全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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月でカオスD×Dと戦う装者とホムラ。
全てのライダーを ぶっ潰す対ライダー戦においては
敵 無しのジャマ神バッファに変身するも、
半減の力で無効化されてしまう。

響は切札の『アレ』を使おうとするも
『アレ』の意味を理解 出来ずに混乱していると
いつの間にか吹っ飛ばされてしまっていた。





前の投稿から
時間が かかってしまって申し訳ございません!
1つの話を書き上げるのにも長い時間が かかってしまい
本編も長くなりましたが読んでもらえると幸いです!


♪234

 

〜地球/鳴滝〜

 

鳴滝「ハァ…ハァ…どうにか生き延びる事が出来た」

 

ヴァルバラド黒鋼に進化した輪回によって鳴滝は

倒されて消滅したものの九死一生を得たのだった。

 

鳴滝「門矢 士を始めとした あらゆる世界線に存在する

ディケイドの力を持つ者の旅を終わらせたいのに、

そのディケイドの存在ある限り、私は旅を続けられる…

消したい存在に生かされるなんて、皮肉なものだ」

 

?「おッ? 生きてたんだ!」

 

鳴滝「ッ!? 君は…!?」

 

そんな鳴滝の前に現れたのはアマダムの力で

多くのライダーの力を奪われた被害者のベルである。

 

ベル「アンタが無事なら

私から奪ったライダーの力も無事だよね?

それならさぁ…返してもらうよ」

 

鳴滝「ッ! 『トルネ_」

 

BANG!

 

マジなトーンに身の危険を感じた鳴滝は

すぐさまアマダムの力で魔法を発動しようとするも

それよりもベルの方が一手 早く、鳴滝の脳天を

【ベイクマグナム】で撃ち抜いた。

 

鳴滝「…」

 

撃ち抜かれた鳴滝だが銃痕は無く、

ただ呆然と立つだけだった。

 

ベル「輪回みたいに洗脳や精神攻撃への耐性を持ってる

可能性も考えて脳に撃ったけど杞憂だったみたいだね。

それじゃあ早速…『奪ったライダーの力を返せ』」

 

ベルがベイクマグナムを間に通して鳴滝に指示すると

ゆっくりと近づいてきたのを見て、ベルはブランクの

ライドウォッチを取り出すと、鳴滝はウォッチに奪った

全てのライダーの力を注ぎ込んで返したのだった。

 

ベル「いやぁ〜弓美ちゃんが仮面ライダーの、

ガヴの最新話まで見せてくれたおかげで助かったよ。

 

催眠とか洗脳は元々 私の得意分野だったけど、

この銃あれば凄い楽ちんだなぁ…さてと」

 

ライダーの力を全て取り返したベルは

再び鳴滝を撃つと新たな命令を下した。

 

ベル「それじゃあ次の命令…『この世界から去れ、

2度と この世界に関わろうとするな』」

 

鳴滝「…」

 

そう言われた鳴滝はオーロラカーテンを出して

この世界から去っていったのだった。

 

ベル「良いねぇ、この銃 面白い!

これなら催眠や洗脳といった精神系の攻撃が効かない

輪回にイタズラ出来そうだしホムラちゃんにも

恋人プレイが出来そう…フフフッ」ニヤリ

 

ベイクマグナムを見てウットリしているベル。

しかし彼女は このマグナムを何処から入手したのか?

何故 鳴滝の居場所を把握して先回りが出来ていたのか?

 

色々と気になるが、

今は場面を変えて月での決戦を見てみよう。

 

 

 

 

 

〜月〜

 

カオスD×D「お前達が言う『アレ』が

なんの事かは知らないが、切札があるなら

出し惜しみせずに早く出した方が良いぞ?

死にたくなかったらな…!」

 

ホムラ「そうだな…やらずに後悔するより

やって後悔した方がいいというもんな。

響! 教えてくれ…『アレ』って なんの事だ!?」

 

響「だから『アレ』だよ! 前(♪231)に仮想世界で

特訓した時に私が考え抜いた『案』のこと!」

 

ホムラ「…あぁ『アレ』の事か!?」

 

響「やっと伝わったよ…」

 

未来「むしろ『アレ』だけで伝わる訳ないでしょ…」

 

ホムラ「それじゃあ切札の1つ、見せてやろうぜ!」

 

響「よし、それじゃあ まずは変身して」

 

ホムラ「了解」

 

ディケイドライバーを装着して

カードを片手に見せつけるように構えていた。

 

〈カメンライド〉

 

ホムラ「変身!」

 

〈ディケイド!〉

 

ディケイドに変身したホムラを見て

ライダー型ギアを起動している装者は

『アレ』こと『切札』を使った作戦を開始した。

 

セレナ「それじゃあ行きます!

チェンジ! アガートラーム、ガヴ型ギア!」

 

セレナの腹部にベルト 兼 赤い口、ガヴが出現すると

アガートラームの装甲が紫色のグミ製に変わり、

【アガートラーム ガヴ型ギア】となった。

 

セレナ「翼さん、クリスさん、お願いします!」

 

呼んだ2人の装者と手を繋ぐと

眷属であるゴチゾウの【ザクザクチップス】と

【チョコダン】と【チョコドン】が自らセレナのガヴで

食べられるとクリスの両手にはチョコダンガンと

チョコドンガンの二丁拳銃が、翼の両手には

ザクザクチップスラッシャーが装備された。

 

カオスD×D「何…?」

 

翼「行くぞ、雪音!」

 

クリス「あいよ、先輩!」

 

両手にザクザクチップスラッシャーを構えて

二天一流でカオスD×Dに斬りかかる翼と、後ろから

二丁拳銃でチョコの弾丸を撃ちまくるクリス。

 

カオスD×D「鬱陶しい…!」

 

〈BOOST! BOOST! BOOST!〉

 

力を倍加したカオスD×Dは『パリッ!』と

ザクザクチップスラッシャーを砕いた。

 

カオスD×D「お前も 砕けろ!」

 

翼「フッ…半減の力の方を使えば良かったものを」

 

カオスD×D「なッ…!?」

 

砕いたはずのザクザクチップスラッシャーが再生。

再生したと同時に翼はカオスD×Dに突き刺した。

 

翼「元々この刀は再生するが耐久性が低い。

だから倍加で強化せずとも簡単に砕ける。半減して

刀の攻撃力を下げた方が まだ良かっただろうさ」

 

カオスD×D「だったら望み通り半減_」

 

翼「_もう遅い…セイッ!」

 

カオスD×D「(刀を投げた…?

