全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪211

 

ゲンム「英雄の才能にぃ、

ひれ伏せぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

今回は無双ゲーマーではなく自身のスペックを

自由に設定が可能なゴッドマキシマムになったゲンムは

パンチ力の設定を変えて通常のパンチでも一撃必殺 並の

威力に設定して影縫いで動けないゼインに向けて

拳を叩き込んだ。ゲンムのライダーパンチは直撃した。

直撃はしたのだが_

 

ゼイン「動きを止められたから敢えて受けたけど…

この程度? レベル10億の力もゼインの…いや、

俺ちゃんの力の前では無に等しいか」

 

_確かに直撃した。その証拠に余波でゼインの足元には

クレーターが出来ていたのだが拳を受けたゼイン本人は

ビクともせず微動だにしていなかった。

 

ウォズ「なッ…!?

(ノックバックすらしてない…!?)」

 

ゲンム「だったら…ゲンムの持つ全てのスペック!

パンチ力、キック力、ジャンプ力、走力を『∞』に設定!

(これなら例えゼインでも…!)喰らえぇぇぇ!!!」

 

〈ゴッドマキシマーム クリティカール 

ブレッシーーーング!!〉

 

ゴッドマキシマムのスペック設定 操作により

自身のスペックを全て『∞』という正気を疑うような

奇行に走ったかと思えばキメワザのキックまで発動。

流石にコレはオーバーキルかと誰もが思った その時_

 

ゲンム「そんなバカな…!?」

 

ゼイン「この程度の威力でキック力∞?

笑えないジョークだ。 防ぐ為にカードを使うまでも…

いや、そもそも防ぐ程の威力でもないか」

 

_ゼイン本人は無傷だった。

 

サウザー「全てのスペックを∞にした

ゲンムのキメワザを受けて無傷だと!?」

 

ウォズ「しかも会話から察するにエグゼイドの

ムテキゲーマーの力を使った訳でも無いみたいだ」

 

ガッチャード「ノックバックすらしないなんて…!」

 

ゼイン「見せてやろう…本当の『∞』というものを!」

 

〈ゴースト ムゲン魂!

 

執行! ジャスティスオーダー!〉

 

ゼイン「お前は弱い、弱過ぎる…!

涙が出る程に、『哀しい』までに弱いッ!」

 

〈イノチダイカイガン! カナシミブレイク!〉

 

青いオーラを纏った【ガンガンセイバー】を片手に

ゲンムに斬りかかった。全スペックを∞にしたゲンムは

殴ってガンガンセイバーを粉砕しようと試みるも、

ゼインに押し負けて今にも首が飛びそうになっていた。

 

ゲンム「ッ!(マズい、また貴重なライフが減る!)」

 

いくらオーディエンスからの贈り物のおかげで

残機を常に99まで回復させているとはいえ

貴重なライフを減らす訳には いかなかった。

 

ガンガンセイバーが首に届く前にゲーマーから飛び出して

斬首から回避するもゼインは その場に残ったゲーマーの

存在すら許さず、縦一閃でゲーマーを斬り捨てる。

 

ゼイン「まだまだぁ!」

 

ハンマーモードにしたガンガンセイバーを持って大回転。

ゲーマーから飛び出て安心して一息ついてるゲンムに

回転の勢いが加わった重い一撃が放たれ潰されてしまう

 

〈イノチダイカイガン!〉

 

ゲンム「そんな…!?

折角ゲーマーを脱ぎ捨てたのにぃぃぃ!!!」

 

〈ラブボンバー!〉

 

折角ゼインの攻撃を避ける為に

ゴッドマキシマムのゲンムが最強の鎧たるゲーマーを

脱ぎ捨てる選択をしてまで離脱したというのに、

振り下ろされるゼインの戦槌がゲンムを圧死させた。

 

ゲンム「残りライフ、98…!」

 

サウザー「やはり…

ホムラと立花 響の2人が力を合わせなければ

Aホムラを倒せないのは最初から分かっていたが…!」

 

ウォズ「時間が経ち過ぎたんだ!

