皆様が投票してくれたアンケートの結果
『もういっそ全部やってまえ!』になりましたので
全部やります!とはいえ全部やるとなると
1話じゃ収まりきらないので何話かに分けます。
予定では前編と後編で分けるつもりですが、
無理な場合は中編を挟む事になるかもしれません。
それでは どうぞ。
矢文に書かれた場所に向かうシンフォギア装者(7)、
OTONA(4)、エルフナイン、リアの計13人。
人数の指定が無かったとはいえ、
勝負の内容も分からない戦いにS.O.N.G.の
重要メンバー全員で行く事は無かったのだが、
OTONA達は輪回に対して行った仕打ちも考慮して
全員で行く事を同意。そのまま矢文に書かれた
指定された場所まで向かった。
翼「ここは…廃工場か?」
緒川「罠…という可能性がありますね」
朔也「入った途端にドカンッ!なんて事は…」
ひびきりしら「ヒィッ!」
マリア「ちょっと!」
あおい「怖がらせないで!」
リア「とはいえ、慎重に進んで行こう」
クリス「いざとなったら おっさんが また発勁なりして
瓦礫を打ち砕いてくれよな」
弦十郎「頼りにされるのは嬉しいが…一応 言っとくが
俺も人間だって事を忘れないでほしい」
エルフナイン「ライダーシステムや聖遺物も使わずに
あの身体能力を見ると どうにも…」
未来「忘れそうになるよね?」
ライダーシステムを所持してる面子はベルトを装着。
いつでも変身 出来るよう準備して そ〜っと入り込むと
突然S.O.N.G.の面子がスポットライトに照らされる。
クリス「な、なんだッ!?」
続いてスモークが発生。BGMが流れ、上の段からは
バックライトに照らされて出現する3つの影。
まるでショーでも見せられてるようだ。
?「『なんだかんだ』と聞かれたら!」
?「答えてあげるが世の情け!」
響「この声って…!?」
?「世界の破壊を防ぐため」
?「世界の平和を護るため」
?「愛と真実の悪を貫く」
?「ラブリーチャーミーな敵役」
ここで光の方向が変わり姿がハッキリと照らされる。
創世「安藤 創世!」
詩織「寺島 詩織!」
弓美「板場 弓美!」
創世「時代の主役は私達!」
詩織「我等 無敵の!」
弓美「三人娘!」
三人娘は名乗りを終えて『決まった!』っという
感じになってはいるが_
S.O.N.G.全員「…」
名乗りに対してS.O.N.G.の面子は無反応だった。
ツッコミどころが満載 過ぎて逆に声も出せず
何も言えなくなってしまっていたのだ。
弓美「そんなッ!? 反応 無しだなんて…!」
詩織「照明やBGMのタイミングは完璧でしたのに、
いったい何がダメだったのでしょうか…?」
創世「だから恥ずかしくなるだけだから
こんな名乗り やめようって言ったのに!」///
詩織「そう言って創世さんもノリノリで
ノリにノッてたじゃないですか?」
弓美「やっぱり もう1個の方の
『『なんだかんだ』と聞かれたら!』で、
次の部分を『答えないのが普通だが』
『まぁ特別に答えてやろう』にすれば…」
創世「そういう問題じゃなくて…!」
響「えっと…板場さん?
それに安藤さんに寺島さんも、いったい ここで_」
弓美「_良し、改良するべき反省点を見つけた!
悪いけどTAKE2を始めるから、照明に驚いて
『な、なんだッ!?』の所から やり直して!」
響「ストップ!ストップ!!ストップ!!!
このままじゃ話が進まないんですけど!?
大体なんで ここにいるんですか!?」
弓美「いやいや響、アンタは1度は察せたでしょ?
それとも…コッチの姿のアタシなら分かる?」
未来「そのスイッチは…!?」
弓美「ポチッとな!」
ホロスコープススイッチを見せてから押して
サジタリウスに変身すると装者達は驚くも、
サジタリウスは装者を無視して高所から降り立つ。
〈ウェザー!〉
〈ズー!〉
続けて創世と詩織もドーパントに変身して
高所から華麗に降り立つ。
輪回「驚いたか?
