全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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輪回「5000年前の前世の記憶を持ち、
仮面ライダー 兼 創世の神となった男
小車 輪回は、自分の存在が分からなくなり
S.O.N.G.と全面的に戦いに挑んだものの
結果は『勝ち』とも『負け』とも
言えないものとなってしまったが、
それでも輪回は悩みや迷いを振り切って
前に進む事が出来たのだった」

創世「グルグルがS.O.N.G.の人達や翼さんとの仲が
少しは改善されたようで良かったよ」

輪回「まぁな。この間なんか模造刀_風鳴 翼に
御詫びも兼ねたプレゼントも渡したからな。
ありがた迷惑みたいで怒られたけど…」

詩織「大事なのは その気持ちですよ!
ナイスです! ですが『ありがた迷惑』とは
いったい何を渡したのですか?」

輪回「『胸が大きくなる薬(胸筋)』をな」

弓美「いや、【1○○カノ】かッ!」

輪回「いやいや弓美さんや、
零を丸の伏せ字にしても あまり変わらないぞ?」



♪187

 

〜数日後〜

 

輪回「『特訓』といえば、やっぱ『ジープ特訓』だろ!

ヒャッハー!! 走れ走れぇ〜!!!」

 

響「やめてください輪回さん!」

 

未来「本気で目が血走っている…

アレは芝居じゃない。 本当に殺しに来てる!」

 

創世「コレ絶対ユミの影響だよね!?」

 

詩織「でなければ輪回さんが

あんな暴君じみた真似しませんよ!」

 

弓美「ごめんなさぁぁぁぁぁい!!!!!」

 

ギアを纏ってない装者 達をジープに乗って

世紀末の如く叫びながらも追いかけ回す輪回。

『特訓』と言っているが、三人娘と装者 達が

何故こうなったかというと数時間前に遡る。

 

 

 

 

 

〜数時間前〜

 

輪回「はい。あの時(♪181)渡そうと思ってた

メックヴァラヌスを纏う為に必要な変身アイテム

【ドラゴンブレス】だ」

 

輪回はジャアクドラゴンのワンダーライドブックから

メックヴァラヌスを作り上げて

三人娘にドラゴンブレスを渡していた。

 

弓美「おぉ…!

コレでアタシ達は【竜姫】になれるのね!」

 

輪回「そうだ。今日から お前等 三人娘は

明日を守る友達 以上、ヒーロー未満な戦士だ!

 

さらにオリジナルには無い機能も付けておいたぞ」

 

弓美「えッ! 何々?」

 

輪回「神話だとアジ・ダハーカは

千を超える魔法を使えたらしい。

だからエルフナインを通して魔法使いのケミー、

クロスウィザードに協力を要請して

いくつか魔法も使えるようにしておいたぞ」

 

創世「ま、魔法!?

ウィザードとか見て存在は知ってたけど

自分達が使える日が来るなんて…!」

 

詩織「どんな魔法が使えるのでしょうか?」

 

弓美「とりあえず

呪文っぽい感じの台詞を片っ端から言ってみよう!

例えば…『エメンタール』!」

 

創世「えぇッ!?

えぇっと…『サン・ネクテール』!」

 

詩織「『ヴァランセ』!」

 

輪回「『ゴルゴンゾーラ』!!」

 

未来「いや、それ全部チーズの名前!

確かに呪文っぽい名前してるけど!」

 

輪回「次はス○バのメニューとか どうだ?」

 

クリス「あの注文は聞いてると

確かに呪文に聞こえなくもないが…」

 

響「シンフォギアの数少ない

ツッコミ担当のクリスちゃんが機能停止した!?」

 

クリス「そう思うなら お前等ボケんな!

