〜響&ホムラ達〜
響「ウワァァァァァ!!!!!?????」
オルトロスバルカンとなったクラブ・ドーパント2体と
風魔と戦う事になった弦十郎。 そんな中、響達は_
響「今日 何度目だぁぁぁ!!!???」
_またもや怪獣に襲われていて現在 逃亡中である。
怪人となったリディアン生徒をライダー VS 戦隊、
平成 VS 昭和の時のように(平成 VS 昭和の時は
ヘルヘイムの森だったが)一時的に異空間に放り込み、
避難させたのだが、終わると同時に休む間もなく
怪獣が現れ、5人は こうして逃げる事に。
ホムラ「【ギャオス】と【レギオン】と【イリス】…
亀型の怪獣【ガメラ】と戦ってた敵怪獣だ!」
響「なんで おっきな怪獣ばっかり
出て来るのォォォ!!!」
奏「知るかァァァ!!!」
ベル「もう嫌だッ!
私の魔法テレポートで拠点まで一気に帰ろうよ!」
翼「置いていった叔父様や緒川さんを
見捨てろと言うのか!?」
何故この5人が拠点までテレポートの魔法や
オーロラカーテンなど転移や空間を繋げるような
能力を使わずに自分達の脚で移動しているのか?
それは響を助ける為に置いていってしまった弦十郎と
コマンド通りに動くゲームキャラと成り果てた緒川を
救いに行く為である。 しかし5人を移動してる最中に
運悪く怪獣と遭遇してしまい、今に至るという。
ベル「大体 歩いて移動してたけど君達、
乗り物 酔いする私と違ってバイクに乗れるでしょう!?
今こんなに走る必要だって全然 無いはずじゃん!」
奏「残念ながらバイクを期待しても無駄だ!
途中で まきびし踏んでパンクしたからな!」
響「つまり2人は…」
翼「その通り!
私達はバイクを…置いてきた!」ドヤッ
ホムラ「ドヤッて言う台詞か!?
ライドチェイサー対策したマッハか お前は!?
仕方ない…オーロラカーテンに収納してある
俺のバイクを貸してやるから それに乗れ!
バイクに乗れないベルは拠点まで
魔法で転移して今の俺達の状況を伝えて、
拠点に居る連中に武装を_ッ!? 全員 止まれッ!!」
危機を察知したホムラは
全員の足を止めさせると2体の怪獣が行く手を塞ぐ。
ホムラ「今度は【デバダダン】と【ゴングリー】…
なんだよ この状況、怪獣大戦争かよッ!?」
翼「『大戦争』…雪音が居たら禁句だな」
奏「そう言うが…
実際に世界規模の『戦争』だからな」
ベル「こうなったら…私のエクスプロージョンで
こんな怪獣 共を全員 吹き飛ばして_」
〈エラー!〉
ベル「_…どうやら戦い続きで魔力 切れみたい」
ホムラ「お前…俺が人間から怪人に変えた事で
固有能力として『周囲のフォニックゲインを吸収して
体内に溜めて必要なエネルギーに変換 出来る』なんて
この聖遺物と音楽の力で戦うシンフォギア世界において
チートとしか言いようが無い能力を持ってただろ!?
だからフォニックゲインが枯渇するなんて…!」
翼「…いや、今は異なる世界が融合していて
この世界は【シンフォギアの世界】として
安定していない…それは間違いないな?」
奏「ッ! そうか、その上で あんな怪獣みたいな
バカみたいにデカい敵と戦い続けたりしたんなら…!」
響「ベル先生の中に有る
フォニックゲインはガス欠の状態に…!」
ベル「その通り!」
ホムラ「こんな時に…役立たず!」
ベル「グボァッ…!?」吐血
響「ちょっとホムラ!
そんなストレートに言わなくても…!」
ホムラ「けどフォニックゲインを溜め込んでないと
好きなタイミングでエクスドライブになれないぞ!?」
響「そうだった…このポンコツ!」
ベル「うぇ〜ん! 皆してイジメる〜!」。゚(゚´Д`゚)゚。
奏「お前等なぁ、
トリオ漫才やってる場合じゃねぇだろ!?