そのくらい簡単に避けて_)」

 

翼「_雪音!」

 

クリス「分かってるって!」

 

狙いを定めてチョコダンガンとチョコドンガンで撃つと

翼が投げたザクザクチップスラッシャーが砕けた。

砕けた事で刀の破片がカオスD×Dを襲った。

 

カオスD×D「地味に痛い!

あの脆い刀の刃を、わざと…!?」

 

クリス「散弾銃ならぬ散弾剣ってな」

 

カオスD×D「チッ…セコい技を使いやがって…!」

 

調「次は私…シュルシャガナ、ビルド型ギア!」

 

ツインテ部分が片方が赤いウサ耳を模したもの、

もう片方が青い戦車の砲身を模したものとなり、

脚部も片方が赤と青にカラーリングされて

片脚ずつにバネとキャタピラが装備された

【シュルシャガナ ビルド型ギア】となった。

 

調「勝利の法則は決まった…と、思いたい」

 

自身の無さからか言い切れてなかったので

『ズコッ』とコケてしまう装者の面々。

 

調「手始めに…」

 

〈オクトパス! ライト! ベストマッチ!〉

 

〈フェニックス! ロボット! ベストマッチ!〉

 

調「さぁ、実験を始めようか」

 

〈稲妻テクニシャン! オクトパスライト!〉

 

〈不死身の兵器! フェニックスロボ!〉

 

ビルド型ギアになった調は未来と奏の手を繋ぐと、

未来のギアの右肩の片方にはタコ、左肩には電球が。

奏のギアは右腕が常に燃えている状態で

左腕が機械仕掛けのロボットアームになっていた。

 

奏「はぁ…ハイハイ、

お前等からしたら天羽 奏=フェニックスの

イメージなのは分かったよ。確かに不死鳥がモチーフの

オーディンやファルシオンに変身してたけど…」

 

未来「私は なんでタコと電球?」

 

調「神獣鏡の光と…ヌルヌルなタコの触手で

響さんを どうこうしたい願望があるかな?って…」

 

響「えッ!?」

 

調「なんかビルドのギアで影響で上がった

分析と解析の機能で割り出した結果と言いますか…」

 

未来「…調ちゃん、グッジョブ」

 

響「未来ッ!?」

 

カオスD×D「そんな姿で勝てる_」

 

調「フンッ!」

 

カオスD×D「_グエッ!?」

 

言い切る前に左脚のバネ、

ホップスプリンガーで瞬時に距離を詰めて

右脚のタンクローラーシューズを模した鋸で

カオスD×Dに蹴りを入れる調。

 

マリア「それにしても、

なんで調がビルドなのかしら?」

 

激情態「並行世界だと死にかけてる暁 切歌の

生命維持装置を開発したり、その暁 切歌を模した

アンドロイドを開発したりするような頭脳の持ち主で

お前等が嫌いなウェルを助手として顎で使うくらいの

博士らしいからな。ビルドに適性が有るのも納得だな」

 

ご丁寧に激情態がマリアに解説してる間に

未来がオクトパスの触腕でカオスD×Dに絡みつくも_

 

カオスD×D「こんなので

俺の動きを止められるとでも思ったか!」

 

_引きちぎって突っ込んでいった。

目眩ましの蛸墨による煙を出しつつタコの触腕で

攻撃を仕掛けるが、その攻撃を頼りに構わず

突っ込んで行くカオスD×D。

 

カオスD×D「ッ!(見えた!)」

 

シルエットが見えたので攻撃を仕掛けようとすると、

電球の方を前に出して点灯する未来。 

蛸墨の暗闇の中でシルエットが分かるくらいに

目が慣れた状態で強い光を直視したとなると_

 

カオスD×D「目がぁ…!

目がぁぁぁぁぁ!!!!!

 

_こうなる訳だ。

 

奏「次はアタシだ!」

 

目を潰されたものの声を頼りに殴るカオスD×Dだが

ロボットアームのディストラクティブアームで

拳を受け止めてフェニックスの方の腕で

アイアンクローで掴む。カオスD×Dはロボの腕で

掴まれた腕は破壊されていき、フェニックスの腕で

掴まれた頭部は高熱で溶かされていた。

 

カオスD×D「この…離せ!」

 

〈DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE!〉

 

奏「やばッ…!?」

 

目が潰れていようと関係なく、掴まれてるのを

逆手に取って奏の力を吸収して半減してくる

カオスD×Dだが、すぐに危機を察して距離を取る奏。

 

クリス「私様の出番も残しといてくれよ! 

イチイバル、ギーツ型ギア!

そして受け取れ、後輩 共ォ!」

 

ギーツ型ギアになったクリスは響にモンスター、

調にゾンビ、切歌にニンジャの力を付与した。

 

カオスD×D「さっきから他のシンフォギア装者に

違うライダーの力を…コレは お前の仕業か? 響!」

 

響「コレが私達の切札! 苦手な形態やスタイルを

他の仲間に分け与える…音楽用語で『繋ぐ』を意味する

このシステムの名は『アームド・スラー』だ!

 

ちなみに この技はホムラが激情態のディケイドか、

私がディケイド型ギアを纏った時に発動が可能です!」

 

激情態「何を丁寧に!」

 

クリス「説明してんだバカ!」

 

カオスD×D「ハッハッハッハッハ!