ツッコミどころ多過ぎて処理しきれねぇんだよ!!」

 

輪回「あ、そうそう忘れるところだった。

マリア・カデンツァヴナ・イヴ、

お前の事も人質にして迷惑かけたから

御詫びの品を渡したいんだが…何か希望は?」

 

マリア「え? えっと…

今のところ思いつかないから今は無しで大丈夫よ」

 

輪回「そうか…分かった。

なんだったら『貸し1』って事にして

何かしら厄介事の手助けしたり、創世の力で世界を

お前 好みに創り変えるのも有りだからな」

 

マリア「そこまでしなくてもいいわよ!?」

 

調「けど…メグルの力が あれば、

マムも健康な状態で生き返ったり?」

 

マリア「ッ! 確かに それは魅力的ね…」

 

少しずつだが装者 達との仲も良くなっていた。

 

朔也「良かったんですか? この間の件、

彼に なんの処分も与えず お咎め無しで終わって」

 

弦十郎「…いつの日か

彼には罪滅ぼしをしたかったのさ」

 

あおい「だから何処にも報告せずに

最初から無かった事にしたと?」

 

エルフナイン「守るべき子供 達の助けを求める声を

無視して自分 達の保身に走った結果ですからね。

 

今回 起こった事は

狐が化かして見せた幻覚。全て『ウソ』だった。

そういう事にしようという訳ですね?」

 

弦十郎「そういう事だ」

 

あおい「とことん甘いですね」

 

朔也「だな」

 

緒川「彼は前世の記憶を持っているからか

精神年齢は僕達よりも『大人』だと言っています。

ですが それでも肉体は14歳の『子供』です」

 

弦十郎「そして『子供』なら俺達『大人』の出番だ。

 

子供は時に、大人になるまでの道を歩むまでの過程で

転んで間違いを犯してしまう。

 

だが子供には まだ責任を取れるだけの力は無い。

だから俺達 大人が ちゃんと守らなければならない」

 

緒川「とはいえ、僕達がした事に比べたら

完全に償えた訳ではないですからね…」

 

弦十郎「そうだな…それに彼の話が本当なら

俺達が追い込んでしまったせいで、生き延びる為に

多く命を奪ってしまったようだからな…」

 

エルフナイン「もしかしたら

未解決になってる事件の犯人は_」

 

弦十郎「_この話は もう終わりだ!

 

…よし! 彼女達メックヴァラヌスの誕生と

輪回 君の為に改めて誕生&歓迎パーティーを開こう!

リア君、バースデーケーキを用意して…リア君?」

 

緒川「そう言えば

『見つからない』という話になってましたね。

何処へ行ったのでしょうか…」

 

エルフナイン「確か最後に会ったのは…」

 

マリア「私ね。Aホムラによって復活させられた

フィーネがアークに変身したから一緒に戦って…

その後は輪回を追いかけに行ったから見てないわね」

 

弓美「アニメだと、こういう目を離した時とかに

最悪な展開になってたりするもんなのよね。

洗脳や闇堕ち なんかで 敵サイドになったり…

よし、ダスタード達に探させよう!」

 

輪回「よし、捜索は任せた。 それと風鳴 弦十郎」

 

弦十郎「な、なんだ?」

 

輪回「お前にも まぁ…今回の件の詫びと、

それを無かったことにしてくれた礼だ」

 

『ゴーン!』と鐘の音が鳴ると輪回の手には

ゼロワンドライバーが収まっていた。

 

輪回「まだ変身した姿は見てないが

一応ランペイジにまでは なれるんだろ?

 

もしもショットライザーが壊れたりした時は

コレでローンウルフになるといいさ」

 

エルフナイン「ですがゼロワンドライバーを使うには

何処かの会社の社長にならないとダメなのでは?」

 

輪回「そこは創世の力で都合よくな」

 

弦十郎「ありがとう。それと…すまない」

 

輪回「…正直まだ完全には許せない」

 

弦十郎「…」

 

輪回「けどアンタ等は子供 扱いするが

ジブンも立派な大人だからな、

これ以上 駄々を こねる訳には いかない。

この事件が解決するまでの間は目を瞑ろう」

 

弦十郎「ッ! それは助かる!」

 

ワイワイと騒ぎ盛り上がり話が弾んでいたのだが

少し時間が経つと本題に入った。

 

輪回「さて…途中で なんやかんや あったが、

ジブン達は仲間になった。だが…

今のままだとホムラ達には勝てないだろう」

 

装者「…」

 

輪回「仮面ライダーの力を持つジブンは

ホムラ達に喰らいつけるかもしれないが、

それだけだと決定打に欠ける。

 