もう私達じゃ…アタシ達じゃアイツにダメージどころか

なんの衝撃も与えられない!」

 

ゼイン「その通り。

ずっとアークライダーの力を使い続けてた事で

身体が悪意に染まっていた。 だけど…ようやくだ。

絶対たる正義…善意の力が俺ちゃんの身体に馴染んだ。

コレで俺ちゃんの脅威となる存在が大きく減った。

 

あとは俺ちゃんの偽物と立花 響、

ディケイドの力を持つ この2人の存在を消せば…」

 

サウザー「倒せる存在が居なくなる…!」

 

ゼイン「そう…絶対正義である俺ちゃんの聖戦によって

お前達に残されるのは『敗北』と『絶望』の2つだけだ」

 

諦めそうになるもガッチャードが喝を入れた。

 

ガッチャード「皆さん落ち着いて下さい!

あくまでボク達はAホムラを『倒す』のではなく

『拘束』するのが目的なんです! 見失わないで!」

 

ゼイン「…なるほど。

埒外物理学で並行同位体にダメージを転写が出来る

シェム・ハの時みたく倒せない相手は拘束するって訳か。

でも…俺ちゃんが そう簡単に捕まるとでも?」

 

ガッチャード「捕まえます! オートスコーラーの皆、

それと緒川さん、出て来て下さい!」

 

呼ばれた途端に待機して隠れていた緒川と巨体である

レイアの妹を含めたオートスコーラー達が現れた。

 

サウザー「コイツ等を呼んで何をする気だ?」

 

ガッチャード「見ててキャロル、

コレがボク流の錬金術です! ニジゴン!」

 

ニジゴン「レインボーブレス!」

 

レンキングロボとヤミバットのケミーカードに

レインボーブレスを当ててレインボーケミーに変える。

 

〈レンキングロボ レインボー ヤミバット レインボー

ガッチャンコ バットキングロボ ヒアウィーゴー〉

 

ガッチャードは まず最初にレイアの妹と手を繋ぎながら

ケミーカードをドライバーに挿し込むと

バットキングロボのガッチャードに変身した。

 

サウザー「何ッ!?」

 

本来のレインボーガッチャードはケミーだけで

仮面ライダー【ガッチャーブラザーズ】を錬成が出来る。

 

しかしレインボーガッチャードことエルフナインは

『手を繋いだ対象に力を分け与える』能力を持つ

【ガッチャグローブ】によりレイアの妹にケミーの力を

分け与えてバットキングロボ(ワイルド モード)に

変身させた。その光景にサウザーは驚きを隠せなかった。

 

サウザー「ケミーとオートスコーラーで

仮面ライダーを錬成しただとッ!?」

 

ガッチャード「コレがボク流の錬金術です!」

 

サウザー「…(確かにレインボーには力を分け与える

能力を持っていたが…変身まで可能にさせるのか?

恐らく ずっと身近にいて立花 響を見ていた影響か)」

 

サウザーが分析している間に

オートスコーラー達は次々と変身していた。

レイアは【ゴルドメカニッカー】、

ファラは【ニードルホーク】、

ミカは【バーニングゴリラ】、

ガリィは【ヴェノムマリナー】と

エルフナイン式ガッチャーブラザーズが誕生していった。

 

ガッチャード「緒川さんも…!」

 

ウォズ「いや、彼には私が力を貸そう。

受け取るんだ緒川 慎次」

 

緒川「っとと…コレは確かミライドウォッチ?

ッ!? しかも このミライダーは…!?」

 

ウォズ「あとで ちゃんと返してよ」

 

緒川「…はい!」

 

〈シノビ!〉

 

【シノビ ミライドウォッチ】を起動すると

緒川の腰に【ミライドライバー】装着されて

その中央に【メンキョカイデンプレート】をセット。

ミライドライバーを【シノビドライバー】に変えて

いつでも変身する準備が整った。

 

しかし、やっと自分にも手に入れる事が出来た

ライダーシステムにテンションが上がったのか

変身する前に緒川の口上が始まる。

 

緒川「忍の道は修羅の道、孤独に打ち勝ち道を開け!