周り見ろよ、5体の怪獣に囲まれてんだぞ!?」
翼「応戦するしか_くッ…!
やはり、まだ戦えそうにない!」
ホムラ「それは お前等の大技の巻き添えを喰らった
俺もだよ…でも、それでも身体に鞭を打ってでも
戦うしかない時が有って、それが今だ。違うかッ!?」
ベル「グスン…そうだよね。 戦うしか、無いよね!」
5人が変身アイテムを取り出そうとすると
またもや『ドシンッ!』という足音が鳴り渡る。
ゴジラのような姿としたロボットが現れる。
奏「なんだよアレ!!」
翼「アレは私達が戦っていた怪獣
ゴジラに似ているが…機械化されている?」
ホムラ「いや、アレの名前は【3式機龍】
通称…【メカゴジラ】!」
響「またメカぁ!?
さっきのグールギラスといい…もう勘弁してよぉ!」
5体の怪獣に囲まれて嘆く5人の前に現れる
3式機龍ことメカゴジラは胸の装甲を展開して
青色のエネルギーをチャージしていた。
ホムラ「マズい…【
ベル「いきなり必殺技!?」
警戒していると同時に発射される
メカゴジラの
ホムラ「…(あぁ言ったものの、
やっぱり まだ装者の方は戦えそうに無いし、
ベルも全員を守りきれるような体力もエネルギーも
残ってるようには思えない。ここは…仕方ない)
俺が またアナザーディケイドに変身して、
オーロラカーテンで空間を繋げてメカゴジラの
激情態よりもオーロラカーテンの扱いに長けた
アナザーディケイドに変身して空間を操作して
メカゴジラに跳ね返そうとしていた。
しかし
命中して氷漬けになったのは怪獣 達だった。
翼「なんだと…!?」
奏「おいおい…何が どうなってんだ!?」
?「ヴェハハハハハッ!!!!!」
響「この笑い声は…!」
ゲンム「そのとぉ〜りぃ〜! どうです?
神をも越えし英雄の才能を持ってして
創り上げた この3式機龍、メカゴジラはッ!!」
特徴的な笑い声と共に現れたのは
ゴッドマキシマムゲーマーのゲンムだった。
ホムラ「やっぱり お前か。 ゲンム…いや、ウェル!」
ベル「え? ホムラちゃん『やっぱり』って?」
ホムラ「俺が別世界で知ったシンフォギアが
アプリゲームとして存在してる世界で、
シンフォギアとゴジラがコラボした世界では
ウェルがメカゴジラの製作者だったんだ。
恐らく世界が融合した事で
その世界に住むウェル、つまり並行同位体との
記憶も融合されてメカゴジラの存在を知り、
『主人公が乗る機体』という設定にでもして
ゴッドマキシマムの能力でゲームを造れば
資材も場所も限られている この状況下で
メカゴジラを生み出す事くらい可能だろうさ」
奏「…(並行世界との融合、
それなら並行世界で変身 出来て、
今まで使えなかった このオーマジオウの
ライドウォッチも使えるんじゃ…!?)」
ゲンム「中々の考察、お見事。
『ホムラは戦闘狂だが脳みそ筋肉という訳では無い。
ナイフどころか丸鋸のように頭が切れている』と
あの小車 輪回も そう言ってましたよ?」
ホムラ「その例え『俺の思考が危険』って
言ってるのと同じじゃないか。 あの狐 野郎…
次 会ったら少し話り合うとするか…拳でな」
響「そういう肉体言語で
解決しようとするところじゃない?
今 自分で言った『思考が危険』って部分」
ベル「そういえば君が操縦席に座ってなかったら
あのロボット怪獣は誰が操縦してるの? 遠隔?」
ゲンム「それは_」
氷漬けにされた怪獣 達から『パキパキッ…!』と
罅割れる音が。そして最終的には『バリーンッ!』と
氷から解放された怪獣 達が雄叫びを上げていた。
ゲンム「_ッ!?」
ホムラ「おいおい、相手を凍結して
分子レベルでの分解は失敗か?
