ステップ1
〜?〜
男女「「はぁ~…」」
太陽が昇り、かんかん照りのいい天気。
そんな太陽の下で河川敷に不機嫌そうに
しゃがみ込んでる男女。
女「はぁ、眩しい…」
女の方は太陽を見ながら思った事を一言。
女「だから嫌なんだよ…『陽だまり』なんて」
男「俺達 闇の住人には光は毒だな。
ホラ、カップ麺が出来たぞ」
日光を嫌う女に男は出来立ての
『兄貴 塩』と『弟 味噌』と書かれた
兄弟ラーメンを両手に味噌の方を響に渡した。
女「…コレも好きだけど
たまには【兄貴】が作った麻婆豆腐が食べたい」
男「…今の俺に、豆腐は眩しすぎる。
それにコレも美味いだろ?」
女「…チッ! 確かに このカップ麺が美味しいのは
認めるよ。 わざわざ宇宙から『虫』が集るぐらいには」
緑色の虫の怪人【ワーム】が ぞろぞろと現れる。
女「兄貴、さっさと倒そう。 麺が伸びる前に」
男「分かってるよ、相棒」
〜ディケイド 激情態のホムラが居るシンフォギア世界〜
マリア「ホムラが最近ネガティブ思考?」
灯「そうなんだよねぇ、それで心当たりないかと
色々な人に聞き回ってるんだよ。 何か知らない?」
マリア「そんなこと言われてもねぇ…」
クリス「つーかアンタの頭、
全知全能の本棚が あるんだろ?
それ使って調べりゃ一発だろ?」
灯「『一発』…なんかエロい響き!」
クリス「このエロ思考が…」
マリア「『響き』…そうよ、響!
コンビ組んでる あの娘にこそ聞くべきじゃない!」
未来「それなんですけど、
その響も落ち込み気味なんです」
灯「で、2人共ダメダメだったんで
未来ちゃんに相談されて今に至るって訳ですよ」
マリア「だから地球の本棚で検索すれば_」
灯「_調べたけどダメだった。
ここ数日の地球に刻まれた記憶を覗いたけど
あの2人に これといった変化は無かったよ?」
未来「ネガティブ思考になるような
キッカケも何も書かれてなかったみたいで…」
灯「大きな失敗とかじゃなくて、
ちょっとのミスでも『どうせ俺なんて…』とか」
未来「最近の響も溜め息する回数が多くて…」
セレナ「あの〜…」
マリア「セレナ? どうしたの?」
セレナ「実は さっき、
新作アップルパイを持ってきたんですけど…」
〜回想シーン〜
ルンルン気分のセレナは新作アップルパイを持って
姉のマリア達に振る舞おうと向かっていたところ、
曲がり角でホムラと ぶつかってしまう。
ホムラ「うおッ…!?」
セレナ「キャッ!?」
ホムラ「危ない!」
ホムラは ぶつかったセレナが倒れる前に
その手を掴んでギリギリ助ける事に成功した。
セレナ「あ、ありがとうございま_
アレ? アップルパイは!?」
ぶつかった衝撃で宙を舞うアップルパイは_
ベチャッ!
_箱から出て来て そのまま真下に居る
ホムラに直撃して頭から被る事となった。
セレナ「あの…ゴメンナサイ…」
ホムラ「…別に。 どうせ俺なんて、
こんなマズいアップルパイが お似合いさ…
笑えよ。 誰か俺を、笑ってくれよ…」
頭からアップルパイを被ったホムラは
おぼつかない足取りで その場を去っていった。
〜現在〜
セレナ「私のアップルパイがマズいって…
味覚にも異常が出てるなんて重傷ですよ!」
クリス「いや、そこは正常だろ」
そのツッコミに反応して無言でクリスの頭部に
チョップするマリア。 流石は姉バカである。
灯「けど本当に どうしたんだろう?