自分達の友達がライダー怪人だったのを知って」
響「輪回さん!? これは どういう…」
輪回「それについては彼女達
三人娘に話を聞いたら どうだ?」
三人娘は変身解除して人間に戻り
装者達に輪回との全ての事情を話した。
弓美をコピーした怪人の友達ロイミュード072の事。
その072が何者かの策略によって死ぬハメになり、
輪回が得意の二枚舌で恨まれ役を買って出た事。
プレゼンターと思わしき存在からスイッチを貰い
ドラゴン・ゾディアーツに変身して輪回を襲うも
返り討ちに遭い、窮地に追い込まれた結果
ドラゴンから覚醒してサジタリウスになった事。
※輪回と三人娘の出会いについては
【外伝 星の巡り合わせ、こぎつねと射手の出会い】を
ご覧下さい。
未来「貴方達の馴れ初めは分かりました。けど、
どうして正体を隠して私達と戦ってたんですか?」
輪回「考えてもみろ、
怪人化とライダー化する共通点が
二課に人体実験のモルモットにされた人間だけ。
友達である響もアンタも、もしかしたら二課が黒幕で
自分達に良いように利用されてるのかもしれない。
事件を引き起こして裏で手を引いてる黒幕が
S.O.N.G.じゃないという確証を得るまで
コイツ等は正体を隠して敵キャラ怪人として
アンタ等の前に立ち塞がっていたのさ」
弦十郎「正体を明かしたという事は、
俺達を信じてくれると解釈して良いのだな?」
輪回「結果的には二課がライブ生存者に何もせずに
自分達の保身の為に真実を隠蔽したから
こうなったんだけどな」
緒川「それに関してはグゥの音も出ませんね…」
輪回「とはいえ、
例えジブンが神となり創世の力を手にしたり、
三人娘にパワーアップアイテムを渡したりしても
今のままでは力不足だと痛感した。
辛い過去の事を忘れてS.O.N.G.と共闘しようと
決めたものの、なかなか踏ん切りが つかずにいた」
弓美「『このままじゃダメだ』と思ったから
メグルは呪われた過去を振り切って前に進む為に
S.O.N.G.に決闘を申し込んだの」
翼「それで あの矢文を…」
輪回「そういう事だ。
てな訳で、この場に役者は全員 揃った。
あとは舞台を作るとしよう」
弓美「あ、ならゲーマドライバー貸して。
アタシがステージセレクトするから」
輪回「…へんな感じにするなよ」
弓美「分かってるって!」
輪回「不安だ…」
詩織「不安ですわね」
創世「不安しかない」
S.O.N.G.全員「(仲間なのに全然 信用されてない…)」
弓美「それじゃあ…ステージセレクト!」
〈ステージセレクト!〉
弓美はゲーマドライバーを装着してホルダーを押すと
画面が表示される。画面が眩しくて装者とOTONAと
その他(エルフナイン&リア)が目を閉じる。
ゲーム画面が眩しくて瞼を閉じてる間に
この場の全員がゲームエリアに転送される。
〈ピーンポーンパーンポーン♪〉
弓美「第5次、異端の戦士 大激突!チキチキ
なんちゃってデザイアグランプリ〜!!」
輪回「このテロップ…
コレ絶対カニファンが元ネタだな」
響「何々ッ!?」
翼「何度か
こんな感じのバラエティ番組に出た事があるな…」
マリア「私も…」
椅子と机と名札といったバラエティ番組のような
セッティングにより困惑していた。
弓美「司会の『美しい弓』こと、板場 弓美とぉ〜」
輪回「え、ジブンも? え〜っと…
『運命という名の小さな車輪を回す者』
小車 輪回です」
弓美「『車輪』? 歯車じゃなくて?」
輪回「急に振られて対応 出来ただけマシだろ」
エルフナイン「あのー!
話を進めてもらってもいいですかー!」
弓美「おっと、
イケないイケない…え〜、さっきも言ったけど、
この【なんちゃってデザイアグランプリ】は
メグルが前に進む為に企画したもの。
手を組んでる間だけでも過去の事を忘れられるように
まずは思いっきり相手と ぶつかろうと思ってね」
弦十郎「なるほど。勝負を通して殴り合い、
相手と分かり合おうという訳か。良いだろう!
