全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

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今回はダークキバ VS ギーツⅨ

怪人軍団 VS バルカン&風魔&ゲンム(後編)


♪244

 

〜ダークキバ VS ギーツⅨ〜

 

ギーツ「フンッ!」

 

ダークキバ「ハアッ!」

 

ダークキバ&ギーツ「「テリャアァァァ!!!」」

 

最終決戦だというのに木霊 紅鈴ことベルの裏切り。

しかし事前に見抜いていた輪回が他のメンバーから

遠ざけていた。 Aホムラことゼインとの取り引きにより

装者とギーツの力を持つ輪回を消そうとしてベルは

ダークキバに変身。 輪回もギーツⅨに変身して

迎撃に出た事で魔王と神の戦いが始まってしまった。

 

ダークキバ「君は いいよね?

その気になれば自分が叶えたい願いを、

理想とする世界を、自由に実現 出来るんだからさ…。

 

けど私には それが出来ない。 私の持つ力で出来るのは

世界征服か人類抹殺だけ…大切な人を救えないんだよ?

おかしくない? 私も『仮面ライダー』なのにさぁ!」

 

ギーツ「じゃあ お前は!

自分の大切な人を守る為に『他の誰かを守れ!』と

そう言われたら動けるのか!?苦渋の決断を迫られて、

賢明な判断を選ぶという事が お前には出来るのか!?」

 

ダークキバ「じゃあ君は どうなの!?

質問 嫌いなのは分かってるけど、ちゃんと答えて!」

 

ギーツ「…既に決めている。 こんな世界、大っ嫌いだ。

それでも、そんな世界に好きな人達が居る…この世界は

その人達の居場所なんだ。 だから例え嫌いな世界でも

その大好きな人達からの信用や信頼を得る為なら…

救ってやるよ、こんな腐りきった世界だとしても!」

 

ダークキバ「救う価値なんて無いよ、こんな世界。

仮に救ったとして世界は より酷く腐っていくだけ…

君達が守ってる量産型のライダーだって、変身者は

あの迫害連中でしょう? こうやってゲーム感覚で

手に入れた力を『正義』を理由に振るう暴力…

きっと この事件を解決したところで、待ってるのは

理不尽な非難の声だけだよ? それでも守るの?」

 

ギーツ「勿論だ。 だって、それこそ本当のヒーロー…

皆が求めてる『仮面ライダー』だろ?」

 

ダークキバ「なら私はダークライダーでいい…

ネガライダーのダークキバでいい!」

 

最早 言葉は不要と判断してか両手にザンバットソードと

ジャコーダーを装備してギーツとの距離を詰めてくる。

 

ギーツ「剣に関しては素人だろ?」

 

ダークキバ「うるさい! お前と装者を倒して、

ホムラちゃんと一緒にゼインも倒す!

そしてダークキバとして、この世界を

ネガの世界に創り変える!」

 

怒りに任せてダークキバは武器を振り回すが、

ブレードモードにしたギーツバスターでギーツは

難なくダークキバの攻撃を弾く。

 

ギーツ「アイツが与えられた世界で喜ぶと思うか?

ビーストの仁藤攻介がドライバー取られた時、

プリーズで魔力を与えようとしたがキマイラが

それを拒否した。 それと一緒だ」

 

ダークキバ「何が言いたいの?」

 

ギーツ「アイツは野獣気質だってこと。

仮に お前がホムラが生き残って受け入れられる

ネガの世界を創る段階まで成功したとして、

ホムラは お前の元から離れると思うぞ?」

 

ダークキバ「そ、そんな事は…!」

 

ギーツ「そう考えたら皮肉だよな?

そばに居てほしくて居場所を作ったってのに、

その居場所を窮屈に感じさせるなんてな」

 

ダークキバ「だったら窮屈に感じさせないくらい

あらゆる快楽をホムラちゃんに与えるだけだ!

それにネガの世界の住人にはホムラちゃんだけじゃなく

トモちゃんにもなってもらうつもりだ!

 

トモちゃんの力を借りれば、

望む未来へホムラちゃんを導ける!

ホムラちゃんが欲するモノを全て与えられる!

 

そうすればホムラちゃんはネガの世界に…!

トモちゃんの…!! 私の そばに…!!!」

 

ギーツ「ホムラに『全て与える』か…だが、

その全てを得る事が出来た一握りの人間は

こう言っていた。 『退屈なだけだ。

全てを手に入れるというのは何も持ってないのと

同じことだ』と…苦労も何も無い快楽だけを

得られる まるで毎日が日曜日な世界…

普通の奴なら誰もが尊厳だろうと捨ててまで欲する。

 

だがアイツからすれば血の滲むような努力もせず

自分の力で手にした訳じゃないのに勝手に転がってくる

幸せに虚しさを感じさせるだけだ。

 

そして その全てがベルの手によって

創られたモノだと知れば お前に『ペット』として

扱われてると感じて、最終的にはネガの世界という名の

飼育小屋…いや、観賞用ケースから脱走するだろうな」

 

ダークキバ「黙れ…!」

 

ギーツ「仮に逃げられないように束縛しても、

響との激闘で生命を手に入れたし、下手したら

その窮屈な世界にストレス感じて死ぬんじゃないか?

水族館のホオジロザメみたいにさ」

 

ダークキバ「黙れって言ってんだろうがァァァ!!!」

 

挑発に乗ってしまったダークキバは武器を振り回すが

怒り心頭で動きが単調になってしまう。

 

ギーツ「…(その単調になった動きを、この目で見て

瞬間的に記憶して攻撃パターンを覚える!)」

 

そして しばらくすると

ダークキバの動き全てがギーツの脳に刻まれる。

 

ギーツ「(ラーニング完了…ってな。

コイツの攻撃パターンは完全に記憶した!

次の攻撃は右から_)」

 

ダークキバ「_そりゃあ!」

 

ギーツ「な…ッ!?(左から!? 予測に失敗した!?

いや、直前までコイツは右から仕掛けようとしていた…

耳のリミッターを解除してオレの心の声を聞いた?

 

いや、それなら最初から左から仕掛けようとしたはず…

急遽 変更して攻撃したのは恐らく…いや、あり得ない!

