全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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♪213

 

〜十面鬼 ユム・キミル VS 響&未来〜

 

響「全てを破壊し、全てを繋げ!

 

【ガングニール クウガ型ギア】になった響だが、

響と未来は十面鬼 ユム・キミルに手を拱いていた。

何故なら十面鬼の能力は_

 

響「おりゃぁぁぁ!!!」

 

十面鬼「クウガ返し!」

 

響「くッ…!

だったら…超変身!クウガ型ギア・ドラゴン フォーム!

このジャンプ力に特化した姿で大ジャンプ!

 

さらにクウガ型ギア・タイタン フォームで

耐久性と重量がある鎧でボディプレス!」

 

十面鬼「もう一度、クウガ返し!」

 

響「もぉ~!」

 

未来「だったら私が…お願い、ドラグレッダー!」

 

龍騎 型 ギアを纏ってる未来は先程まで訃堂を喰っていた

ドラグレッダーを呼び出すと、ドラグクローを装備して

【ドラグクローファイヤー】を放つ未来と、

未来と共に口から5000度の炎【ドラグブレス】を放つ

ドラグレッダーとのコンビネーションアタックに

さすがの十面鬼も直撃は免れないかと思いきや_

 

十面鬼「龍騎 返し!」

 

_またもや跳ね返される。

コレが2人が手を焼く十面鬼の厄介な能力。

クウガからディケイドまでの10人と同じ技を使い

相殺 出来る『ライダー返し』が使えるからである。

 

未来「相手と同じ技を使えるって、

こんなにも脅威なんだね…!」

 

響「しかも師匠と同じ声なのも微妙に戦いづらい!」

 

?「だったら俺が代わろう!」

 

建物の屋上という高所を1回の跳躍で辿り着いたのは

人間離れした身体能力を持ち、父親である訃堂も喰われ

事実上 霊長類 最強の座に君臨した男、弦十郎である。

 

弦十郎「ライダーでなければ俺の技を返せないはずだ!」

 

十面鬼「させるか! 秘技、『中の人 返し』!」

 

弦十郎のキックに十面鬼も同じキックで対抗した。

しかし人間 離れした身体能力を持つ弦十郎の前では

『声が同じ』というだけでは対抗 仕切れずを

吹き飛ばされてしまう十面鬼であった。

 

未来「ダメージを与えた…アレ?

使える技がクウガからディケイドまでなら

他のライダーや別の力で戦えばいいんじゃ…!」

 

十面鬼の能力の攻略法を見つけた未来は

新たなライダー型ギアを起動した。

 

未来「全てを破壊し、全てを繋げ!

 

特徴的なのは頭部のバイザー上下には

『カメン』と『ライダー』の文字、

アームドギアの扇は展開すると

数字が時計盤のように刻まれていた。

 

未来(ミク)は その名に相応しいライダーの力、

未来(ミライ)で王となる運命を背負ったライダー

【神獣鏡 ジオウ型ギア】を身に纏った。

 

〜BGM:ジオウ 時の王者〜

 

未来「♪〜」

 

チクタクチクタクチクタクチクタク…

 

 

 

十面鬼『どんなライダーの力を使おうとも…!』

 

 

 

未来「♪〜(…見えた。相手の未来(ミライ))」

 

十面鬼「どんなライダーの力を使おうとも…!」

 

未来はジオウの力で既に十面鬼が どう動くかなど

お見通しであり、軽く あしらわれてしまう。

 

〈タイムチャージ! 5・4・3・2・1…ゼロタイム!〉

 

【ジカンギレード】と融合させた扇を展開して放つ

【閃光】の光線を0距離で十面鬼に発射した。

 

〈スレスレ撃ち!〉

 

十面鬼「のわぁッ…!? 卑怯な…!」

 

響&弦十郎「「お前が言うなッ!!」」

 

十面鬼「おごぉッ!?」

 

未来予知で自身の動きを読みながらも自身が持ってない

ライダーの力を使われて技を跳ね返せず、対応する事が

出来ずにいると今度は背後から響と弦十郎の

師弟Wキックを受けて やられっぱなしの十面鬼。

トドメを刺すなら今しか無いと思い技を発動した。

 

