〜街中〜
その日、日本は人類の手によって火の海に包まれた。
「追い込めぇぇぇ!!!」
「殺れぇぇぇ!!!」
「殺せぇぇぇ!!!」
変身した量産型ライダーは怪人を蹂躙するだけでは
飽き足らず、街中で得物を振り回して暴れていた。
バルカン「ライダー共は俺が抑える!
お前達は怪人化した被害者を人間に戻してくれ!」
ライダーの力が込められた攻撃を受ければ怪人は
人間に戻れず消滅してしまう。なので引き連れてきた
武装部隊に代わりに攻撃してもらい、バルカンは
『正義』を免罪符にライダーの力を振りかざす
量産型ライダーの足止めをしていた。
バルカン「くッ…!
(1体1体は大した事は無いが、この数の差は…!)」
量産型の圧倒的な数による戦力差に手を焼いていると
ゾンビの群れ_ゾンビゲーマーのゲンム達が
量産型ライダー達に しがみついて動きを止めていた。
バルカン「ゲンム!? という事は…」
ウェル「英雄は遅れてやってくるぅ〜!
手数が必要なら増殖に長けたゾンビの出番でしょうよ!」
「なんか明らかに敵キャラっぽい奴が出てきた!?」
「怯むんじゃねぇ! 囲んで袋叩きだ!」
「なんたって俺達の行いは『正義』だからな?」
この『正義』を理由に力を行使する状況で見るからに
悪役オーラが溢れ出るゾンビのゲンムを呼び出したのは
状況的に悪化したようだ。『正義』を言い訳にする
彼等の説得力が増してしまっただけだった。
〜リディアン〜
〈マンゴーパニッシャー!〉
一時的に怪人と化した教師と生徒をゲーマドライバーで
ゲームエリアに飛ばそうとしていた。
しかしゼインは それを妨害するべく
鎧武 極アームズの力で召喚したアームズウェポンで
ゲーマドライバーを破壊しようとしていた。
調「させないッ!」
振り下ろされるマンゴーパニッシャーを
破壊されるギリギリでヨーヨーで手元に引き寄せた調。
それでもゼインは破壊を諦めないので
調は丸鋸を飛ばして応戦するもマンゴーパニッシャーを
盾代わりにして構えて突っ込んで来るので調は_
調「誰でもいいから受け取って!」
_『破壊されるくらいなら』と、
誰かがキャッチする事を祈って放り投げた。
そして切歌がキャッチして向かおうとするゼインに調は
再び丸鋸を飛ばすもメロンディフェンダーで防がれる。
切歌「えっと…えっと…えいッ!」
渡された切歌は『あわあわ』しつつもドライバー横にある
ホルダーのスイッチを押すとゲーム画面が出現して
そのままゲームエリアに怪人化した人達_ではなく、
装者とライダー達を移動させた。
切歌「ア、アタシ達の方がコッチに来ちゃったデス!?」
ゼイン「ここを死に場所として選ぶか?
俺ちゃんは世界との戦いから逃げ出した
あの敗北者とは違う…望み通りにしてやる!」
〈オーズ プトティラ コンボ!
執行! ジャスティスオーダー!〉
地面からメダガブリューを取り出すと
何処からか出したセルメダルを喰わせる。
〈ガブガブ ゴックン ゲ〜ップ
プ・ト・ティラーノ ヒッサ〜ツ!!〉
メダガブリューをバズーカ モードにして
【ストレインドゥーム】を放とうとするゼイン。
高威力だが直線上にしか発射されない以上、
撃ったと同時に全員がバラバラに散らばって避ければ
隙が生まれて反撃のチャンスが出来る。
そう思っていたのだが_
響「足が…!?」
未来「いつの間に凍って…!?」
マッハ「プトティラの冷気を操る力か…!」
_いつの間にか全員の足が凍っていて動けずにいた。
このまま発射されれば自分達は直撃して
木端微塵になるのは目に見えていた。
レオ「この氷、厚すぎる…!」
響「砕けない…!」
マッハ「任せろ!」
〈シグナルバイク・シフトカー!
ライダー! デッドヒート!〉
デッドヒートマッハの圧倒的な熱量を発生させて
自身の足の氷を溶かすと装者 達の前に立つ。
〈シフトカー! タイヤコウカン! モエール!