あり得ないと思いたいが、仮面ライダーの戦いに

常識なんて通じない。 ここは…オレから仕掛けるか)」

 

自分の推測が当たっているか、それを確かめる為に_

 

ダークキバ「プッ…下手くそw」

 

_ギーツは距離を取ったと同時にわざと狙いを外して

レールガンモードにしたギーツバスターを乱射すると

ダークキバは被弾する事など考えずに猪突猛進。

 

ギーツ「…(防御に自信があるとかじゃなくて、

まるで最初から当たらないと分かってたかのように

正面から突っ込んだ。 それに まだ撃ってなかったのに

さっきの『下手くそ』発言…コイツ、間違いない!)」

 

考えていた仮説が当たったとギーツは確信した。

 

ギーツ「お前、心の声を聞いてるんじゃなくて

見えてるんだな? 未来の光景を」

 

ダークキバ「ッ…へぇ〜、よく分かったじゃん」

 

ギーツ「オレは引き金に指を かける以前に

銃口すら向けていなかった。それなのにお前は

オレに『下手くそ』だと言ったな?

 

何故そんな事を言ったのか?

それは『お前に何発も撃ったのに

1発も当たらなかった光景』…

それを事前に見ていたからじゃないのか?」

 

ダークキバ「う〜ん…ちょっと違うな。

私は『見た』んじゃなくて『聞いた』んだよ。

未来の音を…視覚だけのものじゃないよ?予知能力は」

 

ギーツ「予知能力か…

(防御力に自信があれば迷わず突撃するが、

オレみたいに動き回るタイプは移動先に先回りされる!

 

読心だけでなく未来予知すら出来るようになった

音の関する全ての能力を使えるベルのユニークスキル。

 

そして変身したダークキバの紋章による動きの拘束、

核に耐えられるエンペラーフォームの3倍の防御力…)

 

いくら創世の力を持つ神であったとしても、

こんな魔王にオレは勝てるのか…!?」

 

 

 

 

 

〜怪人軍団 VS バルカン&風魔&ゲンム〜

 

〈マジックザウィザード! ガシャット!

レッツライド! メッチャライド! ムッチャライド!

ワッチャライド!? アイム ア レジェンドライダー!〉

 

ゲンム「目には目を、宝石には宝石を、グレード2…」

 

〈ガッチャーン! レベルアップ!

 

シャ・シャ・シャバドゥビタッチで変身!

プリーズ! マジックザウィザード!〉

 

ジュエルに対抗すべくゲンムはレジェンドライダーの

ガシャットで【ゲンム ウィザードゲーマー】となり、

すぐにレベル1からレベル2にレベルアップすると

ウィザードのハンパねー魔法を披露した。

 

ゲンム「スペシャル!」

 

魔法陣から放たれる必殺技の火炎放射。

ジュエルのメモリに記憶されているのは『宝石』だが

(ジュエルとは別にダイヤのガイアメモリがあるのに)

全身は『ダイヤ』で出来ている。ならば熱に弱いと

火炎放射を浴びせるがジュエルは動じることなく

スペシャルの火炎放射をゲンムに反射する。

 

ゲンム「ディ…ディフェンドぉ!」

 

反射されて戻ってくる火炎放射を

ギリギリでゲンムは炎の魔法陣で防御。

 

ゲンム「ぐぬぬ…

やはり科学者に魔法の力はミスマッチか…!」

 

〈マッスル化〉

 

ゲンム「エキサイト! ビッグ!」

 

魔法が自分に合ってないなら物理攻撃で。

そう思ったゲンムは頑丈なガーゴイルの石化を

一撃で解除させる威力を持つビッグの魔法で

腕を巨大化させつつ本来ならウィザードの禁じ手である

パンチを浴びせるも、ジュエルは少し後退するだけで

ダメージそのものは あまり無かった。

 

魔法が自分と相性が悪いというのが分かると

基本形態のレベル2に戻って打開策が無いか考える。

 

ゲンム「攻撃力アップと身体強化 魔法での

物理攻撃もダメとなると…ん?」

 

ゼクトルーパー「怯むな!撃て撃て撃てぇぇぇ!!!」

 

クラブ×2「「…」」

 

ゼクトルーパー達「「「グワァァァ!!!」」」

 

クラブ「…地獄を楽しみな!」

 

ゲンム「クラブ…蟹…キャンサー…ッ!

そうか…その手があったかぁぁぁッ!!!」

 

〈挑発〉

 

何か思いついたらしく『挑発』のエナジーアイテムで

自身に注意の目を向けさせたシャカリキスポーツの

ガシャットを起動したゲンムはスポーツゲーマに乗り_

 

ゲンム「逃げるんだよぉぉぉ! (さぁ、来いよ!)」

 

ジュエル「…」

 

クラブ×2「「…」」

 

_逃げた。 そしてゲンムが逃げると『挑発』の効果で

ジュエルもクラブも つられるように追いかけていった。

 

ゼクトルーパー「あの人…

俺達を守る為に敵を惹きつけたのか?」

 

 

 

ゲンム「鬼さぁん…コチラですよぉ?」

 

既にエナジーアイテムの効果でドーパント達は

ゲンムに引き寄せられるのだが、それでも挑発するのは

変身者であるウェルの人間性によるものだろう。

 

ゲンム「ッ! 見つけたぁ! グレード エックス!」

 

〈デンジャラスゾンビ!〉

 

スポーツゲーマから降りて、

探していた とあるエナジーアイテムの前で

ゾンビゲーマーにフォームチェンジするゲンム。

 

ゲンム「ヴェハハハッ! クラブは ともかくジュエル。

君を相手に わざわざ石目を探す必要は無ぁい!

クラブと違って防御力だけで回復は出来ないからな」

 

首を掴んで絞め殺そうとするジュエル。

しかし既にライダーゲージ0の状態で活動してる

ゾンビのゲンムを殺す事は不可能である。

 

ゲンム「掴みましたね? この時を待っていたぁ!」

 

首を掴まれたゲンムはジュエルを逃さないように

その手を逆に掴んで後ろにある隠していた

エナジーアイテム『逆転』に手を出した。

 

〈逆転〉

 

ゲンム「ヴェハハハッ! コレにより、ノーダメージの

貴方の体力と僕の体力が入れ替わった! そしてぇ?

ゾンビゲーマーの僕は常にライダーゲージがゼロぉ!