そういった催しは俺の腕が鳴るぞ!!」
輪回「_と言っても皆さん、暴力とかは禁止で」
弦十郎「なんだとッ!?」
輪回「だって街とか壊して危ないじゃん?」
翼「何を今更!」
輪回「正直 事後処理が めんどくさい」
クリス「いきなりブッコミやがったぞ…」
輪回「リディアンで事件が起きた時だって、
生徒1人1人の額にメモリーメモリを挿して
記憶を書き換えるの大変なんだぞッ!
危うく通報されかけたわッ!」
調「そんな愚痴を吐かれても…」
切歌「それじゃあ、どうやって戦うデスか!?」
弓美「えっと…対戦方法は…」
マリア「いやいや待て待て待ちなさい!
まさか対戦方法を くじ引きで決める気!?」
未来「別に殴り合ったりする訳じゃないんだ…」
輪回「この用意したクジ箱に
自分達が書いた勝負の内容を入れて、
その取り出したので勝負する。
という訳で全員 書いて箱に入れてくれ〜」
リア「…(ここゲームエリアだし、別に暴れても
あまり街に問題 起きないんじゃ?)」
そう思っていてもリアは口には出さず
勝負の内容を書こうとすると『待った』が入る。
輪回「グローリア、お前には公平にジャッジする
審判の役になってほしい」
リア「言っておくけど、ボクを誘拐しようとした事、
許した訳じゃ_」
輪回「_ほれッ!」
投げ渡された袋をキャッチしたリアは
中を覗くと大量のセルメダルが入っていた。
輪回「それは前金だ。
最後まで審判になって贔屓もせずに
公平にジャッジしてくれたら その10倍は出そう」
リア「引き受けた!」
クリス「オイッ!」
審判も決まり、改めて全員が勝負の内容を書いて
箱に入れ終えると、よ〜く かき混ぜて取り出す。
記念すべき運命の第1戦目は_
1戦目はトランプ勝負の1つでありカジノなどで
よく見かける賭け事 ポーカー。ちなみにチップは
セルメダルで代用している。
輪回「対戦相手は お前か、緒川 慎次。
まぁ未成年が多い装者達に賭け事は教育に悪い。
コッチも同じ理由で最年長のジブンが出る事にした」
緒川「『最年長』? 貴方が1番 若いはずでは?
僕達の調査によれば貴方の現在の年齢は
13…いや、今年で14。学生なら中2の年齢でしたね」
輪回「それは あくまで人間だった時の肉体の年齢だ。
精神年齢は この中じゃ最年長だと断言 出来るね」
緒川「それは いったい どういう意味ですか?」
輪回「まだ仲間でもない奴に
教えるつもりは無い…と言っても、
仲間の弓美 達にもハッキリ伝えてないけどな。
まぁ とりあえず、知りたかったらジブンに勝て」
緒川「そうですか…
それにしても まさか貴方と こういう形で戦うとは…」
輪回「不満か?
それとも またアナザーライダーになって暴走して
周りに被害が出るかもしれない殴り合いが望みか?
忍者なのに街で大暴れして目立ちたいとは…
『忍びなれども忍ばない』ってヤツ?」
緒川「ハハハ…そんな事は考えてませんよ」
輪回「どうだか…」
緒川「思ったのですが、貴方ちょくちょく
人格?キャラ?が変わっているような…」
輪回「…チェイスが死んだのは二課が原因でもあるが
それと同時にオレが真実を話したからだ。
だから その事に後悔したジブンは好意を持った
相手には真実から護り遠ざける為に
仮面を被ってピエロを演じる事に決めたんだ。
まぁ、そうは思っていてもアイツ等の前だと
よく素が出るんだけどな」
緒川「…逆に僕達みたいに好意を持てない相手には
100%素で接するという訳ですか」
輪回「よく分かってるじゃん」
お互い雑談しつつも相手の様子を伺っている。
ポーカーの奥義は人間観察。隠れて相手の様子を伺い
情報を引き出す事を生業とする忍者の緒川と
優れた目による観察力を持つ輪回。
互いに ただ会話してるだけでなく言葉に対する反応を
見逃すまいと『ジッ…』と見ていた。ある時は_
輪回「…(この反応は多分 強い役が揃ってるな。
仕方ない、ここは降りるとしよう)」
また ある時は_
緒川「…(恐らく手札は
時に攻め、時に退き、時に勝負に出る。
そういった感じに一進一退の勝負をしていた。
響「ポーカーのルールは知らないけど、
緒川さんが互角に戦えてる事だけは分かります…!」
弓美「けど頭を使った勝負じゃあメグルに勝てない」
緒川「このままで」
輪回「ディーラー、コッチは2枚チェンジで」
リア「どうぞ」
輪回「…ッ!?」
緒川「ッ…(ポーカーフェイスを崩した?