面白い、流石はMy花嫁だ!」

 

響「オリャオリャオリャオリャアァァァ!!!」

 

カオスD×D「殴り合いならコッチも!」

 

〈BOOST! DIVIDE! BOOST! DIVIDE!〉

 

モンスターの力がプラスされた響に対抗する為の

倍加による強化と先程の翼とクリスの連携による

戦法の反省を活かして半減の能力も発動させると、

元々モンスターの超パワーには時間制限があるので

最初こそ互角に殴り合っていたのだが、最終的に_

 

カオスD×D「オーラァ!」

 

響「ぐわぁぁぁぁぁ!」

 

_押し負けてしまい吹っ飛ばされる。

しかし すぐに助けに入ったのはザババの2人。

 

ニンジャの力で上がった機動力でカオスD×Dに近づき

両手にニンジャデュアラーを構えて斬りかかる切歌と、

その後ろにはシュルシャガナの機動力がプラスされて

鈍足のゾンビとは思えないくらい素早い調の姿が。

 

切歌「前に やられた仕返しデス!」

 

カオスD×D「怒りに任せて

そんなバカ正直に突っ込むなんて

『反撃して下さい』って言ってるのと同じだろ!」

 

真正面から来た切歌に能力も使わずに懐に拳を入れて

吹き飛ばし、後ろにいる調に ぶつけようとしたが_

 

〈POISON CHARGE〉

 

調「私の弱点『パートナーの切ちゃんを狙う』

それは既に克服した…こうするの!」

 

〈TACTICAL BREAK〉

 

γ式・卍不死(ゾンビ)

 

_調は毒々しいオーラを纏わせた巨大な丸ノコを飛ばし

自分の方に飛んできた切歌を切り裂いた。

 

激情態「自分の相棒を…!?」

 

その光景に敵対してるカオスD×Dだけでなく

仲間の装者 達も激情態も目が飛び出る程に驚いていた。

 

カオスD×D「お前、マジか!?」

 

衝撃的 過ぎて倍加も半減も間に合わなくなる程

丸ノコが近づいてたので紙一重で躱したカオスD×D。

 

調「忘れたの?

切ちゃんは今ニンジャ(忍者)になってるって事を!」

 

そう言われて全員が調に切り裂かれた

切歌の胴体を見ると、いつの間にか丸太になっていた。

 

切歌「変わり身の術デス!」

 

カオスD×D「空蝉!?」

 

切歌「デース!」

 

ニンジャデュアラーを両手に構えた切歌の

自身の身体に捻りを加えての回転斬り。

 

その回転斬りでカオスD×Dの身体を貫いた。

 

翼「やったか…!?」

 

未来「いや…アレ!」

 

カオスD×D「あ゛ぁ゛…!」

 

身体を貫かれた事により苦しんで

うめき声を上げていたカオスD×Dだったが、

その身体に出来た穴が徐々に塞がっていった。

 

カオスD×D「あ゛ぁ゛…再生、完了っと♪」

 

クリス「再生 能力 持ちかよ…!」

 

カオスD×D「それだけじゃない…不死身だ!」

 

奏「マジかよ、面倒な…」

 

セレナ「ですが、コッチには不死身だろうと倒せる

ディケイドの力を持つホムラさんと響さんが…!」

 

カオスD×D「無駄 無駄ぁ! 例え破壊者である

ディケイドの不死身をも殺す力を持ってしても、

お前等は俺の足元にも及ばなぁい!」

 

激情態「そんなデカい口 叩くなら試してやるよ!」

 

〈アタックライド 音撃金棒・烈凍!〉

 

【仮面ライダー 凍鬼】の金棒 型の音撃棒、

烈凍を装備して強烈な一撃を喰らわせると

吹き飛ばされるカオスD×Dだったが、

手応えが まるで無かった。 烈凍を受ける直前に

カオスD×Dは受け止めた事で威力が半減されたのだ。

 

激情態「なら…次はコレだ!」

 

〈アタックライド アドベント!〉

 

〈アタックライド アドベント!〉

 

〈アタックライド ユナイトベント!〉

 

〈アタックライド キャッスルドラン!〉

 

〈アタックライド ドラゴライズ!〉

 

激情態「相手がドラゴンなら相性が良いのは

『こおり』か『フェアリー』か同じ『ドラゴン』だ!」

 

先程(♪232)まで王蛇に変身して戦わせてた

ジェノサイダーに加えて龍騎とリュウガの

契約モンスターのドラグレッダーにドラグブラッカー。

さらにキャッスルドラン、ウィザードラゴンの

合計5体のドラゴンが口から炎や光弾を放つ。

 

カオスD×D「その程度か? 【アスカロン】!」

 

激情態「アスカロン!?

それってドラゴンキラーの聖剣…!!」

 

取り出したアスカロンを振るうと倍加していたのか

風圧だけでジェノサイダー達はデータ状に消滅した。

 

奏「ドラゴン達が一撃で!?」

 

激情態「データで再現されたものとはいえ、

あのドラゴン軍団をドラゴンキラーの聖剣

アスカロンを使って一瞬とは…なら、

少しズルい気がするが四の五の言ってられないな!」

 

〈アタックライド ゾーン!〉

 

〈アタックライド ポーズ!〉

 

エターナルのT2ゾーンガイアメモリで範囲を絞って

ゲームエリアを展開。そしてゲームエリア内にある

全ての時間を止めるクロノスのポーズで激情態は

カオスD×Dの周囲だけの時間を止めた。

 

激情態「どうだ!」

 

カオスD×D「残念。 お前が時を止めたのは

騎士の駒の機動力によって生まれた残像だ」

 

激情態「なッ…!? 

なら、コッチもスピードで勝負だ!」

 

〈ファイナルアタックライド ダ・ダ・ダ・ダブル!〉

 

激情態「相手を完全に粉砕するまで蹴りを入れ続ける

アクセルのマシンガンスパイクなら どうだ!!」

 

タイマーを起動してトライアルメモリを上空に投げると

高速移動でカオスD×D目掛けて猛ダッシュ。

 

カオスD×D「やられっぱなしで

近接戦しか出来ないと思うなよ?

遠距離攻撃だって出来んだよ! ドラゴンショット!」

 

〈アタックライド ユニゾン カイザービー!〉

 

〈アタックライド スタンパー!〉

 

カオスD×Dが放った遠距離攻撃を回避しつつ

懐に入り込むとカイザービーの効果で

脚を鋭利な針状にして衝撃性あるスタンパーの効果も

プラスしての連続キックを浴びせ続けると

落下してきたトライアルメモリをキャッチした。

 

激情態「9.9秒…ギリギリだが、

10秒 経過する前に文字通りケリ(蹴り)を付ける事を出来た」

 

カオスD×D「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

連続キックの後に爆発したカオスD×Dだったが、

爆煙から刺されて身体中に穴だらけになった

カオスD×Dが姿を現した。

 

カオスD×D「残念だったな、

これくらいじゃ俺を倒すなんて_

ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!(テイク2)」

 

その穴の全てにフォーゼのマークが浮かび上がり、

15秒程 経過するとフォーゼのマーク全てが爆発した。

 

激情態「二段階 仕込みだ。 流石にコレで_」

 

カオスD×D「_『倒せた』…とでも?