 

変身解除すれば元に戻るとはいえ

ライダーゲージをMAXまで復活させるという

ゾンビゲーマーのアイデンティティを失う代わりに

回復能力が無い貴方の体力はぁ?」

 

ジュエル「ッ…!?」

 

ゾンビゲーマーは常に体力0で活動している。

そんな状態で自分と相手の体力を入れ替える

エナジーアイテム『逆転』を使えば、

ゾンビゲーマーは体力が復活する代わりに

対戦相手の体力は0の状態となる。

 

回復や復活の手段が無ければ、

どれだけ防御力が高くとも_

 

〈GAME OVER〉

 

_即死は免れないだろう。

この戦闘でダイヤモンドで出来た身体が

傷つく事は無かったがジュエルは消滅してしまった。

 

ゲンム「さて…ジュエルは倒した!

カニの攻略法は既に報告で聞いている!

 

板場 弓美が変身するキャンサー・ノヴァを倒した時、

カニ特有の甲羅の防御力を『風船化』の

エナジーアイテムで下げた甲羅を砕くまでぇ!」

 

変身解除して再変身すればゲージ0の状態に戻るが、

そのままドライバーを変えてプロトガシャットを起動。

 

ゲンム「グレードX-0…!」

 

ゾンビアクションゲーマーにフォームチェンジしつつ

クラブの能力に有効なエナジーアイテムが無いかと

周囲を探しつつ2体のクラブとの第2ラウンドを挑んだ。

 

 

 

 

 

バルカン「…(少なくとも俺ではコイツ等を倒すのは

無理だ。 それならば)拘束に徹するまで!」

 

〈バレット! シューティングブラスト!〉

 

倒せないなら せめて拘束しようとショットライザーの

銃口から狼の頭部を模したエネルギー弾を発射したが_

 

カリュブディス「ゴックン。 ご馳走様ぁ…」

 

バルカン「し、しまった…!?」

 

_カリュブディスがエネルギー弾を喰らってしまい

自身の能力として吸収してしまった。

 

それによりカリュブディスから

狼の頭部を模したエネルギー弾がバルカンの

四肢を拘束する為に噛み突こうと迫ってきていた。

 

バルカン「ま、マズい…!」

 

〈アサルトバレット!〉

 

バルカンはアサルトウルフプログライズキーを

ショットライザーに装填して迫ってくる

エネルギー弾に向けて発射。

 

〈ショットライズ!〉

 

頭部だけでなく全身ある狼 型のエネルギーが

頭部の狼を蹴散らすと元に戻ってバルカンを

フォームチェンジさせる。

 

〈レディーゴー! アサルトウルフ!

No chance of surviving.〉

 

バルカン「能力を喰われた…だったら!」

 

仕方なくアサルトウルフとなったバルカンは

斬りかかってくるフェニックスに向けて

オーソライズバスターを構えて_

 

〈パワー! バスターオーソライズ!〉

 

バルカン「お前の倒し方は分かっている…

太陽まで飛んでいけ!」

 

〈プログライズダスト!〉

 

_フェニックスが太陽を背にした瞬間を狙って

オーソライズバスターを0距離で発射したバルカン。

 

しかし同じ技で何度も倒されるほどバカでは無い。

太陽に飛ばされて死と再生を繰り返されるより先に

大剣で首を掻っ切り、フェニックスは自害した。

 

バルカン「もう少しだったのだが…!」

 

ラヴリカ「狼は基本的に群れて狩りをするのに

カッコつけて一匹狼を気取った結果このザマかい?」

 

バルカン「ッ…!?」

 

ラヴリカ「全然ダメだねぇ、

これじゃあ好感度なんて上がらないよ?」

 

いつの間にかバルカンの背後を取っていたラヴリカ。

瞬時に距離を取ってショットライザーで発砲するが

通常攻撃無効のラヴリカの前では無意味。

弾丸は全て方向転換してバルカンに命中した。

 

バルカン「グッ…!」

 

ラヴリカ「そういう攻撃あるのみな性格じゃなければ、

多くのレディが傷つく事は無かったんじゃないかい?」

 

バルカン「なッ…!?」

 

ラヴリカ「フィーネ…だっけ?

彼女が月を破壊しようとした動機は、

想い人への未練だったのだろう?

 

君が昔の男を忘れさせる程に

魅力的な男だったのなら彼女が月を破壊する事も、

月の破片が落ちそうになって年端も いかない

他のレディ達をテロリストにする事も無かった。

 

全ては君が原因…まぁ君のような殴る、撃つ、

それしか取り柄の無い男に…レディは振り向かない」

 

バルカン「ッ…!」

 

ラヴリカ「レディ達、お願い。 んん~…LOVE!」

 

ラヴリーガールズからの好感度を受け取ったラヴリカは

言葉の魔力をハート型のエネルギーに変えて飛ばした。

 

バルカン「くッ…グァァァァァ!!!!!」

 

ラヴリカの好感度の高い言葉の魔力の攻撃は

バルカンを変身解除に追い込み、物理的にも精神的にも

ズタズタになるまでのダメージを与えた。

 

さらに最悪な事に弦十郎が先程まで変身していた

バルカンの形態はアサルトウルフ。簡単に言えば

人間に必要な安全装置や生命維持装置などは

一切 廃されていて使えば凄い負荷が かかる。

 

それにより変身解除されたと同時に弦十郎は_

 

弦十郎「ゴボッ…! ガバッ…! ゲボッ…!」

 

_吐血していた。口から血をドバドバと吐き出しており、

今にも死にそうになっていた。 虫の息であった。

 

風魔「司令!?」

 

ギラファ「バカが…

格上相手の戦いで余所見するなんてな!」

 

咄嗟に風魔の専用武器の忍者刀【風魔双斬刀】で

双剣【ヘルター】と【スケルター】を振り下ろす

ギラファの攻撃を防ごうと試みたが刀身は

簡単に折れてしまい、風魔 本体にダメージが入る。

 

風魔「グゥ…! 翼さん達が戦ってるのに、

こんなところで倒れる訳には_」

 

ゲンム「_グァァァァァ!」

 

〈GAME OVER〉

 

転がりながらゲームオーバーで消滅するゲンム。

2体のクラブを倒すのはゼクトルーパー達と

忍者プレイヤー達の助力があっても困難らしい。

 

ゲンム「の…残りライフ…84…!」

 

フェニックス「なら もういっちょ!」

 

ゲンム「グァァァァァ!」

 

〈GAME OVER〉

 

コンティニューしたと同時に自害したフェニックスが

復活と同時にゲンムのライフを1つ奪った。

 

風魔「フェニックスまで…!?