まぁ元々デバダダンはビーム対策されてるから
3式絶対零度砲が効かないのは予想してたが…」
ゲンム「そんなバカな…!?
一発 撃つのにエネルギーの約4割を消費してしまう事と
引き換えに放たれる機龍の最終兵器が…!?
僕の才能の集大成とも言える3式機龍が…!?」
翼「放心 状態になってる場合か!」
放心 状態となってるゲンムと5人の事など お構いなしに
氷から解放された怪獣 達が一斉に襲いかかってきた。
?「派手な出迎えには派手な対応をするまで!」
襲いかかる怪獣 達の間に入り、
ゲンム達を守ろうと突っ込んでいくメカゴジラ。
奏「口癖が『派手』ならパイロットはアイツか」
翼「あの派手 好きなオートスコアラーか」
ゲンム「彼女 曰く『妹が戦うなら同じ目線で
私も派手に戦うとしよう』との事らしいですよ?」
ベル「まぁ陰で『ハブラレイア』とか言われてたから
妹と一緒に活躍する見せ場が欲しかったのかな?」
響「ん? 『妹が戦うなら』…? それって_」
さらに怪獣 達の後ろには見慣れた
巨大なオートスコアラー、レイアの妹が現れる。
響「_やっぱり!」
翼「やはり あの姉妹か」
ゲンム「それで貴方 達は どうします?
拠点に連れてくように指示した
僕の分身体のゾンビゲーマーが誰も連れずに
戻ってきましたが…まだ やり残しでも?」
翼「決まってる。叔父様と緒川さんを助けに行く!」
奏「あと、シンフォギアライダーの2人もな」
ゲンム「ほぉ…ならば、与えよう。
そして ありがたく受け取るといい、
神をも越えし英雄たる僕からの恵みを!」
ゲンムはゴッドマキシマムゲーマーによる
掻き集めて疲労困憊の5人に与えて回復させる。
響「おぉ…復ッッッ活!!!」
奏「助かったぜ、英雄」
ゲンム「ヴェハハハハハハハハハハッ!!!!!
さぁ、行くといい。 英雄からの恵みを大事に使え!」
〈巨大化〉
奏は変身者がウェルである事を知っているので
ゲンムを『英雄』と持ち上げた途端、ゲンムの
テンションが爆上がりしてエナジーアイテムで
巨大化して怪獣 達と同等のサイズとなると、
メカゴジラとレイアの妹と共に怪獣と戦う。
翼「それではホムラからバイクを借りて、
すぐにでも叔父様と緒川さん達の所に行くぞ!」
オーロラカーテンから愛車のマシンディケイダー、
シャドーチェイサー、ガタックエクステンダーと、
ライダーマシン続けざまに出した。
そして近くに落ちている民間人が慌てて逃げた為に
置いていったであろう普通のバイクに触れると
アナザーアギトの力でダークホッパーに変化。
最後に解錠してローズアタッカーを展開させる。
ホムラ「人数分 用意した。 それぞれ1台ずつ乗れ」
響「あの〜…免許 持ってないんですけど?」
ホムラ「緊急事態だ。
それに今 世界が こんな状況下になってんだ。
法律も何も まともに機能してる訳ないだろ?」
響「う〜ん…」
ベル「私もレーザーやアクセル以外の
バイク…というよりも動く無機物 全般に乗ると
酔っちゃうからバイクに乗れないんだけど…」
ホムラ「安心しろ、ダークホッパーは生物でもある。
だから乗っても酔ったりしないはずだ。
あとローズアタッカーに乗る奴は速度に気をつけろ。
ローズアタッカーは速度を出しすぎると
ヘルヘイムの森に行く仕組みになってる」
奏「それならアタシが乗るよ。
翼みたいなドラテクは無いからな、
低速で安全な運転をさせてもらう」
翼「ちょっと待って奏、
私の運転技術は危険みたいに聞こえるんだけど…?」
奏「お前とタンデムしてると
いつ乗り捨てアタックで巻き添えを喰らう事やら…」
翼「酷ッ!? やっぱり奏は意地悪だ…」
ホムラ「えぇい、さっさと乗らんかぁぁぁぁぁい!」
〜バルカン VS 風魔〜
Aホムラの支配下に置かれた緒川を救うべく
弦十郎は変身者と使用するアイテムに
負荷が大きいオルトロスバルカンに変身した。
バルカン「ハァ…ハァ…!
