〜ラビットハッチ〜
地上にいた装者 達をラビットハッチに回収してから
一晩 経つと全員が落ち着きを取り戻し冷静になった。
緒川「まさかバラルの呪詛 以外にも
月に こんな建造物が…」
輪回「月なら地球全体を調べられる地球の本棚の
検索に引っかからない抜け道になると思ってな。
地球の歴史に刻まれないように
コッソリと月に移動して建てるのに苦労したぞ」
弦十郎「だが無断で建てたのは見過ごせないな」
輪回「そんなに悪い事か?
少なくとも こんな事態になるまで
ライブ生存者の助けを呼ぶ声や
生存者を迫害する連中の暴動を無視して、
その結果この怪人化やライダー化を引き起こした
お前等よりはマシだと自負してるが?」
その一蹴でグゥの音も出なくなったOTONA達。
輪回「ちなみにコレが地上での様子だ」
空中に地上での状況を映すと、それは『地獄絵図』とか
『酷い』という言葉ですら足りないくらい最悪だった。
響「なんとかしなきゃ…私達を地上へ!」
輪回「確かに ここで何もせず黙って見てるだけなら
死人が出るのは確実だが、何も考えずに突っ込めば
被害者が増えるだけかもしれない。
ライダーの力を手にしたからって思い上がるのは よせ。
お前は自分の師匠と同じ轍を踏む気か?」
弦十郎「ッ…!」
先日(♪204)の戦いを思い出す弦十郎。
弦十郎『訂正しろ…彼等は守るべき民の為に
命を燃やして戦った『ヒーロー』だ…なのに
『踏み台の価値も無いモブキャラ』だと?訂正しろぉ!』
ホムラ『その『ヒーロー』を殺したのは
お前等が守ろうとした『民』なんだけどな。
いや…直接 手を下したのは『民』だが
『上の人間』が碌に頭も使わず敵に突っ込んで行くように
指示を出した結果が、死体の山の1部になった訳だ。
可愛そうだね〜無能の部下になるなんてさ。
まぁ何が言いたいかと言うと、ここに『ヒーロー』だった
死体が転がってるのは お前に殺されたからって事だな』
弦十郎「…(俺はライダーの力を手にした事で過信し、
傲慢になっていたのかもしれん)」
戦いで散っていった部下達に悲しむ弦十郎に対して
空気も読まずに煽るように言い方をしたものの、
言い方は どうあれホムラが言った事は紛れもない事実。
弦十郎「…(俺は大人で司令官だ。もっと考えて
行動しなければ彼女達まで失ってしまうかもしれん)」
クリス「『何もするな』って言われて
アタシ等が大人しく黙って見てると_」
弦十郎「_待て、まずは彼の意見を聞こう。
動くのは それからでも遅くは無い」
輪回「珍しいな、
装者達よりジブンの意見を優先するなんて」
弦十郎「これ以上…俺の指示や判断のミスで
未来ある者の命を失ってほしくない」
輪回「まるで『自分は人の命を大事に思ってる
聖人です〜』みたいな匂わせ発言してるが、
この事件が起きてる時点で既に手遅れだからな?」
弓美「はいストップ〜!
今は内輪揉めしてる時間はないでしょ?」
翼「それで? 聞かせてもらおうか。
貴様の言う『考え』とやらを」
輪回「そうだよな? 聞きたいよな?