仕方ない、ここは1度 退きますよ」

 

ゲンム「それなら お先に失礼!」

 

風魔「僕達も_」

 

カリュブディス「_させませんよ!」

 

風魔「ッ!? しまった…!」

 

ゲンムがコンティニュー用の土管に入って

離脱するのを見て他の者も続けて入ろうとしたが、

右半身を強化した【カリュブディス・ハーキュリー】が

コンティニュー土管にラリアットして逃げ道を破壊。

 

弦十郎「に、逃げ道が…!」

 

風魔「くッ…!」

 

土管が破壊されて戦線離脱が出来なくなった弦十郎 達を

ジリジリとトドメを刺そうと迫ってくる怪人 達に

忍者プレイヤーを召喚して嗾ける風魔。

 

風魔「皆さん! 

怪人 達の相手は忍者プレイヤーを戦わせているので

その間に逃げてください! 生き残れる可能性は

低いですが、散り散りに走って逃げれば、

逃げ切れる可能性は0では ありません!」

 

肩を貸して弦十郎を連れて逃げようとする風魔だが、

ゼクトルーパー達は逃げようとせずに煙幕弾を投げたり

忍者プレイヤーをサポートするかのように戦っていた。

 

風魔「皆さん!?」

 

ゼクトルーパー「俺達も1秒でも多く時間を稼ぐので、

その間に逃げて下さい!さっきの戦いを見て分かった!

俺達よりもシンフォギアやライダーの力を持つ

貴方 達が生き残ってた方が勝率が高い!」

 

逃げずに戦うゼクトルーパー達に正気を疑う風魔。

しかしゼクトルーパー達は その身を挺して

弦十郎と風魔を逃がす為に犠牲になろうとしていた。

 

弦十郎「や、辞めろ…お前等ァ!」

 

弦十郎の声を無視して

2人を逃がす為にゼクトルーパーの1人が

エナジーアイテム『透明化』を投げ渡した。

 

弦十郎「待ってくれ…!」

 

嘗て(♪204)目の前で惨殺されて失った部下 達の姿が

フラッシュバックする弦十郎は風魔に抱えられながら

ゼクトルーパー達に手を伸ばすも、今の弦十郎と風魔は

透明になっている。 声は届いても姿は見えない。

 

マスク割れしたゼクトルーパーの1人が

姿が見えない2人に向けてサムズアップしていた。

 

弦十郎「お前等ァァァァァ!!!!!」

 

 

 

 

 

〜ダークキバ VS ギーツⅨ〜

 

〈銃奏!〉

 

ゴーン!

 

ダークキバは音銃剣 錫音を銃奏モードにして

ギーツに撃ち続けるが、ギーツは創世の力で

壁を生み出して錫音の銃弾を防ぐ。

 

ギーツ「チッ…この!」

 

ダークキバ「フフフッ…♪〜」

 

やり返しと言わんばかりにギーツも

ギーツバスターで撃つもダークキバは

ハーメルケインで演奏すると弾丸は全て消滅した。

 

ギーツ「ダークキバの姿のまま他のライダーの

アイテムや能力を使えるのかよ…!」

 

ダークキバ「私が持ってるライダーに限られるけどね…

そして宣言しよう! 『創世の力を使える

オレが言える事じゃないが、そんなの明らかに

チート過ぎるだろ!』が、次に君が言う台詞だ!」

 

ギーツ「創世の力を使えるオレが言える事じゃないが、

そんなの明らかにチート過ぎるだろ!…ハッ!?

(コイツ…また未来の音を聴いたのか!?)」

 

ダークキバ「君の未来だけじゃなくて

心の声もバッチリ聞こえてるよ?」

 

ギーツ「(正直『意外』という言葉 以外 出てこない。

コイツが…ベルが、ここまでの実力者だったなんて…!

頭では分かっていた。『音に関する全ての能力を使える』

『フォニックゲインを体内に溜め込み、変換も可能』

 

ホムラに怪人されて得た固有能力に加えて

扱う者によっては簡単に倒されるダークキバも

オレを追い詰めるぐらいには使いこなしている…!)」

 

ダークキバ「君の思った通りさ。

改めて仮面ライダー作品を見てて思ったよ。

私が変身してるダークキバは使い手によっては

噛ませ犬みたいなポジションにもなるってさ…。

 

ネガの世界ではコンプリートフォームに

パワーアップしたディケイドに臆して逃げたし、

他の作品…4号やビーストライダーやブレンでも

敵キャラ感覚で出て来たけど呆気なく倒されてる。

 

ハンドレッドは後半アークライダーにチェンジしたけど

それなりにダークキバの魅力を引き立たせてくれたよ。

キバ本編ですら見せなかった第三の秘伝の必殺技たる

【キングスワールドエンド】も使ってくれたし…

まぁ結局 模造品だったからかレジェンドに負けたけど」

 

ギーツ「…何が言いたいんだ?」

 

ダークキバ「異世界を旅したホムラちゃんの話 曰く、

この世界や仮面ライダーがアニメや特撮とかの

映像作品として存在してる世界も有るらしいじゃん?

 

でも私達ってさぁ、

地味キャラどころか背景…モブだよね?」

 

ギーツ「…」

 

ダークキバの言葉にギーツは何も言えなかった。

本来 自分 達は仮面ライダーにも、シンフォギアにも、

どの世界にも居場所は存在しないモブでしかない。

 

ダークキバ「ヒーロー物の作品の魅力を引き出すのには

敵の存在が必要不可欠。そして その存在がヒーローが

倒すべき『敵』だと認識させるには『犠牲者』が必要。

 

その『犠牲者』ってのが私達モブなんだよ。

私達はシンフォギアの踏み台みたいな存在…

そう言われて君は納得 出来るの?」

 

ギーツ「…確かにシンフォギアやライダー世界にとって

オレ達はモブキャラは敵…『ノイズ』や『怪人』の

脅威を示す為に死ぬ。 それが本来の役割なのかもな。

 

でもソイツ等はオレ達より華のある。

そして その()を飾る為には土が…踏み台が必要なんだよ。

オレ達は主役にならなくていい自分の役割、

立ち位置で精一杯 頑張ればいいんだ」

 

ダークキバ「そうだね…でも土台となる土がいるのに

土がなければ咲くことも出来ないのに…!

花は土の気持ちなんて知ろうともしない!

当たり前のように咲いてるんだ。

そんなの…納得 出来る訳が無いでしょう!?」

 

ギーツ「だからシンフォギアを殺して

自分 達が花になろうって魂胆か…でもオレは、

オレの花の為なら喜んで どん底で土になる!