(この
装填したら動かなかったショットライザーの
トリガーが動くようになって良かったが…)
この形態は長くは持たない、すぐにケリをつけるぞ!」
風魔「…」
多大な負荷と引き換えに仮面ライダー 亡と
バルカン全形態の能力を扱う事か出来るオルトロス。
亡の能力でバルカンの姿を隠すように
全身を覆う程の吹雪を発生させる。
風魔「ッ…!」
〈ハリケーンクリティカルストライク!〉
直感で『何かヤバい!』とでも感じたのか、
風魔はキメワザで竜巻を起こしてバルカンが纏う
吹雪を吹き飛ばすと、そこには誰も居なかった。
風魔「?」
何処からか奇襲が来るのかと忍者プレイヤーを召喚して
全方位を警戒してると『ゴツッ!』や『ドスッ!』等の
鈍い音が聞こえ、音の方を見るとオルトロスバルカンと
倒れて藻掻き苦しむ2体のクラブ・ドーパントの姿が。
クラブ「「ッ〜!!」」
風魔「ッ!?」
バルカン「変身してても分かるぞ?
一杯 食わされたって顔だな…いや、
クラブは2体でカニの単位は『杯』だから
食わされたのは二杯か?」
吹雪による目眩ましの間に亡の隠密行動で
コッソリと2体のクラブの前に現れるとバルカンは
両腕をパンチングコングのナックルデモリッションを
装備して1度に2体の腹部を殴り、クラブが反応して
痛みを感じるより前に背中にある小さなカニの形の
再生器官を殴っていた。 それによりクラブ2体は
上手く再生 出来ずに倒れて藻掻き苦しんでいたのだ。
バルカン「今の内に逃げるか身を隠すんだ!」
主「悪い…!」
大地「た、助かりました!」
ゼインとアルティメットバイスによって倒された
シンフォギアライダー2人に1度 身を隠させる為に
本当なら他の全てを後回しにしてでも助けたい
風魔より先にクラブ2体に奇襲を仕掛けたのだ。
バルカン「どうだ? 両腕に装備 出来るのは
爪の【デュアルアサルト】だけだと_ウグッ…!?
(この負荷、アサルトウルフの比じゃない…!)
だが、クラブの再生が終わるまでの
時間は稼げた…! それまでに、緒川を、救う…!」
風魔「…」
風魔は忍者プレイヤー達を嗾けると同時に
ベイクマグナムから『サクッ』の文字を出して
火遁の術を発動させて刀身に炎を纏わせた
4コマ忍法刀で『サクッ』の文字を打ち飛ばす。
〈ランペイジエレメントブラスト!〉
冷気で『サクッ』に纏わせた炎を消すと
アシッドアナライズを鞭のように振るい
『サクッ』を爆発させると、向かってくる
忍者プレイヤー達に火炎放射で一掃する。
〈バレットシューティングブラスト!〉
狼の頭部が喰らいついて動きを封じようとするも、
背に納刀されてる風魔双斬刀を抜刀した風魔は
喰らいつこうとする狼の頭部を斬り伏せる。
〈ゼツメツディストピア!〉
風魔「ッ…!」
バルカン「まだまだぁ!」
〈マグネティックストームブラストフィーバー!〉
再び亡の隠密行動で風魔の背後に取るバルカン。
咄嗟に風魔双斬刀を交差させて防御の体勢を取るも、
連続で蹴り続ける事で風魔の防御の体勢が崩れ、
ダメ押しにエネルギーで狼の頭部を足先に形成して
飛び回し蹴りを喰らわせると風魔双斬刀が砕け散る。
風魔「ッ!? ッ…!」
砕けてしまった風魔双斬刀を瞬時に投げ捨て、
代わりにベイクマグナムと4コマ忍法刀を装備するも
構えているとバルカンも構えてヒーローウォークで
ジリジリと間合いを詰めていくと、バルカンの身体と
ショットライザーからスパークが発生。
オルトロスの活動に限界が迫っていた。
バルカン「ま、マズい…もう、時間が…!