思い上がるなピンク野郎が!」

 

激情態「ディケイドの色はマゼンタだ!

それに倒せてなくてもコッチには まだまだカードの

ストックが いっぱいあるんだよ!」

 

カオスD×D「色んな引き出しが あったとしても、

変身を維持してなきゃ意味は無いよなぁ!?」

 

激情態「はぁ? 何を言って_」

 

言いかけた途端に激情態の変身が解除されてしまった。

変身どころかホムラが元々 着ていた衣服も破れていた。

 

そんな光景に戦闘中だというのに顔を赤くして

自身の目を手で覆う装者 達が続出。

 

ホムラ「_な、なんだ…!?」

 

カオスD×D「文字通り丸裸ぁ!

そんな無防備で俺の攻撃を防げるかぁ?」

 

丸裸で無防備のホムラにアスカロンを突き刺そうとする

カオスD×Dだったが、刺される前にホムラは全身を

モザイクのようにオーロラカーテンに覆った。

 

ホムラ「あ、危なかったぁ…お前、何しやがった!」

 

カオスD×D「衣服 限定 破壊技、『洋服崩壊(ドレス・ブレイク)』…

相手の変身を強制解除させるならコレが1番だな」

 

マリア「離れなさい!」

 

セレナ「これ以上 人を裸にさせないで下さい!」

 

アームドギアの短剣を投げるセレナと

蛇腹剣にして振るうマリアだが余裕で躱した。

 

カオスD×D「コレで分かっただろ?

例えホムラの持つディケイドの力を頼りに

俺の再生と不死を打ち破ろうと思っても、

こうやって相手の変身を強制的に解除させられる。

コイツのディケイドの力は あてにならないぞ?」

 

未来「確かに、

変身してなきゃ不死身を打ち破れない…!」

 

カオスD×D「どうだ? シンフォギア装者 共。

幾度 絶望の闇に蝕まれようとも立ち上がって

世界の命運すら揺らごうとも希望の光で照らした

お前達でも、今回ばかりはディケイドの力を持つ

ホムラと響の存在が必要不可欠だ。

 

『ディケイドの力を持つ者が居れば』、

『ホムラが居れば』、『響が居れば』、『仲間とならば』、

どんな困難も全て乗り越えられる…そう思ってたのに、

そんな全ての希望が絶望に転じて打ち砕かれた心で…

ズタズタにされた胸の歌で俺に勝てるとでも?」

 

その言葉に装者 達は何も言えなくなってしまった。

 

カオスD×D「さぁ…胸の歌を力と変える戦姫、

シンフォギア装者よ! 心のままに謳ってみせろ!

『希望』を!『未来』を!!『夢と愛』を込めて!!!

 

そして希望を掲げて戦いを挑んでこい!

俺は それを刈り取る者…世界の全てが滅びを拒み、

未来を求めるのなら、俺はその全てを砕き、

滅びをバラ撒こう…!」

 

調「そんな事させない!」

 

切歌「ディケイド頼りじゃない事を証明するデス!」

 

クリス「おい待て、考えなしに突っ込むな!」

 

調「大丈夫…!」

 

切歌「考えなら有るデス!」

 

カオスD×D「フッフッフ…『乳語翻訳(パイリンガル)』」

 

ニンジャの力が付与された切歌が分身しながら

周りを囲むように走ると間髪入れずに地面から出てきた

バーサークローがカオスD×Dの足を掴み動きを封じる。

 

カオスD×D「フッ…」

 

しかしカオスD×Dは

『最初から全て お見通し』とでも言わんばかりに

反応が薄いのだが、そんな事は気にせず分身した

切歌の集団がニンジャデュアラーで斬り裂こうとしたが

カオスD×Dのドラゴンショットで全て撃ち抜かれる。

 

奏「全員が分身!?」

 

クリス「じゃあ本物は何処に…!?」

 

レイズドリルを装備した調がカオスD×Dの

背後の地面から切歌と共に現れると2人は武器の

ニンジャデュアラーとゾンビブレイカーによる

奇襲攻撃を仕掛けてきた。

 

やはり2人の奇襲を事前に分かっていたように、

足に掴まれていたバーサークローを引き千切って

ザババの2人を叩きつけた。

 

響「調ちゃん! 切歌ちゃん!」

 

激情態「アイツ…

未来予知か心を読む能力でも持ってるのか?」

 

カオスD×D「乳語翻訳(パイリンガル)

女に限定されてるが胸の内を聞き出す事が出来る。

緑に比べたらピンクの方は聞き取りづらかったがな」

 

その言葉に調を始めとして

胸元を抑えるシンフォギア装者 達。

 

カオスD×D「やはり、お前達が相応しい。俺の花嫁、

響を絶望に染め上げる為の…最高の生贄だ!」

 

未来「させない!

私は…もう誰の依代にも生贄にもなるつもりは無い!」

 

カオスD×D「ふ〜ん…けど俺が出した力は7割だけ。

まだ全力の10割の力しか出して戦ってないのに

お前等は追い詰められているんだぞ?

 

さっき(♪233)だって響とホムラのお前等2人を

倒していれば『対戦者 全員の変身解除させる』という

勝利条件を満たして俺が勝ってたのに立ち直るまでの

時間稼ぎの会話に付き合い、魔法で回復させた理由。

 

その答えは…お前等は既に詰んでいるからだ!

『どんなに努力して戦ったところで勝てない』という

絶望の現実と事実を お前達に見せつける為だぁ!!」

 

カオスD×Dが ご丁寧に説明してる間に

ホムラが再変身して激情態になるも

装者 達の目は既に諦めの目となり、

希望は消えかけて絶望に染まる寸前だった。

 

カオスD×D「そこで提案だ。

事前(♪232 )に言ったがハンデ3、

俺の敗北条件は『気を失う』か

『参ったと宣言する』か『ベルトを破壊される』の

どれか…逆に俺が お前達に勝利する条件は

『対戦者の変身を解除させること』だ。

 

だが、それは別に攻撃して

ダメージを与えての強制解除じゃなくてもいい、

お前達が自主的に変身を解いても問題は無い。 

ホムラみたいに裸にされてなくても済むぞ?」

 

激情態「敗北を認めて、武装を解けと?」

 

カオスD×D「服を ひん剥かれた挙句、

完膚なきまでボロボロにされたくないならな。

それが嫌なら…自分で変身を解け」

 

響「もう、打つ手は無いの…?」

 

?『諦めないで!』

 

響「ッ!?(誰、今の声…!?)」

 

カオスD×D「どうした? 負けを認めるのが嫌か?」

 

?『いきなりでゴメン…突然 話されても混乱するよね?