得意の嘘で僕を化かそうとしている?
それとも低確率の役が出来た…?)」
チェンジしたカードを見た途端、
ポーカーフェイスが崩れて驚いた表情になっていた
輪回を見て緒川は逆に困惑した。
輪回「…ツキはオレに来たようだな。オールイン!」
緒川「…(ポーカーの奥義は人間観察。カードを見て
驚くまでの間、ほんの一瞬ですがラグが ありました。
それは つまり
僕を勝負から降ろさせようとしているブラフ!)
受けます!オールイン!」
リア「では、手札の公開を」
緒川「僕はロイヤルストレートフラッシュです!」
朔也「ポーカー最強の役割!?」
輪回「オレはAのカードが3枚と絵柄が2枚…」
緒川「つまりフルハウスですね? それなら_」
輪回「『僕の勝ち』とでも言いたげだな。
残り2枚の絵札が なんのカードかも見てないのに」
緒川「例え その2枚のカードが
フルハウスはフルハウス。フルハウスじゃ
ロイヤルストレートフラッシュには_ッ!?」
リア「2枚の絵柄のカードの正体は…ジョーカー!?」
輪回「ジョーカーってのは
どんなスートのカードにでも姿を変えられる。
コレで1枚はAにしてAのフォーカード、
さらに もう1枚は そのままジョーカーとして加えた
ロイヤルストレートフラッシュよりも上の役、
ファイブカードの完成って訳だ」
緒川「じゃあ、この勝負の結果は…!」
リア「勝者、小車 輪回!」
輪回「いやいや、まさかチェンジした2枚が
両方ジョーカーとは思わなくて驚いた…と言っても、
一瞬だが脳が理解しきるまで間が空いたけどな」
緒川「アレは演技ではなく素だったんですね…」
翼「緒川さん…仇は取ります」
響「これは所謂、弔い合戦ってヤツですね…!」
未来「いや、死んではないからね?」
翼「次の勝負は得意不得意 問わずに私が出よう!
そして…小車 輪回! 貴様には私との勝負の
相手になってもらおうか!」
輪回「いいだろう…審判、クジを引いてくれ!」
リア「それでは次の勝負は…コレだ!」
輪回「またトランプか、それにしても『ババ』抜き…
この中で最年長の女性と言えば…」
切歌「あおい さん…?」
調「除外されるの?」
あおい「しまった…私 抜きか_って、
何を言わせてるのッ!!」
きりしら「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!!」
あおい からのグリグリ攻撃で
悶え苦しむザババ コンビであった。
輪回「それにしても良かったな模造刀、
緒川 慎次と同じトランプ勝負で。
デッサンとかスケッチとか お絵描き対決とかだったら
戦う前から勝者は決まってたぞ?」
翼「フッ…そうだな、私は絵の腕前にも自信はある。
もし そうだったとしたら私の勝利が確定していたな」
輪回「…今オレは
お前の無自覚さに恐怖を感じてるよ」
リア「もうカード配ってもいい?」
またもや一騎打ちの勝負。
お互い揃ってるカードを捨てて準備を終えると
まずは翼から引き始める。
輪回「次に お前はハートのKを取る」
翼「は? 何を言って_ッ!?」
輪回「そうだな、少しだけ希望を持たせてやろう。
ジョーカーはコレだろ?」
僅かな視線な呼吸の乱れなどから
翼の手札を見破り、神技なカード捌きで
自分の好きなカードを翼に引かせる。
このババ抜き勝負のペースは輪回が握ったまま
勝負は終盤に入る。
輪回「いよいよだ。遊びは終わりだ。
次は お前にジョーカーを引かせた後、
オレが お前のAを取って終わりだ」
翼「くっ…!(コレで引けなければ私達の2敗。
何本 勝負かは分からない以上、
このまま負け続ける訳にはいかない。
だが、どっちだ? どちらを引けば…!)」
緒川「翼さん!」
翼「ッ! 緒川さん…?」
緒川「さっきの会話を思い出して下さい…!」
翼「さっきの会話…ッ!