(クラブ2体は無理でも、せめて緒川だけは…!)」
風魔「シ、司令…!」
バルカン「ッ! 緒川…お前、正気に戻ったのか!?」
風魔「スイマセン…
アノ時、命ガケデ逃シタノニ、
コンナニモ貴方ヲ傷ツケテ…!」
バルカン「謝るのは後だ! お前を救ってからで…!」
風魔「無理ナンデス…自分ノ意志デ身体ヲ動セズ、
ソレニ加エテAホムラノ細工ニヨッテ何ヲドウシヨウト
助カラナイ。ダカラ、オ願イシマス…終ラセテ下サイ」
バルカン「緒川…_ウグッ! ガァッ! ハァッ!」
風魔「グァァァァァ!」
オルトロスの負荷に襲われるバルカンと
再び洗脳された状態に戻される風魔。
バルカン「ハァ…ハァ…(俺が取るべき選択は…)」
風魔が洗脳から意識を取り戻したとしても
身体が自由に動けない。それに このまま
オルトロスの負荷で戦う手段を失えば
ベイクマグナムの催眠やバグヴァイザーのウイルス。
そういった弦十郎の鍛え抜かれた肉体でも防ぎきれない
攻撃をされた場合、抵抗する手段が無くなる。
バルカン「ハァ…ハァ…(1度 退く…いや、無駄だな)」
例え『逃げる』という選択肢を取ったとしても
相手は変身者もライダーも忍。忍者プレイヤーという
戦闘員による人海戦術で手数にも困らないので
追いつかれてしまうのは目に見えてる。
バルカン「こうするしか…無いのか…!」
選択肢は無いと判断したバルカンは
望み通り風魔を『終わらせる』べく
躊躇いつつもショットライザーのトリガーを引いた。
〈ジャパニーズウルフ!
オルトロスブラストフィーバー!〉
風魔「ッ!!」
〈火遁の術! 火炎斬り!〉
バルカンは両腕に【クローアサルト】を展開して
高速移動で撹乱させつつ爪に冷気を纏わせて
切り裂こうとすると、奇襲を仕掛けてきた冷気を纏った
バルカンの鉤爪に刀身に炎を纏わせた4コマ忍法刀で
対抗して鍔迫り合いの状態となると、もう片方の腕で
催眠支配下に置こうとベイクマグナムを向けるが_
バルカン「許してくれ、緒川!」
風魔「ッ…!」
_風魔の4コマ忍法刀とオルトロスのクローアサルトとの
鍔迫り合いの中で、バルカンは自ら鉤爪を折った。
風魔「ッ!?」
バルカン「オラァァァァァッ!!!!!」
そして爪が折れた腕で風魔に拳を叩き込んだ。
風魔「!?!?!?!?!?」
一撃 与える為に自ら武器である爪を折って、
その折れた爪で攻撃という行動は風魔には
理解不能だったらしく攻撃をモロに受けてしまった。
バルカン「このまま_」
バキンッ!
