ちょっと待って。なんで俺、Gガンダム世界にTS転生して、東方師匠と拳交えてるの!? 作:ひいちゃ
さてさて、いよいよ決勝大会がはじまりました。
好試合の連続に、会場では熱狂がおさまりません。
セシルと恋に落ちてしまい、恋か少林寺の再興かで迷っていたネオ・チャイナのサイ・サイシーでしたが……。
「俺は欲張りな男だからな! 優勝して再興をつかみ取り、セシルとの恋もつかむまで、死んだりしやしねぇよ!」
東方不敗・マスターアジアの喝で迷いを振り切り、奥義、真・流星胡蝶拳を超える技、極・流星胡蝶拳に目覚め、勝利を収めることができました。
さて、今回はどのようなファイトが見られるのでしょうか?
今回のカードは、ネオ・アメリカ代表チボデー・クロケットのガンダム・マックスリボルバー対、なんとあのオーガネ・モッチーの社長ガンダム
それではガンダムファイト、Ready Go!!
ネオ・ホンコンのスラム街のその片隅。そこに、みずぼらしい男がさまよっていた。その姿を見た者は、誰もこの男がかつては世界有数の大富豪だとは思うまい。
「おのれ……おのれ、ジャンヌ・エスプレッソ。あの娘がいなければ、わしがこんなことになることもなかったのに……!」
男の名はモッチー・オーガネ。先述の通り、世界有数の大富豪で、とある島を、以前の持ち主を暗殺して手に入れ、リゾート地にしていた男だ。だが、TS転生者ガンダムファイター、ジャンヌ・エスプレッソと、リゾート開発を阻止していたカンちゃんを共倒れさせようと陰謀を巡らせていたのが運のつき。一人と一匹の逆襲を受け、今ではこんな姿に。大金持ちから大貧民へ大転落である。
自業自得ではあるが、そんなことは当人は考えない。彼の頭の中は、自分をこんな境遇に陥れた、ジャンヌへの復讐心でいっぱいであった。
そのモッチー・オーガネの向こう側から、一人の怪しそうな中国人がやってきた。
「お前サンも、ジャンヌ・エスプレッソに恨みがあるアルか? 実は私も、彼女とチボデー・クロケットに恨みがあるアルよ。よかったら、手を貸してやってもいいアルよ?」
* * * * *
中国人のアジトで、たらふく食事をごちそうになったモッチーは一息ついた。
「ありがとう。こんなおいしいごはんを食べたのは久しぶりだ。しかし、まさかネオ・チャイナの高官のあなたが、マフィアのボスになっていたとは……リ・エイケツ氏」
「いやいや、ただの乞食からここまで這い上がるのは大変だったアルよ。ジャンヌ・エスプレッソとチボデー・クロケットがいなければ、私がネオ・チャイナ政府から切り捨てられて、あんな苦労をすることもなかったのにアル!」
そう吐き捨てて、元ネオ・チャイナ高官ことリ・エイケツは飲んでいたビールのジョッキをテーブルに叩きつけた。その衝撃で、皿は大きく揺れる。
彼が言う通り、リ・エイケツは、ネオ・ケニア担当の高官だった。その任務は、ネオ・チャイナとネオ・ケニアの密約を成功させ、ネオ・ケニアのディマリウム鉱石採掘の利権を確保すること。彼の策謀によってその任務は八割ほど達成できていた。さらに、ネオ・ケニアのコンタ・ン・ドゥールを傭兵にすることもできていたのである。この任務の成功、そして自らの栄達は目前まで迫っていたのだ。
それがあの一件で一気に崩れた。チボデーとジャンヌに陰謀を暴かれ、さらにこんな時のために傭兵にしていたコンタ・ン・ドゥールを倒され、挙句の果てには、ガンダムファイト監査委員会に、これまでの策謀で行ってきた不正を突き止められた。
彼は、ネオ・チャイナ政府が圧力をかけて、この事件をもみ消すことを期待したが、逆にネオ・チャイナ政府は彼を切り捨て、エイケツは哀れ投獄されることになってしまったのである。
その後は、語るも涙、聞くも涙の物語。色々手を尽くして脱獄し、ネオ・ホンコンに流れ着き、一人のごろつきからその才覚を活かしてそこそこの規模のマフィアのボスにまで成り上がることができたのだった。
だが、そこまでに成り上がってもなお、リ・エイケツの心には、自分を一時はごろつきの身に叩き落したジャンヌとチボデーに対する憎しみに満ちていたのである。自業自得だろうというツッコミは、彼の心には届くことはなかった。
「さて。モッチー氏は
「おぉ、本当か! それでそちらからの条件は?」
「物分かりがよくて助かるアル。こちらからの条件は、モッチー氏の緒戦にて、対戦相手のチボデー・クロケットをぶちのめすことアル。もちろん、そのためのサポートもするアルし、ネオ・ホンコンとのパイプを活かして、チボデーと対戦できるようにカードを組むアルよ」
「わかった! あなたの仇敵であるチボデー・クロケット、そしてわしのにっくき相手であるジャンヌ、二人ともぶち倒してやろうではないか!」
こうして、まさかのこの二人のコラボ……もとい結託がなされたのであった!