そういう事ですか、分かりました。
次で決めるぞ、小車 輪回!」
輪回「フッ…笑えないジョークだ」
手札を構える輪回。手前か奥か、運命の2択を
翼はデコピンでカードを弾くと捲られたのは_
輪回「のわッ!?」
Aのカードだった。
翼「残った札は貴方に上げよう。
演じるのに必要なのだろう?
輪回「バカな…!? なんでだッ!」
翼「教えてやろう。さっきの会話で貴方は
『好意を持てない相手には100%素で接する』という
緒川さんの言葉を肯定していた。
私達の前ではピエロを演じてない素…貴方は
その深層心理による無意識で手前には素のAを、
手札の奥の方にはジョーカーを持っていたのさ」
輪回「まさか…オレとした事が…!」
緒川「やりましたね、翼さん」
翼「緒川さん…えぇ、この勝負_」
響「_私達の勝ちですね!」
翼「カッコいいところを取るな立花ッ!!」
1勝1敗の引き分け。だが勝負は まだ始まったばかり。
リアは既に次のクジを引いて勝負の内容を公開した。
弦十郎「またトランプだと?」
リア「誰が どの勝負を書いたの?」
輪回「仕方ない、記憶力ならジブンが_」
弓美「ハイハイ、ストップ〜!」
神経衰弱は記憶力が勝敗を左右する。
なら瞬間記憶能力がある輪回が
3回 連続の勝負になるが挑もうとするも
弓美から止められる。
弓美「メグルは休んでて。
次はアタシ…いや、アタシ達が相手よ!」
弓美はジェミニスイッチを押して
自身の闇人格を分離して召喚した。
エルフナイン「分裂した…コレがリアさんから聞いた
ジェミニ・ゾディアーツの光と闇の人格の分離…!」
闇 弓美「そういう事だから、
そっちも2人で来なさい!」
2対2のタッグバトルを申し込むW弓美。
この挑戦を受けるのは_
エルフナイン「こういった勝負ならボクも戦えます」
クリス「んじゃ、次はアタシ様が出てやるか」
響「えッ!? クリスちゃんが やるの…?」
切歌「大丈夫デスよ、響さん」
調「普段の言動とかのせいで信じられないだろうけど
あの人 頭は良い方だから。怒りっぽい性格のせいで
戦いに活かせてないけど」
クリス「聞こえてっぞ!!」
闇 弓美「神経衰弱で使うトランプはコレ。
ジョーカーは使わない、
チームの点の合計が高い方が勝ち。
あとイカサマはバレたからって
即時 退場は可哀想だからマイナス5ポイントにして
やり直せるチャンスを上げよう」
弓美「スタートはジャンケンで決める」
神聖なるジャンケンの結果スタートはクリスから。
W弓美「「それじゃあ、ゲーム スタート!!」」
クリス「ドーンだ後輩ィ!!!」
エルフナイン「どうしたんですか!?」
弓美「な、ななな…!?」
闇 弓美「ナンノコトカナー?」棒読み
動揺してる弓美達を無視して説明するクリス。
クリス「いや、色々と不可解な点が いくつか。
まず、さっきまで使ってたトランプとは別に
わざわざ違うトランプに変えたのも そうだが、
記憶力がモノを言う勝負で瞬間記憶能力を持つ
あのキツネ野郎に頼らないのが不自然だ。
そして しれっと言ってくれたが、
S.O.N.G.に不信感を抱いてるキツネ野郎だったら
アタシ等がイカサマするかもって疑うかもと考えて
忠告するなら まだしも、疑ってる訳じゃない
お前達が『イカサマがバレても失格にしない』って
前もって言ったのも怪しく思えた」
エルフナイン「それって つまり…」
W弓美「「…」」目を逸らす
クリスは適当にトランプを取って裏面を見せた。
クリス「このトランプ
枠んとこ全部 微妙に違うんだが?
