乗り鉄探偵南 達仁 高岡雅美巡り殺意の旅   作:新庄雄太郎

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次の日、達仁と穂乃果と歩夢達は氷見線に乗って家持巡りを


第6章 万葉集巡り

高岡雅美を楽しんだ、南と高山と歩夢達は午後からは高岡駅から氷見線に乗って万葉集巡りをすることにした。

 

 

「これが氷見線ね。」

 

 

 

 

 

 

 

「そうよ。」

 

 

 

 

 

 

 

「そのあたりを走ると、男岩と女岩が見えるんだって。」

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー。」

 

 

 

 

 

 

 

「これが、氷見線の車窓スポットね。」

 

 

 

 

 

 

 

と、しずくは言った。

 

 

 

 

 

 

 

「そうさ。」

 

 

 

 

 

 

 

氷見線は、北陸本線から分岐するローカル線のひとつであり、富山湾岸を走る。高岡駅 - 能町駅間では万葉線高岡軌道線と並行し、伏木駅付近は工業地帯となっている。

 

 

 

 

 

 

 

「早速、回って見ようか。」

 

 

 

 

 

 

 

「ええ。」

 

 

 

 

 

 

 

南と歩夢達は、万葉集巡りをする為に伏木駅で下車。

 

 

 

 

 

 

 

勝興寺

 

 

 

 

 

 

 

「春の苑(その) 紅に(くれなゐ)ほふ 桃の花 下照(したで)る道に 出(い)で立つ娘子(をとめ)」

 

 

 

 

 

 

 

と、南は言った。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、それ知ってる。」

 

 

 

 

 

 

 

「彼方ちゃんと歩夢ととしずくちゃんはわかるのか。」

 

 

 

 

 

 

 

「うん、それはね乙女たちが樹下美人象の絵を見るようだと言ってるんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー。」

 

 

 

 

 

 

 

「まるで、演劇のシナリオみたいだわ。」

 

 

 

 

 

 

 

と、しずくは言った。

 

 

 

 

 

 

 

二上山

 

 

 

 

 

 

 

「玉くしげ 二上山(ふたがみやま)に 鳴く鳥の 声の恋しき 時は来(き)にけり」

 

 

 

 

 

 

 

「これはどういう意味。」

 

 

 

 

 

 

 

と、彼方は言った。

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、これわね、家持はこの山を題材にした多くの歌を詠んでいます。きっと家持が住んでいた国守館跡からは、当時は二上山がよく 見えたのでしょう。同じ名前の「二上山」がある都を恋しく思いながらこ朝夕に眺めていたのかも知れませんが、越中の 二上山の四季の美しさに感動したのでしょうか。なお守山城は、その後上杉謙信の攻撃を受けたり、越中を制圧した豊臣秀吉方の前田利長の居城となったりと、歴史を 重ね、江戸時代初期の元和元年に廃城となりました。」

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどね。」

 

 

 

 

 

 

 

雨晴海岸

 

 

 

 

 

 

 

「馬並(な)めて いざ打ち行(ゆ)かな 渋谿(しぶたに)の 清き磯廻(いそみ)に 寄する波見に。」

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、ここね。」

 

 

 

 

 

 

 

「そうだよ、ここが雨晴海岸さ。」

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、家持がここの海岸に来てたって。」

 

 

 

 

 

 

 

「これはな、馬を並べて、さぁ、出かけましょう。渋谿(しぶたに)の清い磯辺に寄せる波を見に。」

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど。」

 

 

 

 

 

 

 

「美しいは、この海は。」

 

 

 

 

 

 

 

「しずくちゃん、雨晴に来たことあるのか。」

 

 

 

 

 

 

 

「うん、前にあなたと一緒に来たことあるような気がするの。」

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど。」

 

 

 

 

 

 

 

「でも、高岡で食べた越中万葉も美味しかったわ。」

 

 

 

 

 

「そうか。」

 

 

 

 

 

「ちなみに、しずくちゃんの好きな万葉集はあるのか。」

 

 

 

 

 

「私は、これよ。」

 

 

 

 

 

春の苑(その) 紅に(くれなゐ)ほふ 桃の花 下照(したで)る道に 出(い)で立つ娘子(をとめ)  

 

 

 

 

 

「そうか、しずくも乙女心もわかるようになってきたな。」

 

 

 

 

 

「ええ。」

 

 

 

そして、万葉巡りをした後は高岡から北陸本線に乗り東京へ帰ることにした。

 

達仁と歩夢と穂乃果達は14時03分発の米原経由で特急「しらさぎ10号」に乗り、名古屋から新幹線に乗り次いで東京へ帰京した。




そして、事件の推理をする事に。
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