* * * * *
俺……ジャンヌ・エスプレッソは、ネオ・ホンコンのスラム街を歩いていた。この大会の裏で、ウォンが企てているかもしれない陰謀を探るためだ。
だが、まだ企ててはいないのか、手がかりは得られなかった。
そして、その日の調査を終えた俺が帰途についていると……?
「ん、あれは……?」
複数の黒服の男に囲まれている、一人のファイターらしき男……あれは、チボデーじゃないか?
何かただ事ではないものを感じた俺は、黒服たちに気づかれないように、そっちの方に接近していった。
* * * * *
「Hey! あんたら、どいつからの差し金だい? 俺へのサインだったら、事務所を通してくれないと困るぜ」
「問答無用!」
チボデーの軽口にこたえることなく、黒服たちは彼に襲い掛かった!
男たちは、ある者は鎖鎌で。またある者はナイフで。またある者は徒手空拳でチボデーに襲い掛かるが、やはりチボデーのほうが上手であった。
鎖鎌をはねのけ、その隙に懐に飛び込み、パンチを叩きこむ! ナイフで襲い掛かってきた男をかわし、膝蹴りをみぞおちに叩き込む。中国拳法をガードし、隙をついてパンチで吹き飛ばす!
十数人もいた男たちは、一人、また一人と数を減らし、残り数人となっていた。その一人が、物陰で銃を抜く。
「ちきしょう……。だが奴も、銃による不意打ちには……」
そうつぶやく彼は、背後から近づく少女騎士に気づくことはなかった。
* * * * *
「とりゃっ!!」
「うがぁ!!」
チボデー渾身のストレートがさく裂し、男が倒れこむ。そしてそれより遅れて、別の人が倒れる音が響く。
彼が音の方を向くと、ちょうどジャンヌが銃を持った男を倒したところだった。
「さすがですね、チボデー・クロケット。あれだけの数の敵を倒すなんて。私の助けはいらなかったかもしれませんね」
ジャンヌにそう言われて、チボデーは表情を緩めて返した。
「いや、そんなことはないさ。そいつには気づかなかったからな。本当に助かった」
「ならよかったです」
そう言われて、ジャンヌも微笑む。そこに。
「くくく……。そう微笑んでいられるのも今のうちだ」
ジャンヌに打ち倒された黒服が、そう苦しそうに言葉を紡いだ。それにチボデーがいぶかし気な視線を向ける。
「なんだと?」
「お前『たち』を襲ったのが俺たちだけだと思うか? 今頃は他の奴らが……ぐふ」
そう言い残して、黒服は血を吐いて気を失った。その言葉を聞いたチボデーの表情がたちまち変わる。
「まさか、ギャルズたちにもこいつらの仲間が!? なんてこった!」
「急ぎましょう、チボデー!」
「おう!」
そして、ネオ・アメリカのハンガーへと、二人は走っていった。
* * * * *
チボデーと俺……ジャンヌの二人がハンガーにたどり着くと、黒服の言ったとおりであった。
チボデーの乗る決勝用の新型、ガンダム・マックスリボルバーは無事だったが、コンピュータ室は荒らされ、チボデー・ギャルズの五人が倒れ伏している。
「これは……おい、しっかりしろ!」
「大丈夫です。当身で気絶させられているだけのようですね」
ギャルズの一人、ジャネットを抱き起して声をかけるチボデー。一方の俺は、キャスに駆け寄り、様子を見ていた。
そうしているうちに、ジャネットが目を覚ましたようだ。
「あ、チボデー……」
「よかった。いったいどうしたんだ!?」
「黒服が……怪しい黒服の男たちがここに侵入してきて……あっ!」
そこでジャネットは重大なことを思い出したように飛び起きた。
「おい、無理しちゃダメだ。どうしたんだよ?」
「あの男たち……あの男たちが、PWシステムのシステムディスクを奪っていったの! システムのインストール前だったから、早く取り返さないと」
「なんだって……!?」