ジブンが手に入れた創世の力なんて

チート級の能力によって創造したとしても、

奴の破壊の力には追いつけないだろう」

 

切歌「チート能力でも勝てないデス!?」

 

響「やっぱり話し合いだと解決 出来ないの?」

 

輪回「『和解』するにしても、『倒す』にしても、

あの男は1度 戦わなきゃ話を聞く耳すら持たない。

アイツと話がしたくても『ホムラと戦う』という道は

どうやったって避けて通る事は出来ない。

 

だから必須となるのは

アイツ等と対等に渡り合えるだけの『力』と

その力に溺れず飲み込まれない『強さ』だ」

 

弓美「流石の こぎつね ちゃんも、

ホムラ相手だと慎重になるわね」

 

輪回「『こぎつね ちゃん』呼びは やめんかい」

 

響「『力』の方は

前に私達がギーツのバックルを使えたみたいに

また創世の力を使えば出来るんじゃ?」

 

輪回「確かにジブンなら『力』の方は解決 出来る。

だが、『強さ』の方を先に解決しないと

また黒くなって暴走するかもしれないぞ?」

 

未来「それじゃあ どうすれば…?」

 

輪回「知れた事…強くなる為にする事は『特訓』だと

昔から相場は決まっている」

 

弦十郎「なるほどな…君の提案だが_」

 

いつも通り弦十郎は革ジャンを脱いで文字Tを見せる。

 

『賛成だ』

 

朔也「いや口で言え」

 

あおい「いつ仕込んでるんですか?」

 

そうして『特訓』が始まり、冒頭に戻るのであった。

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

そして現在。

全員が『特訓』という名の『拷問』に合い、

今にも死にかけていたのだった。

 

全員「「「「「ぜぇ…!ぜぇ…!!ぜぇ…!!!」」」」」

 

輪回「それじゃあ15分くらい休憩を取ったら

『ジープ特訓』の続きを_」

 

全員「「「「「待て待て待て待てぇぇぇ!!!!!」」」」」

 

続けようとする輪回の言葉を聞いた途端、

全員が『殺す気かッ!?』と目で訴えていた。

 

輪回「えッ? 何…? まさか、ハードだった!?」

 

調「ハードとかってレベルじゃない!」

 

切歌「死人を出す気デスか!?」

 

翼「やはり私を殺そうと…!」

 

輪回「待ってくれ、そんなつもりは無かったんだ!」

 

翼「私に対して殺意 剥き出しで追い回しておいて

その言い訳は苦しいし、無理があるぞ!!」

 

弓美「もうちょっと、優しめに…」

 

マリア「せめて徐々にハードルを上げていく

やり方にしないと確実に死人が出るぞ!!」

 

輪回「えぇ…じゃあ…体育の授業でも ある

反復横跳び とかは どうだ?」

 

創世「良かった普通の運動だ」

 

輪回「じゃあジブンの手本を見てマネしてくれ」

 

それだけ伝え終えると輪回は急に3人になった。

レースの時(♪179)のように分身したのかと思えば

よく見ると残像で3人にいると思わせるくらい

超スピードで動いていた。

 

輪回「さぁ、やってみて!」

 

三人娘「「「出来るかぁッ!」」」

 

輪回「慣れてきたら、あやとり も 混ぜましょう」

 

三人娘「「「あやとり上手(うま)ッ!?」」」

 

超スピードで残像を出しつつ あやとり を する器用さに

ツッコまずには いられなかった三人娘だった。

 

未来「一旦ストップ!」

 

弓美「アンタはアレか? マッハ20で動ける

黄色いタコの姿した『殺せない先生』か!?」

 

翼「今のが出来る者は確実に人外だ!!」

 

輪回「じゃあアイツ等は どうなんだ?」

 

指差す方を見てみると

いつの間にか弦十郎と緒川が参加していた。

 

弦十郎「くッ…反復横跳び だけなら ともかく、

あやとり も 加えるとなると…!」

 

緒川「出来ました! 『ほうき』です!」

 

弦十郎は残像が残る程のスピードでの

反復横跳びは出来ていたが あやとり に 苦戦。

緒川の方は残像が残る反復横跳び も、

あやとり も 完璧にマスターしていた。

 