弦十郎「_ッ!?」
風魔「ッ…!」
トドメの一撃。そう思った瞬間、ショットライザーが
砕け散ってバルカンの変身が強制的に解除されて
ボロボロになった生身の弦十郎の姿が顕になる。
弦十郎「しまった、変身が…!?」
ベイクマグナムの銃口を向ける風魔。
弦十郎が前後左右の何処に避けようと、
仮に避けずに突っ込んでいこうとしても
ベイクマグナムの弾丸が確実に当たる距離だった。
弦十郎「ここまでか…!」
風魔が弦十郎に向けたベイクマグナムの
トリガーが引かれようとした その瞬間_
風魔「ッ!?」
_ベイクマグナムを握っていた風魔の腕を、
4コマ忍法刀を握っていた方の風魔の腕が弾いて
ベイクマグナムから放たれる弾丸が上空に放たれる。
風魔「シレイ、コンナ…
こんな事しか出来なくて、申し訳ありま_」
弦十郎「_…俺の方こそ、すまない」
風魔が最後まで言い切る前に
先程の殴った時の爪に纏っていた冷気が
折れてもまだ残っていたのか全身が凍りついた。
弦十郎「さよならだ」
風魔「…」
本来なら弦十郎はオルトロスバルカンの
変身の負荷により動くのも やっとであろうに、
自分の身体に鞭を打って氷漬けになった風魔に
今 込められる全力を拳に注ぎ込んで拳を振るう。
弦十郎「オラァァァァァ!!!!!」
風魔「グァァァ…!」
疲労困憊。 精疲力尽。 満身創痍。
そんな状態でも弦十郎が今の自分が出せる
全力で ぶん殴ると吹き飛ばされた風魔は爆発した。
爆発の刹那、人間 離れした動体視力を持つ
弦十郎にしか認識 出来なかったのかもしれないが
最期に風魔の変身が解除されて緒川の姿に戻った時の
表情は それはそれは清々しくて良い笑みだった。
弦十郎「…クソッ!」
悲しむ弦十郎。だが空気も読まずに
クラブ・ドーパント2体が弦十郎に迫っていた。
弦十郎「クラブ…(そうか…トドメを刺さなければ
背中の再生器官を潰したとしても再生を鈍らせるだけ。
復活したとしても何も おかしい事は無い…)」
2体のクラブは先程まで殴られた挙句
再生器官を潰されて倒れ伏して苦しんでいたが
バルカンと風魔の激闘の間に完全復活したのだ。
弦十郎「…(もう、
続ける必要は無いのかもしれないな)」
迫りくる2体のクラブ・ドーパント。
しかし先程バルカンとしても弦十郎としても、
自分の持てる全てを出し切ったばかり。
その上 緒川 自身の望みとはいえ
弦十郎は自ら仲間を手にかけたのだ。
最早 立ち向かうどころか逃げる体力も、
その選択肢を考える余力も残っていなかった。
弦十郎「…(世界の融合前に多くの部下を死なせ、
自らの懐刀が洗脳されてるというのに救う事が出来ず、
本物と大差ない心を持った復元された緒川を
この手で終わらせてしまった…)」
考える事すら諦めたかのように目を瞑る弦十郎に
2体のクラブ・ドーパントは頭部のハサミを開き、
ハサミ状の衝撃波を飛ばそうと発射 準備していた。
弦十郎「俺も ここで終わり、か…」
響&奏「「生きるのを諦めるな!!」」
弦十郎「ッ!」
響&奏「「テリャァァァァァァ!!!!!!」」
諦めた弦十郎を終わらせようとした
クラブの魔の手から救ったのはガングニールの
シンフォギア装者2組による一番槍と一番槍の拳。
弦十郎「お前達…」
翼「やったの!?」
奏「ダメだ、全然 浅い…!」
響「ヌルヌルで上手く拳が入りません…!」
奏と響による刺突と打撃の攻撃は
クラブ2体の身体に罅を入れたが、
奏の槍による刺突 攻撃を受けたクラブは
傷口から泡を出して瞬く間に回復したものの
響の打撃を受けた方のクラブは傷が複雑で
完治するまでに時間が かかっていた。
ホムラ「直撃じゃなくても瞬時に治せない程の重傷…
人間じゃない俺が言ってもブーメランだが響、
お前も相当な化け物じみたパワーの持ち主だな」
完治したクラブは背中に生えてるカニの脚のような
触手でガングニール装者2人の身体を貫こうとしたが_
〈ブレーメンのロックバンド!〉
スラッシュ「ガンズ・アンド・ミュージック!」
〈錫音音読撃! イェーイ!〉
スラッシュ「ヒャッハー!!!!!」
_銃奏モードにした錫音から放たれる
音の弾丸、錫音弾がクラブの触手に着弾。
ヘンゼルブレーメンの効果でハイテンションの
乱れ撃ちに見えて実は触手の関節部分に全弾命中。
〈剣盤!〉
スラッシュ「か〜ら〜の〜?」
〈ブレーメンのロックバンド!〉
スラッシュ「アンコール! アイアン・シャウト!」
〈錫音音読撃! イェーイ!〉
前もって銃奏モードで錫音弾を放って
クラブのカニの脚 状の触手の関節に
罅を入れて斬りやすくして、常に刀身が振動する
剣盤モードの錫音でスラッシュが触手を全て斬り裂く。
スラッシュ「Whooo! 音銃剣錫音の使い手、
音の剣士スラッシュぅ! 久々の登場ぉぉぉ!!!