そのジャネットの言葉を聞いた、チボデーの目が大きく見開かれる。よほど重大なことのようだ。聞いてみることにする。
「PWシステム?」
「えぇ……。マックスリボルバーのスーパーモード、『ロッキーモード』を起動させるためのシステムなの」
「マックスリボルバーの装甲をパージし、さらにジェネレーターをフル出力稼働させて、通常の数倍のパワーとスピードを発揮させるマックスリボルバーの切り札だ。あれがないと決勝はきついことになる……」
確か、原作『超級!』でのマックスリボルバーの強化モードは『減量モード』だったが、それをさらにパワーアップした感じか。そんなすごいモードを用意していたとは。いや、今はそんなことを言ってる場合ではないな。
「早く取り返しに行かなくちゃな……!」
「待って。チボデーは、マックスリボルバーの調整があるでしょ? チボデーの試合まで残り一日。取り返しに行って、調整して……では間に合わないわ」
「だが……」
苦渋の表情を浮かべるチボデーに、ジャネットが口を開く。その近くには、残りのギャルズも集まってきていた。
「私たちがディスクを取り返しに行くわ。黒服の一人に、かろうじて発信機をつけることはできたから。チボデーは調整に専念して」
「しかし、お前たちをそんな危険な目にあわせるわけには……」
うーん、ここは俺の出番のようだな。
「それでは、私も、彼女たちと一緒に行きます。そうすれば、取り返せる可能性も高くなるでしょう」
「ジャンヌ……いいのか?」
「えぇ」
ここまでかかわった以上、見過ごすわけにはいかないしな。
* * * * *
そして俺とチボデー・ギャルズがやってきたのは、スラム街のさらに片隅にある廃ビルだった。ここが、奴らのアジトらしい。
入口には二人の守衛がいたが、俺が気づかれずに忍び寄って無力化した。そんな俺を見て、ギャルズの一人、シャリーが声をかけてきた。
「さすがね。あの二人、結構強そうだったのに、いとも簡単に……」
「ありがとうございます。これでもファイターですから……」
ファイターだからって、隠密に優れてるわけでもないんだがな。俺が優れてるのは、ファイターとしての技術以上に、この体が
そして俺たちは薄暗い通路を進んでいく。そこに!
「ねぇねぇ、このボタン、なんだろう?」
バニーが壁にあるボタンに気が付いたようだ。いかにも怪しい……。
これは押してはいけないと、ボタンのまとっている空気がそう警告しているような気がするぞ。それに気が付いたのか。
「ちょっと、バニー、余計なことはしないほうが……」
「ぽちっとな」
キャスが止めることなく、バニーはそのボタンを押してしまった! すると。
ガッシャーン!!
やっぱりというべきか、突然上から鉄格子が落ちてきて、バニーとキャスの二人を閉じ込めてしまった!
なんというパターンな……。というか、どうして廃ビルにこんなものが仕掛けてあるんだよ。
「もう! だから余計なことはするな、と言ったのに!」
「ご、ごめんなさい……」
俺たちは二人の閉じ込められた檻に駆け寄るも、それとほぼ同時にジリリリリとアラームが鳴り響いた!
檻そのものはとても頑丈そうで重そうで、動かすことはできなさそうだ。
さらに悪いことに、出口のほうから男たちがやってきた! どうするべきか……。
そこで、キャスが懐から拳銃を取り出して構えた。
「ここは私たちが食い止めるわ。だから、三人は先に行って!」
「でも……」
ためらうジャネットに、キャスが続ける。
「大丈夫。そう簡単にやられはしないわ。このミッションは、ディスクを取り戻すことが大切。さぁ!」
「わ、わかったわ!」
そして俺たちは鉄格子の中から黒服たちに応戦する二人を残して先に進んだ。
* * * * *
そしてさらに進むと……。勘というべきか、足元に違和感を感じた。すぐさま警告する。
「いけない、離れて!」
「え?」
ガコンッ!!