翼「…あの人達を『人間』として数えてはいけない」

 

輪回「酷い言いようだな。

アレ一応お前の叔父とマネージャーだからな?」

 

詩織「あの!」

 

人間離れした身体能力を持つ2人を見て

現実逃避する翼に一言 言ってやろうとする輪回だが、

詩織が話に入ってくる。

 

詩織「『ジープ特訓』で足が…」

 

輪回「『足が』なんだ? 浮腫んでるのか?」

 

詩織「違いますわ! 少し痛めてしまって…」

 

弓美「あちゃぁ…こりゃあ続けるにしても

上半身をメインとした訓練に変更した方が良いわね」

 

輪回「反復横跳び は 無理か…じゃあ講義といこう」

 

緒川「『はしご』出来ました!」

 

弦十郎「くッ…上手くいかない!」

 

輪回「…行くぞ」

 

響「あの〜特訓に夢中になってる師匠 達は?」

 

輪回「アイツ等は無視だ無視」

 

年甲斐もなく はしゃいでいるOTONA達を無視して

場所移動した輪回は そこで適当な器と水を用意した。

 

輪回「この水が『力』で、この器が お前達が『力』を

受け止められるだけの『強さ』としよう。

 

確かに命がけの戦いで緊張感を持つ事も大事だが、

少し余裕を持たないと器は常に表面張力の状態だ」

 

溢れるギリギリまで器に水を注いだ

 

輪回「お前達は今 持ってるシンフォギアの力だけで

この器から水が溢れる寸前の状態だと理解してくれ。

 

確かに表面張力ってのはギリギリに見えて

意外と溢れなくて結構 強い。だが そんな状態でも…」

 

今度はコインを1枚、また1枚と入れていった。

 

輪回「イグナイトモジュール、アマルガム、

そんでもって今度はライダーシステム…

そんな風に次々と新しい力を1つ、また1つと

どんどん加えていくと やがて…限界が来る」

 

コインを入れていくと最終的には水が溢れ出した。

 

輪回「お前達には、この器を大きくしてもらう。

そうすれば溢れ出て暴走するなんて事は無い。

分かりやすいだろ?」

 

しかし輪回が振り向いた時には響や切歌といった

知恵に欠けるメンツが寝落ちしていた。

それを見た輪回はエンジンブレードを取り出す。

 

輪回「寝てる奴を起こすならどれが良いと思う?

スチーム? エレクトリック? ジェット?

それともブースターになって3つ全部?」

 

弓美「スチームで」

 

未来「止めないの!?」

 

エルフナイン「エンジンメモリのスチームなら

少し『アチッ!』って なる程度で済むと思いますよ」

 

マリア「いつの間に参加してたの!?」

 

エルフナイン「勝手に入って ごめんなさい。

でも、今のエンジンメモリのアドバイスみたいに

こういった知識 方面の強化なら

ボクに合ってると思ったので」

 

輪回「ならエルフナイン、

一緒に装者と三人娘の訓練メニューを考えないか?

どうもジブンなりに考えた特訓や講義は

彼女達には合ってないないようだ。

 

君の知識が合わされば、より効率よく彼女達の

レベルを上げられると思うのだが…どうだろうか?」

 

エルフナイン「う〜ん…分かりました!

その代わり、その特訓にボクも組み込んで下さい。

このイグナイターを使いこなしたいので!」

 

輪回「いいだろう、付き合ってやる」

 

弓美「…フフッ(メグル、前よりも明るくなって

皆と打ち解けてて悩みが晴れたって感じがするわね。

 

けどエルフナインに『付き合ってやる』って言い方…

まさか誑し込むつもりじゃないでしょうね?)」

 

S.O.N.G.のメンツと打ち解けて笑顔になってる

輪回(OTONA達は微妙な ところ)を見て

自分の事のように喜びつつも怒りの目を向ける弓美。

 

未来「(あぁ、なるほど。そういう…)」

 

その様子を見て何かを察する未来。

 

輪回「ッ!?

(なんだ、殺気かッ!? このオレが震えている!?