 

確かに本来あってないような存在たる

モブ キャラのポジションだったオレ等の存在は

誰からも気づかれないかもしれない…

オレ等の気持ちなんて皆 知ろうともしない。

 

でも それでいいんだ。ただ当たり前のように

そこにある…それが土だろう?」

 

ダークキバ「それで君は本当に良いの?

このまま誰にも知られないで踏みつけられ続ける…

そんな一生に耐えられるの?」

 

ギーツ「誰も知らないなんて言うな!

ホムラやオレ達は知ってるだろ!

 

お前だってオレ達の事を知ってくれているだろう!

それで十分じゃないか!それ以上 何が いるんだ!?」

 

ダークキバ「ッ!? それは…!」

 

ギーツの熱弁にダークキバは膝から崩れ落ちる。

改心してくれたかと期待していたギーツだったが_

 

ダークキバ「…ウワァァァァァ!!!!!

ウルセェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!」

 

_発狂しながら立ち上がったダークキバは

どこからか取り出したベイクマグナム越しに命令した。

 

ダークキバ「量産型ライダー共、最優先事項だ!

シンフォギアの関係者を見つけ次第、殺せぇッ!」

 

 

 

 

 

〜弦十郎&風魔〜

 

〈回復〉

 

弦十郎「くッ…クソッ!クソッ!!クソッ!!!

クソクソクソクソクソォッ!!!!!」

 

風魔「落ち着いて下さい司令!!」

 

なんとか戦線離脱に成功した弦十郎と風魔は

路地裏に隠れ、傷ついた弦十郎に

エナジーアイテム『回復』で癒す風魔。

 

しかし弦十郎は地面を殴っていた。

部下を失った悔しさを拳に乗せて殴っていた。

折角 回復したというのに結局は自傷行為をしていた。

 

弦十郎「俺は…なんて無力なんだ…!

何がOTONAだ! 何が仮面ライダーだ!

俺なんて…! 俺なんて…!!!」

 

風魔「司令…」

 

ホムラ達と敵対してた時よりは成長してる。

そういう風に思っていたのに結局は以前(♪204)と

変わらず部下を無残に殺されてしまった。

自身の無力さを痛感してしまった。

 

風魔「ッ! 司令、すみません が 静かに」

 

そんな時に聞こえる足音。 何者かが近づく気配。

2人が構えていると、暗闇の路地の奥から出て来て

見えてきたのは幸せそうな表情をした人達が複数。

 

?「「「…」」」

 

風魔「…民間人?」

 

弦十郎「だとしたら あの顔、少し変だ」

 

街全体でライダー怪人が民間人を襲っている。

恐怖と絶望に染まった表情でシェルター目掛けて

逃げ込むのは分かるが『幸福に満ちた顔』で

外を出歩くというのは あり得ない光景だった。

 

?「「「…変身」」」

 

目の前にいる明らかに正気じゃない人物は

喜びの表情のまま量産型ライダーに変身した。

 

弦十郎「量産型ライダーだとッ!?

追ってきたのか…ここは逃げるぞ!」

 

〈エクスプロージョン ナウ〉

 

風魔「ッ! 司令!」

 

ネビュラスチームガンを片手に逃げようとする

弦十郎だがトリガーを引くよりも早く

量産型の1人、メイジが魔法を発動。 

 

風魔「グゥッ…!」

 

弦十郎「緒川ッ!? よくも…!

(いや、落ち着け! 例え1体1体が弱くても、

今の状況的に戦ったとしても勝てない…!)」

 

咄嗟に庇った事で風魔は

重傷を負うも、弦十郎は感情を抑え込んで

ネビュラスチームガンの煙で その場を去った。

 

 

 

 

 

〜ダークキバ VS ギーツⅨ〜

 

ギーツ「おい、今の命令…!」

 

ダークキバ「こんな事もあろうかと

バラ撒いておいたのさ…【ダミーゴチゾウ】を」

 

ギーツ「戦意喪失して戦場から逃げ出した

量産型ライダーを無理矢理 戦わせる為にか…!」

 

ダークキバ「そういうこと♪」

 

ギーツ「だったら、そのベイクマグナムを壊す!」

 

ギーツバスターで撃つも

ダークキバはポッピーの能力で回転して弾道を逸らし、

さらにはハートや髑髏のエフェクトで攻撃を仕掛ける。

 

ギーツ「遠距離がダメなら…!」

 

向かってくるハートや髑髏を

ブレードモードにしたギーツバスターで斬り裂き、

そのままダークキバに向かっていき距離を詰める。

 

ダークキバ「鬼傘!」

 

ギーツ「それで防ぎきれるとでも!?」

 

歌舞鬼の鬼傘を出して身を守ろうとするダークキバ。

だがブレードモードのギーツバスターの前では無力。

簡単に斬られてしまった。しかし_

 

ギーツ「居ない…何処だ!?」

 

_鬼傘を一刀両断した後、

ダークキバの姿は見当たらなかった。

 

ギーツ「どういう事だ…!?(鬼傘で姿を隠し、

その後ダークキバの姿が見えなくなった。

光学迷彩? それとも『闇のキバ』らしく

影の中にでも入って移動してるのか?

 

いや、アイツの持つライダーは

全て『歌』や『音』や『音楽』に関係している。

アイツ自身の固有能力も それに関係したものだ。

それで目視 出来なくする方法は…)」

 

ダークキバ「ライダースティング!」

 

ギーツ「ッ!?」

 

〈ライダースティング!〉

 

思考を巡らせていると背後からダークキバの声が。

防御しようにも間に合わず、ダークキバの腕に

備え付けられたザビーゼクターの針がギーツの

鳩尾に直撃。 ギーツは声に出さずとも鳩尾は急所。

苦しみの あまり刺された鳩尾を抑えて その場で蹲る。

 

ギーツ「いったい…どうやって…!?」

 

ダークキバ「ホムラちゃんから聞いたんだ。

異世界に存在する『身体を音に変化する能力』を持つ

ドラゴンの話を…それだけ言えば裏の世界で

いくつもの修羅場を潜り抜けてきた君に

不意打ち出来た理由が分かったでしょう?」

 

ギーツ「身体を音にして、背後に回ったのか…!?」

 

ダークキバ「いくら君の目が良くても、

音まで見る事は出来ないでしょう?」

 

ギーツ「ホントに…お前とオレは相性が悪い!」

 

ダークキバ「お褒めに あずかり 光栄です♪

それじゃあ仕留めちゃおっか」

 

〈FUNK BLIZZARD TACTICAL BLIZZARD〉

 

ダークキバが取り出したビートアックスから

奏でられる演奏により全身が氷漬けになるギーツ。

 

さらに追い打ちをかけるようにマザーサガークと

1000体のサガークが氷漬けのギーツを囲み、

四方八方から口から破壊光線を発射した。

 

ギーツ「クソッ…ここまで、か…」バタンッ

 

ダークキバ「やった…勝った…勝ったぁぁぁ!」

 

倒れたと同時にギーツの変身が解除されて

輪回の姿に戻り、ダークキバは喜びのあまり

飛び跳ねて はしゃいでいた。

 

ダークキバ「あとはシンフォギアを倒せばトモちゃんと

ホムラちゃんと私の邪魔をする奴は居ない…!