なんか これ数字みたいに見えるんだが?」
W弓美「「…」」脂汗ダラダラ…
クリス「イカサマ トランプじゃねぇか!!!」
S.O.N.G.側も輪回 側もトランプを確認すると全員が
『うわぁ…』『マジか…』といった反応になっていた。
響「え…うっわ。マジじゃないですか…
板場さん せこっ!姑息!周到な準備しておいて
速攻バレるとか恥ずかし過ぎるでしょう!
そんで一応 賭けておいた
いっちばん恥ずかしいやつ!!
あぁ〜恥ずかしい! 私なら もう帰ってますよ!?」
未来「そのくらいにしようね響」
エルフナイン「事前に『イカサマは罰点制裁』と
定めた時点でコレもルール範囲内の行為、
触れてるだけフェアですよ」
闇 弓美「アハハハ! そうさぁ!」
弓美「とあるアニメのイカサマの天才でもある
ギャンブラーだって言ってたんだ!イカサマは
バレなきゃイカサマじゃないんですよ!ヘ〜んだ」
創世「いや、ユミ…」
詩織「バレたんですけどね、貴方…」
_という事で、
W弓美はマイナス5ポイントからスタート。
序盤はクリスとエルフナインがリードするも、
中盤になってW弓美の『場所移動戦略』により
クリス達が せっかく覚えた記憶が飛ばされてしまい
W弓美チームはマイナス分を完済して
S.O.N.G.チームを抜いたのであった。
クリス「やべぇ…このままだと負ける…」
弓美「次は
エルフナイン「…(普通に間違えただけ?
いや、これは もしかしたら)」
闇 弓美「全く、何ミスってるのやら…
まぁ 仕方ない。次のアタシの番で
そのミスを取り返して上げる」
エルフナイン「いいえ、このボクの番で
残りの札を全て揃えます…ファイナルターン!」
弦十郎「ファ、ファイナルターンだとッ!?」
クリス「それ、本気か!?」
エルフナイン「見てて下さい!」
その後、エルフナインは宣言 通りミスる事なく
連続で全ての札を揃えてS.O.N.G.チームが逆転した。
クリス「スゲェ…」
エルフナイン「いえいえ、タネさえ分かれば
こんなものですよ」
クリス「『タネ』?」
W弓美「「ギクッ!!」」
エルフナイン「このトランプカードの柄は
対称的では無いので、こういう風に使えるんです」
エルフナインは他のメンバーにも分かりやすいように
A〜Qの札を並べた。
朔也「あ…そうか!」
あおい「時計の時刻!」
エルフナイン「そうです。
トランプを置く角度で
数字を表す事が出来ます。だから板場 弓美さんは
場所移動戦術も それを隠す為の行動ですね」
響「板場さん…」
W弓美「「…」」
響「せこーーーーーーーーーー!!
せこっ!! 姑息! ちっとも懲りてない!!
恥知らず!! どこで買えるの その図太さ!!
そんでバレて逆に利用されるとか
いっちばん恥ずかしいやつ!!
恥ずかしい!!
これは人として恥ずかしいですよ板場さん!!」
闇 弓美「みないでぇ…」
弓美「だ…だって…」
W弓美「「勝ってメグルに いいところ
見せたかったんだもん!!」」
翼「しかし現実は負けてしまい、
恥ずかしいところしか見せられなかったな」
W弓美「「グボァッ!?」」
天然で放った翼の一言に2人の弓美は吐血した。
W弓美「「死にたいので帰ります…」」
輪回「ここから出て右に曲がり、
そのまま真っ直ぐ向かうと踏み切りがあるぞ」
創世&詩織「余計な事を言うな!!」
どうにか弓美の自殺を止め、
第4戦を始めようとしていた。
マリア「次もトランプ勝負?」
未来「仏の顔も三度までっていうし、流石に…」
リア「第4戦は…コレだ!」
リア「ルールは簡単!
仮面ライダーに登場するキャラクターの格好になって
より再現度が高いチームが優勝!
どれだけ仮面ライダーへの『知識』が あるか!