 

そんなバカな…裏の世界で多くの相手を虐殺して

葬った事から『虐葬(ぎゃくそう)ミニカー』なんて通り名が付いた

このオレが…!? こんな殺気を放つ奴は誰だ!?)」

 

悪寒と殺気を感じて震える輪回。その主が近くにいる

自分の仲間だとは夢にも思わなかっただろう。

 

 

 

 

 

〜ホムラ〜

 

ホムラ「…」

 

デイブレイク『選択肢は2つだけ。

『1人でAホムラと戦って負ける』か

『響さんと手を取り合ってAホムラに勝つ』か』

 

ホムラ「(おの)が手で掴む事なくして…なんの勝利だ」

 

アジトに戻ったホムラは

デイブレイクの言葉を思い出して苛立っていた。

 

ホムラ「俺1人じゃ勝てないってか?

巫山戯んなよ。群れるのは弱い奴等がする事だ…!」

 

ベル「ホムラちゃんッ!! いるッ!?」

 

ホムラ「ベル!? お前 捕まってたはず…!?」

 

ベル「そんな事は いいから!

トモちゃんが なんか危なそうっていうか…

あぁもう説明がムズい! 兎に角 来て!!」

 

引っ張られて連れてこられた場所には

苦しそうに息を荒げて倒れるウォズ(生身)がいた。

 

ホムラ「お姉_あ、姉貴ッ…!?

なんで 此処に…しかも身体が透けてる?」

 

ベル「なんか、ホムラちゃんの偽物の手下が

ホムラちゃんが変身するバナナの人みたいな

青くてレモンやドラゴンフルーツの鎧を身に纏う

仮面ライダーに襲われて…!」 

 

ホムラ「レモンとドラゴンフルーツ…デュークか。

それと『バナナの人』じゃなくて『バロン』だ!」

 

ベル「あと、なんか『肉体を奪われた』って…」

 

ホムラ「ッ! つまり俺と同じになったか…」

 

ベル「『同じ』って…?」

 

ホムラ「俺も肉体が無いんだとよ。

実体の無い魂だけの幽霊みたいな存在。

物体に触れる事も出来るが、 それでもこの身体は

エネルギーで作られた仮初めにすぎないらしい」

 

ベル「じゃあトモちゃんも君と同じように

お化け に なっちゃったってこと?」

 

ホムラ「そういうこった。

俺も知ったのは つい最近だがな」

 

ホムラはウォズの身体を診たが首を横に振った。

 

ホムラ「ダメだな」

 

ベル「『ダメ』って…なんで!?

ホムラちゃんと同じなんでしょ!?」

 

ホムラ「ゴーストだろうと精神生命体だろうと

そういった肉体を持たない存在は その気になれば

魂や精神に直接攻撃でも技でも受けなれなければ

そう簡単にダメージなんてモノは受けなければ

苦しみ なんてのも感じない。

 

俺の場合は己を『生きてる』と数百、数千、数万、

数億といった長い年月で誤認していたから

その精神が仮初めの肉体に生者と同じ機能を与えて

攻撃されてダメージを受けたり、死んでも再生する。

『肉体を失ってる』と気づいた今でも そうだ。

 

だが、肉体を失ったコイツが苦しんでいるのは長い間

ずっと誤認してた俺と違い『肉体を奪われた』事と

『肉体を失って魂だけじゃ生きられない』という事を

自分で分かっているからだ。

 

催眠術とかでコイツの精神に『自分は生きてる』とか

認識の改変でも させない限り助からないだろう」

 

ベル「催眠術って…普通に今の事を説明すれば…!」

 

ホムラ「自分で『自分は肉体を持った生きた存在』と

自己暗示させれば洗脳させずに解決するかもと?

 

じゃあ聞くが、もし仮に この場に相手の心を読める

敵が現れたとしよう。お前に『敵の能力は読心術だ。

相手の心を読めるから何も考えるな』と言われて、

お前は自分の心に鍵を かけられるか?」

 

ベル「それは…ちょっと…」

 

ホムラ「説明したとしても無理だ。

それに催眠術を使った医療だってある。

 

『音』に関連する全て能力が使える お前なら

コイツを お前の言葉で洗脳すれば何とかなるだろ?