それでも僕の言葉をを信じてくれるなら聞いてほしい』

 

諦めてギアを解こうとする響だったが

突然 頭の中に聞こえた声に驚き手を止め、

その頭の中に直接 語りかけてくる声を

大人しく聞いていると、響の その瞳に力を取り戻した。

 

カオスD×D「さぁ、ギアを解除しろ!」

 

響「…分かったよ」

 

未来「響ッ!?」

 

カオスD×D「そうか、分かったか?」

 

響「うん、分かったよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は貴方の方が追い詰められてるって事が!

 

カオスD×D「ッ!?」

 

ガントレットのパーツを引き伸ばすと

力いっぱい拳を叩き込もうとする響を見て

咄嗟にベルトを守ろうとするが、響の拳は

ベルトではなく顎にクリーンヒット。

 

カオスD×D「ゴォッ…!?」

 

さらに響がガントレットを引き伸ばしていたので

パイルバンカーのようにカオスD×Dの顎に衝撃が

もう一度 襲いかかる。

 

カオスD×D「バァッ…!?」

 

激情態「ダメ押しだ」

 

〈アタックライド ブラスト!〉

 

アッパーを喰らい宙を舞ってる

カオスD×Dに激情態は すかさず援護射撃。 

 

殴られた事により脳が揺らされてしまって

『防御する』という正常な判断が出来なくなった

カオスD×Dは全弾命中してしまう。

 

翼「立花、どういう事だ?」

 

マリア「私達じゃなくて

逆に『カオスD×Dの方が追い詰められている』って?」

 

響「誰か分からないんですけど、

頭の中に直接声が聞こえて教えてくれたんです。

ファーストさんの弱点を」

 

セレナ「弱点?」

 

響「その声の人 曰く

『蘇ったばかりで思うように力を振るえない状態で、

全盛期の7割しか力を出せない』って!」

 

カオスD×D「ッ!?」

 

激情態「その言葉に嘘が無いなら…カオスD×Dの方は

こう言ってたな『俺は7割の力しか出してない』と」

 

クリス「つまりアイツは余裕なフリして

結構 切羽 詰まってるって事かよ!?」

 

調「それなら私達にも…!」

 

切歌「勝てるチャンスは あるかもしれないのデス!」

 

カオスD×D「誰が教えたのかは知らないが…

さっき(♪232)までの戦いだって、どの道お前達が

俺と戦ったところで無駄だ。 何せ最初の3分間なんて

変身してないのに響とホムラ以外はボロボロになって

変身解除されてただろ? 俺が今 出せる全力で戦えば

お前達は『絶望 的な死』を迎える事になるぞ?」

 

奏「確かに負けたな…なら、

なんで諦めさせて降参させるように勧めるんだ?」

 

カオスD×D「ウゥッ…!」

 

激情態「シンフォギアのシステムを取り込んで

パワーアップしてるメックヴァラヌスの三人娘などを

見てると説得力に欠けるが、ドラゴンを鎮めるのは

いつだって『歌声』だ。奴は4体のドラゴンの力を使い、

その上この世界には【哲学兵装】というモノがある。

 

最初に不死を打ち敗れる俺と響じゃなくて

他のシンフォギアの奴等を狙ったのは装者の『歌』が

ドラゴンの力を使う自分を弱体化させて倒せる

可能性が あったから、それを潰す為なんじゃないか?」

 

カオスD×D「ギクッ…!?」

 

未来「そういう事なら…響!」

 

響「そうだね未来。いつも通り皆で歌って戦おう!」

 

BGM:六花繚乱(9人 Ver.)

 

シンフォギア装者9人 全員で歌い出して戦うと

追い詰められていた先程までの戦況とは一変した。 

 

装者 達「♪〜!」

 

奏が一番槍となっての一突き、

未来の光線、翼の剣技、クリスの射撃、

ザババ コンビとイヴ姉妹のコンビネーション。

 

〈アタックライド イリュージョン!〉

 

〈アタックライド ギガント!〉

 

さらには激情態のイリュージョンを使っての

分身からのG4のギガントを ぶっ放すという

オーバーキル。スーパー戦隊のラスボス戦でも

ここまでしないだろうと思わせる激情態と

シンフォギア装者 達による連携。

 

カオスD×D「さ…再生が、追いつかない…!

俺が、ここまで追い詰められるなんて…!!

 

(いや、そもそも なんで俺は戦っている!?

響が欲しいから…? 響は良い女だが、

今まで出会ってきた女の中では2番目、

俺の1番は…本命は姫島 朱乃だったはずだろ!?

じゃあなんで俺は響をモノにしようと_)」

 

響「オリャァァァァァ!!!!!

 

カオスD×D「(ッ! 今の_)バグゥッ!?」

 

一瞬 響と重なって見えた少年の姿に

見入ってしまった結果、回避も防御も忘れてしまい

響からの拳を受けて殴られてしまい、吹っ飛んで

仰向けに倒れたカオスD×Dは突然 笑い出した。 

 

カオスD×D「クククククッ…ハハハハハッ…

ハーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」 

 

奏「なんだ? 打ちどころが悪かったか?」

 

カオスD×D「あぁ…そうか。 やっと分かった。

何で俺が お前に固執するのか、何でお前を欲したのか…

それは、お前がアイツに…俺の依代だった男、

【兵藤 龍誠】に似ていたからだ。

 

お前と同じで お人好しでなぁ、

自分のことより他人事を優先して自分が傷付いても

何とも思っていないような奴だった。お前はアイツに

そっくりだ。 だから俺はお前が欲しくなったんだ」

 

自分でも分からなかった響に拘る理由が分かり

スッキリしたカオスD×Dは ゆっくりと立ち上がった。

 

カオスD×D「ありがとよ…お前等との戦いのおかげで

ますます響をモノにしたくなったよ」

 

未来「響は…絶対に渡しません!」

 

カオスD×D「いいぞ、お前達が邪魔して

抵抗してくれたから俺は自覚する事が出来た…

だからこそ、コレは俺からの礼だ。

お前達にくれてやる。心尽くしの…『絶望』を!

 

うおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!

 

響「ちょっと!? ちょっと!?!?