恥じらいを捨てて、そのキャラクターを
生き写したかのように演じる『勇気』!
そして どれだけのキャラクターへの
『愛』が あるかが勝利の鍵だ!」
マリア「なぜ そこで愛ッ!?」
輪回「やっとトランプから解放された…
ブレイドの統制者でもいたのか?」
弓美「まさかバトルファイトが始まるの!?」
エルフナイン「いやトランプの連続は
単なる偶然かと思いますよ?」
リアから説明を終えると、
それぞれのチームが作戦会議を始めた。
〜輪回チーム〜
輪回「ホムラが自身のホムンクルスのグローリアを
産み出してS.O.N.G.の仲間にさせたのは、
S.O.N.G.に仮面ライダーの情報を渡す事で
知識や情報といった面を強化する為だが、
今回そのリアはジブンが前もってセルメダルを渡して
中立の存在たる審判になってもらった」
詩織「中立の存在である以上、
片方に助言などは出来ないという事ですわね」
輪回「ライダー情報戦となると向こうの勢力の強みは
エルフナインだろうが、流石に変身者の
ファッション センスまで聞くとは思えない」
創世「コッチに有利って訳か」
輪回「そこでジブン達は演技と統一性を加えた
ファッションで勝負する」
闇 弓美「それでそれで!」
弓美「どんなコスチュームにするの!」
輪回「フッフッフ…」
〜S.O.N.G.チーム〜
エルフナイン「リアさんが審判である以上、
ボク達に助言は出来ないでしょう」
響「『クリスちゃんを1日 好きに出来る券』とか
渡したらワンチャン_アダダダダダ…!」
クリス「勝手に人を売るな!」
弦十郎「だが、どうしたら良いのか…」
調「ここは やっぱり頼りになるのは…!」
切歌「アイドルのマリアと翼さんデース!」
マリア「翼はダメよ。
なんたって下着の上下が違っても気にしない_」
翼「言うな!」
未来「こうなったら手当り次第で着ていくしかない」
〜勝負開始〜
リア「それでは輪回チームから どうぞ!」
電車のBGMが流れたと同時に現れる4つの影。
弓美「俺、参上! 最初に言っておく、
俺は最初から最後までクライマックスなんだよ!」
輪回「言葉の裏には針千本 千の偽り万の嘘。
それでもいいなら、僕に釣られてみる?」
創世「お…俺の強さに、お前が泣いた!
な…涙は これで ふ…拭いたれ!」
闇 弓美「アハハ♪最後には僕達が勝つけど良いよね?
答えは聞いてない!」
リア「お〜っと!なんと電王のファッションだ!
1人だけ恥ずかしがっていますが他の面子はノリノリ、
しかもウソつきキャラのウラタロスと輪回が
マッチしていて思わず釣られてしまいそうだぁ!」
輪回「さらに極めつけに…」
白い羽根が舞い散ると現れたのは
高貴なる者の佇まいをしている詩織の姿が。
詩織「降臨…満を持して」
リア「ここで まさかのジークの登場だぁぁぁ!」
輪回「フッ…(勝ったな)」
勝ちを確信していた輪回。だが次の挑戦者
S.O.N.G.チームがスポットライトにより照らされる。
エルフナイン「圧倒的な権限を持った
威厳のある衣装です!」
切歌「確保デース!」
エルフナインが解説を入れつつ、
後ろで緒川がドライブの決めポーズを取りながら
その前を【詩島 霧子】の格好をした切歌が現れる。
エルフナイン「愛に生きる。且つ、
悪の華でもある ご衣装です」
マリア「ごきげんよう、エルフナイン」
次はマリアが【メディック】の衣装で登場。
背後で緒川がハートのポーズをマネてる前で
お辞儀をするマリア。
エルフナイン「キャラクターもチェ〜ンジ!」
調「ゲームゥ、スタートォ〜!」///
恥ずかしさを堪えつつ
【ポッピーピポパポ】として振る舞う調と
後ろでエグゼイドの決めポーズを取る緒川。
今の調は恥ずか死しそうで
リア「どうやらS.O.N.G.チーム、アギレラ様の
変装コスチュームチェンジで挑むようです!」
輪回「(なるほど…
装者達が着込んでエルフナインが解説。
バックで緒川 慎次がポージングを取ることで
少しでも再現度を上げようというつもりか)」
エルフナイン「ネットアイドル デビューです!」
未来「皆のアイドル、未ーたん だよ♪」
【石動 美空】のネットアイドルとしての姿
【みーたん】として振る舞うも未来。
顔から火が出そうだが背後の緒川は心の火を燃やして
ウサギの ぬいぐるみに抱きついていた。
エルフナイン「悪魔と…相乗りです」
翼「ゾクゾクするねぇ_って、ちょっと待て!