まぁ『助けたくない』なら俺は何も言わないがな」

 

ベル「ホムラちゃん…(トモちゃんのこと、

ずっと『コイツ』って言い続けてた。

あんなに お姉ちゃん子だったのに…強くなる為に

必要な自分の力を無理矢理 奪おうとしてくるから

嫌いになっちゃったのかな?)」

 

ベルはウォズに対するホムラの心配してる訳でもない

冷たい態度を見て2人の姉弟仲が不安になっていたが、

ホムラはベルとウォズから離れて少し考え始めた。

 

ホムラ「…(何故Aホムラは肉体を奪った?

普通に殺せば邪魔者の排除は出来た。

俺の肉体を持ってる以上 受肉 目的では無い。

だったら何故…ダメだ、情報が全然 足りない)

 

調べた限りだとアイツの目的は全人類を

仮面ライダーに変身させての世界規模の殺し合い。

だが奴は快楽主義者でもあり『面白そう』って理由で

当たり前のように目的から外れていたとしても動く。

今回も そのパターンか?『面白そう』な寄り道か?」

 

 

 

 

 

〜Aホムラ〜

 

Aホムラ「う〜ん…素晴らしい肉体だ! フィーネ、

サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティ。

他の奴等は失敗ばかりだったが君は実に

素晴らしい働きをしてくれた!

 

流石は人類のプロトタイプ、完全人間のアダム」

 

アダム「…」

 

Aホムラ「本来なら使い捨ての駒が損傷したら捨てて

新しいのにするのだが、コレは報酬だ」

 

Aホムラの脳改造によって手下になっていた

デュークの変身者にしてAXZ編のラスボスである

アダムはウォズ(生身)の肉体を手に入れた事への

褒美として損傷したアダムの左腕を治していた。

 

リア「いったい何を企んでる訳?」

 

そこには拘束された状態のリアもいた。

 

リア「君の目的は全人類を仮面ライダーに変身させ、

そのライダー達に殺し合いをさせて生き残り

自分の正しさを証明する事でしょ?

 

それなのに なんでウォズの肉体を欲する?」

 

Aホムラ「俺ちゃんはね…天羽 奏つまりオーディンの

タイムベントで時間を何度も巻き戻されたのさ。

折角 成功したというのに何度もリセットされて…

けど、今回は そのおかげで この時間軸で

もう1人の俺ちゃんと出会えた。

 

アイツを取り込み力を手にすればライダー化による

戦争が小規模から世界規模のレベルに変わる。

 

けど…繰り返し同じ事ばかり続けてきたせいで

それだけじゃ足りない。満たされない。 どうせなら

もっと多くの人達を参加させたいと思ってしまった」

 

リア「それで?」

 

Aホムラ「コレを奪ってきたのさ」

 

『コレ』というのはAホムラが以前S.O.N.G.から盗んだ

完全聖遺物ギャラルホルンだった。続けて懐から

ブランクウォッチを取り出して押し付けると

ギャラルホルンはウォッチに吸収される。

 

リア「ギャラルホルンがウォッチに…!?」

 

Aホムラ「次は…お前だ!」

 

リア「ウゥッ…!?」

 

今度はギャラルホルンを吸収したブランクウォッチを

押し付けると力を吸収される感覚がリアを襲った。

 

リア「ハァ…ハァ…な、何をした…?」

 

Aホムラ「どうやらギャラルホルンの吸収で

ウォッチの容量が いっぱいになっちゃったみたいだ…

君から奪えた『ディエンドの力』も半分で限界。

 

本当なら力を全部 吸収しようと思ってたけど、

これ以上ウォッチに力を吸い取らせたら壊れて

ギャラルホルンもディエンドの力もパアッになる」

 

リア「ボクからディエンドの力を…!?

それもギャラルホルンと合わせて?なんのために…」

 

Aホムラ「こうする為さ」

 

ギャラルホルンとディエンドの力を吸収した

ウォッチを起動してAホムラはウォズの肉体に近づき_

 

Aホムラ「はい、ア〜ン♡」

 

_口を開けさせて無理矢理 飲み込ませた。

すると体内でウォッチが紫色に光りだし姿を変える。

 

ディエンド!