何せ自分の父親…訃堂が動き出したんだからな。
焦る気持ちは よ〜く分かるぞ」
翼「…私の父親は風鳴 訃堂ではない、風鳴 八紘だ。
無駄口を叩く暇があったら早く教えろ」
輪回「…まず最初に、
以前(♪173)Aホムラ本人から聞いた奴の目的は
『70億人をライダーにした戦いで生き残り、
自分の強さと正義を証明する』ってもの。
ライダーじゃなくて怪人化してるのも いるが、
つまり世界 全体を巻き込む予定だった。
けど今の被害は日本の段階で収まってる」
調「それでも出てる被害が多い気がするけど…」
切歌「何が言いたいデス?」
ウォズ(生身)「恐らく もう少し後で始めるつもりが
急遽 予定を繰り上げた…という事では無いかな?」
マリア「当たり前のように会話に入ってきたわね」
キャロル「いや、今は状況が状況だ。聞くとしよう」
成り行きでラビットハッチに連れてきたが
未だ敵か味方か分からないポジションのウォズの意見を
受け入れて話を聞くかは悩ましいところだったが、
キャロルの言う通り今は状況が状況なので
知恵ある者の意見は誰でも歓迎という感じだった。
ウォズ「恐らくファントムリキッドを代用して
本来 取り込むつもりだったホムラを諦めた事で、
地球全体の予定が日本までで終わったのだろう」
セレナ「こんな状況ですが被害は最小限な方だと?」
ウォズ「その通り。
だが その事はAホムラも気づいている。
すぐにでもホムラを取り込もうとする。
そしてホムラがAホムラと戦うとなれば、
ホムラは勝ち目が無くて結果が見えている…
そんな勝負だとしても最期まで戦い続けるだろう。
例えダークディケイドの段階で勝てなかったのに
新たにAホムラがゼインの力を手にしたとしても」
エルフナイン「まずは優先すべきは
ホムラをAホムラよりも先に見つけ出して
此方側の勢力に引き入れるという事ですか?」
ベル「けど それは難しいよ。1度 入れば入口が閉じて
開かなくなる出口の無い迷路で歩き続けるようなもの」
ウェル「貴方まで会話に入ってきましたか…」
ベル「言葉による会話のキャッチボールよりも
想いが込められた拳で殴り合う方が好きだからねぇ…
そんな無謀なチャレンジするよりも、この月の基地で
小惑星を探し出す方が まだ成功すると思うよ?」
詩織「確かに ここには宇宙服も ありますから
外に出れば見つかりそうですね、ナイスです!」
創世「いいやナイスじゃないから。
『ホムラを味方につける』って話から
『小惑星を探す』方向に話が変わっちゃってるから 」
ガリィ「会話のキャッチボール…そう言いますけど
あの男に野球のボールを投げたらボールじゃなくて
手榴弾を投げ返されそうですけどねw」
切歌「あ、そんな感じがするデス!」
ミカ「それだったらアタシが打ち返すんだゾ!」
調「また話が変わってる」
レイア「地味に野球の話に変わっている」
ファラ「それでは話を戻しましょう。
ホムラを此方側の勢力に引き入れれば、
この騒動を世界規模にせずに済むと?」
奏「んで、
その為には戦って力で分からせないといけない…か」
ウォズ「あの子はバトルジャンキーだからねぇ…私が_
アタシが死んだのは『自分が弱かったから』というのと
『群れた途端に強気になる雑魚を許せない』と思ってる。
だから ただひたすらに
『孤高の強さ』を求めるようになった」
弦十郎「その話も何度も聞いたが…
本当に彼は『孤高の強さ』を求めているのか?」
輪回「何?」
弦十郎「以前(♪96〜♪97)ホムラが生み出した
カブトとクワガタのヤミーと戦ったが、そのヤミーは
『強さ』を求めると同時に『姉』を求めていた」
朔也「そういえばリアちゃんも、
ホムラの欲望で出来たホムンクルスだって言っていた…」
あおい「そしてリアちゃんはクリスちゃんの事を
『ネーサン』と呼んで ご執心だった…」
ベル「異議あり!
ホムラちゃんが『強さ』よりも『姉』を求めてるのなら、
なんで 私の事をスルーしてたの?
アレだけアピールしてたのに…!」
一同「…」
ベルの虚しい努力の結果に一同が無言になった。
ウォズ「それで どうするの?
あの子がアタシを求めているのなら、
アタシを人質にして交渉の材料にでもする?」
ベル「そんな事しても意味ないんじゃない?
軟禁された状態で ずっと身近に居たのに
まるで興味ないって素っ気なかったし…」
未来「照れ隠しとかじゃなくて?」
ウォズ「居ても居なくてもって感じの態度だった」
響「だったら あの人が求めてるものって なんだろう…?