 

そうと分かれば、

あとは『正義』に取り憑かれた量産型ライダー共を_」

 

輪回「_隙あり!」

 

勝ちを確信したダークキバが催眠支配下に置いといた

量産型ライダーに命令しようとベイクマグナムを

レールガンモードのギーツバスターで撃つと、

ダークキバの手元からベイクマグナムを放してしまう。

 

ダークキバ「ベイクマグナムが…!?

このキツネめぇ〜! 騙したなぁ!」

 

輪回「褒め言葉として受け取ろう。

それと『騙す』というより『化かす』と表現してくれ」

 

ダークキバ「ぐぬぬ…!」

 

輪回「ベイクマグナム本体には直撃しなかったか…

だが、もう1発 撃てば確実に_」

 

ダークキバ「_コレ以上やらせるかぁ!」

 

ジャコーダーを鞭のビュートにして

ギーツバスターを持つ輪回の手に絡めて振り回すと

ベイクマグナムに向けていた銃口が逸らされる。

 

輪回「クソッ…!

(ベイクマグナムに狙いが定められない…!

それなら先にジャコーダーをブレードモードで_)」

 

ダークキバ「_そんな事させると思ってるの!」

 

ジャコーダーを振り下ろして地面に叩きつけると

輪回の手からギーツバスターを手放してしまう。

 

ダークキバ「武器を手放したね?

それじゃあ釣り上げて三枚に おろしますかぁ!」

 

次はジャコーダーを引き寄せて輪回を自身に近づける。

すれ違いざまにザンバットソードで斬り裂こうとするも

剣が振るわれて胴体が斬り裂かれる前に輪回は

マグナムシューターを取り出して撃つと反動により

浮かび上がりザンバットソードの剣技を回避した。

 

ダークキバ「躱された…!?」

 

輪回「躱せた…?

(躱せた…という事はコイツの未来の音を聞く予知は

心の声を聞く時と同じように大きな負担が…?)」

 

ダークキバ「ハァ…ハァ…!」

 

輪回「…(完全に向こうのペースだってのに、

あの呼吸は苦しそうな息遣いに思える…。

未来の音を聞く能力の代償は寿命でも削るのか?

それならオレが今の剣を避けられたのも納得だ)」

 

ダークキバ「変身解除に追い込まれて生身だってのに

随分と余裕そうに分析するね? そうだよ…心の声も、

未来の音も、聞くと負担が凄いんだ。

 

心の声は知っての通りダメージになるような

大きな音を防ぐ耳のシェルターが解除されて

ちょっとの音でも耳が痛くて たまらない。

 

そして もう1つの未来の音を聞く能力は

心臓が苦しくなる…『寿命でも削る』ってのも

あながち間違いじゃあ無いかもね?」

 

輪回「死ぬかもしれない自分でデメリットを

理解していながらも尚、止まる事は出来ないのか?」

 

ダークキバ「止められないよ…

最近 改めてホムラちゃんが別世界から持ってきた

仮面ライダー作品を見直してみたからライダーで

例えるとするなら何も勝ち取る事が出来なかった

龍玄がヨモツヘグリを使った時と同じだよ」

 

輪回「そうか…だが、

お前は『死ぬリスクを背負って戦う覚悟』はあっても

最初から『死ぬ為に戦う』つもりは無いんだろ?」

 

ダークキバ「まぁ…死んじゃったらホムラちゃんや

トモちゃんとイチャイチャ出来ないもん」

 

輪回「だったらオレに変身する時間をくれ…

お互い全力の技を放ち、次で終わりにしよう」

 

ダークキバ「また化かすつもり?」

 

輪回「それならデメリットが有るとはいえ、

心の声なり未来の音なり聞くといいさ。

これからオレがしようとすることを」

 

ダークキバ「…(確かに聞こえた。 

輪回は真正面から正々堂々と戦うつもりみたいだ。

 

でも…なんで? 輪回は自分の弱さを認めるタイプ。

 

相手が格上だと判断したら

どんな卑怯な手段を使ってでも勝ちを掴む。

そんな策士みたいな輪回から決闘の申し込み?

 

けど私の予知と読心には

裏があるような音は聞こえなかった…本気なの?)」

 

怪しんで自身の能力で調べるも

余計に疑心暗鬼になるダークキバ。 

 

圧倒的に有利だったダークキバは

変身してない生身の輪回からの提示された

所謂『究極の2択』というものに苦戦している。

 

A:変身させて最大出力で一騎打ちと行く。

B:生身のままの輪回を攻めに行く。

 

相手を、小車 輪回という人物を

よく知っているが故に、どちらか選んだとしても

それがハズレだった時のペナルティは恐らく重すぎると。

 

ダークキバ「…」

 

悩みに悩み、迷った結果、ダークキバは_

 

ダークキバ「いいよ、君の企みにノッてあげる。

このまま逃げ足の早い君に死のデメリットがある

能力 使って寿命を減らすよりも、一騎打ちの方が

私の寿命も多く残りそうだし、生存率も高そうだ」

 

_一騎打ちを選んだ。それにより輪回は

再びギーツⅨに変身すると お互いに構えた。

 

ダークキバ「セイッ!」

 

先に動き出したのはダークキバ。

以前(♪156)変身した本来の歴史には存在しない

強化形態のダークキバ飛翔態となると空高く飛び立ち、

上空で人型に戻ってⅡ世にフエッスルを3回 吹かせた。

 

〈ウェイクアップ3〉

 

キバの世界に伝わりし世界を崩壊させる威力を持つ

秘伝の技。 【キングスワールドエンド】を発動した。

 

ギーツ「何ッ!?」

 

Ⅱ世「ほぉ…【キングスワールドエンド】を使うのか。

お前、その命が惜しくは無いのか?」

 

ダークキバ「フハッハッハ!

