全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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〜前回までの勝負〜

()レース勝負

()デュエマ

(✓)ババ抜き

(✓)神経衰弱

(✓)ポーカー

()演技力対決

(✓)仮面ライダー キャラのコスプレ対決

()ポンプと風船





〜あらすじ紹介〜

弓美「S.O.N.G.と手を組む為、
メグルが前に進む為に持ちかけた勝負。

アタシ達は三人娘と+αのジェミニ、
そして我等がリーダーたるメグルを含めた5人は
現状 圧倒的に不利な状況であった」

輪回「現在1勝3敗、
このままだとコッチが負けるな…」

響「やったー!
この調子なら板場さん達が仲間になってくれる!」

創世「のわッ!?
私達の あらすじ紹介に入ってきた!?」

弦十郎「なら俺達は すぐにでも本部で
君達の歓迎会が始められるように手配しよう」

詩織「私達が負ける前提で_って、その格好…」

今の弦十郎の格好は
ビニール製の上着を着込んだ全身ピンクに白ブーツ。
さらには服には『親しみやすさ』と書かれていた。

弦十郎「仲間になる以上_」

文字Tの『親しみやすさ』の部分を強調する弦十郎。

弦十郎「_を込めようと思ってな。
何より俺のセンスとベストマッチしている!」

未来「ダサいッ!」

弦十郎「はぁ? ここまで妥協して
俺のセンスが伝わらないのか!」

未来「伝わる訳ないでしょ! この変態!」

弦十郎「『変態』!? 俺の どこが変態なんだ?
どこだ? 言ってみろ!!」

響「未来も師匠も、お願いだから落ち着いて!」

前回の件で完全にブレーキが壊れて遠慮なく
ダサい事をハッキリと指摘する未来と
大人気なくダサくないと否定する弦十郎。
そして その2人を仲裁する響。

創世「はぁ…こんな低レベルな争いも見たくないし、
あらすじ紹介の続きをしよっか」

そんな未来と弦十郎の子供の喧嘩を無視して
あらすじ紹介を続けようとするギーツ チーム。

弓美「改めまして…圧倒的に不利なアタシ達に
逆転なんて出来るのか?さぁ、どうなる【♪178】!」

輪回「この回で今度はコッチが攻めてやる!」

響「絶対 私達が勝ってみせます!」

未来「ちょっと待って、嫌だ!
ピンクマン来ないで!」

弦十郎「いいから着てみてくれ!」

詩織「下手したら
その行動セクハラに あたりますわよ?」



♪178

 

〜本編〜

 

第5戦

デュエマ

 

弦十郎が着こなした氷室 幻徳の私服という衝撃により

1度 休憩を挟み、再開した第5戦目【デュエマ】勝負。

 

輪回「コレ入れたの誰?」

 

調「あッ!? それは きりちゃんが書いてたやつ!

相手側にルールが分かる人いるか分かんないから

辞めといた方がいいって止めたのに…」

 

切歌「だって、他に思いつかなかったデス…」

 

輪回「ジブン達の中でルール知ってる人いる?」

 

弓美「フッフッフ…アタシはアニメで見たから

ルールは知ってる。けど…」

 

輪回「『けど』?」

 

弓美「実物が…カードが無い!」

 

切歌「アタシも無いデス!」

 

調「なんで書いたの きりちゃん…」

 

輪回「仕方ない…」

 

こうしてマナを溜めてコストを支払い

クリーチャーを召喚したり、呪文を唱えたりして

相手を守るシールドを全て破壊して

プレイヤーにトドメを指すカードゲーム

【デュエルマスターズ】が始まった。

(ちなみにデッキは その場で創世の力で生み出した)

 

弓美「平行世界のアタシ達は竜の力を身に纏う竜姫。

だからアタシもドラゴンを使ったデッキで戦う!」

 

切歌「そっちが創世の神なら

アタシは邪神で挑むのデス!」

 