HEY YOU達、アタイ
奏「久しぶりにスラッシュに変身したベルを見たが…」
響「あの『ブレーメンのロックバンド』を使うと
テンションが上がって『私』から『アタイ』に
一人称が変わるみたいですね? アハハ…」
スラッシュ「アタイの剣は、響きが違うぜぇぇぇぇぇ!!!!!」
翼「ならば次は私の剣から奏でられる歌を聞け!」
風輪火斬
クラブ2体が斬られた触手を再生させようとするよりも
翼の方が一手 早く動いた。アームドギアの二振りの剣の
柄を連結させて刀身に炎を纏った必殺技【風輪火斬】で
攻撃するが、再生器官を潰されてない2体のクラブに
打撃 以外の攻撃で重傷を与える事は出来なかった。
ホムラ「まるで効いてないな…何がしたかったんだ?」
翼「斬撃が効かないのは分かってる…奴の身体を見ろ。
効かないのに何故 私が剣を振るったのかが分かる」
響「え…? あッ!」
奏「アイツの身体のヌメリが乾いてやがる!」
ホムラ「なるほど。確かにクラブは打撃が弱点だ。
しかし その全身は泡の成分で覆われていて
本来なら拳でも貫く事は出来ない。
さっきの響のパンチは例外だが…。
しかしダブルがヒートジョーカーで倒したように、
炎 攻撃で全身をコーティングした泡のヌメリを
乾かす事で、響 達に攻撃が届くようにしたのか」
翼「下地は整えた。 あとは任せた!」
奏「それじゃあ次はアタシだ!」
2体のクラブの周りをグルグルと回り、
アームドギアの槍を構えながら何かを狙う奏。
そんな奏をクラブ達も目で追っていると
自然と身体の方も向きを変えていた。
奏「ホラホラ! コッチだ、コッチ!
(狙い通り!あとはアイツ等が一直線に重なった
その瞬間、一気に2体 纏めて再生器官ごと貫く!)」
弦十郎「アイツ等…殆どライダーの力を使わずに
俺や緒川や部下 達でも苦戦したクラブと戦えている…」
ホムラ「ん? おい、何をボーッとしてんだよ?
いい大人の癖に、シンフォギア装者という戦士とはいえ
こんな子供 達だけに戦わせておくつもりか?」
弦十郎「…俺は無力だ」
ホムラ「…なるほど。
あのアイドル装者から ここに来たがってた理由は
聞いてたし、風魔の姿が無くて落ち込んでる お前…
ディケイドっぽく言うなら『大体 分かった』よ。
お前はアイツ等 装者を導く司令官だろ?
チームや組織といったもので頭が潰れたら
部下 達は乱れて混乱は避けられない。
今 俺達はマルチバース規模で戦争してるんだ。
元々 居た世界の『正義』を大義名分に力を振りかざす
量産型ライダー。個体差で復活までの時間は異なるが
何故か倒しても復活する敵やら怪獣…こんな状況下で
むしろ お前が死ななかった事を喜べ」
弦十郎「…巫山戯るな。 『喜べ』だと…?
