全てを破壊する者 全てを繫ぐ者   作:強者

90 / 267
♪89

 

〜ある男の過去〜

 

その男は1枚のポスターを見た瞬間、息を荒らげた。

 

男「はぁ…はぁ…!」

 

そのポスターはツヴァイウィングのライブの告知の

ポスターだったが、男が息を荒らげていたのは

興奮というよりも恐怖によるものだった。

 

?「どうした!?しっかりしろ!」

 

男「【チェイサー】…」

 

その男の友人(ダチ)、チェイサーまたはチェイスこと

知栄 三郎(チエイ サブロウ)】は男を心配して駆け寄る。

 

男「ア、アレ…前にオレが見た…まさか、

アイドルだったなんて…はぁ…はぁ…!!」

 

三郎「それは前に見たと言ってた

歌いながらノイズと戦ってた者のことか?」

 

三郎は男に聞くが、男は既に何も見えず、

何も聞こえない状態だった。

 

男「やめてくれ…!オレはウソなんて…

ウソなんて ついてないんだ…!やだ…やだ…!」

 

この男は偶然にもシンフォギア装者が

ノイズと戦っている場面を見てしまったのだ。

 

本来なら機密保持のための書類をかかされるのだが、

この男は運が良かったのか悪かったのか逃げた時には

特異災害対策機動部の人間に出くわす事がなかった。

 

そして自分が見た事を学校で語るも『ウソつき』だの

『気持ち悪い妄想』だのなんだの言われて

イジメの対象となり、トラウマになっていた。

 

そんななか男を助けたのが今では渾名で呼び合う程の

仲になった友人(ダチ)の知栄 三郎だった。

 

三郎「…分かった。今度のライブに行こう」

 

男「…え?」

 

三郎「アイドルなら握手会などで接触 出来るはずだ。

証明しよう。お前がウソつきじゃない事を」

 

 

 

 

 

〜ギーツ VS オーディン〜

 

オーディン「…行け!」

 

オーディンはガルド系統のモンスター達を嗾ける。

 

ガルドサンダーは尾羽をムチのように振るって

ギーツの首を縛り上げて850℃の火焔弾を発射するも

レイジングソードの電撃と超高熱を纏う

刀身の【レイジングエッジ】による高い斬れ味で

尾羽を斬って火焔弾を回避。

 

回避した直後、

ガルドストームが斧を持って飛びかかってくるも

レイジングソードで斧を弾いて胴体を横一閃で斬る。

 

ギーツ「まず1体」

 

次にガルドミラージュが時速600kmの速度で飛行。

急降下と同時に鉤爪で攻撃を仕掛けてくるが

ギーツは避けたと同時に通り過ぎてった

ガルドミラージュの背中に向けて

レイジングソードを投げて身体を貫く。

 

ギーツ「2体…まだ抜けない」

 

ギーツは投げたレイジングソードを回収して

付いてるバックルを外そうとするが まだ取れない。

 

バックルの方に集中していると

ガルドサンダーが火の鳥と化して突っ込んできた。

 

ギーツは斬撃を放ってガルドサンダーを一刀両断。

 

身体を真っ二つに斬られたガルドサンダーが

ギーツを横切って後ろで爆発した。

 

ギーツ「これで3体目…おっ!」

 

レイジングソードの刀身が光っているのを見て

エネルギーがチャージされたのを確認して

バックルを抜き取る。

 

〈FULL CHARGE〉

 

ギーツ「やっと抜けた!じゃあ…」

 

〈TWIN SET〉

 

ギーツ「ここからがハイライトだ!」

 

キャノンバックルをベルトにセットして

バックルのレバーを操作して起動。

 

〈TAKE OFF COMPLETE

 

JET AND CANNON〉

 

上下半身に重装甲を纏い

【コマンドフォーム(ジェットモード)】になった

ギーツはオーディンの元に飛んでいく。

 

〈READY FIGHT〉

 

オーディンは瞬間移動で

ギーツの攻撃を回避しようとするが

 

〈RAISE CHARGE〉

 

オーディン「何!?」

 

ギーツ「知ってるぞ!

お前は相手が必殺技を発動している間、

瞬間移動が使えなくなるってのはな!」

 

まさか初っ端なから必殺技を使うとは思っておらず、

ギーツが必殺技を発動したことで

オーディンは瞬間移動が使えなくなり、

カードを引いてバイザーに入れようとするが

間に合わずギーツの必殺技を受けてしまう。

 

〈TACTICAL RAISING〉

 

オーディンは反射的にバイザーを盾にするが

ギーツの狙いは最初からゴルトバイザーだった。

 

ギーツ「狙い通りだ!」

 

オーディン「何?…ッ!」

 

オーディンは

不死鳥の装飾部分が斬られた自身のバイザーを見て

ギーツが何を狙ってたのかを理解した。

 

ゴルトバイザーの不死鳥の翼で

隠されていたスロットから落ちたのは

斬られた【サバイブ(疾風)】のカードだった。

 

オーディン「お前…!」

 

ギーツ「敵の全てを閲覧した。

お前の弱点は既に検索済みだ!

