全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

263 / 267
♪256

 

〜拠点(フォーゼの赤い部屋)〜

 

マリア「…つまり、緒川さんは助からなかったと?」

 

弦十郎「…あぁ、その通りだ。 俺の力不足だ」

 

調「折角あんなに強いカニを倒したのに…」

 

切歌「コレで1人 減ったデスね…」

 

弓美「あ、それキャンサーになってた

アタシの時にも使ってたセリフ!」

 

闇 弓美「立ちました! 死亡フラグです…ってね?」

 

切歌「まさか そんな_デェェェス!?」

 

調「切ちゃぁぁぁぁぁん!?」

 

切歌が死亡フラグを立てた途端にウェルがメカゴジラの

メンテナンスに使うつもりで用意した鉄骨などの材料の

下敷きになってしまった。

 

W弓美「「…いや、

フラグ回収されるの早すぎるでしょう!!??」」

 

弓美はアクエリアスの能力で下敷きになってた切歌と

風魔との激闘でボロボロになった弦十郎を回復させる。

 

弦十郎「エルフナイン君、途中でも良いから

メンテナンスで渡していたローグの変身アイテムと

武器を返してくれ。 それとバルカンのアイテムが

壊れたからメンテナンスを_ウグッ…!?」

 

エルフナイン「司令!?」

 

ウェル「体力までは治らないようですね」

 

弦十郎「だが、行くしか…! 行くしかないんだッ!」

 

セレナ「凄い執念ですね…

そういえばベルさんが居ませんけど?」

 

帰還してきたのは響、翼、奏、弦十郎、ウェル、

レイア姉妹、主、大地でベルだけ戻っていなかった。

 

クリス「もしかして…それと何か関係あんのか?」

 

レイア「では派手に説明しよう」

 

キャロル「別に派手さは いらん。説明は地味でいい」

 

派手好きなレイアにとって地味でいいと言われて

ショックを受け、一歩 下がって説明役を辞めた。

 

創世「じゃあ他に説明役に適してるのは_」

 

響「それじゃあ私が!」

 

創世「_翼さんで」

 

響「なんでぇぇぇ!?」

 

詩織「ナイスなチョイスですわ」

 

翼「では、選ばれたからには現場の再現度なども

含めて分かりやすく報告させてもらう。 実は_」

 

 

 

 

 

〜少し前/現場での出来事〜

 

弦十郎「…すまない」

 

翼「…いいえ、謝らないで下さい。 

緒川さんの望みで叔父様は最善を尽くそうとした結果、

自らの手を汚してまで その望みを叶えたのですから。

 

貴方は『その手で緒川さんの命を奪った』という

事実に一番 心を痛めて苦しんでるのは

叔父様だというのに、そんな貴方を責め立ててれば

私は人間 失格と言えるしょうね…」

 

ホムラ「お前…本当に風鳴 翼か?」

 

翼「何故そんな事を?」

 

ホムラ「言ったろ? 異世界でシンフォギアの

物語をアプリゲームやアニメで見たって。 

 

天羽 奏の死に縛られ、司令官の命令を聞かず、

その命と引き換えに天羽 奏が救った響の2代目の

ガングニール装者を受け入れる事は出来なかった。

 

俺の予想なら、お前のメンタルなら救えなかった

風鳴 弦十郎に怒りの矛先を向けて剣を振るい、

風鳴 弦十郎は避けもせず風鳴 翼の振るう剣を

甘んじて受け入れてボロボロになる…。

 

そんな展開になるのかとばかり考えていたが、

爆発しそうな感情を抑え込むなんてな…

お前は精神面でも強くなってるんだな」

 

翼「…」

 

ホムラ「その感情、後で俺に全部ぶつけても良いぞ?

お前等のバトルを見て俺もウズウズしてるんだ」

 

奏「おやっさんポジションの雰囲気を出しといて

イイ感じだったのに最後のセリフで何もかも

全部 台無しにしやがったぞコイツ…」

 

スラッシュ「ホムラちゃんバトルジャンキーだから」

 

響「あ…ブレーメン解除したんですね」

 

スラッシュ「いやぁ~ブレーメン使うと

バイブスぶち上げって感じでね…それはそうとして。

今は状況が状況だから大人しくするべきだけど、

ホムラちゃんが言った通り、誰かしらに爆発しそうな

感情を ぶつけてもらうのも良いかもよ?