失わない為の『強さ』でも失ったはずの『姉』でも無い。
けど私を対等な存在にして殺し合いがしたい…?」
緒川「Aホムラは元々 死んだホムラの肉体。
そこにホムラの怨念と未練によって抜け殻の身体に
新しい意思…魂が入り込んで生まれた新しい存在。
ホムラの『本当の願い』が分かればAホムラの
これからの行動も予測 出来ると思うのですが…」
輪回「『本当の願い』か…
(アイツは『自分の強さを証明する』と、
そう言って響にディケイドの力を渡して不死身の自分でも
倒せるようにして殺し合いが出来る対等な存在にした。
けど なんだろうか…何か引っかかる)」
〜地球/Aホムラ〜
Aホムラ「フッフッフッ…」
建物の屋上から怪人や量産型ライダーが起こす暴動。
人間同士が暴れ回るのを眺めて不敵に笑うAホムラ。
Aホムラ「良いねぇ良いねぇ…
怪人と量産型になった人間同士のドロドロとした
醜い争い。けどなんか物足りないなぁ…あ、そうだ!
シンフォギア装者達 諸君?例え この世界に居なくても
何処かから この世界の様子を見ているのだろう?
怪人や量産型ライダーが暴れ回るだけじゃ
まだ出る気が無いなら…出ざるを得ない状況にしてやる」
そう言ってAホムラは以前オーディエンスから貰った
ノイズシードを取り出すと適当な生き物を探し始める。
Aホムラ「確か生物に対してノイズシードを与えると
【ネオノイズ】ってのになるんだよな?
身体が耐えられなくて1日しか生きられないらしいけど…
何か手頃な生き物はいないかな〜? おッ!」
糸を出して宙ぶらりんになってる蜘蛛を見つけた。
Aホムラ「やっぱり仮面ライダーの敵怪人といえば
『蜘蛛』だよな〜」ニヤニヤ
ノイズシードを ぶつけられネオノイズとなった蜘蛛は
明らかに以前(♪204)ライブ会場に現れた
ペンライトのカオスノイズよりも強いというのが
本能で分かる程の強さのオーラが溢れ出ていた。
Aホムラ「名付けるなら
【スパイダー・ネオノイズ】って言ったところかな?
じゃあ改めて…さぁ行け、スパイダー・ネオノイズ!」
スパイダー・ネオノイズがAホムラから離れると
オーロラが出現。そのオーロラ主が誰かなのか
気配だけで分かりAホムラは嬉しそうにしていた。
Aホムラ「ダークディケイドの状態の俺ちゃんに
勝った事もなくてフィフティーンにも負けた癖に、
ゼインにパワーアップした俺ちゃんに挑むつもりかい?
誰にも勝てない もう1人の弱い俺ちゃん」
ホムラ「『誰にも勝てない』か…なら、
俺は 今ここで お前に勝って今までの敗北を上書きする」
〜ラビットハッチ〜
奏「アイツは…カオス・ノイズ!?」
ウォズ「この本によればアレはネオノイズだね。
ノイズシードを生物に当てたカオス・ノイズのようだ。
ノイズの分解能力が扱えるようになり、
身体能力が元の数十倍まで跳ね上がっている。
ただし、ネオノイズに変化した生物は体の細胞が
変化に耐えられず、1日 経つと自然消滅するらしい」
輪回「なら丸1日 経つまで放置するのも1つの手だな」
マリア「見殺しにする気!?」
輪回「逆に聞くが、あのネオノイズってのは
明らかにAホムラが お前達を誘き出す為に召喚したんだ。
Aホムラの手をステージ代わりにアイドル活動する気か?
歌うだけじゃ飽き足らずに奴の掌の上で踊るつもりか?」
響「だからって見過ごせないよッ!」
輪回「…あくまで案の1つとして述べた言ったまでだ。
でもジブンは友に命を救われ、
その力を受け継いで【創世の神】となった。
だから不幸になりそうな人間を目の前にして
見殺しにするなんてマネはしたくない」
弦十郎「なら俺に案があるのだが…聞いてもらえるか?」
輪回「昨日 失敗したばかりだと分かっての提案か?」
弦十郎「あぁ…だが、
いつまでも後ろ向きになるつもりも無い」
輪回「…」
響「輪回さん、ここは師匠の事を信じて
話だけでも聞いて下さい! お願いします!」
輪回「…ハァ、響に頭を下げられたら
コッチは折れるしかないじゃないか。
ホラ、頭 上げてくれ。とりあえず耳は開けておくから
口に出したい事があるなら勝手に出せ風鳴 弦十郎」
弦十郎「あぁ、それで俺の案なんだが_」
〜地球/ホムラ VS Aホムラ〜
ホムラ&Aホムラ「「変身!!」」
〈ゼインライズ!