今度は君が化かされたな! 自爆技だろうと関係ない!

ホムラちゃん達の世界の為なら…この命 捨てる覚悟は

既に出来てるんだよぉ! さぁ、絶滅タイムだ。

滅びの時を…刻めぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

ギーツ「…だったらオレは」

 

〈DYNAMITE BOOST TIME〉

 

ギーツ「例え お前が世界を壊したとしても、

何度だって創り変えてやる!」

 

〈BOOST Ⅸ VICTORY〉

 

上空にいるダークキバに向かって足場を創り、

青いエネルギーを纏ったライダーキックを

ダークキバの腹部に浴びせた。

 

ダークキバ「グオッ…!?」

 

発動前に攻撃された事でダークキバの

キングスワールドエンドは中断され、

変身も解除されてベルの姿に戻ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輪回「今回の事は黙っておいてやる。

ジブン達の関係者が目撃してても

適当に『敵に操られてた』って言うから、

お前も話 合わせといてくれよ?」

 

ベル「…ねぇ、質問、いい?」

 

輪回「オレに質問するな」

 

ベル「そう言わずにさぁ…なんで見逃してくれるの?」

 

輪回「…精神的にはジブンは大人だ。

そして、大人ってのは汚い生き物だ。

だから大人らしく自分 達の都合が良いように

真実を捻じ曲げた…コレも大人が よくやる常套手段さ」

 

ベル「答えになってないし…」

 

輪回「答えるつもりも無いからな。

だから ここからは独り言だ」

 

ベル「?」

 

輪回「…ベルだって、この事件の被害者なんだ。

あのライブの裏で行われた観客をモルモットにした

起動実験で大切な人を失った被害者。

 

今回は死人も出なかったし、

嘘つきなジブンが何言ったって

信じてくれる人も少ないだろうしな」

 

ベル「…そっか」

 

輪回「それじゃあ独り言も終わったし、

そろそろベイクマグナムを渡してくれないか?

量産型ライダーを催眠から解放させれば

この騒動も少しは収まるだろうからな」

 

ベル「分かったよ、渡しますよ…ん? アレ?」

 

輪回「どうした? ッ! ひょっとして、お前…!?」

 

ベル「…失くしちゃった♪」テヘペロ

 

輪回「そうかそうか失くしちゃったのか…

マグナムかブーストかゾンビ。 どれで殴られたい?」

 

ベル「本っ当にスイマセンでしたぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

〜弦十郎&緒川〜

 

ネビュラスチームガンの煙で逃げる前にメイジの魔法

エクスプロージョンを もろに受けた風魔は重傷を負って

変身が解除されて緒川の姿に戻ってしまった。

 

それにより今度はエナジーアイテムにより少しだけだが

体力が回復した弦十郎が緒川に肩を貸していた。

 

緒川「自分は…捨て置いて…_」

 

弦十郎「_馬鹿な事 言うんじゃねぇ!」

 

緒川「…_」

 

弦十郎の一喝により緒川は この戦いが始まる前に起きた

自身が手にしたライダーの力、風魔のアイテムを

手に入れるまでの過程を思い出す。

 

 

 

 

 

〜回想〜

 

弦十郎「輪回 君、

話していたゼクトルーパーの装備と緒川に渡す予定の

忍者ライダーの変身アイテムの進捗は?」

 

輪回「…その話だが、白紙にする」

 

弦十郎「なんだとッ!?」

 

輪回「だってマネージャー忍者、既に4コマ忍法刀を

自身の専用武器にしてるんだろう? それで充分だろ」

 

緒川「確かに…この剣には お世話になってます。

ですが、これから戦う敵に対してコレだけだと_」

 

輪回「_アルカ・ノイズ」

 

弦十郎&緒川「?」

 

輪回「アレは錬金術でノイズを模したもの。

 

今までの通常のノイズをシンフォギア装者に

相手させてたのは調律で位相差障壁を無効化する為…。

 

けどアルカ・ノイズには位相差障壁は無い。

実際 自衛隊やらが銃で簡単に倒せたじゃないか。

 

それなのに お前等ときたら…お前等はシンフォギアすら

簡単に屠れる程の人間離れした身体能力を持ってるのに

ピストルでバンバン撃てば倒せるような相手でさえ

恋をしたり青春を謳歌すべき年端もいかない少女や、

婚期を逃す訳には いかない成人したての女性に

戦わせてばかり。 そんな お前等が『前線に出るから

力を寄越せ』? その気が有るなら早く出ろって話だ。

 

結論から言うと、お前等の『戦う』という言葉、

その言葉は『こちら側のどこからでも切れます』と

同レベルに信用 出来ないから却下すると言ってるんだ。

 

どうせ貸したところで前線にも出ずに戦いが終わっても

返すつもりも毛頭 無いんだろ? 分かってるからな?

お前等が、ただただ力を手にしたいってだけの下心が」

 

緒川「そんな事は_」

 

輪回「_じゃあ なんで魔法少女事変の時、

響、小日向さん、三人娘がガリィ・トゥーマーンに

襲われてたのにマリア・カデンツァヴナ・イヴに

任せっきりだったんだ? 懐に隠し持ってる拳銃で

援護射撃だって出来ただろ? まさか車で送っただけで

戦う体力を消耗したとか言うんじゃないだろうな?」

 

緒川「ッ…!」

 

輪回「風鳴 弦十郎も、マリア・カデンツァヴナ・イヴに

アルカ・ノイズの解剖器官を伝えただけじゃないか。

 

それに そのマリア・カデンツァヴナ・イヴも

遅めのランチのおかげかは知らんがガングニールを

纏えてたとはいえLiNKERを打ってなかったんだぞ?

 

下手したらギアも纏えず生身でアルカ・ノイズの

中心に飛び込む事になってたかもしれない…

そんな可能性を考えなかったのか?」

 

弦十郎「ッ…!」

 

輪回「あの時マリア・カデンツァヴナ・イヴは

響に対して『目を背けるな』と言っていたが、

あの時1番 現実から目を背けてたのは、

お前達 大人(自称)だ」

 

弦十郎&緒川「…」

 

輪回の言葉に2人は何も言い返せなかった。

 

輪回「まぁ『司令官だからぁ』とか、

立場とかいう動けない理由も あるんだろうけどさぁ…

それでも結局のところ、力が有るのに何もしない奴等に

さらなる力を渡したところで どうなる訳?