バースト! キュウニ モエール!〉
さらにマックスフレアにタイヤコウカンして
周囲の温度を上げる事で足元の氷を溶かそうとするが
それでもゼインの必殺技が早く、全員の氷を溶かすには
紫色の破壊光線が装者達に迫っていて間に合わない。
マッハ「…全く、
こういうのはジブンのキャラじゃないんだがな!」
〈ヒッサツ! バースト!
フルスロットル! モエール!〉
装者達を守ろうと爆発的な熱エネルギーを放出して
ストレインドゥームを相殺しようとするマッハ。
しかし例えマッハが その身を挺したとしても
相手は1度 別の時間軸でダークディケイドの時点で
オーマジオウを倒した存在である化け物Aホムラ。
そして そのAホムラも今やパワーアップを果たして
仮面ライダーゼインとなった。
そんな圧倒的な力を持つゼインを前に力勝負をするには
元々 頭脳戦により相手を策に嵌めたりする搦め手や
機動力によるヒット&アウェイなどの
暗殺者のような戦法を得意としてる輪回では
正面からの力比べでの勝負では まるで相手にならない。
マッハ「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!」
仲間を守る為にオーバーヒート覚悟で前線に立ったものの
結局は力負けしてしまい変身解除されて気を失っていた。
詩織「輪回さん!?」
創世「ここは一旦 退こう! キネクリ先輩、弾幕を!」
クリス「あいよッ!」
目眩ましに地面を撃つクリス。砂埃が晴れた頃には
ゲームエリアにはゼイン以外 誰もいなかった。
そしてゲームエリアが解除されてゼインは体育館に戻る。
ゼイン「逃げられたか…まぁいい。
怪人達を校外に逃がしたし、コレで良しとしよう」
体育館には先程までいた怪人達は いなくなっていた。
『猛獣』なんて表現でも可愛いくらいの危険生物が
善意の仮面ライダーによって野に放たれてしまったのだ。
ゼイン「では次は…」
〈W サイクロンジョーカー エクストリーム!
執行! ジャスティスオーダー!〉
ゼイン「キーワードは『S.O.N.G.基地の現在地』
地球という名の無限のデータベースへのアクセス…完了。
あとは量産型ライダー全員にS.O.N.G.の基地を通達」
〜S.O.N.G.〜
朔也「怪人化したリディアン生徒と教師、
校外に出てしまいました!」
あおい「司令も怪人とライダーの対応に追われてるのに
これ以上 怪人が出て来たら_」
〈テレポート ナウ〉
エルフナイン「メイジ!?」
キャロル「それに他の量産型もか…!」
転移魔法が使えるメイジを筆頭に
量産型ライダーがS.O.N.G.内部に侵入してきた。
「悪の組織S.O.N.G.の本拠地に到着ぅ〜!」
「ここのボスを倒せば俺等が正義だ!」
「なら誰が一番 早く倒せるか勝負しようぜ!」
キャロル「チッ…『正義』という言葉に
取り憑かれてるように依存している。まるで麻薬だな」
『正義』を言い訳に暴挙に出た挙句、
基地にまで乗り込んできた量産型ライダー達は
獲物を向けてくるが、キャロルとエルフナインの
錬金術師コンビが この場を収めようと前に出る。
エルフナイン「キャロル…殺さないでね?」
キャロル「…善処する」
ガッチャードとサウザーに変身した2人の錬金術師。
さらに人手を増やすべく_
サウザー「来い、
久々に出番を与えてやる!」
〈レイドライズ!〉
スプラッシングホエールレイダー(ガリィ)
クラッシングバッファローレイダー(ミカ)
ストーミングペンギンレイダー(ファラ)
ダイナマイティングライオンレイダー(レイア)の
4人のオートスコーラー達が変身した状態で登場した。
バッファロー「久々の出番なんだゾ!」
ライオン「派手に戦って読者の記憶に刻み込むぞ!」
ペンギンレイダーはハリケーンを身体に纏わせて突撃する
トボガンダイブをファラ自身が持つ風の力を上乗せして
量産型ライダーの足元を掬うと、その隙を見逃さず
ホエールレイダーはオウギガントを振るって
ビッグウェーブを巻き起こす。
ホエール「どうですかぁ〜?