 

救世主の未来を奪う強奪者

【アナザー ディエンド】

 

ウォズの肉体はアナザーディエンドに姿を変えると

ウォッチが魂の役割を担い、独りでに動き出す。

 

リア「死体 同然の魂の無い肉体にウォッチを…

まるでアナザーゴーストと同じように…!」

 

Aホムラ「ギャラルホルンとディエンド…

2つの世界の壁を越える力が合わさった!!

コレで後は もう1人の俺ちゃんから力を奪えば

世界1個なんて小さな規模じゃない…並行世界、

異世界、過去も未来も、全世界全時空の

マルチバース規模での戦いが始まる!!」

 

リア「そんな事を聞いて、見逃すと思った!」

 

拘束を解いたリアが残っていたディエンドの力で

ディエンドライバーを取り出してAホムラを撃つも

アナザーディエンドが盾になって庇った。

 

リア「この_ッ!?」

 

力を奪われた反動でか苦しみ蹲る。

 

Aホムラ「おやおや苦しそうだねぇ?

アナザーディエンド、楽にしてあげな」

 

A(アナザー)ディエンド「…カイジンライド。

 

【コックローチ・ドーパント】…!

 

【キグナス・ゾディアーツ】…!

 

【ジャッジ ロイミュード】…!」

 

アナザーディエンドは

歪んだ正義を掲げる3体の怪人を召喚した。

 

リア「くッ…変身!」

 

リアもディエンドに変身して分身カードの

イリュージョンを使い なんとか人数不利を埋めるも、

奪われたばかりでディエンドの力が安定せずに

全員が一方的に やられてしまう。

 

ディエンド「(マズい…! このままだと

利用価値が無くなったボクは確実に消される…!

 

どうする? インビジブルやオーロラじゃあ

コイツ等からは逃げられない…それなら_)」

 

何か名案が思いついたディエンド。

しかし その前にアナザーディエンドが

ディメンションシュートを模したビームを放って

召喚した怪人達も巻き込んで文身体を含めた

ディエンド達を一掃した。

 

Aホムラ「呆気なかった_」

 

ディエンド「コッチだよ〜ん!」

 

Aホムラ「何ッ!?」

 

ディエンド「ねぇ今どんな気持ち? どんな気持ち?

力を奪って弱体化した相手を倒せたと思ったら

上手く躱されてたなんて どんな気持ちか

本人の口から直接 聞きたいなぁ〜?」

 

Aホムラ「俺ちゃんをコケにしやがって…!」

 

ディエンド「アハハ、逃っげろ〜♪」

 

煽るだけ煽って逃げていくディエンドを追いかける

Aホムラとアナザーディエンド。だが2人は まんまと

ディエンドの手のひらで踊らされていたのだった。

 

リア「あ、危なかった…!」

 

実は逃げたのは分身体で、

本体は今メダルの状態に起き上がった。

 

インビジブルやオーロラじゃあ逃げられないと思い、

他の分身体と共に あえてアナザーディエンドの攻撃を

受ける事でAホムラから逃げやすくする為だった。

 

Aホムラが分身体ディエンドを追いかけてる隙に

リアはメダルの状態のままダクトを通り、

Aホムラのアジトから外に抜け出したのだった。

 

 

 

 

 

〜一方その頃〜

 

緒川「出来ました! 『東京スカイタワー』です!」

 

弦十郎「指が太くて上手く糸を絡ませられない!」

 

緒川「小指で やったら どうです?」

 

弦十郎「あぁ、なるほど_って、

小指だけで あやとり が 出来るかッ!!」

 

OTONA達は まだ特訓して(遊んで)いたのだった。

 





☆小車 輪回(コグルマ メグル)



経歴:瞬間記憶能力を持つ天才。

風鳴 翼と天羽 奏のシンフォギア装者として
ノイズと戦う姿を見てから運命が大きく変わった男。
装者のアウフヴァッヘン波形に触れた事で
少しずつ5000年前の前世の記憶が甦る。

現場から逃げ切った後、誰も その話を信じてもらえず
ホラ吹きとしてイジメの対象にされて引きこもるも、
信じてくれたダチによって徐々に立ち直っていった。
しかし自分が真実を話したせいで巻き込んでしまい
追い込まれた結果ダチは事故により死んでしまう。

