征竜の決闘者、ヲ級を拾う   作:バージ

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ぶっちゃけプレミ(プレイングミス、間違いのこと)しているんですが、征谷はデュエリストとしてはまだ馬の骨(ガチ)以下で征竜のことよく分かってないのでそう言うものだと思って許してください。

アンケートの結果、征竜知らない人も結構いるということだったので、主な分は解説を入れてあります。出てくるカードの説明全部入れるとすごい量になってしまうので、テンポのためにも説明は少なめにしています。
詳しいことが分からなくても雰囲気が分かればOKということでよろしく!



素征竜VS純妖精伝姫その1

 

 

「「デュエル!!」」

 

場所は浜辺。提督達からはラスボスとか言われたりヘイトを集めたりしている、茶髪ボブの妖精と向き合う。片手のデュエルディスクを前に、お互いに初手に引いた五枚の手札を確認する。

 

「私の先行ー!来て、ふかふかのお姫様!"妖精伝姫(フェアリーテイル)-ラチカ"を召喚!効果発動!」

 

クリーム色の毛並みをした小柄なケモ姫が現れる。

"妖精伝姫"はシラユキを初めとしていろんなデッキに採用されるカード群。攻撃力1850、守備力1000、光属性、星4、魔法使い族で統一されているテーマだ。

ラチカの召喚時効果で俺のライフが500回復し、相手のデッキトップ三枚を表にして一枚を選ぶ。バウンドワンド、サモンリミッター、ワンダーワンド。

なにやら恐ろしいカードが見えているが、俺はワンダーワンドを選択し、相手の手札に加える。

 

「私は永続魔法"魔術師の右手"を発動!カードを一枚伏せて、ターンエンド!」

 

"魔術師の右手"は魔法使い族がいるときにターン1で魔法カードを無効にするカード。いきなり魔法に制限をかけられたが、"魔法族の里"よりかはマシか。

 

 

ボブちゃん

手札3 ライフ4000

フィールド:妖精伝姫-ラチカ

魔法罠:魔術師の右手、伏せ1

 

---

 

デュエルの観戦者が二人、空母ヲ級・月光と皐月が横で見ている。

二人ともデュエルを見るのは初めてで、テンションが高い。

 

「あ、なんだかかわいいモンスター?が出てきた!」

「ヲ。かわいい」

 

---

 

「俺のターン、ドロー!」

 

相手が初手でソリティアして制圧してきたらどうしようもなかったが、とりあえず戦いにはなりそうか。俺の手札は…うーん、いまいち。

この紙束征竜デッキには一つ巨大な問題がある、それはエクストラデッキに清冽のエリアしか入っていないことだ。

 

征竜は炎・水・風・地のそれぞれの属性を持ったドラゴン族モンスターであり、俗にレベル7の四体を親征竜、レベル3、4の四体を子征竜と呼ぶ。そして征竜はエクシーズ召喚を軸にしたデッキである。もちろん異論は認めるが。

子征竜の効果で親征竜を召喚すると、召喚した親征竜は攻撃できないデメリットがある。エクシーズ召喚の素材にすればこのデメリットは関係ないため、そうやって展開するのが征竜の動き方なのだ。にもかかわらずエクシーズカードが一枚もない。

これでどうやって戦えばいいんだ!

親征竜の効果で自身を特殊召喚した場合は攻撃できるのだが、親征竜は相手ターンの終わりに手札に戻ってしまうのだ。だからあまり出す気になれず、思い切った動きができない。ただ幸いなことにアレキがいる。

 

「俺はアレキサンドライドラゴンを召喚!バトル!アレキでラチカを攻撃!エンシェントイリュージョン!!」

 

アレキの攻撃が通り、ラチカを破壊して150ダメージを与える。伏せカードは無反応か。魔法使い族は使うんだろうが、相手のデッキはなんだろう?まあ、俺の動きも征竜要素皆無だからなんとも言いがたいが。

 

「カードを一枚セットして、ターンエンド」

 

竜然征谷

手札4 ライフ4500

フィールド:アレキサンドライドラゴン

魔法罠:伏せ1

 