ちょっとぉぉぉ!?!?!?」

 

追い詰められたカオスD×Dは切札を使おうと

気合いを入れる為の雄叫びを上げると、

尻尾が生えた100mを超える巨体へと巨大化した。

 

激情態「巨大化か…あのアニメちゃんが言ってたぞ?

追い詰められての巨大化は敗北フラグだってな!」

 

カオスD×D「へぇ~…なら、

そのフラグを回収してみせろよ!

巨体となった俺の巨大な敗北のフラグをよぉぉぉ!」

 

巨大化したカオスD×Dは生えた尻尾を振るうと

装者と激情態は薙ぎ払われて吹き飛ばされてしまう。

 

響「あんなにデカくなった相手と戦うには…ん?」

 

巨大化したカオスD×Dを前にして『どうすれば?』と

頭を抱える響を筆頭にした装者なのだが、

その横で激情態のライドブッカーから

1枚のカードが飛び出してきた。

 

激情態「このカードは…!?

こ、コレだけは絶対に使わないぞ!」

 

投げ捨てたカードをキャッチして じっくり見る響。

 

響「…ッ! そうか、ディケイド型ギア!」

 

激情態「ちょ、ちょっと待て!

そのカードで俺を どうするつもりだ?」

 

〈ファイナルフォームライド

ディ・ディ・ディ・ディケイド!〉

 

激情態「え? は、ちょ、待っ、おい!?

俺の身体ぁぁぁ!!!???

 

ガングニール ディケイド型ギアを纏った響は

ファイナルフォームライドを使うと

巨大なディケイドライバーに激情態の身体が変形。

 

そして激情態が変形したがディケイドライバー

腰に装着されると響の身体が みるみる大きくなり、

他の装者も巨大化していく響に吸収されていった。

 

響「凄い…!今、私はシンフォギア装者の

皆とだけじゃない。 ホムラとも1つになってる!

 

コレが私とホムラが手を繋いだ事で一体化した姿、

シンフォギアとライダーが起こした奇跡の力!」

 

DD(ディケイドライバー)(ホムラ)「そう言っても姿は

巨大化してるのを除けば通常のガングニールを纏った

お前()がディケイドライバーを着けてるだけだがな」

 

ホムラと響が手を繋いだ事による1つの形態。

 

奇跡の力により巨大化した

【響 ガングニール ジャンボフォーメーション】

 

DD(ディケイドライバー)(ホムラ)「シンフォギア装者お得意の

『奇跡』を起こして『奇跡の形態』と言われた

ジャンボフォーメーションになっても、その巨大化は

最大で40mだ! 全然アイツには届かないぞ!」

 

ディケイドライバー(ホムラ)の中では

巨大化したエグゼイドと2体の【キュウレンオー】が

【大蜘蛛大首領】が搭乗した【ビッグモライマーズ】と

戦う姿が重なっていた。 あまりにも体格差が有ると。

 

響「60m以上の体格差なんて関係ない!

今、私達は装者の全員とホムラの力が合わさってる!

『最強』だとか『最大』だとか『奇跡』なんて言葉じゃ

全然 足りない! コレは私達の『絆』の力!

だから…絶対に負けないッ!!!

 

カオスD×D「ほざくなぁぁぁ!!!

 

〈BOOST! BOOST! BOOST! BOOST!

 BOOST! BOOST! BOOST! BOOST!

 BOOST! BOOST! BOOST! BOOST!〉

 

響「凄い威力を上げてる…! 防御を_」

 

DD「_いや、防ぎきれない!

身体の主導権を俺に任せろ!」

 

〈アタックライド インビジブル!〉

 

威力を上げたテレフォンパンチを見て

防御よりも回避を優先して姿を消すと同時に

その場から退避。 背後に回って姿を現して

怯んだ隙に攻撃して奇襲を仕掛けようとするも、

逆に響とホムラが怯んでしまった。

 

DD「巨大化と倍加による全身の威力の底上げ…

単純だが、恐ろしいな。 地面が こんなに抉れてる…!」

 

響「ここが月で良かったぁ…!」

 

DD「月って隕石が落ちまくって凹凸だらけだからな」

 

カオスD×D「避けるなぁ!」

 

〈DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE!

 DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE!

 DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE! DIVIDE!〉

 

響「力が奪われていく感覚が…!」

 

DD「確かに半減されている…

だが、『絶対に負けない』んだろ?」

 

響「ッ…うん! 当然!」

 

カオスD×D「俺の花嫁とイチャつくんじゃねぇ!

半減しまくって絞り尽くして_グワッ!?

なんだ このエネルギー量!? さっきまでと全然 違う

吸収した力が、俺の身体に収まりきらない…!?」

 

響「この姿の私は、

シンフォギアの皆と孤独を貫こうとしたホムラと

手を繋いだ事で変身 出来た姿なんだ…

この想いまでを吸収しきれるなんて思うなッ!」

 

キャパオーバーしてダメージを受けて逆に弱った

巨大化したカオスD×Dに近づいて、

顎にサマーソルトキックを喰らわせて

よろけたところをマフラーを脚に絡ませて

引っ張ると大きく転倒してしまうカオスD×D。

 

カオスD×D「コレがライダーとシンフォギアが

融合した力…!? いや、まだだ…まだだぁ!!!」

 

〈BOOST! DIVIDE! BOOST! DIVIDE!

 BOOST! DIVIDE! BOOST! DIVIDE!

 BOOST! DIVIDE! BOOST! DIVIDE!

 BOOST! DIVIDE! BOOST! DIVIDE!

 BOOST! DIVIDE! BOOST! DIVIDE!〉

 

倍加による強化と今度は響ではなく

周囲のエネルギーを半減で吸収。

 

カオスD×D「ウオオオォォォッ!!!

 

キャパオーバーなエネルギーは体外に放出せずに

一時的に溜め込んで一気に放出して爆発的な

大技として放とうとしていた。

 

DD「マズいな…奴が放とうとしてる技は

防御も回避も不可能だし、受ければ再起不能だ」

 

響「どうしたら_ん?」

 

DD「コレは…有効打と成り得るカードだな。使え!」

 

響「えぇッ!?」

 

ライドブッカーから飛び出た1枚のカードを見て

使うように指示すると、ディケイドライバーとなった

ホムラに響は慌てながらカードを装填した。

 

〈ファイナルアタックライド

シ・シ・シ・シンフォギア!〉

 

DD「飛べ!」

 

響「よく分かんないけど…トゥッ!」

 

カオスD×D「負けるかぁぁぁ!!!