すると空間がガラスのようにヒビ割れていき、

弓美と切歌は先程までいたゲームエリアとは

別の異空間に転送された。

 

?「ようこそ、邪神の世界へ!」

 

調「ここ何処?」

 

緒川「クリーチャーが実体化を…!?」

 

輪回「今の声…コイツは想定外だ。

カードだけのつもりが本物を生み出してしまうとは…

オレの創世の力、我ながら恐ろしくも感じる…っと、

そうこうしている間に_」

 

弓美&切歌「デュエマ、スタート(デース)!!」

 

弓美 VS 切歌のデュエル。

弓美は【ドラゴン娘】のモデルとなった

ドラゴンのカードを中心としたデッキ。

 

切歌は闇と自然の2色のアビスロイヤル

【黒緑アビス】デッキ。

 

リア「実況はボク、グローリアと」

 

輪回「小車 輪回が解説 担当で お送りします」

 

序盤、お互い下準備をしていた。

 

切歌は【極印呪文「インフェギガ」】や

【ボーンおどり・チャージャー】などで

アビスの力の根源たる墓地を肥やしていた。

 

一方の弓美は【メンデルスゾーン】から

【地龍神の魔陣】や【フェアリー・Re:ライフ】で

マナ加速と展開は進んで行き_

 

切歌「邪神の眷属に与えられた能力、

【アビスラッシュ】で墓地から召喚するデス!

 

深淵より出でよ、【邪騎 スベルニル】!

能力で墓地のカードを増やして1枚 回収デス!」

 

リア「出ましたぁ! 邪神アビスベルの

眷属だけが持つ能力アビスラッシュ!」

 

輪回「墓地から召喚して すぐにプレイヤーを

攻撃 出来る闇 文明の速攻 能力だな。

だが、さっき回収したカードを見るに

それで終わりじゃないと見た」

 

切歌「スベルニルで攻撃!

その時、コスト7以上のアビスが攻撃する時、

【革命チェンジ】を発動デス! 回収した切り札、

【アビスベル=覇統(デスベル)=ジャシン帝】と入れ替える!」

 

ジャシン「フハハハッ!

ようやく我の出番か? 待ちくたびれたぞ!」

 

弓美「アレは まさか…本物のジャシン!?」

 

輪回「やっぱりか…!」

 

切歌「そのまま覇統でT・ブレイクするデスよ!」

 

弓美「させない!

さっきのターン【ドラゴンズ・サイン】で出した

【煌龍 サッヴァーク】でブロック!バトルしても

パワーで負けるけど、ゼオス(煌龍 サッヴァーク)の能力で

表向きのシールドを墓地に置いて場に残す!」

 

切歌「むむむっ…ターンエンド。

でも、次は必殺技を発動して一気に決めるデス!」

 

弓美「それは どうかな? そのターン終了時、

マナをタップせずにカードを使った事で

【流星のガイアッシュ・カイザー】をタダ出し!

 

さらにアーシュ(流星のガイアッシュ・カイザー)の登場時能力で2枚ドロー!」

 

流星のガイアッシュ・カイザーと

アビスベル=覇統=ジャシン帝は睨み合っていた。

 

リア「メンチを切ってるガイアッシュとジャシン、

コレはいったい どういう事でしょうか?

解説の輪回さん、よろしく お願いします」

 

輪回「一言で言えば『互いに相性が悪い』からです。

 

暁 選手が先程 言っていたジャシンの必殺技

【終極宣言】は自身のターンの始めにゲーム中に

1度だけ使える能力で、ジャシンの場合ですと

『アビス・クリーチャーを好きな数、

墓地かマナからコストを支払わずに召喚して、

このターン、それらのクリーチャーは

相手プレイヤーを攻撃できる』という小細工 無しで

真正面から速攻で進軍を可能とする能力なのですが、

ガイアッシュには『相手のクリーチャーは出たターン

自分(プレイヤー)を攻撃できない』という能力で

アビス達の速攻は封じられてしまいました。

 