忍法・超変化の術!」

 

メンキョカイデンプレートの手裏剣 部分、

シュリケンスターターを回すと背後に機械仕掛けの

巨大なガマガエル【クロガネオオガマ】の口から

吐き出された装備を身に纏い、その姿を変える。

 

〈誰じゃ? 俺じゃ? 忍者! シノビ! 見参!〉

 

誤った力の使い方をする者を許さない

陰に生きる未来の忍者【仮面ライダー シノビ】

 

シノビ「『忍』と書いて『刃の心』!

仮面ライダー シノビ!」

 

ゼイン「色んなライダーが勢揃いだね…けぇどぉ?

その程度の力しか持ってない奴等で俺ちゃんに勝つ…

いや、力不足だから捕らえる方向で進めてるんだっけ?」

 

シノビ「煽って余裕そうに言ってますが…

貴方、声が少し震えてますよ?」

 

ゼイン「ッ!」

 

シノビ「大体の予想は出来ます。

あんな巨体なライダー(バットキングロボ)を出してしまえば目立ってしまう。

きっと集まってくるでしょう。 貴方が警戒している

ディケイドの力を持つ響さんも…ホムラも!」

 

ゼイン「…」

 

ゴルドメカニッカー(レイア)「なるほど、

巨体で派手な私の妹の存在により…」

 

バーニングゴリラ(ミカ)「この場所にアイツにとって

来てほしくない嫌な奴が集まってくるって事なんだゾ」

 

ニードルホーク(ファラ)「しかし それは諸刃の剣…」

 

ヴェノムマリナー(ガリィ)「下手したら来るのは

一般人が変身した量産型ライダーで、ソイツ等によって

自分の首を絞める事になるかもしれませんからねぇ…

ギャハハハハハッ!」

 

シノビ「確かに来る可能性もあります…ですが

『シンフォギアがライダーを殺した』という

フェイクニュースを流す為に、装者の皆さんと

貴方が自爆させた量産型ライダーの様子を

映像を撮っているとなれば感の良い輪回さん辺りが

『近くで撮影している』と察しているはずです。

 

それに彼は生身でも僕より素早く動ける。

大体の位置が分かった以上、ここへ先に来るのは

一般人が変身した量産型ライダーでもホムラでもなく、

僕達の勢力の誰か(特に輪回さん)のはずです」

 

ゼイン「チッ…(流石は忍者か。

敵を観察して相手の方が戦力が上なら、

弱点を見つけ出しては隙を狙って突いてくる…!

 

シノビの見た目は忍者として忍ぶのに向いてない

派手な紫色だが、このジワジワと戦力を削ってくる

ネチネチとした戦法…正しく『忍』!)」

 

変身する前も後も生粋の忍者である緒川ことシノビの

観察眼により、自身の考えを見抜かれた事に仮面の下で

苦虫を噛み潰したような表情をするゼイン。

 

ゼイン「確かに、今だけで仮面ライダーが10人…

この状況で装者9人と2人のライダーが集まってくれば

合計で21人…いくら俺ちゃんが無敵になったとはいえ、

お前等が俺ちゃんを『拘束』する事に徹して動けば

冗談 抜きに捕まる…だったらコチラも加勢を呼ぼう」

 

指パッチンするとオーロラカーテンが出現して

そこからアナザーディエンドが現れた。

 

ウォズ「アナザーディエンド…ウゥッ!? 何…!?」

 

オーロラカーテンからアナザーディエンドが現れると

突然ウォズが苦しみだして その場に蹲り、

身体が透けて今にも消えそうになっていた。

 

ウォズ「アイツを間近で見ていたら、

身体が消えかけて…!」

 

ゼイン「おや? (この様子…

上手いこと記憶を書き換えられたのか? だったら…)

 

ウォズ…いや、交之 灯!」

 

突然ウォズを呼ぶゼイン。

わざわざ本名でも呼ぶという事は、これから自身にとって

重大な事を話すのかとゼインの言葉に耳を傾けてしまう。

 

ゼイン「薄々 感づいてたんじゃないのか?