 

〈ファイナルドラゴアタックライド!

カ・カ・カ・カオスD×D!〉

 

ホムラと響、そして他のシンフォギア装者 全員の力を

1つとして放つ名前は まだ無い必殺のライダーキック。

 

4体の龍の幻影と共に相手に飛び蹴りを放つ

カオスD×Dの必殺のライダーキック

【ダークディメンジョンフルドラゴロンギヌス】

 

このライダーキックの ぶつかり合いは

誰がどう見ても60m以上の体格差があり、

それでいて限界を超えるまでエネルギーを溜め込み

一気に放出させたカオスD×Dが勝つように見えた。

 

響「このままじゃ…!」

 

DD「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl」

 

響「えッ!?」

 

DD「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

 

響「絶唱!? なんでホムラが…!?」

 

今のホムラは装者と一体化している為、シンフォギアの

捨て身にして最大の技である絶唱も使えたのである。

 

諸刃の剣だがホムラの絶唱を口にした事で

パワーアップし、少しずつだがカオスD×Dの

ライダーキックを押し返していたのだ。

 

響「確かに逆転は出来そうだけど、

コレじゃあ後でホムラに負荷が…!」

 

DD「今は そんなの気にすんな、

アイツに勝つ事だけを考えろ!」

 

響「ホムラ…ごめん…いや、ありがとう!」

 

悔やむのは今じゃない。そう思ってか謝罪ではなく

礼を言い、ホムラが作ってくれたチャンスを

無駄にするまいと響はぶつかり合ってる状態から

魔法世界のソーサラーとの決戦時のウィザードのように

威力を上げようとライダーキックに回転を加える。

 

カオスD×D「その程度で_な、なんだ!?」

 

シェム・ハ戦でクリスが

巨大な自身の形をしたエネルギー体を生み出したように

響も巨大なエネルギー体の自分自身を生み出すと、

ドリル状に回転してる響を殴るエネルギー体。

 

本体とエネルギー体が合わさった その姿は

よく使う戦法でガントレットを回転させて

ドリル状にして殴る響の姿そのものだった。

 

カオスD×D「そんな…バカなぁぁぁ!!!

 

エネルギー体が殴った事で

響のライダーキックがブーストされて

カオスD×Dのライダーキックを打ち砕いて貫いた。

 

貫かれたカオスD×Dは空中で爆発。

響は着地したと同時に融合が解除されて分離されると

ホムラと響 以外の装者の変身が解除されていた。

 

変身解除されたホムラと装者 達は息が荒くなっていたが

その様子は疲労困憊のようには見えなかった。

 

ホムラ「悪い…実は本能で分かってたんだ。

俺が絶唱を歌うと負荷は全員に分散されるって…」

 

クリス「分かってたんなら許可を取れ!」

 

ホムラ「あの姿だと響 以外と

コンタクトが取れなかったんだよ!

 

けどライドブッカー開かれた時に

チラッと見慣れないカードが あったから

多分お前等の姿にも変身 出来るんだろうから

文句あるなら その時に言ってくれよ!」

 

セレナ「あの変身システムは

電王に近い感じなんですね」

 

ホムラ「それを言うと お前等タロスズだからな?

どう思う? モモタロス…じゃなかった、雪音 クリス」

 

クリス「色 以外 合ってねぇじゃねぇか!」

 

奏「まぁまぁ落ち着けって。

ホムラも変に挑発すんな_って、ホムラ?

なんか お前…身体が透けてねぇか?」

 

ホムラ「ん?」

 

奏に指摘されて改めて自身の身体を見てみると

確かに透けていた。元々 肉体を持たない存在。

 

死して尚 生きてる存在なら幽霊にも近い存在であり、

生きてる存在なら精神生命体に近い存在である。

 

そんなエネルギーで出来た存在である

ホムラが身体を維持 出来ていないという事は、

己の存在を維持する為のエネルギーが

枯渇しつつあるということ。

 

翼「輪回から聞いた話だが、地獄で再会した

死神の友人もガス欠で2度目の死を迎えたと。

 

ホムラ、その透明になりつつある身体…

もしや死にかけているという事か?」

 

ホムラ「…随分と察しが良いな」

 

翼「Wの力を受け継いだ時に得た記憶の中に

こんなものもあった…【園咲 若菜】と融合した事で

Wの半身であるフィリップの存在が消えかけていたと」

 

響「え…? それじゃあホムラ、貴方は…!」

 

ホムラ「…そんな心配するな。激情態や他のライダーに

変身しても問題は無さそうだ。 詳しい事は後で話す。

それよりも今は奴からカオスD×Dのドライバーを_」

 

カオスD×D「_まだだぁぁぁ!!!

 

追い詰められて巨大化したカオスD×Dを撃破した

ホムラと装者だったが、なんとファーストは

耐えきっていた。体力の消耗によるものかサイズは

通常の人型にまで戻っていたが変身は解除されてなく、

満身創痍なもののカオスD×Dの姿のまま立っていた。

 

未来「コッチもボロボロだけど、それは向こうも…」

 

ホムラ「いや…同じじゃない。アイツは不老不死かつ

強力な再生能力を持つ…このままだとカオスD×Dが

先に回復して弱った俺達がリンチにされる…!」

 

響「そんな…もう、終わりなの?」

 

?『まだだよ』

 

響「ッ!? また声が…!」

 

?『まだ終わりじゃない。 僕の力を君に…』

 

響「私に、貴方の力を…?」

 

未来「響、手ッ!」

 

響「手?」

 

手を見ると赤、黒、白の三色の龍の様な形をした

エネルギーで響の手が輝いていた。

 

響「誰だか分からないけど…

この力、使わせてもらいます!」

 

誰か分からない声を頼りに

響は龍状のエネルギーが付与された拳で

思いっきりカオスD×Dをブン殴ろうと向かっていく。

 

カオスD×D「そんなパンチで俺が やられると_ッ!?

お、お前は…!? そんな…あり得ない!!」

 

生霊なのかオーラなのかカオスD×Dには見えていた。

響の背後にいるカオスD×Dに似た仮面ライダーの姿が。

その仮面ライダーの姿に気を取られてる隙に_

 

響「オラァァァァァ!!!!!