一方で弓美 選手のガイアッシュは

『自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを

4少なくする』という大型クリーチャーを出す為の

サポートに向いた能力に対して、ジャシンには

『相手のコスト10以上のクリーチャーがあれば、

このクリーチャーは離れない』という条件を満たせば

場を離れない無敵 状態になれる能力が あります。

 

そんな訳で、互いに切り札の力を最大限に使えず

両者 相手のクリーチャーを どうにかして

退かしたいと考えているのでしょう」

 

ジャシン「目障りな青トカゲめ…!」

 

☆切歌のゾーン

バトル:アビスベル=覇統=ジャシン帝

シールド:5枚

 

☆弓美のゾーン

バトル:流星のガイアッシュ・カイザー

    煌龍 サッヴァーク

シールド:5枚

 

弓美「ドロー…

(今の手札でジャシンを除去 出来るカードは無いけど

コスト10以上を出さなきゃジャシンは無敵じゃない。

出来ればアーシュの力をフルに使いたかったけど

仕方ない…)今 出来る事をするしかない!

 

【地封龍 ギャイア】を召喚!ギャイ(地封龍 ギャイア)が場にいる限り

相手が登場時能力を持つクリーチャーを出す時、

代わりにマナに送る!」

 

調「きり ちゃんの動きを封じようとしてる…」

 

ジャシン「暁 切歌、アビスに負けは許されんぞ!」

 

切歌「このくらい、どうって事は無いデス!」

 

弓美「ゼオスはドラゴン・W・ブレイカー!

相手のシールドを各ブレイク前に、

自分のシールドを裏向きか表向きかで1枚 追加!

 

さらにアタック・チャンス発動!

呪文【天ニ煌メク龍終ノ裁キ】を唱えて

ジャシンをフリーズさせてゼオスをアンタップ!

唱えた このカードは表向きでシールドに重ねる!」

 

弓美:シールド5枚(表向き3枚)

 

切歌:シールド3枚

 

切歌「S・トリガーは…無しデス。

けど、ジャシンの能力でシールドが割られる度に

相手のクリーチャーを選んで破壊するデス!」 

 

弓美「ゼオスの能力で味方が場を離れる時、

代わりに表向きのシールドを墓地に!」

 

弓美:シールド5枚(表向き1枚)

 

切歌:シールド3枚

 

弓美「破壊から耐えたところで、

もう1度ゼオスで攻撃&アタック・チャンス!

攻撃と同時に表向きのシールドを増やす!」

 

弓美:シールド5枚(表向き4枚)

 

切歌:シールド1枚

 

切歌「トリガーは無し…

でも、もう1度ジャシンの能力で破壊するデス!」

 

弓美「こっちもシールドを墓地に!」

 

弓美:シールド5枚(表向き2枚)

 

切歌:シールド1枚

 

弓美「もういっちょオマケに

ゼオスで攻撃&アタック・チャンス!」

 

弓美:シールド5枚(表向き4枚)

 

切歌:シールド0枚

 

弓美「トドメ_」

 

切歌「S・トリガー発動デス!

本日のスペシャルゲストの ご登場デース!」

 

弓美「ス、スペシャルゲスト!?

もしかして今、ハートがウィンウィンしてる?」

 

切歌「その通り、ハートがウィンウィンしてるデス!

まずはジャシンの能力で破壊するデスよ!」

 

弓美「何度やっても同じだ!」

 

弓美:シールド5枚(表向き3枚)

 

切歌:シールド0枚

 

切歌「そしてスペシャルゲスト!アタシ達

シンフォギア装者の歌を聞くデスよ!

呪文【ドレミ団の光魂Go!】で

相手のクリーチャーを全てタップするデス!」

 

弓美「ぐぬぬ…ターンエンド!」

 

切歌「アタシのターン…行くデスよ、終極宣言!

登場時 能力は使えないデスけど、墓地とマナから

アビス達を出して速攻するデス!」

 

アビス達「アビス…! アビス…!!