突然、足元に落とし穴が開いた。俺はなんとか飛びのけたが、俺の隣を歩いていたジャネットがその餌食となってしまった。
すぐに駆け寄る。穴はそれほど深くはなさそうだが、簡単に這い上がれるほど浅くもないようだ。だから、どうして廃ビルにこんなものがあるんだよ。
「私のことは気にしないで! シャリーとジャンヌさんは先に進んで!」
「ジャネット……」
「大丈夫! 必ず這い上がって追いかけるから!」
あの、ジャネット、それは死亡フラグ……。それはともかく、しばらく見つめあうシャリーとジャネット。そして。
「わかったわ! 必ず、ディスクを取り戻して、チボデーに勝利を与えてみせるわ! ジャネット、かなり追いついてきてね!」
「えぇ!」
そして俺たちは、落とし穴に堕ちたジャネットを残して、さらに先に進んでいった。
* * * * *
そしてなんとか奥までたどり着いた俺とジャネットだが、そこはまさに窮地だった!
奥にあるホールには、あの男と、たくさんの黒服たちが待ち構えていたのだ。
「まさかあなたがディスク強奪の黒幕だったとは……。元ネオ・チャイナ高官!」
「その通りアルよ。よくここまで来たアルな。でも、それもこれで終わりアル。さすがにこの数、お前たちでは勝てないアルね」
「くっ……」
周囲から、銃を構える音が鳴り響く。
「私も、お前には恨みがあるアルからね。モッチーにはすまんが、ここで恨みを晴らさせてもらうアルよ」
だがその時!
「ふふふ……だが、そううまくいくかな?」
「アル!?」
その声とともに、ホールの一部が爆発し、黒服たちの一部が吹き飛ばされた。
「ななな……アル。ど、どこアルか!?」
「ここよ。この盲目の、中国の恥さらしめが!」
「!?」
声がしたほうを見ると、なんと、天井近くに張られた鉄骨の上。そこに声の主が立っていた。それは……!
「師匠!」
「東方不敗・マスターアジア……。どうして……?」
「わしも、ジャンヌと同じく、ウォンの陰謀を探っていたのでな。その過程で、まさかこのような小物の陰謀に出会うとは思わなんだぞ。そうだ。鉄格子に囚われた娘たちや、落とし穴に堕ちた娘は既に助けておいたから安心するがよい」
「ありがとうございます……師匠」
俺がそう礼を述べると、師匠はうなずくと、元高官に鋭い目を向けた。
「さて、この小物どもを叩き潰す前に……はあっ!!」
「アルッ!?」
師匠の手から布の帯が放たれると、それはたちまち高官の胸元に忍ばされていたディスクに巻き付き、するりと奪い取った! 師匠はそれを手に取ると、それをシャリーに投げ渡した。
「さぁ、これで後顧の憂いはないな。ジャンヌ、この場はわしに任せ、お嬢さんとともにチボデーとやらのところへ駆けつけるがよい」
「わかりました!」
「あ、ありがとうございます!」
そして俺は、シャリーをガードしながら、ホールを後にした。師匠が暴れまわる音を聞きながら。
* * * * *
さて、一方そのころ。チボデーとモッチー・オーガネのファイトははじまっていた!
試合の内容は電磁バリアー金網デスマッチ。リングを取り囲む、あらゆるものを防ぐバリアーに囲まれた中で行われるデスマッチだ。
そのファイトで、チボデーのガンダム・マックスリボルバーは苦戦の中にいた。
「ほらほら、どうしたどうした! アメリカンドリームを叶えた男が情けないものだなぁ!!」
「くっ……好き勝手いいやがって!」
いくら暴れても、リングの外への被害がないのをいいことに、モッチーの社長ガンダムMk-Ⅱは、全身のビームやミサイルを乱れうちしてくるのだ。ロッキーモードが発動できないマックスリボルバーはそれをかわしたり、防いだりするのが精いっぱいで、とても攻撃する余裕はない。
そうしているうちに、ミサイルの一発がマックスリボルバーの胸部に直撃! 吹き飛ばされてしまう。
「うわぁー!!」
「どうだ、思い知ったかわしの恨みを! はっはっはっ!!」
「くそぅ……」
その苦戦の様子を、汗を流しながら見つめているネオ・アメリカスタッフ一同。その彼らがいるスタッフルームに、五人の女性たちが飛び込んできた!
「ディスクを取り返してきたわ! インストールをはじめるわよ!」
* * * * *
「所詮、ガンダムファイトとは……!」
モッチーが勝利を確信して、仁王立ちして演説をぶちまけている中、チボデーはかろうじて立ち上がった。そこに通信が入る! 待ち望んでいた通信が!