十面鬼「な、なんだッ…!?」

 

いつの間にかアームドギアの扇から出た光線が

大剣の形となり、その光の大剣には文字が刻まれていて

シェンショウジン(神獣鏡) サイキョウ(最凶)』と書かれていた。

 

王剣

 

驚き戸惑い動けなくなった十面鬼に

躊躇なく光の大剣を振り下ろす未来。

真っ二つに斬られた十面鬼は断末魔を上げて消滅した。

 

クリス「おっさん、無事かッ!?」

 

奏「ダンナの断末魔が聞こえたが…無事か?」

 

輪回「この様子…

さっきの断末魔は声が同じ十面鬼か。 チッ」

 

翼「ちょっと待て、

今 叔父様の無事を確認して舌打ちしたな!?」

 

無事にアナザーディエンドが召喚した怪人を

各個 撃破した装者とライダーの面々が集合した。

 

弦十郎「それにしても完全聖遺物ギャラルホルンと

ディエンドの力をウォズ(生身)の肉体を器にした

アナザーディエンドによる世界の融合か…輪回 君、

君の持つギーツの創世の力で なんとかならないか?」

 

輪回「ジブン自身も創世の力を まだ完全には扱えない

未熟者だし、その創世の力も万能じゃない。

 

下手したら今の自体を悪化させるかもしれない。

それでもいいなら? 『大人』として、ジブンに

そうするように命令した責任も ちゃんと取れるなら?

ジブンは持てる限り、そして扱える限りの力を_」

 

弦十郎「_待った! 待ったぁ!! 待ったァァァ!!!

責任を取るのは ともかく、悪化は勘弁してくれ!」

 

輪回「チッ…折角ボイスレコーダー起動してたのに…」

 

響「そんな事しなくても

師匠なら ちゃんと責任を取ってくれますよ!」

 

輪回「どうだか…

それと、あの空の亀裂から見える別世界。

全ての世界と この世界の融合で忘れてるかもしれないが

まだ観客と生徒のライダー化と怪人 化が解決してない。

 

その証拠にアレを見ろ、量産型じゃないライダーが

変身して暴れ回ってるぞ!」

 

言われた通り見てみると【仮面ライダー インペラー】が

契約モンスター【ギガゼール】の他にも大量のゼール系の

ミラーモンスターを従わせて人々を襲わせていた。

 

ビルのガラス窓から現実世界に出て来たゼール達は

落下してきたかと思えば逃げ遅れた民間人を捕まえると

得意のジャンプ力でミラーワールドに戻っていった。

 

弦十郎「ミラーモンスター…!」

 

インペラーが契約してるゼール系モンスター_というより

ミラーモンスターの存在に先程まで戦ってた訃堂を喰った

ドラグレッダーの事を思い出して身体が少し震えていた。

 

クリス「おっさん? どした?」

 

弦十郎「いや、なんでもない…」

 

輪回「この事態を解決するにはジブンだけじゃ力不足。

世界の融合も止めるにもゼインであるAホムラを倒すにも

破壊者である あの男の…ホムラの存在が必要不可欠」

 

マリア「けど、どうやって説得するつもり?

それに そもそもホムラが何処に いるかなんて…」

 

輪回「いつの間にかベルが この場から消えてる…

意識不明のウォズ(生身)の為に探しに行ったんだろう。

ベルの後を追いかければホムラの元に辿り着くはずだ。

 

説得は…殴り合って拳で語るしか無いな」

 

未来「まさかのノープラン!?」

 

リアリストな輪回が

無計画な根性論で押し通そうと言っているのだ。

コレには殆どのメンツが驚いていたが響だけは違った。

 

響「…覚悟を決めました。ホムラさんを探しに行きます!