 

カオスD×D「バグゥッ…!?」

 

_響に思いっきりブン殴られてしまう。

 

カオスD×D「(間違いない…いや、間違える訳が無い。

アイツは…俺の依代だった男…)兵藤…龍誠」

 

パキッ!

 

ブン殴った時のエネルギーの余波で

ドライバーに亀裂入り、機能が停止して変身解除。

そして何故か再生能力が働かずに弱体化してしまい、

何も出来ずにファーストは その場に倒れ伏すのだった。

 

響「ドライバーが壊れて変身解除されちゃいましたね…

けど、やっぱり私は貴方の口から直接 聞きたい。

降参して、私達と手を繋いでくれませんか?」

 

ファースト「…フッハッハッハ!

やっぱ、お前は面白い。 さっきまでドンパチやってた

相手に対して無警戒で近づいて手を繋ごうとするとか…

分かったよ。 Aホムラを倒すまでの間なら協力するよ。

 

それとホムラとの融合は出来たみたいだが、

元々 俺のドライバーからデータが欲しかったんだろ?

それも貸してやるよ…もしかしたら透け透けになって

今にも消えそうなホムラも助かるかもしれないしな」

 

響「ッ! じゃあ…!」

 

ファーストは差し出された響の手を掴み、

協力の証明として握手しようとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈クロスセイバー!〉

 

ファースト「ッ! 退けッ!」

 

響「うわッ!?」

 

〈執行! ジャスティスオーダー!〉

 

突然ファーストに突き飛ばされて驚いた響。

一言 文句を言おうとしたがファーストの姿を見た途端、

その光景に声が出なくなってしまった。

 

ファースト「ガハッ…!」

 

火炎剣烈火を中心とした10本の聖剣が

ファーストを背中から貫いていた。

 

ゼイン「俺ちゃんがコソコソと動いてる

お前と鳴滝の行動に気づいていないとでも思ったか?

既に予測 済みなんだよ、お前が裏切るであろう事は」

 

響「Aホムラ…!」

 

ホムラ「ゼイン…!」

 

ファースト「あ〜あ、どうやらここまでみたいだなぁ。

仕方がない…じゃ、またなぁ〜」

 

響「ちょっと待っ_」

 

そう言うとファーストは転移の魔法で

響 達を地球へと送り返したのだった。

 

ゼイン「フンッ…元いた世界で散々 悪事を働いておいて

最期の最期で今更『正義に目覚めました』ってか?

フッ…所詮お前は『悪』の分際たどいうのに笑わせる」

 

ファースト「ケッ…!」

 

地球に送り返したファーストを見て

ゼインは彼を嘲笑おうとするが_

 

ファースト「正義正義うるさいんだよ、くだらない。

俺にとっては正義も悪も無い。俺は面白いかどうかで

全てを決めるただそれだけなんだよ。お前も同じだろ?

 

『本当は正義なんてどうでも良い』

 

『ただ他者を不幸にして

自分が正しいって事を ひけらかしたいだけ』

 

『身勝手な正義で他者を傷つけるお前は、

お前が最も嫌う奴らと同じ穴の狢なんだよ…!』

 

 

 

 

 

バーカ!

 

_逆にファーストがゼインを嘲笑い煽った。

 

ゼイン「死に損ないの『悪』の分際で…!」

 

それに対して激昂したゼインはゼインカードで

ファーストが持つカオスD×Dの力を吸収した。

 

ゼイン「もうコレで お前に用は無い…!」

 

〈ジャスティスパニッシュメント!〉

 

ゼイン「消え失せろ!」

 

続けざまに変身してない生身のファーストに

ライダーキックを叩き込むと爆発四散してしまった。

 

 

 

 

 

〜地球〜

 

輪回「おッ! よぉ、響。 ファーストとの戦いは…

その様子だと上手くいかなかったようだな」

 

そしてファーストによって地球へと帰還した響 達は

輪回 達と合流したが響の顔はとても暗いものだった。

 

弓美「で、でもホラ! 悪い事だらけじゃないわよ!

メグルはヴァルバラド黒鋼にパワーアップしたし、

ベルからの連絡で鳴滝から奪われたライダーの力を

全部 取り返して、この世界から追い出したみたいだし、

あとは…! あとは、あとは、あとは…え〜っと…!」

 

創世「ユミ、励まそうとしてるのは分かるけど…」

 

詩織「今は、そっとしておきましょう」

 

輪回「とりあえず月から戻ってきたコイツ等の

お迎えも終わったし、俺達もアジトに帰ろう。

 

それにしても風鳴 弦十郎、俺に迎えの指示するとか

俺はアイツの部下になった覚えは無いんだがなぁ、

アジトだって俺のだし…一回シメとくか?」

 

響「…」ず〜ん

 

ホムラ「無反応だな」

 

そうして暗い気持ちのままアジトに帰る

一同だったが、司令である弦十郎に報告しようと

アジトの司令室に入った途端、目を疑う光景が。

 

ファースト「おかえり〜」

 

なんと そこにはアジトの司令室のソファで

寝転んで漫画を読んでいるファーストが居た。

響 達は『なんで…!?』と驚いているが

ファーストは あっけらかんと答えた。

 

ファースト「いやぁこんな事もあろうかと

スペアのボディを作ってたんだよ。

Aホムラの目を盗みながら作ったから

かなり急場凌ぎな出来だけどな☆」

 

そんな感じ軽く言うファーストに対して

響を除いた装者の全員が_

 

装者(響 以外)「さっきまでの気持ち返せ お前ぇ!」

 

_ブチギレた。

 

ファースト「アッハッハッハッハッハ…ん?」

 

響「無事で、良かったぁ…」

 

ファースト「ア…アハハハ…ハハ…」

 

ホムラ「『面白い』って理由で

破壊と殺人を楽しむ根っからのクソ外道な お前でも、

自分の為に悲しんで泣いてくれる奴に罪の意識を感じる

心は残ってたみたいだな」

 

ブチギレる装者 達の反応に腹を抱えて笑っていた

ファーストだったが、涙を流していた響を見て

ばつが悪そうにしていたファーストだった。

 

 




次回の【全てを破壊する者 全てを繫ぐ者】は!?

ホワイトボードに書き出される
S.O.N.G.とAホムラの2つの勢力図。

ファーストが変身する仮面ライダー
弱体化したカオスD×Dの説明。

そして消滅しかけてるホムラの理由と今後について。

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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