 

私もシンフォギアの物語を見たけど、

君は前にノーブルレッドとの戦いで

観客を守れず、その上 逃げられた。

そして装者 同士の仲間内で亀裂が出来てたでしょう?

また洗脳とかの精神操作の罠に嵌まるかもだし、

吐き出せるもんは出せる時に吐いた方が君の為だよ」

 

翼「そうだな…なら、輪回と合流したら

手合わせを頼むか。あの男とだと、お互い訓練だと

頭では分かっていても加減を忘れる程だからな…」

 

響「大体は輪回さんが挑発したりするからですけどね」

 

ホムラ「それにアイツ、お前に全力を出させながら

自分は舐めプしてるからな…本気を出すとしたら

素のスペックが低いライダーか装備の時だな。

ウォーターやシールドのバックルを使ったギーツとか」

 

翼「舐めプだと…?」

 

響「ちょっとホムラ!?

なんで落ち着こうとしてる翼さんを刺激するの!?

このままだと翼さんが輪回さんを斬ろうとするよ!?」

 

ホムラ「予知能力を持ってなくても目に浮かぶぞ。

コイツが輪回に後ろから奇襲攻撃を仕掛けたとしても

アイツは武器である『目』も『スピード』も使わず、

それでいて変身もしてないのに状態で瞬殺する光景が」

 

翼「まずは貴様と一戦 交えるか?

以前(♪75)申し込まれた

決闘の続き、もう1度やるか?」

 

ホムラ「どっちかというと申し込んだの お前じゃね?

まぁ、このままだと俺は ともかくシンフォギアの

仲間 同士で内輪 揉めによる内部崩壊しかねないからな。

 

お前の中にある今にも爆発しそうな感情を

ガス抜きさせる為に、少し遊ぶか?」

 

奏「今は そんな事やってる場合じゃない…って

普段なら言いたいところだが、この状況下で1番に

ダメなのは仲間 割れだな。 少し じゃれ合いな」

 

本来なら止めるべきなのだが奏も翼のガス抜きに

賛成らしく、剣を構える翼に対してホムラは

変身せずに生身でディーペストハープーンを構える。

 

ホムラ「本当に殺し合ったら外野が文句 言いそうだし、

ルールは『相手の武器を落としたら勝ち』で良いか?」

 

Aホムラ「お前にしては

随分と生ぬるいルールじゃねぇか」

 

一同「ッ!?」

 

Aホムラ「まぁ、それだけ お前が化けの皮を…

偽りの強さの仮面を剥がさざるを得ないくらい

追い込まれているって事だな?」

 

翼「Aホムラ…貴様が緒川さんを…!」

 

ホムラ「待て」

 

今にも一騎打ちが始まりそうだというのに、

そこに現れたAホムラ。 抑え込んでいてホムラに

向けようとした感情の矛先がAホムラへと変わり、

怒りの感情に任せて突っ込もうとする翼を

ディーペストハープーンでホムラが行く手を阻む。

 

翼「何故だ…何故 止めるッ!?」

 

ホムラ「前にも言ったが戦士には2つのタイプが有る!

それは『激情 型』と『冷静 型』…冷静さを欠いて

感情に身を任せて戦う事で強弱が決まるタイプが有る。

 

激情 型の俺とは違って お前は真逆の冷静 型だ。

今のお前がAホムラと戦えば勝率が低い戦いを

さらに下げる事になる…この場で犬死にする気か?」

 

ホムラの言葉に翼は某 上弦の参の鬼のように

殺気を抑え込んでホムラの方を向いた。

 

翼「分かった…今は大人しく退く。

だが、私は…いつの日か必ず、Aホムラを倒す…!」

 