あの人が拳でしか語れないなら…分かり合えないなら…

私は戦う道も進んでみます! その先の…希望の為に!」

 

切歌「でも大丈夫デスか?」

 

調「最近ホムラは新しく登場した仮面ライダーの

噛ませ犬みたいな感じになってるけど…」

 

セレナ「私達は彼の本気になった姿、

ディケイドの姿になったホムラに勝てた事が無い…」

 

翼「それでも行くのか?」

 

響「はい!」

 

こうなったら響は梃子でも動かないのを知っているので

諦めた顔して見送る流れになっていたがだけは違った。

 

未来「響…」

 

響「未来…ちょっとだけ喧嘩してくる!

すぐ戻るから待っててね!」

 

未来「…ちゃんと、帰ってきてね」

 

響「ッ…うん!」

 

そう言うと跳躍して響は その場を去っていった。

 

緒川「…というか、行き先 分かるんですかね?」

 

キャロル「さぁな…」

 

エルフナイン「とにかく あのゼール達を止めましょう!

誰か何か良い案ありませんか!?」

 

輪回「任せろ」

 

自信満々な輪回はブレイクガンナーの銃口を押して

魔進チェイサーに変身。シフトカー達を呼び出すと

全員の肩に乗っかり、これから何をするのかが分かった。

 

ウェル「なるほど、重加速を起こしてゼール達の動きが

鈍くなったところを叩こうという作戦ですか」

 

魔進チェイサー「ここまでサポートしてるんだ。

分かってると思うが…これ以上 犠牲者を出すなよ!」

 

地面を思いっきり殴ると、すばしっこいインペラーと

ゼール達の動きが重加速でスローモーションになり、

シフトカーを肩に乗せて自由に動ける装者とライダー達は

インペラーとゼール達の撃破に向かっていった。

 

ちなみにミラーワールドに逃げたゼールは龍騎の力を持つ

未来がドラグレッダーと共にミラーワールドに入って

倒しに行ったのだが、またもドラグレッダーの姿を見て

訃堂を喰った記憶が蘇り身体が震えだす弦十郎であった。

 

 

 

 

 

〜響〜

 

響「最初は勢いで飛び出して

どうしようかと思ったけど、なんとなく分かる。

ホムラさんの…ディケイドの力を感じ取れる」

 

力が身体に順応してきたのか感じ取れるようになり

迷う事なく進んで行くと話し声が聞こえてきた。

 

ベル「なんでなのッ!? なんで助けてくれないのッ!?

聞いたよ? トモちゃんの存在が消えないように

トモちゃんの頭の中にある本棚で調べられないように

本に鍵をかけたって…それってさ、トモちゃんに

消えてほしくなくて助けてたって事だよね?

だったら今回も助けてよッ! 実の姉でしょ!?」

 

ホムラ「もうチャンスは上げたんだ…充分だろう?

それに…ソイツは本当は正体を隠したままの

予定だったらしいが死ぬ気だったんだろ?」

 

ベル「それは…!」

 

ホムラ「どうしてもソイツを延命させたいなら

この女の肉体を傷つけずにアナザーディエンドを倒す。

 

それが出来ないんならレクイエムを奏でる準備をしな。

音楽しか取り柄の無い お前に出来るのは そのくらいだ」

 

ベル「そんな…」

 

響「ちょっと待って下さい!」

 

ホムラ「兄妹…お前の気配は感じていたが

今はベルと話してる最中だったから敢えて無視していた。

 

それを遮ってまで会話に割り込んできたのなら

それなりの覚悟は出来てるんだろうな?」

 

響「今の やり取りは『会話』とは言えません!

どうして お姉さんの存在を否定するんですか!?」

 

ホムラ「知りたければ…戦え!」

 

ベル「ちょ、ちょっと、トモちゃんの事は!?」

 

響「どうしても拳を交えないと語り合えないんですね…」

 

そう言いつつも覚悟を決めた響は拳を構えていた。

 

響「戦いはしますが殺すつもりは ありません…けど、

敗北を認めるまで…私は貴方を ぶん殴り続けます!」

 

ホムラ「へぇ…変わったな、兄妹」

 

響「『兄妹』じゃない!」

 

ホムラからの呼び方を否定して

自分という存在が何者なのかを高らかに語った。

 

響「私は…私は【立花 響】! 