ジャスティス!ジャッジメント!セイギ!ゼイン!
"Salvation of humankind."〉
〈SET SET FEVER
ZOMBIE ZOMBIE HIT FEVER ZOMBIE〉
Aホムラはゼインに変身。それに対してホムラは
対ライダー戦に特化したジャマ神バッファに変身した。
〈シン! 執行! ジャスティスオーダー!〉
〈〈POISON CHARGE TACTICAL BREAK〉〉
ゾンビブレイカーの二刀流を振り回してくるバッファだが
ゼインは仮面ライダー シンのゼインカードで
なんでも切れる【ハイバイブネイル】を両手に
なんでも切れる【スパインカッター】を両腕両脚に
出現させてゾンビブレイカーを切り裂き、
そのまま攻撃するとバッファにダメージを与えた。
バッファ「オゴォッ!? な、なんで…!?
ジャマ神のバッファはライダーの攻撃が効かず、
ライダーへの攻撃力を上げる能力を持ってるはず…!」
ゼイン「忘れたのか?
元々ダークディケイド兼アークライダーだったが
お前がドライバーを破壊した事で俺ちゃんの中にある
『悪意』は消え去り、俺ちゃんに残ったのは
純度100%の『善意』とゼロワン技術の産物のみ。
そこにダークディケイドのドライバーを組み合わせ、
お前の肉体の代用品としてファントムリキッドを
摂取した事で俺ちゃんはゼインとなった。
つまりゼインの姿でもダークディケイドの力を使える。
この姿のままでもアンデッドや魔化魍も倒せるぞ?」
バッファ「つまり…不死や無敵を打ち破れる
ルールブレイカーとも言えるディケイドの破壊者の力が
ゼインにも引き継がれていて、その破壊の力で
ジャマ神バッファの能力を無力化したという事か?」
ゼイン「そゆこと♪」
バッファ「いいぜぇ、
ジャマ神バッファは少し引け目を感じてたからな…
だったら、コイツならどうだ!? 変身ッ!!!」
〈漆黒抜刀!
骸の咆哮! 忍の残香! 黒嵐渦巻く百鬼夜行!
骸骨忍者伝!〉
バッファを諦めてデザストに変身したホムラ。
ゼイン「今度はデザストか…その姿になるのは
カートゥーン ロイミュードと戦った時 以来だね」
デザスト「カートゥーン ロイミュード?
あぁ…サジタリウス・ゾディアーツのスイッチャーの…
確か弓美とか言ったか? アイツと融合進化した奴か。
つまり あの時(外伝 ☆11)の騒動は お前の仕業か?」
ゼイン「そうだけど? 何? 怒った?」
デザスト「別に? ちょっと気になっただけだ。
それと『ホイールなら怒りそうだなぁ』とも思った。
それと1つ聞くが、
アイツは自分をコピーしたロイミュードを殺されて
悲しんでた時に『戦う力を上げる』とプレゼンターから
ゾディアーツのスイッチを貰ったと聞いてたが、
お前が成りすまして渡したのか?」
ゼイン「いいや、
まさかプレゼンターが出てくるなんて俺ちゃんも予想外…
多分 仮面ライダーの世界との融合により時空を超越して
未来や過去に影響を与えた…とかじゃないかな?
専門家って訳じゃないから詳しい説明 出来なくて
フワッとした感じになるけど…それ聞いて どうする?」
デザスト「さっきも言ったが 気になっただけだ。
そろそろ始めるぞ? 話も終わった事だしなぁ!」
軽い雑談を終えるとデザストは黒嵐剣 漆黒を構えると
ゼインは またゼインカードを使用した。
〈BLACK RX! 執行! ジャスティスオーダー!〉
ゼイン「リボルケイン!」
RXのカードの効果でゼインはドライバーから
刀身が光に包まれた剣【リボルケイン】を引き抜いた。
デザスト&ゼイン「「…」」
バサバサッ!