俺は部下だけでなくアイツを…! 緒川を…!!」
ホムラ「巫山戯てるのは お前だ!」
BGM:パラレルワールド
ホムラ「お前は、
自分が司令官って立場なのが まるで分かっていない!
一軍の将だって、時には非情になる事も必要…。
チェスで例えるなら お前は王だ。
だから時には『サクリファイス』って駒を取らせる
戦法だって取らなきゃいけない…そんな立場なんだよ!
戦場で仲間の死を受け入れられないなら、
駒が1つ取られるごとにヒステリックを起こして
喚き散らすのなら、もう 戦場に立つどころか、
司令官として戦況を見て指示を出す資格も…
いや、盤面を見て駒に触れる資格すらない。
相手に1つでも駒を取られるのが嫌だと言うのなら
さっさと降参しろ! 戦場での戦士の死を見るのが
受け入れる事が出来ないなら司令官なんて辞めちまえ!
ここは力か覚悟が欠けてる者が来ていい場所じゃない!
とっとと尻尾 巻いて、この場から逃げちまえ!」
弦十郎「ッ…『戦場での戦士の死を見るのが
受け入れる事が出来ないなら司令官なんて
辞めちまえ!』か…流石はディケイドだな。
このBGMが流れてる時の君の言葉は心に響く」
ホムラ「フッ…そうかよ。 それで、どうするよ?」
弦十郎「…勿論、戦う道を進むさ。
今は動けないから見届ける事しか出来ないがな」
ホムラ「…じゃあ、
お前等の拠点に戻ったら地獄の特訓だな。
これ以上の犠牲者を出さない為にも
少しでも力を付けないとな」
弦十郎「あぁ…ところで1つ聞いていいか?」
ホムラ「俺は別に輪回と違って
質問される事は嫌いじゃないから
確認しなくてもいいが…何が聞きたいんだ?
戦闘狂の俺が参加せずに見守ってる理由か?」
弦十郎「それも気になるが…
このBGMは君が流しているのか?」
ホムラ「…さぁ? それは俺にも分からない」
奏「ッ! よし、今だ!」
タイミングを見極め、
奏は槍で2体のクラブを背中合わせで串刺しにする。
それにより2体共の身動きが取れず、お互いが槍を
引っこ抜こうとしてるので槍が刺さったままであり、
再生器官も貫かれていて再生も出来ない。
仮に奏の狙いが外れて再生器官が刺されずに
無事だとしても槍が刺さった状態、異物が身体に
残ったままなら上手く再生も出来ないであろう。
奏「響、行け!」
響「行きますよ!
最速でッ! 最短でッ! 真っ直ぐにッ!」
ガントレットとマフラーを回転させて
全身を黄色い光に包まれたドリル状になると_
響「一直線にィィィィィ!!!!!」
_2体のクラブの身体を貫いた…否、ブチ抜いた。
ホムラ「スラッシュに変身したベルの援護も
少しあったが殆ど装者達が戦っていた。
それも今回の戦いはライダーの力を使わずに
強敵クラブをシンフォギアの力だけで倒せた…
アイツ等は強くなった。そうは思わないか?」
氷漬けになった風魔を弦十郎が殴って倒す場面は
ヴァレン(フラッペカスタム初登場) VS ベイクの
ラストシーンをモデルにしてみました。
次回の【全てを破壊する者 全てを繫ぐ者】は…!
クラブ・ドーパント2体を倒した装者とライダー達。
怪獣 達と戦ってるウェルやレイアと共に拠点に戻り、
バグスターとして復活した緒川を倒した事を話すと
その事実にショックを受ける面々。
調「折角あんなに強いカニを倒したのに…」
切歌「コレで1人 減ったデスね…」
弓美「あ、それキャンサーになってた
アタシの時にも使ってたセリフ!」
闇 弓美「立ちました! 死亡フラグです…ってね?」
切歌「まさか そんな_デェェェス!?」
調「切ちゃぁぁぁぁぁん!?」
W弓美「「…いや、
フラグ回収されるの早すぎるでしょう!!??」」
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
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