ホムラ「賢明な判断だな、それで良い。

それと、ここから先は お前さんの

仕事じゃないのか…司令官?」

 

弦十郎「ッ! そうだな…総員、退避 準備!」

 

奏「ダンナ、バイクまで肩貸すぜ!」

 

響「師匠! 私も!」

 

ホムラ「お前等が巨大 怪獣 軍団と戦ってる

メカゴジラ組と合流するまで、俺はアイツの

足止めとして軽く遊ばせてもらうぞ!」

 

懐からポセイドンドライバーを取り出すホムラと

錫音を構えるスラッシュの後ろ姿を最後に

装者3人は弦十郎を連れてバイクで撤退したのだった。

 

 

 

 

 

〜現在/拠点(フォーゼの赤い部屋)〜

 

翼「_ここまでが私達が見たホムラとベルの最後。

 

叔父様は置いていった事を緒川さんと

同じように死んでしまうのではと、

すぐにでも向かいたいところを…」

 

ウェル「断腸の思いで僕達を助けに行く決断をした。

ですが悔やむ事は ありませんよ? むしろ英断です。

英雄たる僕を失うまいと駆けつけたのですからぁ!」

 

マリア「ウェルは少し黙ってて」

 

ウェル「(・×・)」お口キュッ

 

キャロル「それで?

お前達はレイア達と合流して どうなったんだ?」

 

翼「続きを話そう。 ホムラ達と別れた私達は_」

 

 

 

 

 

〜少し前/ゲンム達〜

 

レイア「残ってるエネルギーは少ない。

残ったエネルギーを全て派手に必殺技に注ぎ込むか、

必殺技でも倒せずにエネルギー切れとなって

地味に窮地となってサンドバッグにされるかの2択…」

 

ゲンム「僕の最高傑作を壊すなぁ!」

 

レイアの妹「!!!!!」

 

レイア「しかし何度 派手な爆発と共に

倒したとしても地味に蘇る…ジリ貧だ」

 

メカゴジラを操縦するレイア。

 

名も無き巨体なオートスコアラー、レイアの妹。

 

そしてエナジーアイテム『巨大化』により怪獣 達と

対等に戦えるサイズとなった自身のスペックを自由に

設定可能なゲンム ゴッドマキシマム ゲーマー Lv.10億。

 

3人で5体の怪獣と戦っていたのだが、ジオウ最終回の

怪人 達と同じように何度 倒しても瞬時に復活する。

 

レイア「地味に窮地。

そして向こうは…派手な出迎えだな」

 

それどころか他の装者やライダー達が

各個撃破した敵まで復活して現れた事で巨大な敵は

5体どころか計測不能のレベルに達していた。

 

ゲンム「拠点に居る者達から集めたデータによると

巨人、キングギドラ、ガイガン、ステージシェルガ、

さらに【エラスモテリウムオルフェノク】までも…!」

 

レイア「派手な勢力…ここは地味に撤退一択しかない」

 

ゲンム「…仕方ないですね。退くとしましょう」

 

響「お〜い!」

 

撤退を決断したと同時に弦十郎を連れて戻ってきた

装者を見つけると巨大化を解除してゲンムは

人間サイズになり、自動操縦にでもしたのか

操縦席からレイアも派手に飛び出て華麗に着地した。

 

レイア「今から地味に撤退する。同行するか?」

 

響「でもホムラ達が戦ってて…!」

 

ゲンム「そんな呑気な事を言ってたら全滅しますよ!

彼等の強さは貴方が1番 近くで見て知っているはず…

相手がAホムラでも無い限り、何も心配は_」

 

響「_そのAホムラが相手なんですよ!」

 

弦十郎「犠牲者が出る前に撤退するのは賛成だが、

緒川の時と同じ轍を踏みたくない。

 

Aホムラと俺達の力が

天と地ほどの差が有ろうとも、置いてくのは反対だ。

ホムラ君とベル君を回収するまで踏ん張るしか_」

 

翼「_叔父様、後ろッ!!」

 

奏「オルフェ・ノイズがッ!!」

 

弦十郎「ッ!?」

 

巨大な怪獣ばかりに目が行ってしまい、

小型の敵の存在への警戒を忘れていた一同。

このままでは弦十郎はオルフェ・ノイズに襲われて

灰になるかオルフェノクになってしまう。

 

装者一同「ッ…!」

 

装者 達は急いでギアを纏おうと歌い出そうとしたが

それよりも先に、剣が飛んできて弦十郎を襲おうと

飛びかかってきたオルフェ・ノイズを串刺しにした。

 

奏「ファイズの力と同時に記憶も手にしたから分かる!