デザスト&ゼイン「「ッ!」」
2人は しばらく睨み合うと鳥が飛んで羽撃く音が聞こえ、
それが引き金になって2人が動き出す。
ゼインのリボルケインとデザストの漆黒が ぶつかる。
リボルケインでフェンシングのように突いてくるゼイン。
それを防ごうと全ての刺突を漆黒で弾くデザスト。
防戦一方だったが隙を見て
ゼインの手からリボルケインを弾き飛ばして
腹部に蹴りを入れるデザスト。
デザスト「獲ったぁ_って、何ぃ!?」
チャンスと思い突き刺そうとしたが、
突然ゼインの身体が液状化して回避された。
それだけでは飽き足らず液状のまま体当たりされ、
今度は防ぐ事すら出来ず受ける事しか出来なかった。
デザスト「RXのカードを使ったって事は
この液状化はバイオライダーの力かッ!
(落ち着け…今の俺が変身してるのはデザスト。
そしてデザストの最大の武器は『嗅覚』だ。
嗅ぎ分けろ…ッ!) そこだッ!」
ゼイン「くッ…! 何故 攻撃が…!?」
デザスト「匂うんだよ、お前ェ…」
ゼイン「チッ…
絞りカス並に偽物 同然の薄い存在の癖して…!」
デザスト「その言葉 遣いといい
『悪意』が残ってるとしか思えねぇけど…お前ホントに
純度100%の『善意』しか無い存在なのか?」
ゼイン「うるさい! 【ボルティックシューター】!」
デザスト「今度はロボライダーか…」
ボルティックシューターから発射してくるも
光エネルギーの弾丸をデザストは漆黒で弾き、
さらには隠し持ってたメギドのデザストの
愛刀としていた【グラッジデント】を取り出して投げると
ゼインの手からボルティックシューターが離れてしまう。
今度こそ仕留めようとデザストは漆黒の剣先を
地面に擦り付けるというより引きずるように構える。
デザスト「…『カラミティ・ストライク』!!」
身体を回転させながら漆黒で斬りかかってくる
デザストに狙いを定めてゼインは胸部の装甲を展開すると
内包されていたミサイルが一斉に発射された。
デザスト「その技…ゾンジスがロボライダーのウォッチを
起動した時の技かッ! けど その程度…!」
爆発したのを見て笑みを浮かべるゼインだが、
必殺技を発動したデザストの勢いは止まるどころか
スピードが落ちる事すら無かった。
ゼイン「なんて奴だ…だったら出血大サービス!」
追加のミサイルを発射するが、
デザストは漆黒でミサイルを斬りながら近づくと
流石にマズイと思ったのかゼインも防御の構えを取る。
しかし防御の構えるのが一手 遅かったのか
完璧に防ごうとしても間に合わず重傷は免れなかった。
ゼイン「今の切り込み、結構 深く入ったみたいだ…!」
デザスト「コレで終わりだ。
同じ存在のよしみだ何か言い残す事はあるなら聞くぞ?」
デザストは漆黒を上に掲げて、いつでもゼインの脳天に
剣を振り下ろせる体勢になっていた。
ゼイン「お前は まだ分かってない。 RX最大の特徴を」
デザスト「それが遺言か_」
ゼイン「_RX最大の特徴はコレだ!
『その時、不思議な事が起こった!!』」
デザスト「ッ!? その台詞は_アバババババッ!?」
雲一つ無い快晴なのに突然 落雷が発生。
天に掲げた漆黒が避雷針となりデザストに雷が命中した。
デザスト「ッ…驚いたが、俺が雷で死ぬ程度とでも?」
ゼイン「一瞬 怯ませる事が出来れば充分だったが、
どうやら麻痺して動けないようだなぁ!
コレは嬉しい誤算だ!
