お互いの事情を説明するために、ゆいの家に来た僕。先ずはゆいとマリーさんの話を聞き……
「レシピッピに……ブンドル団…伝説の戦士プリキュアね……」
「いきなり全部分かろうとしなくてもいいわ。なゆからしてみれば現実的じゃないだろうし」
「いや、あんな特殊な体験したんだから、理解くらいはするよ……にしてもそのレシピッピが奪われると味が変わるって……」
下手すれば全ての料理が美味しく感じなくなって、人類滅亡しないか?
「それを守るためにクッキンダムから私が派遣されたのよ。それでゆいとも出会ったの」
「うん!そうなんだ~」
「なるほどな……」
ある程度は理解できた。にしても巻き込まれたとは、一緒に行動した方がいいのかな?こっちの目的も……手掛りがないからゆいたちの手伝いをした方がいいな
「それでなゆ。貴方は勇者って名乗ったけど……」
「うーん、何て言うか……」
『なゆは記憶がないですから、詳しい話は出来ませんよ』
するとシンが突然現れ、ゆいやマリーさんが驚いていた。
「この子、エナジー妖精?」
「いえ、違うわ……一体何なのかしら?」
『私はシン。なゆがいた世界の神です』
「「へー」」
うん、二人の反応も仕方ないよな。いきなり神ですって名乗ってきても容易に信じられないし……
「詳しいことはこいつに聞いた方が早いと思うよ」
『そうですね……まず勇者と言うのはなゆがいた世界で、特殊な役目を持った人の事を言います。なゆは私が……と言うより探し物の一つがなゆに宿った結果そうなったとしかいえません』
「なるほど……でも特殊な役目をって何かしら?」
『人類の敵と戦う役目です。今はそうとしかいえません』
「んープリキュアみたいなもの?」
『似て非なるものですね……特に勇者は……まぁこの事はまだいいですね』
「詳しいことは僕の記憶が戻ってからか?」
『そうですね。徐々に教えます』
シンは変に隠していると言うか……一気に話したら、僕の頭がパンクするのではないかと心配してるのか?
「それでシン。こっちの目的は手掛りがない以上、ゆいたちに協力していいか?」
『はい、それは任せます。もしかしたら協力しているうちに見つかると思いますよ』
神様の言うことを信用するべきだよな……まぁこっちで暮らすのはいいけど、問題は……住む場所だよな……どうしよう?
「どうかしたの?」
「いや、住む場所の事を考えてた」
「あぁ、それなら……マリちゃん」
「そうね。お互いに連絡が着きやすいように私と一緒に住んだ方がいいわね」
「いいのか?」
「えぇ、困ったときは助け合わないとね」
因みにマリーさんが住んでるところは、ゆいのお隣さんのゲストハウスらしい。まぁこれ、いきなりゆいが家に泊まってと言い出さなくて良かった……年が近いからって年頃の子がいるとな……
「それじゃ今日はお互いに疲れてるから早めに寝ましょう」
「はい」
ゆいの家で夕食をご馳走になり、今日は休むことになった。と言うかマリーさん、めっちゃくちゃいい人で良かった……
夢を見ていた。戦いの日々が終わったのに……みんな、何処かなくしている。それでも強く生きようとしているけど…………もう取り戻せない……
短めでしたが、次回は本編三話になります