何故 私だけ男装なのだ!?」
【フィリップ】の格好に納得がいかない翼だった。
輪回「バストサイズの都合上しょうがないだろうさ」
翼「貴様ァ…今まで犯してきた罪の数を数えろ!」
輪回「今更 数え切れるか!」
リア「S.O.N.G.チームこれで終わり?
今までのを見るに ちょっと『違う』っていうか、
『物足りない』って感じしてならない。
キンタロス役が恥ずかしがってたけど
輪回チームの方が点数 高いよ?」
響「そんな…どうしたら!」
すると突然 会場の証明が一斉に消え、
扉が開かれるとレッドカーペットが敷かれていて
床に設置されたライトが入って来た者を照らす。
全員「ん?」
BGM:威風堂々
何故か威風堂々のBGMとともに入って来たのは
【氷室 幻徳】の格好をした弦十郎だった。
弦十郎「待たせたな」
弦十郎を見ると両チームは瞬時に隠れた。
何故かって?デニムベストにデニム短パン、
ブレードキャップに足袋ブーツ。
何より目立つのは威風堂々と書かれた文字T。
その姿は一目 見るだけで衝撃的だった。
ハッキリ言えば弦十郎の服装がダサいからだ。
弓美「アレって、氷室 幻徳…幻さんの私服!?」
輪回「何故アレをチョイスした…!?」
マリア「想像の斜め上を行く破壊力ね!」
クリス「もはや
どこから突っ込んでいいのか わからねぇ!」
エルフナイン「何故その服を選んだのですか?」
エルフナインは皆に引っ張られて避難したが
外の常識に若干疎い部分があるため
どうして弦十郎の服装で怯えているのか分からず
錬金術師として、解明のために質問をした。
そして、その答えは_
弦十郎「俺を呼んでる気がしたのさ。
羨ましいのか?」
切歌「ヤバいデスって!
本人(ダサい事に)気づいてないパターン デスよ!」
調「きりちゃん、
ここは傷つかないようにオブラートに包んで_」
未来「ダサッ!!」
響「未来!?」
未来「ダサすぎる!」
まさかの未来が皆の気持ちを代弁してハッキリ言う。
すると威風堂々が止まり、証明も戻った。
未来「これ挿絵も無い
小説だから姿 見えなくていいですけど、
映像作品だったら放送事故のレベルですよ?
よくこんなダッサい服着て
皆の前に出て来られましたねぇ」
あおい「あぁ…言っちゃった」
朔也「メタ発言までハッキリと…」
【戦場】を【いくさば】ではなく
【せんじょう】と読める一般常識を持つ彼女も
【弦十郎ショック】により
ブレーキが壊れてしまったようだ。
そしてハッキリ指摘された弦十郎はと言うと_
弦十郎「ダサい? 誰が? 誰? おれ???」
未来「うん…」
弦十郎「フッ…未来 君には見る目がないようだな」
未来「え…?」
クリス「動じてねぇ!!」
動じることなく未来に帽子を かぶせて
リアの元に向かうと近づいてくる弦十郎に びびり、
リアを置いて逃げる両チーム。リアは助けを求めるも
気が付けば弦十郎が目の前に着ていた。
弦十郎「それでファッション対決の結果なのだが…」
リア「あ…あな、貴方がチャンピオンです!」
弦十郎「そうか。これで俺達の3連続で勝利だな。
それで第5戦目に ついてなのだが_」
リア「あぁ…弦さん? その格好のままだと
普通に会話出来る自信がないんで…一旦休憩!!」
なんちゃってデザグラ
現在4戦。
輪回チーム 1勝
S.O.N.G.チーム 3勝
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
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