自分の頭の中を弄られてるような感覚…」

 

ウォズ「…確かに感じていた、『何かが足りない』という

喪失感に。だから地球の本棚で検索を試みたが

自分についての本は施錠されていて読めなかった」

 

ゼイン「やはりか…だが、まさか本に鍵をかけるまでとは

随分と愛されてるんだねぇ、お姉ちゃん?」

 

ウォズ「いったい…何を言っているんだ…?」

 

ベル「ホムラちゃんの偽物がいるのは 此処ッ!?」

 

そのタイミングで装者とライダーが集まって来た。

 

ゼイン「全員 集まったみたいだし答えて上げようか…

交之 灯ィィィィィ!!!!!

 

突然 声量を上げた事で全員が構えるが、

ゼインは気にせず話を続ける。

 

ゼイン「何故 君は常に『何かが足りない』という

喪失感を抱えていたのか?

 

何故 君が その事を地球の本棚で調べようとしても

鍵がかかって閲覧する事が出来なかったのか?

 

何故 君がアナザーディエンドを見た瞬間に苦しみだして

その存在が今にも消えそうになっているのかぁ!?」

 

ベル「ッ! それ以上 言うなぁ!」

 

ゼイン「その答えは ただ1つ…」

 

サガ「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

これ以上は喋らせまいと口封じの為にサガに変身して

ジャコーダー ビュートにして突き刺そうと試みるも

蚊を振り払うかの如くジャコーダー ビュートを

片手で叩いて弾き返して話を止めずに続けるゼイン。

 

ゼイン「アナザーディエンドを生み出した材料の1部に、

『お前から奪った肉体』が使われているからだぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

〜バルカン VS フィフティーン〜

 

フィフティーン「ハァッ!」

 

バルカン「くッ…!」

 

大橙丸と無双セイバーを振るうフィフティーン。

往なそうとするもフィフティーンの剣捌きの前では

バルカンも避けるのは容易ではなく、かと言って

弦十郎と同等以上の力を持つ訃堂の事だ、

ヘタに その刀を素手で受け止めようとすれば

腕を失う事になるかもしれない。

 

フィフティーン「どうした? 防戦一方では無いか。

儂の錠前を こじ開けるのでは無かったのか?」

 

バルカン「無論そのつもりだ…」

 

フィフティーン「ならば…もっと足掻くがよい!」

 

究極の変身、鎧武アームズのフィフティーンが振るう

大橙丸と無双セイバーの刃がバルカンの両肩に入る。

 

生身でも人間離れしたフィフティーンの斬撃が

バルカンの両肩に入り結構なダメージを負った。

 

バルカン「狙い通り…フンッ!」パリンッ!

 

フィフティーン「なぬッ…!?」

 

肩に深く入った大橙丸と無双セイバーを掴んで

そのまま2刀を握り潰したバルカンの姿に

フィフティーンは自身の目を疑った。

 

フィフティーン「丸腰にする為に わざと…!」

 

バルカン「力業しか取り柄が無いものでな…」

 

フィフティーン「くッ…!」

 

〈クウガ!〉

 

武器を完全に失い、究極の変身ですらバルカンの前では

意味が無いと痛感し、やむなく【クウガ アームズ】に

アームズチェンジするフィフティーン。

 

〈クウガ アームズ! 超変身! ハッ!ハッ!ハッ!〉

 

バルカンと同じく格闘戦で挑みに行くフィフティーンだが

互角に殴り合ってく内にフィフティーンが押されていく。

 