セレナちゃんのアップルパイの
味見しすぎて鬱になったとか?」
今度は右ストレートを喰らわせるマリアだった。
マリア「メンタル面のケアは どうなってるの?」
未来「エルフナインちゃん、自分から残業してた
仕事人間だったけど【新地球】を錬成してから
定時帰りしてケミー達と戯れてるからね」
セレナ「特にクロスウィザードさんは定時帰りを
自分の事のように喜んでましたからね」
理由は中の人ネタだろうが、そこは置いておき、
ガッチャードの錬金術を極めたエルフナインは、
なんと【新地球】を錬成に成功したのだ。
現在の新地球はケミー達とキャロルが暮らしてるが、
今の地球に非常事態が起きた時の為にキャロルと共に
人間が暮らす事が可能な第二の地球として整えている。
灯「まぁ移住が出来る惑星を用意しといて
損は無いかな? SFとかの巨大隕石とかで
地球が滅びて人類存続の危機とかになるのも
ありえない話じゃないからね」
クリス「実際、月が落ちてきたからな」
いったい何故ネガティブになってるのか
頭を抱えていると『ふむふむ、なるほど』と
何かを見つけたような反応で本を読んでいた。
マリア「何か見つけたの!?」
灯「この本によれば、暁 切歌と月読 調のザババ組が
ガイアメモリの使用者を見つけて追いかけてるらしい」
未来「それも大事なんだけど…!」
クリス「タイミング的に今じゃない!」
灯「ハイドープだった場合や使うメモリと
その適合率も考えて増援に向かう?」
マリア「それもそうね。
セレナは指令 達に報告してくれる?
私達4人で切歌と調の所へ向かうから」
セレナ「マリア姉さん、気をつけてね」
未来「灯さん、タイムマジーンの用意を!」
灯「それじゃあ仕事モードに…
よし、では行こうじゃないか未来 君」
〜現場〜
切歌「待つデスよぉ!」
調「この先は行き止まり、無駄な抵抗は辞めて!」
?「くッ…兄貴!」
?「こうなったら…!」
〈ホッパー!〉×2
きりしらコンビが追いかけていた男達は
ガイアメモリを取り出すと身体に挿して
【ホッパー・ドーパント】になった。
調「2人して同じメモリ!?」
ホッパー・ドーパント1「如何にも、
我等【堀田 兄弟】…【技の一郎】!」
ホッパー・ドーパント2「【力の二郎】!」
切歌「とりあえず仮面ライダー 1号と2号に謝るデス」
ホッパー・ドーパント1&2「「堀田ァ〜…ジャンップ!
トゥッ! ダブル堀田ァ、キイーック!」」
きりしら「「ッ…!」」
ギアを纏おうとした その時_
ホッパー・ドーパント1&2「「ダハッ!?」」
きりしら「「えぇッ!?」」
_突然 宇宙から降ってきた隕石が
ホッパー・ドーパント達の背中に直撃した。
あまりのダメージに堀田 兄弟の変身が解除されて
人間の姿に戻り、きりしらの足元にはドーパントの
変身に使ってたホッパーのガイアメモリが。
調「回収完了…私達 何もしてなかったけど…」
切歌「だって急に隕石が落ちてくるなんて
誰にも予想 出来る訳が無いデスよ!」
普段『自称』常識人の切歌だが、
今回ばかりは珍しく正論だった。
調「この後マリア達が来るみたいだから、
来たら この人を引き渡…ッ!?」
切歌「どうしたデス? しら…およよ〜!?」
驚くのも無理もない。 何せ堀田 兄弟に直撃した隕石。
その正体はカブトの世界の怪人ワームである。
切歌「あの隕石、ワームが乗ってたデスか!?」
調「けど、1体だけなら…!」
切歌「ッ! 大量に降ってきたデス!」
1体だけなら余裕と思っていた調だが、
即座に そのフラグは回収されて大量に降る隕石。
調「こんなに たくさん…!?
マズいよ切ちゃん、脱皮して
クロックアップされたら厄介!