この剣は…この剣の持ち主は…!!」

 

ファイズの記憶を持つ奏には

オルフェ・ノイズを刺した剣に見覚えが有り、

まさかと思い剣が飛んできた方へと振り返ると

案の定【ホースオルフェノク】が立っていた。

 

さらに その横には【クレインオルフェノク】と

【スネークオルフェノク】も並んでいた。

 

奏「アンタ等…【長田 結花】と【海堂 直也】…

それと【木場 勇治】…で、合ってるよな?」

 

翼「とりあえず『味方』…という認識で構わないか?」

 

3人は人間の姿に戻ると初対面の奏にフルネームを

当てられたからか驚いた表情になっていた。

 

奏「『なんで』って、顔してるがアタシには

ファイズに関する力と記憶が有るからな」

 

長田「それで私達の事を…でも、

オルフェノクの私達の言葉を信用するんですか?」

 

海堂「どれだけ解放軍の味方をしても

人間は腫れ物を見る目だったし…あぁ、ムカちゅく!

やっぱり人間じゃなくてオルフェノクとして生きる!」

 

木場「海堂、今は そういうのは後にして

逃げようとしてる彼女 達に手を貸すべきだ。

もしかしたら俺達が なんで生き返ったのか

その理由も知ってるかもしれない」

 

奏「…(海堂は短命のオルフェノクで ありながら

仮面ライダー4号の話まで生き残ってたのに

木場は2人と自分が死んだ事を知ってる?

 

それに海堂の口から出た『解放軍』って言葉からして…

コイツ等が来たのはパラダイス・ロストの世界線?)」

 

ベチャット「「「ベチャ!!!」」」

 

一同「ッ!」

 

ランスニール「今度は!」

 

ハバキリ「私達の番だ!」

 

続けてベチャット達が襲いかかってくるが、

弦十郎に助けられて隠れていたシンフォギアライダーの

ランスニールとハバキリがベチャット達を貫く。斬る。

 

翼「ご無事でしたか…!」

 

レイア「色々と出て来たところで悪いが今すぐ地味に

撤退するか、敵しかない居ない この場に留まって

派手に戦うか、すぐに決断してもらおう」

 

レイアは『もう待てない』とでも言いたげ割ろうか

割るまいかとテレポートジェムを上下に振るっていた。

 

弦十郎「…(置いてくのは嫌だが、

このまま戦ったとしても俺は足手まといだ。 ここは…)

 

俺等よりも君等について詳しい者が向こうで戦ってる。

恐らく相手は この世界で最強とも言える強敵だが、

もし君達が応戦してくれたら彼等を その相手から

逃げる隙を作るくらいなら可能かもしれない」

 

木場「…(俺達を利用しようと企んでる?

でも他に情報収集 出来そうな方法が無い。ここは…)」

 

海堂「木場、どうするよ?」コソコソ

 

木場「別に『倒せ』とは言ってない…どうにかして

戦ってる彼等の仲間を見つけて一緒に逃げ切れれば、

今の俺等について何か分かるはずだ」コソコソ

 

長田「じゃあ、まずは この人達の

仲間の特徴を聞きましょう」コソコソ

 

木場「分かった。 それで、その仲間の特徴は?」

 

響「多分 今も2対1で戦っていると思う。

その2人の方が仲間なんですけど…あの人達って

色々な姿に変身 出来るから特徴 聞かれても…」

 

奏「敵はゼインって白いマントを着けた姿になってる。

ソイツと戦ってる2人組がアタシ等の仲間だ」

 

