「結構、古い街なのね。」
「ガイドによると、資料館などがたくさんあるんだ。」
「高岡と言えば、銘菓が有名なんだよね、達仁君。」
「うん。」
「それに、ここは何処なの?。」
と、歩夢は言う。
「ここは、山町筋たよ。」
「結構、古い建物がいっぱいあるのね。」
「うん。」
山町筋は加賀前田家二代当主前田利長が高岡開町に際し、近隣の城下町から町人を招いて北陸道沿いに商人町を造ったことが始まりで、高岡は江戸期から明治期にかけ物資集散の拠点として発展し、中でも山町は商業活動の中心でありました。今日まで残る町並みは、1900年の大火の復興にあたり、防火構造である土蔵造り主屋が建てられたことによります。それらの土蔵造り主屋に混じり、本格的な洋風建築の赤レンガの銀行や洋風建築の意匠を取り入れた主屋等も建ち、特色ある歴史的景観を伝えています。山町筋の町家を見学できる施設として「高岡市土蔵造りのまち資料館(旧室崎家住宅)」がありますので、散策と一緒に見学もお楽しみください。毎年5月1日の高岡御車山祭では、山町筋の町を背景に華やかな7基の山車が巡行し、受け継がれてきた歴史と伝統をノスタルジックな町並みと一緒に存分に楽しむことができます。臨場感溢れる祭りの雰囲気をいつでも味わいたいときは、「高岡御車山会館」へ。国の重要有形・無形民俗文化財である高岡御車山の通年展示や、からくり人形やお囃子の演奏に挑戦できる体験など、お祭りをより体感することができるので人気である。
「ここね、銅板体験ができる店って。」
「そうだよ、ここが山町筋にある商業施設山町ヴァレーですよ。」
「どこにあるの?。」
と、ことりは言う。
「確か、八ノ蔵だったな。」
Orii gallery 八ノ蔵
高岡の土蔵造りの町並みに建つ"山町ヴァレー"内にあるOrii gallery 八ノ蔵は、一面に広がる青色の銅板が鮮やかな空間になっています。オリジナルクラフト商品の販売や建築建材、表札などをご覧いただけるほか、伝統着色体験も随時開催している。
「見て、私の入ろは鮮やかよ。」
「歩夢ちゃん、可愛いよ。」
「穂乃果ちゃんだって、可愛いよ。」
「穂乃果は似合うかな?。」
「これ、可愛いよ。」
そして、山町筋を歩いていくと。
と、穂乃果は一軒の店を見つけた。
「ねぇ、ちょっとここの店に寄ってかない。」
「ああ、高岡の銘菓店だな。」
「そうなの。」
「あー、知ってる。」
「ここのお菓子は、とっても人気なんだって。」
と、しずくは言った。
「そうなのか。」
「寄って見ようか。」
「そうしよう。」
達仁と穂乃果とことりと歩夢としずくは、高岡の和菓子店へ寄ることにした。
達仁と穂乃果達が来た和菓子屋は、菓匠 美都家。
高岡市にある昔ながらの和菓子店。江戸時代より知られる越中富山の丸薬「反魂丹」にちなんだ和菓子を製造・販売をする店として、昭和24年に創業した。高岡市ゆかりの歌人・大伴家持にちなんだ多彩な商品も好評。美都家では、万葉の歌人・大伴家持のゆかりの土地で、この土地で読まれた万葉集にちなんだ和菓子が人気である。中でも、「越中万葉」や「家持巻」や「万葉ロマン」の銘菓が有名である。そして、富山と言えば売薬さんにちなみ「反魂旦」と「万金旦ようかん」もあります。
「こんにちは。」
「あら、穂乃果ちゃんようこそ。」
「美也子さん。」
「穂乃果、知ってる人。」
「前にうちの店で働いていた人なんだよ。」
「そうか、穂乃果の家は和菓子屋だったな。」
「うん。」
そして、達仁と穂乃果とことりと歩夢としずくはクーポンを渡し、「越中万葉」と「反魂旦」を貰った。
「美味しい。」
「このきな粉餅、もっちりしているね。」
「ええ、これは当店で人気の「越中万葉」なんです。」
「この饅頭は、チョコレートみたいで美味しいよ。」
「本当ね。」
と、穂乃果と歩夢は美味しそうに食べていた。
そして、山町筋と和菓子を楽しんだ後は愛と侑の待つ金屋町へ向かった。
次回は、高岡の金屋町で事件が起きる。