 

_な〜んてな。ホムラが言ってたんだ。

お前が復活するときに『サバイブ』って

音声が聞こえたってな」

 

コマンドグラスに付いてるアンテナ

【コマンドアンテナ】は対象のウィークポイントや

最適な攻撃方法などを導き出す機能があり、

それによりオーディンの弱点にして

不死の力のタネを見つけていた。

 

ギーツ「サバイブのカードが3枚 揃っていると

【ライダーバトル】は無限に続き、

オーディンは倒せない存在となる。

 

これが お前を不死身にしていた力の正体だ」

 

オーディン「お前…よりにもよって疾風のカードを…

風の翼を斬ったな…!挑発のつもりか!」

 

ギーツ「お前が天羽 奏じゃないなら

別に何を斬ろうが問題無いだろ?

 

疾風のサバイブのカードだろうが、

風の翼のカードだろうが、風鳴 翼だろうがな」

 

オーディン「ふぅ…ふぅ…落ち着け、安い挑発だ。

ふぅ〜…落ち着いた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テメェは今この場で殺す!!!

 

オーディンはゴルトセイバーを両手に装備して

ハサミ状に交差させて首を斬ろうとするも

ギーツは飛行して回避した。

 

オーディン「逃げるな!」

 

〈アドベント〉

 

オーディンはゴルトフェニックスを召喚して合体。

背に翼を生やしたオーディンはギーツを追いかける。

 

〈COMMAND TWIN VICTORY〉

 

オーディン「なら、こっちも!」

 

〈ファイナルベント〉

 

ギーツとオーディン、

互いに引く様子も見せずに突進していく。

 

オーディン「散れぇぇぇ!!!」

 

ギーツ「相打ち上等!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_ってのは、ウソだ」

 

オーディンのエターナルカオスを

ギーツは横切って すり抜ける。

 

そしてUターンして

背中がガラ空きのオーディンに向けて

水色のエネルギーを足に纏わせて飛び蹴りを放つ。

 

ギーツ「ダァァァァァ!!」

 

オーディン「グォォォ…!」

 

飛び蹴りを喰らって地面に叩きつけられたが

まだ変身が解除されないオーディン。

 

しかし そんなことも計算の内と言いたげに

リボルブオンして【キャノンモード】になって

照準を合わせる。

 

〈LOCK ON〉

 

オーディン「ッ!まずい…!」

 

オーディンはコンファインベントでキャンセルか、

ガードベントでゴルトシールドを召喚して防ぐか、

どちらにせよカードを使おうとするが

ギーツがレイジングソードを投げて

オーディンの手からバイザーを離させる。

 

オーディン「しまった!」

 

ギーツ「打ち上げと行くか!」

 

〈COMMAND TWIN VICTORY〉

 

ギーツ「ダァァァァァ!!!」

 

両肩の【トロンキャノン】から

大量の水色の光弾がオーディンに放たれる。

 

ギーツ「お前の敗因は、

レイジングフォームの時点でスチールベントで

レイジングソードを奪わなかった事だ。

 

さぁ…素顔を拝ませて貰おうか」

 

煙が晴れて、フードも外れて素顔も見えた。

オーディンの正体は_

 

?「…」

 

装者達&アクエリアス「えッ…!?」

 

天羽奏ではない別の女性だった。

 

ギーツ「誰だ お前!?」

 

女性「楽しませてもらったよ。また遊ぼうね」

 

カードデッキを見せつけて それだけ言うと

女性はテレポートジェムを割って転移した。

 

 

 

 

 

〜女性〜

 

女性「運命ってのはパズルだ。

ピースを1つ入れ替えれば、真実すらも闇の中…

 

_と、まぁパラドっぽく言ってみました。

ハイこれ、次からは気をつけてよね」

 

?「…あぁ。ありがとよウォズ

 

女性ことコードネーム ウォズは

オーディンのカードデッキを持ち主の天羽 奏に返す。

 

煙が晴れる直前、ウォズは奏と入れ替わって

『自分がオーディンだと』なりすましていたのだ

 

奏「これで あの男の言葉を信じる奴は

仲間の怪人達 以外に誰もいない」

 

 

 

 

 

〜現場〜

 

ホイール「…」

 

翼「小車 輪回…確かに貴方は知栄三郎という

友人を亡くしていた。だが、調べてもらったところ

それはS.O.N.G.とは なんの関係は無かった。

死因は ただの事故死だ」

 

F.I.S.組「えッ!?」

 

翼「それに、その家族は惨殺されていた。

 

友人の母親の頭部を割った

凶器の斧には貴方の指紋が検出。

 