基本的に剣で戦ってるのと老いた身体のせいで

司令官という立場になっても己を鍛える事を忘れない

弦十郎ことバルカンには格闘戦では敵わなかったようだ。

 

バルカン「オラァッ!」

 

フィフティーン「ぬおッ…!」

 

バルカン「もらったぁ!」

 

フィフティーン「甘い!」

 

殴られて転がっていくフィフティーンに

拳を構えて仕留めようとするバルカン。

 

しかし やられっぱなしなのが許せず、フィフティーンは

クウガの【超自然発火能力】で向かってくるバルカンの

全身を炎で包むが、バルカンは気にせず突っ込んで行く。

 

全身が燃えていても関係なく自身に殴りかかろうと

向かってくるバルカンの姿を見てフィフティーンは

我が目を疑いフリーズしてしまい、バルカンからの

反撃も回避にも対応 出来ずに追撃を受けてしまう。

 

フィフティーン「全身が燃えても止まらぬとは…」

 

バルカン「この程度の痛み…あのライブから生き残り、

負の感情が高まってライダーになってしまった

今までの犠牲者の事を思えば全身の火傷など軽傷だ」

 

フィフティーン「また民草の事か…

民の命など儂の髭 程の興味は無い。 民の命など…」

 

〈龍騎! 龍騎アームズ! 

 

戦わなければ生き残れない!〉

 

【龍騎アームズ】を身に纏うと龍騎の相棒である

ドラグレッダーがフィフティーンに纏わりつく。

 

フィフティーン「このように使える道具の餌にした方が

まだマシだと言うもの…民など居なくとも儂さえいれば

この国の安泰は保証される」

 

バルカン「いいや、『人が世界』なんだ!

人の存在あってこその世界…その世界の1部である国も

そこに人が…民が居なければ ただの更地でしか無い!」

 

『これ以上は何を言っても無駄』と判断したのか

ハンドサインでドラグレッダーを差し向ける

フィフティーンだが、バルカンは喰らいつこうとする

ドラグレッダーの頭部を掴んでは背負投げ。

 

そのままドラグレッダーを掴んで鞭のように振り回すと

フィフティーンの身体に命中。

 

フィフティーン「まさか、龍を振り回すとは…ッ!?

わ、儂の錠前が…!」

 

バルカン「俺の前でロックなど無意味だ!」

 

フィフティーン「おのれぇぇぇ!!!

 

〈フィフティーン スパーキング!!!〉

 

平成15ライダーロックシードが壊れて焦ってしまい

基本形態に戻って立て直そうとするもバルカンの言葉で

頭に血が昇って冷静さを失い一気に攻め落とそうとする。

 

フィフティーン「ウオオオォォォ!!!

 

すると身体からドス黒いオーラを発していた。

それは『怒り』か、『不』か、『闇』か、ただ分かるのは

そのオーラが異常かつ邪悪なモノだと言うこと。

 

バルカン「…堕ちたな」

 

それに対してバルカンは冷静にアサルトグリップの

赤いボタンの入力キー アサルトチャージャーを押した。

 

〈ファイナルバレット!〉

 

そして呼吸を整え、気合いを込めて構えると

再度プログライズキーを挿し込み必殺技を発動した。

 

〈ローンウルフ! インパクト!〉

 

2人のライダーキックが衝突するとバチバチと余波による

スパークが発生。そのまま2人のキックが ぶつかり合うと

両者共に変身が解除されて倒れてしまう。

 

訃堂「まだまだ…!」

 

弦十郎「俺も_ウゥッ!?

(俺の方がダメージが大きいか…!)」

 

しかし訃堂は再びロックシードの力で黄泉丸を再び生成。

黄泉丸を杖の代わりに無理して立ち上がる訃堂の姿を見て

弦十郎も負けじと立ち上がろうとするが まだ動けず、

そんな弦十郎に向かって訃堂は ゆっくりと近づいた。

 

訃堂「散華せよぉぉぉぉぉ!!!!!

