Muse Dash キャラ個別シナリオ 作:ろくしたん
《シーン1》
いっしょに世界譜を修復する仲間として
もっとリンのことを知っておこう
そう思って、リンがベースを弾いている
バンドのライブに来たのだけれど…
[リン]
クソ、一体どうなってるんだ?
>リン、どうしたの?
[リン]
あ、オマエ! どうしてここに?
>ライブを見に来たんだ
>差し入れを持ってきた
>ライブを見に来たんだ
[リン]
まだライブの数時間前だぞ
早くアタシに会いたくて? な、なに言ってんだよ
>差し入れを持ってきた
[リン]
お、コレ、アタシの好物じゃん!
え、前に言ったのを覚えてた? ふ、ふーん…
[リン]
って、そんなコト話してる場合じゃねえ
バンドのメンバーが全然来ないんだよ。
[リン]
今日は早めにリハを始めるつもりだったのに
こんなコト、初めてだ
たしかに、楽屋にはリンしかいない
〈スマホの通知音〉
[リン]
ったく、やっと連絡がきた
なになに… って、ええ!?
>何かあった?
[リン]
「もうバンド辞める」って…
ボーカルもギターもドラムも、同じコトを!
>また世界譜が書き換えられたのかもしれない
>音楽性の違い、か…
>また世界譜が書き換えられたのかもしれない
[リン]
あのミラーコードってやつが悪さしてるのか?
アタシのバンドまで…クソ
>音楽性の違い、か…
[リン]
ウソだろ、あんなにノッてたのに!
あ、アタシのせいなのかな…?
[リン]
いやいや、いくらなんでもおかしいだろ!
あの、ミラーコードってやつのせいじゃないのか?
〈ドアを開ける音〉
[リン]
そうとなりゃ、早く助けに行くぞ!
今からなら、ライブにも間に合うはずだ!
《課題曲》
《シーン2》
ギタリストは、公園でギターを弾いていた
すごいテクニックで、人だかりができている
[リン]
そのギター、弾く場所を間違ってるんじゃないか?
今日はライブの日だろう?
[ギタリスト]
バンドは辞めるよ…
私はフォークソングでソロデビューを目指すんだ
[リン]
ふぉ、フォークソング?
オマエ、ゴリゴリのロック好きだったろ
[リン]
あの情熱が嘘だったとは思えない
そもそも、フォークソングなんて聞いたことあるのか?
[ギタリスト]
いや、一度もないけど…
なぜだかフォークをやるしかないって気がするんだ
[リン]
よーし、わかった。一発ぶん殴ってやる!
そしたら目も覚めるだろう
[ギタリスト]
リン…そのすぐに手が出るクセは
治したほうがいいと思うよ
>…それはたしかに
>暴力反対!
[リン]
お、オマエまでアタシを裏切るのか!?
>殴るかどうかは、ミラーコードを倒してから考えよう
[リン]
あ、そうだったな
よし、覚悟しろよ!
《課題曲》
ギタリストは不思議そうな顔をしている
[ギタリスト]
うーん、どうしてこんなコトやろうと思ったんだろう?
ごめんよ、リン
[リン]
ライブに間に合うなら構わないさ
これからもよろしく頼むぜ
[ギタリスト]
ありがとう。
それと…ふーん、なるほどね
ギタリストはこちらを見て頷いている
[リン]
どうしたんだ?
[ギタリスト]
いや、何でもないよ
先に行ってるね
ギタリストは去っていった…
[リン]
なんだったんだ?
…まあいい、次に行くぞ!
《シーン3》
ドラマーの家にやって来たけれど…
部屋に閉じこもって、姿を見せてくれない
〈ドアを叩く音〉
[リン]
おーい、開けろって!ライブに行くぞ!
[ドラマー]
リン…?
ごめんね、私、もうバンドは辞めるの
[ドラマー]
私みたいなヘタクソがいたら、迷惑がかかるから
ドラマーは代わりを捜して…
[リン]
オマエの代わりなんているはずないだろ!
いいから中に入れてくれって
[ドラマー]
…………
[リン]
あーっ!もう、メンドくせぇ!
