宇宙海賊の大いなる英雄学園史   作:バロンレモンアームズ

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2023年5月14日に出久の台詞を増やしました。


第四話ゴミ掃除と建築会社の令嬢

出久とイグニスは今海浜公園でゴミ掃除をしていた。

 

「これで漸く海岸のゴミ掃除が終わるな。それにしてもよくあそこまで放置されてたものだな。というかヒーローまでここにゴミを捨てるとはけしからんな。」

 

「あぁ、敵を倒すだけがヒーローじゃないからな。こういった奉仕活動もする大切な事を最近の奴らはそれが全く分かっていない。まぁ海賊がこんなことやるのも柄にもないって言われるかもしれないが、あと明日は確か雄英の入試試験だったな。本来俺達はジョー達と一緒に推薦の方を受ける予定だったらしいが雄英に受ける奴らを見定める為だ。だから一般の方を受けるんだったよな。」

 

「あの〜ちょっといいですか?もしかしてゴーカイジャーの方々ですか?」

 

すると後ろの方から茶髪で首にマフラーを巻いた出久達と同い年であろう少女が話しかけてきた。

 

「あぁそうだが・・・何故分かった?俺もこいつも仲間以外に顔を見せた覚えはないんだが、と言うか誰?俺はお前に初めて会うんだが」

 

「あっ私は麗日お茶子です。この前は私の両親の会社の経営を良くして下さってありがとうございます。」

 

「麗日・・・そうか。確か前にルカが柄にもなく支援した建築会社の娘か。だが礼を言うならルカ本人に言ってくれ。あいつ一人がやった事だ。俺達は関わっていない。あとなんで俺達がゴーカイジャーだと分かったのかも聞いてるんだがそれも答えてくれ。」

 

「実は前に貴方達が変身する所を見ちゃって・・・でもヒーローにも警察にもあの事言ってないので大丈夫です。あと他のゴーカイジャーの人達は何処へ?支援してくれたルカさんって人にもお礼を言いたいんですが」

 

「まじか、まさか見られてた時があったとは俺もちょっと迂闊だったか。あぁ今日ルカなら育てられた孤児院に帰って子供達と会ってるよ。

他の3人も修行なり墓参りなり実家に帰るなりしてるぞ。」

 

「そういえばあの建築会社は三重県にあるはずだ。何故こんな所にいる?明らかに旅行に来たわけじゃ無さそうだし。ご両親はどうしてるんだ?」

 

「実は雄英に通う為に上京してきたんです。お父ちゃんもお母ちゃんも一緒についてきてくれて。私前まではお金稼いでお父ちゃんとお母ちゃんを楽させる為にヒーローを目指すつもりだったけどルカさんが支援してくれたからお金を稼ぐ必要はなくなったと思ったけど私は元から人の喜ぶ顔が好きで人々を笑顔にするヒーローや孤児院の子達にお金を稼ぐルカさんの姿に憧れて改めてヒーローを目指したいなと思って」

 

「そうか・・・金の為言うのは気に食わんが両親の為にやろうとしてる気持ちそのものは立派だ。寧ろ昔の俺よりも遥かにな。俺はたった一人で無個性の俺を育ててくれた母親を死に追いやった・・・つまり殺したも同然の事をしてしまった。

そんな俺を捨てずに最後まで育ててくれた母親を俺は恩を仇で返した恩知らずだ。」

 

「さて話は変わるがお前の夢と努力を否定してるみたいだし俺もこんな事言いたくないが、お前の以前の夢の金稼いで両親を楽にさせるについてだが必ずしも稼いだ金が善良な行いから出たとは限らない。それどころか殆どヒーローの行いとは程遠い汚い事に稼がれた金の方が多い。そんな金を受け取ってもお前もお前の両親も喜ばないだろ?もしヒーローになったら場所にもよるが今言った事を嫌がおうが無理矢理やらされるかもしれないんだぞ?そんなの嫌だろ?俺はお前に俺のようになって欲しくないし嫌な思いさせたくないんだ初対面の人間に言うのも変だがまだお前は引き返せる。さぁどうする?言っておくがヒーローになる代償はかなり大きいぞ」

 

「いえ、それでもうちは貴方やルカさんみたいなヒーローになって人々を笑顔をしてみせます。そんな汚い事をする人達には絶対に屈しません!!勿論貴方の言いたい事も気持ちも分かります。けど貴方達が他のヒーロー達から悪者扱いされてまで戦っているのに指咥えてただ見てるなんてできません!!私も貴方達みたいに子供達の未来を守りたいんです」

 

出久が諭すように言うと麗日さんはそう強く二人に返した。

 

「ちっ!!そうか・・・なら俺はこれ以上何も言わない。ただこれだけは約束しろ。絶対に両親を大切にして悲しませるなよ。これを破ったら許さないしヒーローになる事も必ず辞めさせるからな。まぁ例え死に掛けても俺が強引にでもこの世に戻してやるから、あと俺とこいつはお前と同い年だ。だから敬語使わなくていいしタメ口で構わない。」

「いや一つだけ忠告をしておく。お前の行動次第で例えその気がなくとも他者を嘲笑ったり笑顔を簡単に奪ったりする事もあるから気をつけろよ。もしそんな馬鹿なことしたらお前を容赦なく叩き潰して二度とヒーローになれなくしてやる。いいな!?言っとくけど冗談じゃないからな。本気だ」

 

「え?貴方達うちと同い年だったん?確かに童顔だけど雰囲気的にてっきり年上かと思ってたのに・・・あっはい。気をつけます。」

 

「童顔は余計だよ・・・ていうかなんでエコバックなんか持ってるんだ?そういえばこの時間帯は近くのスーパーの特売やってるとか言ってたが」

 

「あっ!!お母ちゃんにお使い頼まれてたんだった!!すみません。うちはこの辺で失礼します!!早くしないと特売が終わっちゃう。」

 

麗日さんは出久にそう言われ自分の用事を思い出し走りながら去っていった。

 

「所でお前はなんて顔してんだ!!さっきから殆ど会話に入ってきていなかったが」

 

「あっイヤー。お前も変わって成長したなと思って。俺が最初会った時は子羊みたいで可愛げのあるオタクっ子だったのに、いつのまにかこんなツンデレで逞しくなってなんか感激だな。ちょっと口調が辛辣なドSっぽくなったけど」

 

「お前は俺をなんだと思ってんだ。一年も経てば色々変わるに決まってんだろうがそして俺はツンデレじゃない!!あと誰が子羊だ!!」

A組がゴーカイチェンジ展開はアリ?ナシ?

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