木場「分かった」

 

レイア「話が終わったなら、

ホムラ達の救出は その地味な色した

オルフェノク達に任せて我々は一時 帰還するぞ」

 

スネーク「地味って言うな!」

 

奏「確かにオルフェノクって全員 灰色だしなw」

 

オルフェノク姿になった木場 達3人に任せて

メカゴジラとレイアの妹を『縮小化』の

エナジーアイテムでフィギュア サイズにして

懐に入れるとテレポートジェムで撤退した。

 

 

 

 

 

〜現在/拠点(フォーゼの赤い部屋)〜

 

翼「_そんな訳で、

偶然にも蘇ったオルフェノク達に任せて

私達は退却させてもらったという訳だ」

 

奏「まさか あのオルフェノク3人組と

出会うなんて夢にも思わなかった」

 

灯「しかし助っ人がオルフェノク3人だけだと難しい…

『逃がす』事を目的に動いてもらうにしてもだ」

 

弦十郎「ならば早く俺にローグの_ウガァァァッ!」

 

クリス「おっさん!?」

 

ローグになって現場に戻ろうとするも苦しむ弦十郎。

 

弦十郎「アクエリアスでも治しきれなかったか…!」

 

灯「そんな状態で今 助けに向かったとしても

足手まといにしかならない。それに もしかしたら

既に逃げてて入れ違いになってたら元も子もない」

 

ファラ「確かに…それに仮に現場に向かって

まだホムラ達が残っていたとしても、彼の性格を

考えたら素直に『逃げる』という選択を取るかは不明」

 

ガリィ「こういう時こそ『お姉ちゃん』の

出番なんじゃないですかぁ〜?」

 

灯「…あ、アタシ?」

 

あおい「確かに。 身内の言う事なら聞くかも」

 

朔也「元々ホムラは失った灯さんへの後悔で

ずっと強くなる為に『戦う道』を選んだ訳ですから」

 

灯「出来れば裏方のサポートで、

あまり表舞台には出たくないんだけどなぁ…」

 

ミカ「なんならアタシも付いていくんダゾ!」

 

灯「はぁ、人使い荒い奴等ばっかりだ…」

 

 

 

 

 

〜現場/ホムラ達〜

 

現場での事を拠点の皆に説明している間、

ホムラ達はというと_

 

〈サメ! クジラ! オオカミウオ!〉

 

_久々にポセイドンに変身したホムラが

音銃剣錫音を構えるスラッシュと共に

ディーペストハープーンを構える。

 

ポセイドン&スラッシュ「行くぞ!/よ!」

 

Aホムラ「ちょっとタンマ」

 

いきなりAホムラの『ちょっとタンマ』宣言に

ズッコケてしまうポセイドンとスラッシュ。

 

ポセイドン「なんだ? 戦う前から降参か?

負けを認めて俺達に大人しく殺されるってんなら

好きにしろ。 だが命乞いはするな、時間の無駄だ」

 

Aホムラ「絶対たる善の存在である俺が、悪である

お前等に屈すると? 止めたのは…コレを見せる為だ」

 

スラッシュ「ベイクマグナム…!」

 

ポセイドン「それにアレは風魔が使う

ハリケーンニンジャのガシャット…!」

 

Aホムラ「コレを…こうする!」

 

〈セット!〉

 

ベイクマグナムにハリケーンニンジャのガシャットを

セットして力尽くで無理矢理ガブガブ噛ませた。

砕けるガシャットから内包されていたデータが

ベイクマグナムに纏わりつき、吸収される。

 

Aホムラ「そして…こう!」

 

ベイクマグナムを向けられて警戒するも

銃口から出て来たのは忍者プレイヤーだった。

 

ポセイドン「まさか…ベイクマグナムと催眠の弾丸と

ハリケーンニンジャのデータを組み合わせたのか!?」

 

Aホムラ「今まで融合した並行世界から来た敵に

お前達を襲わせるように支配下に置こうとしていた。

しかし簡単に量産 出来るという訳じゃない。

 