成虫に進化する前に倒そう!」
切歌「了解デース!」
α式・百輪廻
切・呪りeッTぉ
威力よりも範囲を重視した技を選び、
2人は幼体のワームを脱皮させる前に殲滅した。
切歌「進化しなきゃ大した強さじゃないデス!」
調「けど、幼体でも擬態は出来る。
この場から慌てて逃げようとしてる人を見つけたら
とりあえず拘束しよう。ワームと思って攻撃したら
間違って人間でしたってのは取り返しがつかなくなる」
そういう訳で2人 揃って周囲を探す事に。
ちなみに手分けして探さないのは相棒と離れてる内に
擬態されてたという事態が起こらないようにする為だ。
そうして探していると_
コツン コツン コツン コツン コツン
_と、足音が聞こえてきた。 しかしコレは慌てて
走って逃げてる足音ではない。 歩いてる音だ。
しかも ゆっくりと。目の前の弱った獲物を
ジワジワと追い詰める狩人のように。
自分が狩る側。 お前達は狩られる側。
そう言いたげに自身の姿を晒した。
切歌「仮面ライダー…デスか?」
調「もしかして、ワーム達が乗った
隕石が降ってきたのは あのライダーが_」
〈CLOCK UP!〉
_調が出した推測。 しかし、
その先の言葉が続けて出る事は無かった。
〜マリア達〜
〈サーチホーク! 探しタカ!タカ!〉
タイムマジーンに乗り込んでタカウォッチロイドの
サーチホーク モードで きりしら を 探していた4人。
灯「もう そろそろで目的地に着くみたいだ」
クリス「正直 助かる…!」
マリア「もうギュウギュウ詰め過ぎて…!」
未来「お…降りたい! 狭くて暑苦しい…!」
灯「この4人の内、2人は90センチ代のGカップ。
無駄に大きい脂肪を持つ そんな2人に挟まれたら
こんな狭い場所だと蒸し暑くもなる…!」
クリス&マリア「「無駄に大きい胸で
悪かったな!/わね!」」
未来「…(正直 私も同じこと思ってた)」
怒鳴られる灯。するとタイムマジーンが揺れ始めた。
未来「な、何ッ!? 隕石!?」
灯「この反応…タダの隕石じゃない、ワームだ!!」
ワームが乗った隕石が降ってくるので灯は
タイムマジーンを着地させて降りると、
灯は変身、装者はギアを纏い戦闘態勢に入る。
クリス「ワームつってもクロックアップ出来ねぇ
幼体なら全部ザコだ! ライダー型ギアになる
必要もねぇ! 全部ぶっ放してやらぁ!」
クリスお得意の速射、連射、掃射、高射、乱射により
ワーム達を成虫に進化する前に殲滅 出来たのだ。
マリア「終わりね? なら早く2人の所へ_」
未来「_待って下さい! アレ!」
上空に向けて指を差していた未来。
その正体は何故か空中に出来ている『穴』だった。
ウォズ「隕石に穴か…なるほど、理解した。
アレは きっと仮面ライダー ポセイドンと同じだろう」
マリア「ポセイドンって、ホムラが変身する?」
ウォズ「そう。
元々あのライダーは未来から来た仮面ライダー。
隕石により時空が歪んだ結果、40年後の未来へと繋ぐ
穴を生み出した。 同じように あの穴は過去か未来、
もしくは違う時間軸と繋がってるのかもしれないね」
すると穴の向こう側から人影が見えた。
クリス「噂を すれば なんとやら…なぁッ!?」
マリア「ウソでしょう!?」
未来「そんな…!?」
ウォズ「コレは驚いた…!」
女「兄貴…ここにも居たよ、ライダーと装者が。
しかも装者の1人にアイツが居るなんて…」
男「結局 俺達が行く場所は
何処も地獄みたいだな、相棒」
装者とライダーを前に現れた
先程まで ここと違う世界で
カップ麺を食べようとしていた男女。
未来「響と、ホムラ…!?」
ウォズ「いや、この気配は違う世界線から…!」
女の方_【立花 響】こと【グレ響】は
男の方_【交之 焔】こと【ホムラ】を
『兄貴』と呼びつつ未来を睨みつけていた。
ホムラ「小日向…お前は いいよなぁ…」
グレ響「私を地獄に堕としておいて、
自分は楽しそうにしてさ…ねぇ、どんな味?
教えてよ、人を…親友を不幸にして得た幸せってさ」
未来「響、何を言って…?」
既に装着されてる【ZECTバックル】を展開して
2体のバッタのようなメカ【ホッパーゼクター】が
2人の手に収まり、展開されたバックルに
ゼクターを構えてスライドさせると_
ホムラ&グレ響「「変身」」
〈〈HENSHIN〉〉
_ホムラとグレ響の2人【地獄兄妹】は姿を変えた。
〈〈CHANGE KICK HOPPER/PUNCH HOPPER〉〉
緑と茶色のバッタを模した戦士
【仮面ライダー キックホッパー/パンチホッパー】
ゴールの無い暗闇を歩く2匹のバッタに変身した。
この物語はホムラとグレ響が地獄を彷徨う
【地獄兄妹】となった世界の話である。
キックホッパー「どうせ俺なんて
物語の主役になんて なれねぇよ…
けど妹だけは今度こそ俺が守る!」
ちなみにサブタイトルを『ステップ』にしたのは
ホッパー → ホップステップ → ステップ
こんな感じで連想した結果です。
完結後に映画 風なリメイク版を書く。
-
書く
-
書かなくていい