〈アマゾン! 執行! ジャスティスオーダー!〉
ゼイン「大切断!」
デザスト「グァァァァァ!!!!!」
腕にノコギリ状の刃【ひれカッター】を出現させて
手刀を浴びせるとデザストはスパークを出しながら
変身が解除されてホムラの姿に戻ってしまった。
ゼイン「ここまでのようだな?」
ホムラ「クソッ…(アイツの言う通り、
1人でコイツに挑んだら俺は負ける運命なのか!?)」
ゼイン「それじゃあ お前の肉体を貰おう…いや、
言い換えよう。俺ちゃんの肉体を返して貰おうかッ!」
ホムラ「ッ…(その運命は覆す事は出来ないのかッ!)」
徐々にホムラに手を伸ばすゼイン。
ホムラ「そんな運命…受け入れられるかぁッ!」
瞬時にポセイドンに変身して未来のコアメダルの力で
周囲の時間を止めると同時にディーペストハープーンで
自身を掴もうとするゼインの腕を切り落として
持ち手の部分で胴体部分を突き飛ばす。
突かれた事で距離が生まれたのを見て
オーロラカーテンを出してディーペストハープーンを
杖代わりに支えて逃げる事を選んだポセイドン。
ポセイドン「コレで勝ったと思うなよ…!」
捨て台詞を吐いてオーロラカーテンに入り、
ポセイドンが戦線離脱すると周囲の時間が動き出す。
ゼイン「あの一瞬で逃げられるなんて…
止まった時間の中で動けないとは俺ちゃんも まだまだ…
いや、アイツが想定 以上に強かったって事か。
受肉もしてないのに不思議だ…想いの強さ的なやつか?」
どうやらゼインは
時間停止の間に何があったか分かっていたようで、
冷静にポセイドンに槍で突かれた胴体を抑えつつ
切り落とされた腕を拾い上げる。
時間停止の間に切り落とされた腕の断面を合わせ、
指を動かして動作確認を終えると切られた腕が
完全に再生されたのを確認。そのまま深手を追った
ポセイドンことホムラを追いかけようとすると
別方向から戦闘音が聞こえてきたので変身を解除した。
Aホムラ「どうやら装者の炙り出しに成功したようだ。
装者を倒すのはスパイダー・ネオノイズか?
それとも自分達が守るべき民間人が変身した
量産型ライダーもしくは怪人か?
精々 俺ちゃんを楽しませてくれよ?」
〜CM(ホムラ&通りすがりのゲスト)〜
ホムラ「クッソ〜!
1人でもアイツに勝てる事を証明しようと
前回のラストで格好良くオーロラを通って
去ったというのに…カッコつけた割に結果がコレかよ!」
通りすがり「全くだな。変身してたのは
違うライダーとはいえ あんな簡単に殺られるなんて
それでも お前ディケイドか?」
ホムラ「アンタか…ここが本編とは関係 無いとはいえ
最近 色々な奴を出しすぎだろ、何やってんだ作者は…」
通りすがり「本編の奴等が言ってたが
当時 守れなかった故に欲しかった『強さ』や『力』でも
失ったはずの最愛の『姉』でも無いらしいな?
いったい お前は何を求めているんだ?」
ホムラ「そうだな…
アンタは救える世界は救い、『救えない』とか
『未来が無い』とか判断したら苦しませないように
まるで安楽死のように その世界を破壊する。
『世界の破壊者』だの『悪魔』だのと
人間で言えば『殺人鬼』みたいな言われようだが
実際は『医者』みたいな存在なんだろ?」
通りすがり「まぁな。 で?
俺の質問の答えが まだ なんだが?」
ホムラ「俺の『願い』は本物の『世界を破壊する悪魔』…
つまり『殺人鬼』の方になりたいのさ」
通りすがり「…なるほど、全部 納得した。
お前が変身するディケイドが激情態な理由も、そして…
お前自身が気づいていない『本当の願い』にも気づけた」
ホムラ「ん?
俺 自身が気づいていない『本当の願い』だと…
おい、それは いったいなんだ? 教えろ!」
通りすがり「それは お前 自身が気づかないと
意味が無いだろ? さて、通りすがりである俺は
そろそろ お暇…通り過ぎるとするか」
ホムラ「おい待て!
せめて教えてから通り過ぎろやぁ!」
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
-
書く
-
書かなくていい