何度も壊されて新しく製造するの繰り返しは

キリが無いからな。 忍者プレイヤー1体1体に

ベイクマグナムを持たせる事が出来ずにいて、

風魔1人に持たせて動かす事しか出来なかった。

 

だから忍者プレイヤーの光の手裏剣の効果を

『仮想世界へ送る』からベイクマグナムの

『催眠支配下』の効果にデータを書き換えたのさ!」

 

ご丁寧な解説を終えてベイクマグナムを

四方八方にバンバン撃ちまくると

銃口から出て来る忍者プレイヤー。

 

さらに追加で頭上に撃つと『ババーンッ!』と

チョコチップクッキーで出来たエフェクトが。

 

Aホムラ「凄いだろう?」

 

スラッシュ「凄いと思えるのは、あの怪獣やら敵 達を

支配下に置くようにしたのが、マネージャー忍者さん

1人だけの手によるものだってところかな?」

 

ポセイドン「だな。 それ以外は最低な発明だな」

 

Aホムラ「…フンッ!

本当は悔しい癖に…せいぜい強がり言ってな。

 

それに風魔を倒してもベイクマグナムは壊れていない。

つ・ま・りぃ〜? 今頃お前の仲間は俺の催眠支配下に

置かれてる並行世界の敵達に蹂躙されているのさぁ!」

 

ポセイドン「なんだと…!?」

 

Aホムラ「それじゃあ異世界の敵キャラ達を

支配下に置いて君達を襲わせなきゃならなくて

忙しいから、俺達は ここでサヨナラだ」

 

ポセイドン「待て!」

 

逃げられる前に未来のコアメダルの能力で時間停止。

その隙にディーペストハープーンで貫こうとするが_

 

Aホムラ「バァッ!」

 

ポセイドン「時間を停止させても

やっぱ お前には通用する訳ないか…!」

 

_時間停止によって動きが止まったかと思いきや、

悪戯 好きの子供っぽい笑みを浮かべて

ディーペストハープーンを掴み取る。

 

ポセイドン「チッ…ビクともしねぇ」

 

掴み取られたディーペストハープーンを

ポセイドンが貫こうにも引き抜こうにも、

押しても引いても、まるで動かなかった。 

 

スラッシュ「ホムラちゃんから離れろ!」

 

ディーペストハープーンを離さないAホムラに向けて

錫音弾を発砲するも、ポセイドンの方も掴んだまま

離さないのでAホムラはディーペストハープーンで

誘導して錫音弾を防ぐ為にガードベントに利用した。

 

ポセイドン「グハッ…!?」

 

スラッシュ「ホムラちゃん、ゴメン!」

 

Aホムラ「どうやら まだ連携になれてないようだな。

それじゃあ改めてサヨナラだ…アリーヴェデルチ」

 

オーロラカーテンで去っていくAホムラ。

ポセイドンとスラッシュの前に残されたのは

催眠能力を持つ大量の忍者プレイヤーだけだった。

 

ポセイドン「あの忍者プレイヤーの

スペックは1体1体がレベル50クラスで、

忍法によるトリッキーに戦術を得意とする。 

勝てそうにないと思ったら遠慮なく逃げてくれ」

 

スラッシュ「逃げないよ?

少しでも君と同じ時間を歩む為に人間を辞めて

怪人になったんだから…生きる時も死ぬ時も一緒だよ」

 

ポセイドン「…1回しか言わねぇぞ…ありがとよ」

 

スラッシュ「フフッ…どういたしまして」

 

覚悟を決めて忍者プレイヤー軍団に迎え討とうと

ディーペストハープーンを構えるポセイドンと

数には数と考えて、こぶた3兄弟で分身して

少しでも戦力の増強を試みようとした その時_

 

スラッシュ「うわッ!?