 

訃堂は弦十郎の脳天 目掛けて黄泉丸を振り下ろす_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バンッ!

 

訃堂「_な…に…!?」

 

弦十郎「コレで少しでも分かったか?

お前が踏み散らしてきた民 達、そして…兄貴の痛みが」

 

脳天に黄泉丸が命中する前に懐から取り出した

ショットライザーで訃堂を撃った弦十郎。

訃堂も まさか弦十郎が銃を使ってくるとは思わず

呆然としてしまい、その隙に容赦なく撃ちまくる。

 

当然 殺すつもりは無かったので急所は外していたが、

そんな嬲るような弦十郎の行動に訃堂は理解した。

目の前の息子、弦十郎が『ブチ切れている』と。

 

弦十郎「もう終わりだ。これ以上 何かすれば、

ただでさえ残りの寿命だけでは償いきれない刑期が

さらに伸びるだけだ…大人しく牢で余生を過ごしてくれ」

 

訃堂「まだ…まだ儂には…!」

 

ボロボロになっても まだ諦めない訃堂の姿に

呆れながらも逮捕しようと手錠を取り出す弦十郎。

 

しかし この時、2人共 忘れていた。

2人の側に人喰いの怪人(モンスター)がいるという事を。

 

ドラグレッダー「グゥワァァァン!!!」

 

弦十郎「ッ! ドラグレッダー…!」

 

訃堂「フハハハハハッ! 天は儂に味方したぁ!」

 

先程 弦十郎に倒されたドラグレッダーが訃堂に近づき、

弦十郎を遠ざけるように纏わりついた。

 

まさか訃堂を守る為に起き上がったのかと

警戒してショットライザーを向ける弦十郎だが、

現実は違った。ドラグレッダーは訃堂を喰った。

 

訃堂「な、何をするッ!? 儂は…国防の為に、

絶対 生き延びて_うあああぁぁぁぁぁ!!!!!

 

断末魔が段々と聞こえなくなっていく。

ここは現実世界。ミラーワールドではないので

ミラーモンスターに襲われた人間は消滅する事もなく

喰い散らかされた血や肉や骨といった死体は残る。

 

ドラグレッダーは次に弦十郎を見る。

その口には訃堂を捕食した時の血肉が滴っていた。

 

弦十郎「ッ…!」

 

弦十郎の中に僅かながらにある恐怖心を掻き立てるが、

ドラグレッダーは訃堂を捕食した後、

弦十郎を無視して反射するものを見つけては

ミラーワールドに帰っていった。

 

弦十郎「悪魔には…いや、護国の鬼に相応しい最期か…」

 

認めたくはないが一応は父親。目の前で父親が喰われて

死ぬという光景に思うところがあったのか、

ふと空を見上げると自身の目を疑う光景が。

 

弦十郎「空に亀裂が…一難去って また一難かッ!」

 

 

 

 

 

〜少し前/ゼイン達〜

 

ウォズ「私の…アタシの肉体が奪われていて、

それがアナザーディエンドの材料に使われている…!?

いや…だとしてもアタシの身体が消えかける理由には…」

 

ゼイン「今の お前は もう1人の俺ちゃんと同じく

肉体は無いが死んだ訳じゃなく ちゃんと生きている

所謂 精神生命体だが、奴との違いは『認識』だ。

 

奴は自身を『生きている』と誤解していた。

それも万や億といった長い長い年月もの間だ。

それで肉体が無くとも生物としての機能が働き、

『肉体が無い』と知った今も尚その存在を保てていた。

 

だが、お前は つい最近デュークに肉体を奪われてしまい

『肉体が無ければ死ぬ』という常識を分かっていた。

ゴースト関連のアイテムがあれば話は違っただろうが

その時には手元に無かったのだろう。

 

そして分かっていたからこそ、存在が消えかかってる

お前さんの為に、もう1人の俺ちゃんやベルが

裏で手を回していたのだろう。

 

『音や歌に関する能力』が扱えるベルは

その1部である『洗脳』の能力で

お前に『肉体を持ってる』と認識を改変させて、

もう1人の俺ちゃんは地球の本棚に無理矢理 介入して

謎の喪失感の事を調べられないように

お前 自身の全てが記された本に鍵をかけた。

全ては…『お前の存在を消さない』為になぁ!」

 

ウォズ「ウソだ…アタシを騙そうとしてる!