その後、不当な逮捕をされて不当な取り調べを受け、
そして取り調べの最中に起きたノイズの襲撃により
『何かの陰謀があるのでは』と感じると
裏の世界に逃げ、通り名が付く程の汚れ仕事をしつつ
二課やシンフォギアについての情報を集めていた。

年月は経ち、怪人と仮面ライダーについての噂を聞き
情報を集めて その存在が実在すると確信した後で
アジトに向かうも あっさりホムラに捕まる。

ホムラは最初、輪回の事は記憶を消して
その辺に捨てようとしていた。しかし輪回が
精神系の攻撃が効かない特異体質だと お互い知り
興味を持ったホムラと少し話をした末、
輪回はホムラからライダーの力を得た。

ギーツのIDコアに触れて5000年前の記憶が
ほぼ完全に甦ると それがキッカケとして人間離れした
速度で成長。過去と現在の知識と戦闘経験、
そして己の才能を生かして装者 達を苦しめていた。



人物像/性格:過去のトラウマからか好意を持った
相手には『本音』や『真実』で話す事を恐れている。
その故か無意識に情報を話さず隠している事が多い。
時折 自分の口から出た その言葉がウソかホントか
自分でも分からなくなり不安になってしまう。

昔『お前が殺ったんだろ?』という問いに
『違う』と言えば頭を掴まれて机に叩きつけられる
不当な取り調べを受け、『質問』が嫌いになった。

S.O.N.G.に対しては二課から在席する
メンバー(響と未来はノーカン)を嫌っており、
特に事故死の原因である翼の事は異常なまでに嫌い、
彼が作成した対・シンフォギア戦の装備品は
彼女をメインとしたのが多い。

また翼が家事能力と絵心が皆無なのを知って
腕を磨いた結果、料理はプロ並み、掃除は便器でも
自信を持って舐めれるくらいの技量を持ち
今では症状としては軽いが潔癖症になってるほど。
画力の方は写真と見間違えるくらいの絵を描ける。

S.O.N.G.と何度も ぶつかり続けたが事件解決を優先。
お互い相手に対して思うところがあるも
怪人化とライダー化の事件が解決するまでの間は
今までの事は目を瞑るとのこと。
本人なりに装者やOTONAと歩み寄ろうとしている。

一度 死んで地獄で死神に転生していたダチと再会。
喧嘩という名の激闘の末に消えかかっている
ダチの最期の願いを どうにかして叶えたいと考え、
彼の持つ神の力をアイテムに吸収すると
その力で自身を【創世の神】として転生させた。

今までリアリストだった輪回は
『犠牲を最小限にする犠牲は正しい』と言っていたが
ダチへの贖罪も兼ねて『誰もが幸せになれる世界』を
目指して誰も見捨てない道を選ぶ事を決意する。

輪回の最近の悩みは
『呼ばれ方が多くて混乱しそう』とのこと。
詳しくは以下の通り。



〜呼ばれ方〜

裏の世界:【ミニカー】というコードネームで
暗躍していた。名字が小車だからミニカーという
大事なコードネームをテキトーに名付けていた。

当時11歳という小6の年齢でありながらも
功績を上げ続けていた。その事に気に食わないと思い
向かってくる複数人の同業者を返り討ちにした結果、
『人の道を逆走し、誰が相手でも虐殺して直葬する』
そんな尾ヒレが付いた噂が流れた結果、
付いた通り名は【虐葬(ぎゃくそう)ミニカー】。

知栄 三郎(チェイサー):本名が小車 輪回、
『小さな車輪が回る』という理由から
【ホイール】と名付けられた。1番の お気に入り。

三人娘:弓美からは【メグル】、
たまに【こぎつね ちゃん】と揶揄われる。
詩織からは【輪回さん】、創世からは【グルグル】。

弓美の渾名は由来は
『ギーツが狐だから』という理由ではなく
リブラ・ゾディアーツのラプラスの瞳で見た
輪回の星座が『こぎつね座』だったから。
創世の渾名は『コグルマ メグル』から
抜き取られた結果こうなった。

その他:【二枚舌】、【化け狐】、【チンピラ狐】、
【ストーカー野郎】、【悪神】、【風鳴 翼キラー】、etc

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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