世界の切歌?かと思ったが、
よく見ると身体の あちこちに機械の部分が見えた。
三郎「どうした?【アンドロイド切歌】」
アジトにF.I.S.の連中が来て応援に呼ぼうとしても
連絡しても繋がらないと思ったら こんな所で…って
ここは いったい何処デス?」
三郎「ここは俺達の世界とは違う平行世界…
パラレルワールドという言葉なら分かるか?」
A切歌「『アパレル』? 『パラソル』?_って、
そんな事 言ってる場合じゃないデスよ!
F.I.S.の襲撃でオリジナルの切歌が怪我して…
軽傷だったデスけど調が もうカンカンで、
来なかったチェイサーを血眼で探し回ってるデス!」
三郎「なん…だとッ!?」
ギーツ「…(ホムラの情報が正しければ、
アンドロイドの暁 切歌は自分の命と引き換えに
昏睡状態の人間の暁 切歌を目覚めさせた。
だが会話から察するに向こうの世界では
人間とアンドロイドの暁 切歌が両立している?
チェイサーが仮面ライダーに変身した事といい
向こうの世界ではライダーシステムが流出していて
その影響で本来の歴史から少し変わったのか?)」
A切歌「今オリジナルの切歌とダメ助手が
どうにか調を抑えてるデスが このままじゃあ_」
続いて現れたのは平行世界の調。
白衣を着ていてショートボブヘアにグルグル眼鏡と
見た目からThe・科学者といった格好をしていた。
そんな調は恐らくシンゴウアックスの試作機だろうか
『番頭専用』と書かれた信号機 付きの斧を引きずり
ゆっくりと三郎に迫っていた。
A調「はぁ…まさか私達が大変な時に、
こんな所で油を売ってたなんてね…」
三郎「こ、これには深い訳があるんだ。
だから調、そのシンゴウアックスの試作機を置いて
俺の話を聞いてくれ、少しだけいい…マッテローヨ」
落ち着かせる為か『マッテローヨ』と、
ユーモアを混じえた会話で調を止めようとするが_
A調「逝ッテイーヨ!」
三郎「その『逝く』じゃなぁぁぁぁぁい!」
手動で信号を赤から青に変えて三郎を追い回す調。
三郎は逃げている内にゲートに入り、調も追いかけて
ゲートに入って2人は元の世界に帰って行った。
A切歌「ちょっとぉ! 忘れ物デスよー!!」
調に追い回されて三郎が忘れていった
ライドチェイサーとライドブースターを
アンドロイドである切歌は軽々と持ち運びながら
ゲートを潜り抜けて元の世界に帰っていった。
ギーツ「…幸せになれよ、チェイサー」
サジタリウス「今の光景的に それは無理じゃない?」
平行世界の調に追い回されてる三郎を見て
思ったままの事を言ってしまうサジタリウス。
だがギーツは そんな事は気にせずエルフナインに
ナインテイルのケミーカードを返した。
ギーツ「コイツのおかげで助かった、ありがとう。
別の世界とはいえ、またアイツに会わせてくれて」
エルフナイン「いいえ、
今回ボクは何も出来ませんでした。
キャロルからガッチャードライバーも貰ったのに
変身も出来ずケミーに任せっきりで…
ケミーの皆がいなければ今頃どうなってた事やら…」
ギーツ「それでも仲間を助けようと此処まで来れた。
並大抵の勇気を持ってしても出来ない事だ。
どうしても変身して前線で戦うのが無理なら
銃後のメンバーと一緒に装者をサポートすればいい。
お前の戦い方は お前が見つけろ」
エルフナイン「ッ! はいッ!」
ギーツ「それと模造刀…風鳴 翼、
癪だが お前にも礼を言ってやる」
翼「…礼など別に構わない。
私なりの贖罪をしただけだ」
ギーツ「そうか…」
翼「それにしても貴方、友達 作りが下手だなんて
結構 不器用なのね? 彼 以外に友達は いないの?」
ギーツ「なッ…失礼な!
オレにだってチェイサーの他にも友達くらいいるわ!
そういう お前こそ不器用だろ! フロンティア事変で
響を突き飛ばしたり…なんで そういうところは死んだ
表向きの父親の【風鳴 八紘】とソックリなんだよ!」
翼「ッ!
言ったな…私の家庭環境を…お父様の事を…!
私に対して言ってはならない事を…!!
それと…誰が不器用だ!!!」
ギーツ「響の誕生日の時に洗い物の積み上げとか
アルカ・ノイズの特徴として侍の絵を描いたりとか
不器用が人の形してるような奴が何 言ってんだか…」
翼「何を〜!」
ギーツ「殺るかぁ…?」
響「あぁ…折角 仲良くなれたと思ったのに…」
サジタリウス「全く、これじゃあ
いつS.O.N.G.と同盟を結べるのやら…」
仲良くなれそうな雰囲気だったのに再び喧嘩になり、
『やれやれ…』と頭を抱える響とサジタリウス。
翼「やはり私は貴様が…」
ギーツ「やっぱりオレは お前が…」
ギーツ&翼「大っ嫌いだッ!!!!!」
一喝すると同時に『フンッ!』と そっぽを向き、
シンフォギア装者達とギーツ勢力は別れていった。
〜後日/S.O.N.G.〜
翼「やってしまった…」
未来「そう落ち込まなくても」
響「翼さんだけのせいじゃないですよ」
翼「私を救う為に死のうとしてる
奏を説得 出来なかったし、取り戻せなかった。
それどころか小車達と同盟を結べなかったし…」
リア「まぁ創世の力を手に入れて神になった
ギーツを こっちに引き込めなかったのは痛手だね。
ゲームクリアの報酬が入った宝箱も
向こうが全部 持って行っちゃった訳だし」
クリス「フォローしろよ!フォロー!」
失敗が続いて落ち込む翼を慰める装者達。
しかし、もう どうしたら良いのか分からず
何処からか1本の矢文が飛んできた。
翼「なッ!? 何処から飛んできた!?」
あおい「ここはS.O.N.G.の本部…
つまり潜水艦の中なのに!?」
朔也「それに今 水深6000mくらいまで潜水してるから
地上から射っても届くとは思えない!」
エルフナイン「ちょっと分析しますね。ふむふむ…
なるほど、なるほど。矢 自体は普通の物ですが、
矢にコズミックエナジーが付与されています。
恐らく射った時の矢の速さとコズミックエナジーを
組み合わせる事で ここまでワープさせたのでしょう。
このような芸当が出来る人と言えば…」
切歌「射手座の人デスか!?」
調「サジタリウス…!」
マリア「それで その矢文には なんて書いてあるの?」
翼「待ってくれ、えっと…」
弦十郎「どうした?」
緒川「なんて書いてあるんですか?」
翼「…『決着を つけよう』とだけ書かれている」
次回、【なんちゃってデザイアグランプリ】開幕。
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
-
書く
-
書かなくていい