アビス…!!! アビスラッシュ!!!!!」

 

切歌のバトルゾーンには登場時 能力を持たない

【ブック=ラギルップ】×3

【ディッシュ=ウィッシュ】×2

【深淵の三咆哮 バウワウジャ】×2

【ガ:ナテハ】×2

【ド:ノラテップ】×1

【ハニー=マーガニー】×1

【オ:ドユニワ】×1

【ア:ニーオ:マクア】×1

13体ものアビスの軍勢が現れた。

 

弓美「『使えない』って、そもそもギャイの能力で

マナに送られないように登場時 能力が無い奴等しか

出してないじゃないッ!!」

 

切歌「あ、バウワウジャの能力は

『タマシードが出た時』だから

マナには行かないデスよ?」

 

弓美「能力の穴を突いてきたか…けど、

まだアタシにはアーシュが…ガイアッシュがいる!」

 

切歌「だったら まずは墓地から

呪文【絶望と反魂と滅殺の決断】を唱えて

パワー8000のガイアッシュ・カイザーを選んで

『パワー−4000する』を2回 選んで破壊デス!

パワーをマイナスして0以下にする破壊からは

誰も逃れられないのデス!」

 

弓美「アーシュがぁぁぁ!!!」

 

調「これで攻撃できる!」

 

ジャシン「全軍、出撃!」

 

切歌「まずはバウワウジャでT・ブレイク!

その時、相手クリーチャーを1体 破壊!」

 

弓美「表向きのシールドを墓地に置いて生き残る!

そしてS・トリガー!呪文【龍脈術 水霊の計】で

ア:ニーオ:マクアを山札の下に!」

 

切歌「それだけじゃあ止まらないデスよ!

まだ こっちには攻撃 出来るのが11体もいるデス!

もう1体のバウワウジャでブレイク&破壊デス!」

 

弓美「破壊されるクリーチャーは

表向きのシールドを墓地に置いて生き残るけど、

最後のシールドが…! お願い…ッ!

S・トリガー発動!【ブレイン・スラッシュ】で

墓地からアーシュを復活させて2枚ドロー!

さらにアビス達の進撃を止める!」

 

切歌「届かなかったデスか…ターンエンド。

でも、アタシの場にはブロッカーがいて、

手札には奥の手も あるのデス」

 

弓美「アタシのターン、ドロー!

まずはギャイの能力でマナゾーンから召喚する!

相手クリーチャーの数だけコストを減らして

【メガ・マグマ・ドラゴン】を1マナで召喚!

 

さらにメガ(メガ・マグマ・ドラゴン)の登場時、

敵味方 問わずパワー5000以下を全て破壊する!」

 

切歌のバトルゾーンにいるブック=ラギルップ、

ディッシュ=ウィッシュ、ガ:ナテハ、ド:ノラテップ、

ハニー=マーガニーが破壊される。

 

切歌「デデデデース!?

アタシのブロッカーがぁぁぁ!!!」

 

弓美「そんでもって【悪魔龍 ダークマスターズ】!

すず(悪魔龍 ダークマスターズ)の効果で相手の手札を見た上で

カードを3枚まで捨てさせる!

【革命0トリガー】を持つ【デス・ザ・チョイス】と

【革命の巨石】と【革命の裁門】を捨てさせる!」

 

切歌「あ、終わったデス…」

 

弓美「アーシュで、ダイレクトアタック!」

 

切歌「デース!?」

 

弓美「アタシのWIN(ウィーン)!」

 

リア「勝者、板場 弓美!!」

 

弓美「まぁ、アタシに かかれば こんなものね」

 

詩織「ナイスでしたよ!」

 

創世「とか言ってギリギリだったじゃん」

 

響「アレ? 切歌ちゃんは?」

 

調「なんか、【邪神タイム】ってのを受けてる」

 

輪回「そりゃあ負けず嫌いのジャシンが入ってる

デッキを使って負けたから…まぁ、しばらくしたら

戻ってくるだろ?」

 