 

年齢は17歳! 誕生日は9月13日! 血液型はO型!

身長は157cm! 体重は…男の人に教えるのは

ちょっと抵抗があるので仲良くなっても教えません!

趣味は人助けで好きなものは ごはん&ごはん!

 

あと、『未来が嫁』とか『クリスちゃんが愛人』だとか

周りからは言われてますが彼氏いない歴は年齢と同じ!」

 

嘗て雪音 クリスにした自己紹介。

それを見てホムラもニヤリと笑みを浮かべて

自身が何者なのかを語った。

 

ホムラ「俺はホムラ…【交之(コウノ) (ホムラ)】!

 

身長と体重は面倒くさくて測ってないのと、

年齢も長い期間 異世界を転々と旅してたから

自分でも何歳で何cmで何kgなのか分からん!

誕生日は1月25日! 血液型はB型! 趣味は戦闘!

好きなものはアイスをメインに冷たいもの全般!

 

あと、俺は不死身だ。だから どんな攻撃でも死なない!

不死身であるが故に、どんな強者を相手にしても

本当の勝負が出来なかった…だが!

もう そんな悩みは最早 不要!

その身体に力が順応した今の お前なら俺を殺せる。 

 

やっとだ…やっと闘える…殺し合える…命の奪い合える…

本物の勝負が、決闘が、今日になって初めて出来る!」

 

ホムラの昂る感情に共鳴したのか

ディケイドライバーの色が白からマゼンタに変わった。

 

ホムラ「へへへッ…!」

 

響「準備万端みたいですね?

それじゃあ…Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

ホムラ「じゃあコッチも感情の高まりによって

パワーアップした俺の力を見せてやろう…変身!」

 

ガングニールを纏う響を見てホムラもパワーアップした

新たなドライバー【ネオディケイドライバー】を装着して

カードを挿し込むと、ホムラは新たなディケイド激情態。

 

〈カメンライド ディケイド!〉

 

【仮面ライダー ネオ ディケイド激情態】へと進化した。

 

響「私も…全力で行きます。 スゥ~…

全てを破壊し、全てを繋げ!

 

一見ベルトの色 以外に変わった様子は無かったが、

それでもホムラが変身する激情態の進化による

パワーアップを感じた響は最初から切り札にして全力、

【ガングニール ディケイド型ギア】を起動させた。

 

響「行くよ…ホムラ!」

 

ネオ激情態「ッ! いいぜぇ…来い、ぃ!」

 

激情態と響、準備を終えた2人は相手に向かって

走り出して行くと両者共にパンチを繰り出す体勢になり、

突き出した瞬間お互いの拳が衝突。

 

その余波だけで近くにいたベルとウォズ(生身)が

吹き飛ぶだけでなく周りの建造物も消滅していた。

 





次回、Aホムラと戦う前に始まる響とホムラとの決着。
この戦いにより、この物語(小説) の主人公が決まる。





☆ホムラに付けた設定の元ネタや理由。

●誕生日の1/25はディケイドの放送日から。

●血液型はBREAKER(破壊者)の頭文字を取ってB型。

●趣味は…バトルジャンキーなのは今更なので。

●好物が
『アイスをメインとした冷たいもの全般』なのは
過去に迫害連中に磔にされて焼き殺されたからか
人が時折 完治してても傷を負った場所が疼くように、
ホムラも肉体を失っていてエネルギーで形成された
仮初の身体であるはずなのに、燃えるように熱く感じて
その熱を下げたいと自然と冷気を求めている。

あと響がオーズの火野 映司に似てるので、
いつの日かアンクのポジションに出来たらなぁ〜と思い
ホムラをアイス好きな設定にしました。

身体が突然 熱くなると、
グラニュートが闇菓子を欲する程という訳ではないが
変身後に冷却装置を欲しがるリアクター・ドーパントの
二階堂 守と同じくらいに冷たいものを欲する。

●身長と体重の設定は面倒くさくて…ゴメンナサイ。

●余談:命の奪い合う戦いをするならフェアで戦いたい。
    そう思ってる為、己の不死性を憎んでいる。

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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