防犯カメラには血塗れの貴方が

友人を追いかけ回す姿が写っていた。

 

さらに、事件の数日前は口論していたという

証言もあったそうだ」

 

調「翼さん、それって…!」

 

翼「つまり この男は些細なことで喧嘩し、

復讐のために相手の家族を巻き込んだ。

 

最後には その友人を殺そうと追いかけ回したものの

相手は動揺していて道路で左右の確認もせずに

飛び出したせいで そのまま車の事故で死んだ。

といったところだろう」

 

切歌「じゃあ、友達を殺したのは…!」

 

翼「取り調べでは否定していたようだが、

真実が何なのかは もう言わなくても分かる。

 

しかし その警察署にノイズが現れ、

逃げ遅れた貴方は死亡として扱われてたようだ」

 

アクエリアス「ちょっと待って!

もし翼さんの言う通りの人なら

どうしてマリアさんを助けたりしたの?」

 

翼「その新しい装備(バックル)を手に入れるためだろう」

 

マリア「…結局、

良いように利用されてたってことね」

 

ホイール「…模造刀、1つだけ聞かせろ。

その交通事故を起こした運転手はどうなった?」

 

翼「何故そんなことを言わなければ_」

 

ホイール「答えろ」殺気

 

翼「_ッ!!…運転手が誰かは判明していない。

返り血を浴びた殺人犯を目撃したんだ、

怯えて名乗り出ないのも当然だ」

 

ホイール「…」

 

翼「何故 友人を殺そうとした自分の罪を

私達S.O.N.G.に擦り付けようとしたのかは

分からないが、一つだけ断言 出来るのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイツの言葉に真実など一つもない

 

翼は それだけ言うとマリアにも肩を貸してもらって

未だに気を失ってる緒川を運んでいく。

 

ホイール&アクエリアス「…」

 

調「…『今日のオレにウソは ない』って

言いましたよね?」

 

切歌「ホントのアナタは何処に いるデス!」

 

ホイール「…」

 

瞬間記憶能力を持つホイールは

見たもの全てを記憶し忘れることは絶対にない。

 

例え それが

目の前でダチが死んだ嫌な記憶も。

 

例え それが

大切なダチを ひき逃げしておいて

そのことを とぼける以前に忘れている犯人(運転手)の顔も。

 

ホイール「フッ…フフフッ…フハハハッ…

また、化かされたな」

 

ホイールはジェットバックルを

きりしら達に見せびらかす。

 

ホイール「少しは人を疑え。じゃなきゃ、

意外な所で足元すくわれるかもよ?」

 

それだけ言うとホイールは

アクエリアスを連れて帰っていった。

 

アクエリアス「ホントに これで良かったの?

 

緒川さんの記憶を消さなければ、

友達殺しの事件を情報操作で

アンタが犯人になるように仕立て上げたのも

白状したかも_」

 

ホイール「そんなことはない!断じてない!!」

 

 

 

 

 

〜保険室〜

 

保険室で眠っている響の顔を覗き込む人物がいた。

その人物はホムラと同じ顔をしていた。

 

?「へぇ~、この子が俺ちゃんの兄妹

立花 響ちゃんか…けど、

このままじゃあ俺ちゃん どころか

もう一人の俺ちゃん も楽しめない…

だから、もっと面白くしてあげる」

 

〈プログライズ!アーク!〉

 

?は変身すると指先から

血のような紅い何かを垂らして響の口の中に入れる。

 

?「フフッ…♪これで君は身体の中から

どんどん作り変えられていくよ_っと、

誰か来たみたいだ」

 

 

 

 

 

〜リア&クリス&未来〜

 

リア「おかしいなぁ…

オーロラカーテンの座標設定ミスったかな?」

 

クリス「おいおい!こんな事やってる間にも

先輩は命 狙われてんだぞ!!分かってんのか!?」

 

リア「分かってるって、今度こそ…!」

 

入った先には見覚えがある扉が目の前に。

上には【保険室】と書かれていた。

 

クリス「振り出しに戻ってんじゃねぇか!!!」

 

リア「ごめ〜ん」

 

未来「折角だし、響の様子を見に行こう」

 

リア「剣ちゃん命の危機なんだよね?」

 

未来「けど、

もしかしたら響の寝込みを襲おうとする人が

いるかもしれないし_」

 

リア「ッ!」

 

未来が保険室の扉を開けた瞬間、

リアはディエンドライバーを構える。

 

未来「ちょっと!?」

 

クリス「おい!何してんだよ!?」

 

リア「…ごめん。何かが いた気がして、

例えるなら悪意の塊みたいな」

 

クリス「なんだそれ?」

 





【知栄 三郎】→チエイ サブロウ→チェイサー

とある仮面ライダーパロディ多めの
コメディ刑事ドラマから使わせていただきました。

完結後に映画 風なリメイク版を書く。

  • 書く
  • 書かなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。