その後、邪神の世界から帰ってきた

切歌は何故か やつれていた。

 

調「ん? ジャシンは どうしたの?」

 

切歌「どっかに行っちゃったデス…」

 

輪回「何ッ!?」

 

リア「じゃあ帰って来た事だし、

6戦目を発表しますか!」

 

輪回「さらっと流そうとするな!」

 

リアはジャシンが野放しになってる事を無視して

そのまま第6戦目を進めた。

 

 

 

 

 

第6戦

演技力対決

 

この勝負は演技が得意な詩織が書いたらしく、

自信満々で出て行くとS.O.N.G.側はマリアが出る。

 

具体的な勝負の内容は分からないが、

フロンティア事件でフィーネを名乗った彼女なら

『演じる』勝負になら勝算があると考えたのだろう。

 

詩織「トップアーティストと演技で戦えるなんて

光栄に思います。勝敗は どうあれ、正々堂々と

そして悔いのないように全力で挑みたいと思います」

 

マリア「え? えぇ…(正直 響や未来の友達でも

小車 輪回の仲間になってガイアメモリを使って

ドーパントに変身したからには毒素とかで精神に

何かしらの悪影響が起きてるかと思ってたけど、

なんともない?)」

 

リア「それでは、この演技力対決についての

具体的な勝負の内容を発表します!」

 

マリアは詩織の反応を見て1瞬 戸惑うも、

リアは気にせず第6戦目のルール説明を始めた。

 

リア「その名も【やせがまんデス マカロン】!

ABCの皿にあるマカロンの内、

1つはハバネロソースたっぷりのデスマカロン。

相手が食べたデスマカロンが どれか当てた方が勝ち」

 

輪回「ジブンの手作りだ。相当 辛く作ったからな、

常人には耐え難い辛さのマカロンを食べても

表情に出さないように隠し通せるかな?」

 

調「『常人には耐え難い』って、

そんなに辛いのを…!」

 

切歌「マリアは これから食べるデスか!?」

 

クリス「どんだけ辛いんだよ…!」

 

輪回「実食するか?」

 

響「あ、じゃあ私いただきます!」

 

クリス「_って、おい! ちょっとは警戒しろよ!」

 

響「あ…ちょっと甘さの中から、

ちょっとピリッとしてて美味しいかも…」

 

輪回「ん?

間違えてハバネロソースの量を少なめにしたか?」

 

クリス「お前なぁ、渡されたからって簡単に_」

 

響「ま、まぁまぁクリスちゃん…そうだ!

お小言の前に このマカロンでも食べてよ!

美味しくって怒りも収まるよ きっと」

 

クリス「モガッ!?」

 

説教から逃れようと食べかけのマカロンを

クリスの口に無理矢理 押し込む響。未来は身体から

黒いオーラを出しながら嫉妬の目で見ていたが_

 

クリス「ゴホッゴホッ! オ゛ェェェェェ!!!

み、水! 水ッ!! 水ぅ〜!!!」

 

デスマカロンを食べたクリスは

苦しみながら水を求めていた。

 

未来「響、多分このあとの説教は長いよ?」

 

響「うぅ〜…」

 

『怒りが収まる』どころかクリスの怒りのゲージを

MAXまで上げてしまった響だった。

 

調「あんなに辛いのに

顔色1つ変えずに食べれるなんて…」

 

切歌「ネフィリム並みの悪食デスね」

 

翼「この勝負、立花が受けた方が勝つのでは?」

 

未来「響は隠し事が下手ですから

すぐにバレますよ」

 

詩織「ご覧の通り、分かりやすくて いいでしょう?

生理現象を我慢する事は演技の基礎でいて

最も難しい類でありましてよ?」

 

創世「どんなものでも、

『基礎』が意外と難しかったりするからなぁ…」

 

輪回「怖いなら投了しても構わないぞ?

こちらの不戦勝って事で楽に終わる」

 

マリア「…いや、今は こっちが勝っている!