なんだっけ、この地味な色の怪人!?」

 

スネーク「だから地味って言うなよ!」

 

ポセイドン「お前等は…

人間との共存を望みながらも、その夢も灰となって

消えて叶えられなかったオルフェノク3人組か」

 

クレイン「貴方達が

あの怪獣 達と戦ってた人達の仲間…ですか?」

 

_オルフェノク3人組が助太刀に来た。

 

ホース「貴方達の仲間に貴方達を逃がすように頼まれて

助けに来ました。 貴方達なら俺達が生き返った理由を

詳しく聞かせてくれるかもしれない…と」

 

スラッシュ「『生き返った理由』も何も、

オルフェノクって1度 死んで蘇った存在なんじゃ?」

 

ポセイドン「多分コイツ等が聞きたいのは

そういう意味じゃない。 『人として1度死んで、

オルフェノクとしても2度目の死を迎えたのに

何故 生きてるのか』って意味で聞いたんだろ?」

 

スラッシュ「え…?

ヘビの人は最後まで生き残ってたよね?」

 

ポセイドン「確かにな。恐らく…いや、

この話の続きは逃げ切ってからにしよう」

 

セルメダルを割って屑ヤミーを生み出して

忍者プレイヤーと戦わせてる間にトンズラする

ポセイドンとスラッシュとオルフェノク3人組。

 

バッタカンドロイド「…」ジーッ

 

その様子を離れた位置から

バッタカンドロイドが覗いていた。

 

 

 

 

 

〜拠点〜

 

エルフナイン「現場に向かわせた

バッタカンドロイドで確認しました。

どうやら2人はオルフェノクの人達と共に

戦線離脱に成功したようです。

 

このままタカやクジャクといった飛行が可能な

カンドロイドを使って この拠点に誘導します」

 

弦十郎「待て、もしかしたら既にAホムラによって

催眠支配下に置かれてる可能性も捨てきれない。

彼等を受け入れるかどうかは様子を見て判断しよう」

 

灯「やっぱり行かなくて良かった…」

 

弓美「そうね。それに あの3人が引き連れてきちゃった

怪獣 達が敵味方の区別なく踏み荒らしてる…!」

 

闇 弓美「現場に行ってたらアタシ達も

あの屑ヤミーや忍者プレイヤーみたいに

踏み潰されてたかもしれないわね」

 

 

 

 

 

〜ホムラ達&オルフェノク達〜

 

忍者プレイヤー達から逃げ切ったホムラ達は

路地裏で身を隠し、約束 通りオルフェノク3人組に

オーロラカーテンに映し出して見せつつ説明していた。

 

ファイズ本編とパラダイス・ロスト、

この2つの世界線の出来事を。

 

木場「俺は2人が死んで人間との共存の『夢』を捨てて

オルフェノクとして生きようとスマートブレインから

渡された帝王のベルトを手に乾 君…ファイズと戦って

力尽きた所までは覚えてる。つまり、俺達は…」

 

ホムラ「パラダイス・ロストの世界線から蘇った。

もしくは死ぬ前の時間帯から来たんだろうな。

この世界に…いや、それだと木場 勇治だけのはず…」

 

ベル「それで君達どうする? 今 私達は戦争してるの。

ここに居るホムラちゃんと偽物でもあり本物でもある

もう1人のホムラちゃん…仮面ライダー ゼインと」

 

ホムラ「アッチに行けば洗脳支配されて捨て駒だ。

 

だが俺等の所に来れば、お前等が居た

人間解放軍みたいな腫れ物 扱いされないが、

俺達の仲間は お人好しの集まりでな。

お前等が絶望した人間達を守る為に戦う事になる。

 

理由を知りたい為とはいえ、お前等は俺達を助けた。

もし『向こうに行く』と言っても別に止めたり、

後ろから刺したりするような真似はしない。

 

ただ、ゼイン…Aホムラ側に付くなら

オルフェノクとしても人としても終わるぞ。

元々 1度 死んだ身とはいえゾンビみたいに…

いや、ゾンビ以下か。何も考えないのは一緒だが、

本能で動く事すら出来なくなる訳だからな」

 

輪回「その上オルフェノクは短命だからな」

 

ホムラ「輪回、お前…!」

 

ベル「なんだ、無事だったんだ。

全然 顔見せに来なかったもんだから、てっきり…」

 

輪回「お前ジブンと違って『視覚』じゃなくて

『聴覚』で認識するタイプだろ? 顔見せなくても

何処かでジブンの声が聞こえてたんじゃないのか?」

 

ベル「こんな殺伐とした世界になったんだよ?