 

ゼクトルーパーの装備やら

忍者ライダーのアイテムを作って与えるなんて

穀潰しの為に無駄な時間を費やすくらいなら

オレは大嫌いな風鳴 翼に強化アイテムでも渡すね。

個人的には嫌だが…幾度も戦場(イクサバ)で死線を潜り抜けてきた

アイツに力を渡した方が効率的かつ無駄が無くて

有意義な時間の使い方だ。 そうは思わないか?」

 

弦十郎&緒川「…」

 

言うだけ言って去る輪回。

 

輪回「(これだけ言えば引き下がるだろう)」

 

ボロクソに言われても仕方なかった大人 達だが、

それでも【風鳴 弦十郎】という男は、

それで引き下がる男_否、漢では無かった。

 

 

 

しばらく経ち

 

弦十郎「頼む!」

 

また しばらく経ち

 

弦十郎「頼む!!」

 

またまた しばらく経ち

 

弦十郎「頼む!!!」

 

あまりにも弦十郎が しつこいので

輪回が話だけは聞くという事に。

 

輪回「お前さぁ、ホムラやオーディエンスから

ローグとバルカンの力を貰ってるんだから充分だろ?

 

正直 個人的には お前からも没収したいくらいなのに

マネージャー忍者や職員にまでライダーシステムや

ゼクトルーパーの装備を渡したりする必要も無い。

 

どうしても戦いたいなら

足手まとい連中に中途半端な力を渡すよりも

お前1人だけで戦う方が充分だとは思わないのか?」

 

弦十郎「確かに…俺が行かなければ、

俺は皆の想いを踏みにじった…君と同じように!

俺達は並行世界 規模の戦争を引き起こしてしまった。

何を どう償っても許されることじゃない…!

 

それは俺だけでなく緒川や職員 達も思ってる!

だが今は、今だけは、戦わせてくれ…!

この世界の為に俺達に戦えるだけの力を貸してくれ!」

 

輪回「…」

 

弦十郎「頼む…君から借りたライダーシステムや

ゼクトルーパーの装備は ちゃんと返す!

だから もう1度だけ、信じてくれ…!」

 

輪回「…」

 

土下座までして輪回に頼み込む弦十郎を見た輪回は_

 

輪回「…オレのアジトの家賃にゼクトルーパーの装備と

忍者ライダーのライダーシステムの貸し出し料も

プラスしておく。 コレで10桁 後半だからな?」

 

弦十郎「ッ! ありがとう…!」

 

輪回「それと、そこで隠れ身の術で盗み聞きしてる

マネージャー忍者。 お前とは あまり話したくない。

もし礼が言いたいんならソイツに言いな」

 

_部屋から出た後、弦十郎は輪回が見ていた壁を

ジッと見てると壁が『ペラリ』と剥がれ、

隠れていた緒川が姿を現す。

 

弦十郎「…居たのか」

 

緒川「司令…僕のせいで

司令に頭を下げさせるどころか土下座まで_」

 

弦十郎「_その事は良い。それに謝罪よりも輪回 君が

言っていたように礼の言葉が聞きたい」

 

緒川「ッ!…ありがとうございます、司令。

この恩は、いつか必ず返しますので!」

 

こうして一悶着あったものの緒川は風魔の、

職員 達はゼクトルーパーの装備を手に入れたのだ。

 

 

 

 

 

〜回想 終了/現実〜

 

緒川「司令…ッ!?」

 

回想から現実に引き戻される事態が起こってしまった。

 

ギラファ、フェニックス、ラヴリカ、カリュブディスと

先程まで戦っていた怪人 達に加えてクラブ2体までもが

忽然と現れ、弦十郎と緒川は囲まれてしまった。

 

弦十郎「コイツ等…!」

 

緒川「うッ…!」

 

弦十郎「緒川!?」

 

緒川は弦十郎の肩から離れて怪人 達に懐から取り出した

拳銃で発砲。 しかし怪人 達には通用しなかった。

 

フェニックス「そんなモノ、

グールにだって効かねぇぞ」

 

ラヴリカ「醜く足掻くだけとは…せめて散る瞬間は

花のように美しく刈り取ってあげようじゃ_ん?」

 

緒川「フッ…w」

 

怪人 達に撃ったのは緒川のフェイク。

本当の狙いは怪人 達の影を撃って

影縫いで動きを封じる事だったのだ。

 

緒川「僕が足止めしてる間に、逃げて下さい…!」

 

弦十郎「お、お前を置いて行ける訳_」

 

緒川「_早く!!」

 

弦十郎「ッ…なんと言われようとも、俺は…!」

 

死を覚悟した緒川の気迫に弦十郎は一瞬だが

押されそうになるも、それでも これ以上 死のうとする

部下を見殺しにするまいと逃げようとせずに

ショットライザーとランペイジガトリングの

プログライズキーを取り出して展開しようとするが_

 

弦十郎「な、なんで開かないんだ!?」

 

_本来 力技で強引に展開するランペイジガトリングの

プログライズキーが開かなかった。 弦十郎 本人は

気づいてないようだが、今までの戦いの疲労により

キーを開く程の体力もパワーも残っていなかったのだ。

 

緒川「…」

 

弦十郎「なッ!? お、おい緒川!

いったい何を…!?」

 

そんな弦十郎を見て、緒川は4コマ忍法刀を弦十郎の

影に投げて影縫いで動きを封じる。戸惑う弦十郎だが

4コマ忍法刀の4コマ目が点滅しているのを見て

何をする気なのかが分かってしまった。

 

緒川「司令…なんとしても、生き延びて下さい…!」

 

弦十郎「待ってくれ、俺も残る!

お前1人を戦わせたりなんてさせない!」

 

〈隠れ身の術! ドロン!〉

 

弦十郎「緒川ァァァァァ!!!!!」

 

4コマ忍法刀から出た煙が晴れると

その場に居たはずの弦十郎の姿は見えなく、

弦十郎の影に刺さっていたはずの

4コマ忍法刀は無くなっていた。

 

そして そのタイミングで影縫いで動けなかった

怪人 達も動き出すと風魔に変身して戦闘態勢に入る。

 

風魔「…司令」

 

背中に納刀されている風魔双斬刀を抜刀。

両手に装備して構えると覚悟を決めた。

 

風魔「御恩、返せたでしょうか…?」

 





ラストの風魔はゼルダのスッパを元にしてみました。

次回 ゼイン VS 激情態&シンフォギア


完結後に映画 風なリメイク版を書く。

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