追い抜かせるようなマネは させない!」

 

早速Aのマカロンから実食を始めると

マリアは表情を変えなかったが、

詩織の方はまるで狂犬のように唸りながら

堪えている表情をしていた。

 

詩織「ヴゥ…グゥ…!!」

 

マリア「…(いきなりデスマカロンに当たったの?

でも自分から持ちかけてきた勝負なのに

初手で こんなミスをするとは思えないけど、

あの苦悶は演じてるようには見えない…)」

 

その後、両者はBとCのマカロンを食べたものの

お互い特に表情を変えず答え合わせの時間となった。

 

リア「それでは、お二方の答えを どうぞ」

 

詩織「Bですわ」

 

マリア「…(残り2つのマカロンを食べても

特に反応は無かった。彼女を嘘偽りに思えない

苦しみ表情に変えたのは やっぱり…)Aの皿」

 

リア「答えは…」

 

詩織&マリア「ゴクリ…」

 

リア「両方ともBの皿です!という事で

勝者は輪回チームの寺島 詩織さん!」

 

マリア「そんな…!?

あの表情は偽りのモノとは思えなかった。

だとしたらAのマカロンを食べた時、

貴方は何に苦しんでいたというの!」

 

輪回「そりゃあ あんな顔にもなるだろ?だって…」

 

詩織「ッ!?」

 

輪回は詩織の手首を掴んでポケットに隠していた手を

引っ張り出すと指が真っ赤に腫れていた。

 

輪回「あの表情を作る為だけに

自分の指を自分で折ったんだからな」

 

輪回の言葉に全員が『マジかッ!?』となっていた。

それを聞いた弓美はアクエリアスに変身して

急いで詩織の指を治療した。

 

詩織「よく見抜けましたわね」

 

輪回「それはコッチの台詞だ。

どうやってマリア・カデンツァヴナ・イヴが食べた

デスマカロンを見抜いたんだ?」

 

詩織「流石『アイドル大統領』とまで

呼ばれるだけの事は あります。

マリアさんの表情から反応は読み取れませんでした。

 

ですので咀嚼の回数を数えて1番 少なかったのを

選んでみました。あんな暴れても おかしくないくらい

辛い食べ物、長時間 口に含まないと思いましたので」

 

創世「実際 食べたキネクリ先輩も まだ暴れてるし」

 

マリア「いや、アレは ただ単にデスマカロンを

無理矢理 口に入れた響を追いかけ回してるだけよ」

 

クリス「ほのハバあえなぁぁぁ(このバカたれがぁぁぁ)!!!」

 

響「ごめんなさ〜い!!!」

 

デスマカロンを食べたマリアとクリスと響の口腔を

アクエリアスで治した後、第7戦目の札を取り出した。

 

 

 

 

 

第7戦

ポンプと風船

 

あおい「はい、あったかいもの どうぞ。

口直しになるといいけど」

 

クリス「ありがてぇ…」

 

マリア「助かるわ」

 

リア「【ポンプと風船】って

呼び方じゃあ面白さを感じないなぁ…よし!」

 

リア以外の『ん?』となっていると

改名した勝負を発表した。

 

リア「これより【何回でもシコシコしてよくて、

でも最低一回はシコってしなくちゃいけなくて

限界に達した人が負けっていうゲーム!】を

始めたいと思います!!」

 

このゲーム名を聞いた途端、

全員が『ブーッ!?』と吹き出した。

珈琲を飲んでたクリスとマリアは 咳き込んでいた。

 

朔也「なんで そんな名前に!?」

 

リア「やる気を出してくれるかと思って!