ぶつかり合う金属音。 派手に聞こえる爆発音。

君1人の声を聞き分けるのは私でも至難の業だよ。

…それと、ずっと気になってたけど隣の少年は何者?」

 

輪回「アンチ…だとよ。

人間の姿してるが一応コイツも怪獣らしい。

 

まぁ襲ってきたかと思ったら味方したりと

敵キャラだが…多分ドラゴナイトハンターZの

龍戦士グラファイトと同じように、戦士としての

誇り的なモノを持ち合わせているのかもしれないな」

 

アンチ「俺の中の記憶はゴチャゴチャだ…。

だが、お前等や怪獣と戦っていば俺も何かを

取り戻せる気がする…何かを、掴めると」

 

輪回「そういう訳だが…

オルフェノク3人組、お前等は どうだ?」

 

3人組「…」

 

輪回「人間に絶望した。

その気持ちなら分かる…嫌というくらいに」

 

その言葉と共に輪回は以前S.O.N.G.から失敬した

翼がオーガに変身させられ、激闘の末に灰となった

帝王のベルトの再錬成して灰の状態からドライバーに

復元するとソッと地面に置いた。

 

輪回「こんな状況だから考える時間は限られている。

だが、考えが纏ったらオーガフォンで連絡してくれ」

 

そう言うと輪回はホムラとベルから聞くと

オーロラカーテンを展開して拠点としてる場所へ

向かおうとするも、オーロラカーテンに入る前に

質問 嫌いと分かっていながらもホムラは輪回に

聞いた。 『何故 連絡手段を渡した?』と。

 

輪回 「あの男は『人間とオルフェノクの共存』という

夢を叶えられず、その夢は『呪い』となってしまった。

 

だが【素晴らしき青空の会】の会長たる【嶋 護】も

言っていただろう? 『夢を失った人間は時として

とてつもない力を発揮するものだ』と…」

 

質問に答えると

一足早くオーロラカーテンに入った輪回を

追いかけるようにホムラとベルも入っていった。

 

アンチも入ろうとする直前、

オルフェノク3人組の方を見た。

 

アンチ「俺は人間なんて どうでもいい存在だと

思っている。だが、お前等は どうだ?

 

諦めたとはいえ1度は人間と共に

生きる道を歩んでいたのだろう?

人間が死んで後悔するよりも先に動くか?

 

それとも、これ以上の絶望を味わわないように

その『心』を捨てるか? 少ない時間で よく考えろ」

 

木場「…」

 

アンチがオーロラカーテンに入っていったのを

確認すると帝王のベルトを手に取る木場。

 

また人間からもオルフェノクからも

敵として見られて裏切られる同じような最期を

迎えるくらいなら最初から人の道から外れるのか?

 

それとも1度は諦めて挫折した事で

その『夢』は『呪い』となり、『呪い』から

解放される為に『夢』を叶えて人の道を進むのか?

 

はたして彼の進む道は?




次回の【全てを破壊する者 全てを繫ぐ者】は…!

ファースト、フィーア、真、
ファウストローブライダーズ陣営の【ダウル】
【ソフィカα】 【ソフィカβ】 【ソフィカγ】
【シェンショウ】の5人のライダーと
仮面ライダー【ノイズ】の9人が欠けた状態ながらも
シンフォギアライダー側からの軽い自己紹介をしつつ
今後についてを語る事になった。

このまま隠れているだけだと怪獣 達に街を破壊させ、
逃げ隠れしている一般人を殺そうとAホムラが指示する
可能性が高い。それに現在、異なる世界が融合していて
いつビッグクランチが起きてしまうかも分からず、
やれるだけの準備して向かうはAホムラとの決着。

しかし彼等彼女等の前に現れて行く手を
阻もうとするのは1体のオルフェノク。 
そして、木場の答えとは…!

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

  • 書く
  • 書かなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。