奇襲が成功したと思ったら逆に追い詰められる気分は?」
ペンギン「出ましたね、ガリィの性根が腐った部分が」
『やられたままでたまるかぁ!』と意気込み反撃しようと
アバドン、デモンズトルーパー、ドレットルーパー軍式が
銃を構えて撃ってくるがライオンレイダーのレイアが
巨大なコインを作り出して壁にして銃撃戦を始める。
ライオン「派手な銃撃は囮。
本命は既に地味に仕込んである」
銃撃戦の中でライオンレイダーは量産型ライダーの足元に
コッソリとダイナマイトを転がしており、銃撃に夢中で
ダイナマイトに気づいてなかった量産型ライダー達は
防御も回避も出来ずに直撃した。
「こうなったら爆裂魔法で…!」
ガッチャード「クロっち!」
クロスウィザード「はいはーい。
『マテリアルキャンセラー』!」
「なッ…!? 魔法が…!」
クロスウィザード「そして見よ!
コレが本物の爆裂魔法だ! エクスプロ_アダッ!?」
クロスウィザードは相手の魔法を無効化すると
次は自分が中の人ネタ込みの爆裂魔法を放とうとしたが
ガッチャードからのチョップが頭部に入り止められる。
ガッチャード「ここ潜水艦で、今 潜水してて水の中!
こんな所で爆裂魔法なんて使ったら水没するから!」
クロスウィザード「あッ! そうだった…」
バッファロー「ならアタシが吹き飛ばすんだゾ!」
バッファローレイダーの突撃により
ボウリングのピンのように弾かれる量産型ライダー達。
量産型は体勢を立て直す為に立ち上がろうとするが、
その前にガッチャードがケミーカードを取り出す。
ガッチャード「仕上げの無力化はボクに任せて!」
〈ヴェノムダケ ディープマリナー
ガッチャンコ ヴェノムマリナー〉
【ヴェノムマリナー】のガッチャードは魚雷を発射。
すると魚雷は壁や床に潜りつつ量産型に向かっていき、
着弾すると紫色の粒子が量産型が苦しんでいた。
ガッチャード「火薬じゃなくて麻痺毒が込められた
魚雷を発射して量産型の人達の動きを止めました!
量産型の人達に この場所を知られてしまった以上、
今の内に何処か別の場所に移動しましょう!」
サウザー「だが、何処か行く宛は あるのか?」
ガッチャード「相手がゼインなら、
エクストリームのWを使われれば地球の本棚と直結して
この地球にいる限り何処へ行っても居場所を特定される…
けど、この世界もしくは地球にいなければ見つからない」
朔也「ちょっと待った! それって…!」
あおい「今から未知の世界に行くって事!?」
ガッチャード「既にワープテラに頼んで
その場所まで他の職員さん達を避難させました!
あとはボク達だけです! 2人共、Are You Ready?」
朔也&あおい「「ダメです!!!」」
サウザー「答えは聞いてない!」
2人の拒否を無視して基地である潜水艦を捨てて
何処かへ転移するガッチャード達。
その後、行き違いで潜水艦に やって来たゼイン。
ゼイン「転移したか…けど、
今の俺ちゃんは全知全能の地球の本棚に直結している。
何処へ逃げようとも見つける事など造作も_ッ!?」
検索しても見つからずに
『何処へ逃げた!?』と内心 焦っているゼイン。
地球規模で検索したのにヒットしなかったのだから、
そんな反応にもなってしまうのも当然だろう。
果たして彼等 彼女等は何処へ逃げたのだろうか?
それは また次回に。
〜CM型短編(エルフナイン、クロスウィザード)〜
エルフナイン「物語も電王で言うなら
クライマックスな所まで突入しましたねクロっち」
クロスウィザード「ウィ~ッヒッヒッヒ♪
この邂逅は世界が選択せし定め。僕…いや、私は
このような出番を待ち望んでいた」
エルフナイン「クロっち?」
クロスウィザード「我が名はクロスウィザード!
錬金術によって生まれた人工生命体ケミー随一の
魔法使いにして、ジョブ属性の頂点に君臨せし者!」
エルフナイン「ク、クロっち? いきなり何言ってんの
クロっち? ねぇ、どうしちゃったのクロっち!」
クロスウィザード「あまりの強大さ故、
『レベルナンバー10を支配してはならない』などの掟が
作られる程の規格外で桁違いな力を汝は欲するか?
ならば汝、共に究極のケミストリーを覗く覚悟をせよ!」
エルフナイン「間違えてる! 間違えてるよクロっち!
色々 間違えてるってクロっち!」
クロスウィザード「それじゃあ改めて…エクスプロー_」
エルフナイン「_だから使っちゃダメだってばッ!!!」
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
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書かなくていい