特に男の人達が!」

 

輪回「狙って言ってやがる…レディが多いメンバーで

そんな名前にしたら入りづらいわッ!」

 

弓美「なら代わりに

アタシ達が出てやろうじゃない!」

 

未来「だったらコッチのメンバーは…」

 

翼「私が行こう。

こういったのはバラエティ番組で経験がある」

 

朔也「司令達が出てるのに

俺達が出ない訳には いかないか」

 

あおい「そうね」

 

リア「じゃあ順番は…またクジかな?」

 

クジによる結果、順番は

弓美→翼→朔也→あおい→詩織→創世 となった。

 

リア「それじゃあ順番も決まったので、

ゲームスタート!」

 

順番でポンプで風船を膨らませていく面子。

どうせボール程のサイズになったら破裂するだろうと

全員 余裕こいていたが_

 

朔也「いや結構 膨らむな!?」

 

リア「特大サイズを ご用意させて いただきました!」

 

気づけば風船のサイズは

気球にも引けを取らない程に膨らんでいた。

 

リア「さぁさぁさぁ! 風船が至近距離で破裂しても

腰も抜かさずにいられるのか? Are You Ready?」

 

あおい「ダメです!

(こんなの目の前で割れたら絶対 腰 抜かすッ!!)」

 

それでも参加してしまった以上、

最低1回はポンプを押して空気を入れるしかない。

 

翼「フッ…皆は こんなものの何が怖いというのだ?

私達は こんな風船より危険な敵と幾度となく

戦ってきたではないか? 膨らませるくらい…ッ!」

 

目の前まで行くと、

その圧倒的な大きさに翼は怖気付いてしまう。

 

翼「…(嫌だ嫌だ怖い!絶対 嫌!ホントにやめてよ!

『やる』なんて言わなきゃよかった…

これの何が楽しいの!?

もう嫌だ助けて緒川さぁぁぁん!!)」

 

緒川「ッ!」

 

翼のSOSを感じ取った緒川は

どういう訳か その場から離れていった。

 

輪回「ホラホラどうしたぁ?

防人さんよぉ…まさかビビッてるの〜?」

 

翼「ッ…!」

 

煽ってくる輪回。言われるがままなのが気に入らず

翼は覚悟を決めて空気を入れた。

 

翼「はい、次!」

 

朔也「大見得を切ったわりに1シコですか?」

 

翼「ビビリの藤尭さんが言うじゃないですか」

 

朔也「『ビビリ』ですか…

そうですねぇ。まぁ、見てて下さいよ。

 

大事なのは目を逸らさない事。よく見れば何も怖く…

(よく見たら めっちゃ怖いわコレ!)」

 

心の中で絶叫する朔也。

 

朔也「(隙を見て帰ろう…!)」

 

そして なんとか空気を入れると すぐに逃げ、

あおいに 託したのだった。

 

詩織「そう言っておきながら

貴方も1シコじゃないですか」

 

創世「気を引き締めた方がいいよ。

次は私達の番、それも3連続…!」

 

どうにか あおいの番で割れる事を祈る三人娘。

すると音も無く緒川が現れた。

 

緒川「差し入れを持ってきました。

ミカン食べます?(柑橘類に含まれるリモネンには

ゴムを溶かす作用があり、風船に汁が付着すれば

即 破裂する_)」

 

詩織「あ、私達の番が来たので後で いただきます」

 

緒川「くっ…!」

 

詩織が空気を入れ終えると次は創世の番。

やはり大きな風船を目の前にすると

恐怖で身体が震えてしまう。

 

創世「…よし、割れなかった! このまま_」

 

弓美「創世なら まだイケるって!」

 

創世「えぇッ!?」

 

弓美「もっと行ってみよー!」

 

創世「ちょ、待って_」

 

輪回「イッテイーヨ!」

 

創世「えぇ…あぁ、もう! どうにでもなれ!!」

 

弓美「まだまだイケる!」

 

創世「でも…!」

 

弓美「からの〜!!!」

 

自分の番で割れるのが怖くて

さらに空気を入れるように勧める弓美。

創世はヤケになり涙目になりつつ空気を入れ続ける。

耳を塞いで応援する弓美を見て『こいつクズだな』と

誰もが思った瞬間だった。

 

輪回「うんうん…(こういう黒い部分が

ジェミニを成長させるんだな)」

 

創世「あ…! あ…!! あ…!!!」

 