 

---

 

 

「征谷がいつも出してるヤツだ!」

「ヲ。アレキサンドライ、ドラゴン」

「でも、いつもみたいに幻を出したりはしないんだね」

「ヲ。デュエル、だから」

 

 

---

 

 

「私のターン、ドローです!…よし、永続魔法"憑依覚醒"発動!」

 

憑依覚醒は攻撃力がモンスターの属性の種類×300アップする、憑依装着テーマのサポートカード。妖精伝姫はすべて光属性なので、それだけなら300アップのままだ。

 

「気まぐれにして神出鬼没。来て、"妖精伝姫-シラユキ"!憑依覚醒の効果、攻撃力1850の魔法使い族モンスター召喚に成功したとき、一枚ドローします。永続魔法"ウィッチクラフト・スクロール"を発動」

 

妖精伝姫モンスターは憑依装着モンスターと攻撃力も種族も同じ、だから憑依装着の効果を受けられる。そしてウィッチクラフト・スクロールはターン1で魔法使い族が戦闘破壊したときに1ドローできるカードだ。

そのまま憑依覚醒の効果で攻撃力が300上昇し2150になったシラユキがアレキに飛びかかる。

 

「この時、トラップカードオープン!"マジシャンズ・サークル"」

 

初手に伏せたのはアレか。昔からあるカードで知っている人も多いだろう。

両者とも攻撃力2000以下の魔法使い族モンスターをデッキから特殊召喚できるが、もちろん俺のデッキに魔法使い族は入っていない。

 

「あわてんぼうなお姫様!来て、"妖精伝姫-シンデレラ"!」

 

バトルが終わったときにはアレキがやられ、シンデレラの2150ダイレクトをもらって、俺の残りライフは2200となっていた。4000ライフだとラチカの500回復も馬鹿にならないな。しかし相手はスクロールの効果でさらに1ドロー。アド差がどんどん開いていく。

 

「シンデレラの効果発動!手札のワンダーワンドを捨てて、デッキから"ガーディアンの力"を装備。シラユキの効果で、エンドフェイズに装備した"ガーディアンの力"を手札に戻します。ターンエンド」

 

 

ボブちゃん

手札3 ライフ3850

フィールド:妖精伝姫-シラユキ、妖精伝姫-シンデレラ

魔法罠:魔術師の右手、憑依覚醒、ウィッチクラフト・スクロール

 

竜然征谷

手札4 ライフ2200

フィールド:なし

魔法罠:伏せ1

 

 

 

~~~

 

 

 

征谷がデュエルを行っているのとは別の場所。

 

「もう見つかったか。やはり、早いな」

 

そこはどこだろうか、一切の光の届かぬ闇の中、足場も定かならぬ場所に黒い翼の男が立っていた。目の前には黒い光を放っているかのように存在感のある球体がある。

白髪の美青年、堕天使ルシフェルは左手を差し出して球体に向け、凝縮された様な闇を作り出す。しかしルシフェルは何かに気づいたようにぴくりと眉を動かすと、その手の闇を消した。

 

「そういうこともある……か。興味深い」

 

そうルシフェルがつぶやくと、先ほど作り出していた闇の代わりに、今度は正反対のものを生み出した。

 

「光栄に思うがいい、私がこれを使うことは多くない。存分に浴びるが良い、"フォトン・リード"!」

 

確かな光が現れ、周囲の闇を照らしだしていく。それを一身に浴びた黒い球体は少しずつ形を変え、一人の人に変わった。

そこには赤と桃色の和服姿で艤装を装備した少女が、眠ったままたゆたっていた。

 

 





よし!自然な流れでデュエル始まったな!みんなそう思うだろう?(強弁)

デュエルがあまり進んでいないし征竜も出てきていませんが、パート分けます。次回は早めに出します。エクストラ実質無しで分かるとおり、低速環境です。

一応確認して投稿していますが、デュエルでおかしな部分があったら教えてくれるとうれしいです。治せるとは言い切れませんが…。
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