『チボデー、大丈夫!?』
「おぉ、シャリー! みんな! 無事だったか!」
『えぇ! ディスクを取り返してきたわ! これからマックスリボルバーのシステムにインストールする!』
「よっしゃ、任せたぜ!」
そしてそれと同時に。
「さぁて、これでとどめだ! あの娘を倒す前の前祝いだ! ただの鉄クズとなるがいい!」
そして、全身からビームやミサイルを展開! マックスリボルバーに
「はははは! どうだファイターども! 所詮ガンダムファイターなど……」
「ガンダムファイターが……なんだって?」
「はい!?」
社長ガンダムMk-Ⅱがその声に振り向くと、そこには装甲をパージし、全身を金色に輝かせたマックスリボルバーが立っていた! PWシステムのインストール、そして、ロッキーモードの起動は間一髪間に合ったのだ。
「これが起動できたら、もうお前など敵じゃねぇ! 今まで好き勝手やって、好き勝手に俺たちファイターを侮辱した罪、償ってもらうぜ!」
「お、おのれー!!」
社長ガンダムMk-Ⅱはビームやミサイルで応戦するが、マックスリボルバーはそれを目にも留まらぬ機動でかわしつつ、モッチーに迫る!
「おーらららららっ!!」
「はうっへぶっごふぁうごっぐふっ!!」
そして、社長ガンダムMk-Ⅱの目前まで迫ると、これまた目にもとまらぬ速さで、パンチを繰り出す。フック、ジャブ、アッパー、そしてストレート。無数のありとあらゆるパンチが、社長ガンダムMk-Ⅱに襲い掛かる!
そして社長ガンダムMk-Ⅱは吹き飛ばされ、電磁ロープに叩きつけられた! それに迫るマックスリボルバーはさらにその金色のオーラを増していた! それがチボデーの怒りを如実に表していた。
「さぁ、とどめだ……覚悟はいいか?」
「ひ、ひぃぃぃ、許してくれええぇぇぇ!」
そのモッチーは命乞いをするが、それで許してくれるようなチボデーではない。
「地獄の悪魔に頼むんだなああああ!!」
そして、社長ガンダムMk-Ⅱに猛突進!
「必殺! 豪熱、マシンガンパアアアアンチッッッ!!」
チボデーの豪熱・マシンガンパンチが炸裂!! 先ほどの連打をも超えるパンチが社長ガンダムMk-Ⅱを破壊していく。
「フィニイイイィィィィッシュッッ!!」
そしてとどめのアッパーで、社長ガンダムMk-Ⅱは中のモッチーごと高く打ち上げられた! そして、天井の電磁バリアーに激突! スパークが機体を駆け巡り、哀れ、社長ガンダムMk-Ⅱはモッチーごと大爆発、砕け散って果てたのだった。
* * * * *
ファイトの後。
「世話になったな、ジャンヌ・エスプレッソ。敵同士の立場であるアンタに助けられるとは複雑な気分だが」
俺は、チボデーからそう礼を言われていた。なんかこそばゆいな。
「いえ、いいんですよ。それに、ギャルズの皆さんを助けてくれたのは師匠ですし。何より、地球を想う気持ちそのものは私たちもあなたたちも同じです」
「そうだな。でも言わせてくれ。本当にありがとう。この借りは必ず返させてもらうぜ」
「はい、その時はよろしくお願いします」
そうして今回の一件は一件落着したのだった。しかし、まさかあのネオ・チャイナの高官とモッチーが裏で手を組んでいたとは。まぁでも、高官は再び獄中の人となったし、モッチーはあの大爆発で果てた。もうこんなことはないだろう。
そのことに、ささやかな安堵を感じつつ、俺はネオ・アメリカのハンガーを後にしたのだった。
ファンアート、そして、『テテテUC』を書いてくださる方、募集中です!
* 次回予告 *
皆さんお待ちかねぇ!
次なるファイトは、ウォンによって仕組まれた、新生デビルガンダム四天王の、チコ・ロドリゲスとカンちゃんのファイトでした。ですが、それを受け入れてしまうのはファイターのサガというものなのでしょうか。
そしてはじまるファイト。果たして勝利をつかむのはどちらなのでしょう? そしてそこに現れた乱入者とは!?
次回、『ちょっと待って。なんで俺、Gガンダム世界にTS転生して、東方師匠と拳交えてるの!?』
第22話『四天王激突! ヘルトライデント対ダークホッパー!!』
にReady Go!!
それではみなさん。7/7 12:00にまたお会いいたしましょう!