翼「今まで戦場で戦い生き延びてきた

戦士としての器を見せてみろ!」

 

朔也「恐怖の数だけ勇気に価値が生まれる!」

 

あおい「それが強さよ!」

 

全員がノッた。

 

創世「…こんなもんでいいか。

これ以上はダメな気がするし」

 

緒川「…こうなったら」

 

輪回「ッ!」

 

弓美の番が回ると、緒川は離れた場所へと

移動したと同時に吹き矢を取り出す。

 

緒川「…(コレも全て_)」

 

輪回「『コレも全て翼さんの為に』ってか?」

 

緒川「ッ! 輪回さん…」

 

輪回「さっきのミカンの差し入れといい、

そうやって また間違いを正当化する気か?

 

天羽 奏が死んで、ショックで周りが見えてなかった

模造刀がバイクでチェイスを轢き殺した罪を

オレに着せた時と同じように」

 

緒川「…ごめんなさい」

 

輪回「…2度目は無いぞ?」

 

それだけ言うと輪回は

緒川から吹き矢を奪い取って握り潰した。

そして場面が変わりポンプの方はというと_

 

弓美「(やっぱり翼さん怖いんだ…けど、

こうやって勝負をする事になった責任は

自分にあるからって こらえて 参加して…そうね。

 

そもそも この勝負はS.O.N.G.と手を組む事を渋ってる

メグルが自分で前に進もうと始めたモノ。

丁度3対3だし、ここでアタシが風船を破裂させて

わざと負けて勝負を終わらせるのが1番…)」

 

わざと負けようと思った弓美だが、

目の前の風船を見た瞬間フリーズしてしまい、結果_

 

弓美「ハーイ! 次、翼さんのバーン!」

 

翼「えぇッ!?」

 

目の前で破裂してほしくないあまり、

先程までの考えを180℃改めた。

 

弓美「はい…頑張って下さいね…」

 

翼「うッ…うぅ…」

 

涙を こらえて ポンプに手を添える翼。

すると後ろから響、クリス、マリアの声が。

 

クリス「お、ミカンあるじゃんか。

さっきのコーヒー吹き出しちまったから

口直し出来なかったんだよなぁ…」

 

マリア「このミカンで口直し しましょう」

 

響「私も いただきまーす!」

 

ミカンを食べ始める3人。

ミカンの皮を剥くと風船の方に汁が飛んでいった。

ここで おさらい、柑橘類に含まれるリモネンには

ゴムを溶かす作用があり、風船に汁が付着すれば_

 

パーン!!!!!

 

破裂して周囲にいた三人娘、シンフォギア装者、

エルフナイン、OTONA達が吹っ飛んでいった。

無事だったのは離れた場所にいた審判のリアと

輪回と緒川だけだった。

 

リア「今回の判定は難しいな…」

 

輪回「破裂の原因は

このマネージャー忍者が持ってきたミカンだ。

不正しようとしたんだからオレ達の勝ちだろ?」

 

緒川「ですが、響さん達がミカンを食べ始めた時には

僕は もう不正をする気は無かったんです!

ですのでコレはアウト ギリギリのセーフですよ!」

 

輪回「いや普通にアウト…っていうか、

コレもう完全に頭 直撃のデッドボールだろ?」

 

リア「じゃあ今回は引き分け、ドローだ。

次の勝負を最後にして それで勝者を決めよう」

 

輪回「…仕方ない。で? ラストバトルは?」

 

 

 

 

 

第8戦

レース

 

輪回「ッ!? フフフ…ハッハッハッ!

まさか最後の勝負でジブンが書いたのが来るとは…」

 

緒川「貴方が書いた勝負…!?」

 

輪回「全員の意識が戻ったら各々のチームは

乗り物を準備してレースを始めるぞ!」

 

こうしてS.O.N.G.と輪回&三人娘の

最後の戦いが始まろうとしていた。

 




やっぱり中編を挟む事になりました。
次回、後編のレース回を お楽しみに!

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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