そうだよねぇ…? そうだよねぇベル!?」

 

サガ「…」目を逸らす

 

ウォズ「あッ…そんな…はぁはぁ…

うあああぁぁぁぁぁ!!!!!

 

全てをゼインに暴露され、

何も言えず目を合わせる事さえ出来ないサガ。

その態度で事実だと悟り、かけられていた暗示が解けて

呼吸も乱れて今にも消滅しかけて発狂するウォズ。

 

マリア「なんて酷い事を…!」

 

セレナ「こんな事しておいても貴方は まだ

『善意の仮面ライダー』を名乗るつもりなんですか!」

 

ゼイン「あぁ名乗るさ、だって…これから俺ちゃんは

『全ての世界に存在する悪意』を消し去るからなぁ!」

 

調「『全ての世界に存在する悪意』…?」

 

切歌「どういう意味デス!」

 

ゼイン「俺ちゃんがアナザーディエンドの生成に

『ウォズの肉体』を使ったが、それは全体的に見て

ほんの1部…他にも色々な材料を使って完成させたのさ。

アナザーらしくオリジナルから奪った力とかな?」

 

クリス「オリジナル…リアの力か!」

 

ゼイン「そして最後に!」

 

奏「まだ有るのかよ!?」

 

ゼイン「S.O.N.G.から奪ったギャラルホルンだ。

それが今までカオス・ノイズを使って

『負のフォニックゲイン』を集めてた最大の理由だ!」

 

翼「ギャラルホルンと『負のフォニックゲイン』だと?」

 

未来「その2つが どう関係するの!」

 

ゼイン「言っただろう?

『全ての世界に存在する悪意』を消し去ると…!

だからギャラルホルンを『負のフォニックゲイン』で

起動したのさ! 見上げるといい…天を!!!」

 

響「天? 空…ッ!? 何アレェェェェェ!!!!!」

 

言われた通り空を見上げると空_というより

空間に亀裂が出来ていた。割れた空間の向こうには

並行世界だろうか、あらゆる光景が見えた。

 

 

 

巨大怪獣と戦う巨人の世界。

 

人々を喰おうと襲う巨人と、その巨人の項を狙って

ワイヤーを使って戦う戦士がいる世界。

 

宝石のようにキラめいてる戦隊ヒーローものの世界。

 

 

 

輪回「ホムラから聞いた事がある…

アレは恐らくシンフォギアがアニメやゲームとして

存在してる世界でコラボしたという別世界!?」

 

ゼイン「どうだ見るがいい!

全て並行世界のシンフォギアと関連した世界!

 

そして この世界 全てを融合させて、

全ての敵…全ての『悪意』を駆逐すれば

俺ちゃんは正真正銘の『正義』の存在となる!

アハ…アハハ…アハハハハハ…

アーッハッハッハッハッハ!!!!!」

 

『正義』の存在となろうとする者とは思えないゼインの

不敵な笑い声が辺り一帯に響き渡るが、空の光景に

装者とライダーの一同は絶望するしか無かった。

 




次回予告

全ての並行世界との融合を止めようとするも
アナザーディエンドが召喚した怪人の相手をしていると
戦闘中にゼインに逃げられてしまう装者とライダー達。

世界が終わるタイムリミットが近づいてる状況下で
響と もう1人、解決の鍵とも言える存在であるホムラは
何処で何をしているのか? ホムラを探し始める面々。

そして真実を知ってしまったウォズこと灯の運命は
いったい どうなってしまうのか?

次回、♪212も お楽しみに!

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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