今からこのドアぶっ壊すから、離れてろ!
>リン!?
[リン]
ジャマするな!
一発ぶん殴ってやれば、目を覚ますはずだ!
>エルフが反応してる
>世界譜を修復すれば、きっと考えが変わるはず
[リン]
それがどうした――あ、そうだったな
よーし、ドアの代わりに、ミラーコードをぶっ壊してやる!
《課題曲》
[ドラマー]
あれ… 私、どうして?
ごめんね、リン、なんだか弱気になっちゃって…
[リン]
詫びは演奏で返してくれればいい
ライブハウスに行っててくれるか?
[ドラマー]
わかった。それとその…
ドラマーは何か言いたそうにこちらを見つめている
[リン]
ソイツがどうかしたか?
[ドラマー]
あ、ううん!何でもない!
先に準備を始めてるね!
ドラマーは去っていった…
[リン]
さっきといい、なんだったんだ?
>手が出るクセはどうかと思うけど…
>リンの優しいところは長所だと思う
[リン]
きゅ、急になんだよ?
ホメても何にもねえぞ?まったく…
《シーン4》
やっとボーカルが見つかったけれど…
なんだか、様子がおかしいような?
[リン]
もう2人ともライブハウスに向かってる
オマエがいなきゃ、ライブにならない
[ボーカル]
うぅ… リンのコトは信じてたのに
この、裏切りモノ――!
[リン]
裏切りモノ…?
な、何言ってるんだよ?
[リン]
バンド辞めるって言いだしたのは、そっちじゃないか
アタシが何を裏切ったっていうんだ?
[ボーカル]
よくそんなコトを言えるね
そんな堂々と連れ歩いておいて…!
そう言って、ボーカルはこちらを指さした
>自分…?
[リン]
コイツがどうかしたのか?
[ボーカル]
まえにリン言ったよね!
「今はロックが恋人だ」って
[ボーカル]
なのに、なのに…
自分だけちゃっかり恋人を作るなんて――!
[リン]
はあああああああ!?
ば、コイツはそんなんじゃないって!
[ボーカル]
ふーん、そんなデタラメ言ってもムダだよ!
もうメンバーみんな知ってるんだから!
ボーカルがスマホの画面を見せてきた…
自分とリンが路地で抱き合っている写真だ!
[リン]
あ、あの時の…!
いやいやこれは、ちょっと事情があってさ
[ボーカル]
2人きりで薄暗い路地に入る事情なんて、
一つしかないじゃない!
[リン]
ダメだ、らちが明かねえ…
早いとこ、ミラーコードをぶっ倒そうぜ
>うーん、これは…
>ミラーコードのせいなのかどうか
[リン]
エルフが反応してんだろ!?
いいから、早く!
《課題曲》
ボーカルは冷静になってくれたようだ
[リン]
な、わかってくれたか?
コイツは単なるバイトの同僚なんだよ
[ボーカル]
取り乱しちゃってごめんね
「恋人を作らない」なんて約束、してなかったもんね
[リン]
うん…うん?
[ボーカル]
私もすぐに良い人見つけるから、
そしたらダブルデートしようね!
[リン]
お、おい、そうじゃなくて…
[ボーカル]
まずは今日のライブ、絶対成功させよう!
〈駆け足の音〉
ボーカルは走っていってしまった…
[リン]
…とにかく、メンバーが戻ってくれてよかった
オマエも、その、ありがとな
>リンのためなら当然かな
>ダブルデート、どこにいく?
>リンのためなら当然かな
[リン]
へへっ、おかげで助かったよ
よし、急いでライブに行かなくちゃな!
>ダブルデート、どこにいく?
〈叩く音〉
[リン]
…ライブ、聴いてけよ
肩を叩かれた…とても痛い
やっぱりすぐ手が出るのはどうかと思う…
〈暗転〉
なんとか時間どおりにライブを始められた
ついつい首を振ってしまうようなロックンロール!
観客も大盛り上がりで、ライブは大成功だった
それに今日一日で、リンのことを知れた気がする
メンバーの自分を見る目は気になったけれど…
そのうち、誤解も解けるよね!
END